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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2004年09月03日(金)君はそのままでいい。

お久しぶりです。さあやです。

気づけば8月も終わり。もう9月。
そして8月のあたしの日記は。見事にありません(涙)。
書こうかなと思ってみても。どうしても途中で疲れてきて。
あーもういいやーってなってました(苦笑)。

でもこれからは。少しずつでもいいから書きたいな、と。
だから前みたいな日記とはちょっと違う感じになるかもしれません。
それでも。書きたいことを書きたいように書くだけなんやけどね。
今までより。読まれることを意識しないようにしてみようかな、と。

まぁそんな感じで。とりあえずは書いたものの載せてなかった日記を公開。
8月。そうるに会って久しぶりにいろいろしゃべった日のこと。

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ようやく。そうるに会った。
こんな言い方はおかしいかもしれんけど。
あたしにとっては。ほんまに「ようやく」って感じやった。

久しぶりにバイクで待ち合わせた。
最近買った薄い色のジーンズに。白いTシャツを合わせて。
夏らしく涼しい格好をしたあたしの前に。
偶然にもそうるは。薄い色のジーンズを履いて現れた。
違ってたのは。あたしが白のTシャツを着てたのに対してそうるが黒を着てたこと。
そしてあたしの足元がヒールのサンダルで。そうるの足元がビルケンやったこと。

「なー。ちょっとペアルックみたいじゃない?」
「えー。なんでやねん。ありえへん。」

じゃれついて甘えたあたしを。そうるは一蹴してから笑った。
あたしはへこんだフリをしながら。そうるの健在な憎まれ口が愛しかった。

あたしとそうるは。やっぱりこんな感じが心地いい。


そうるの愛車を見るのも久しぶりで。不思議な感じやった。
おかえりーって感じで。熱いその車体にくっついたりした。
傍目に見たら。あたしは相当おかしいコやったかもしれん。
でも。なんかそうせずにはおれんかったし。そうしたら安心した。

あたしがバイクにくっついて。あっちこっちいじりまわしてる間。
そうるはバイクにもたれて。何気なく地図を見てた。
それはあたしとそうるが出かける前の。いつもの光景やった。
最近はあんまりなかったけど。馴染みある光景やった。

失ってた感覚が戻ってきて。嬉しかった。
うまく言えんけど。あたしがあたしに戻るような感じがした。
何かが足りない。何かが違う。そんなふうに満たされなかったあたしを。
目の前のそうるが全部埋めてくれたような感じやった。


しばらく会えんかった間のことを。たくさん話した。
疲れたとか。めんどくさいとか。極力思わんようにして。
言葉をたくさん使って。気持ちを伝えようとした。

分かってあげたいし。分かりたい。
そう思う気持ちを。何より大切にしたいと思ったから。
すれ違ってる気がすることも。それが不安なことも。
変わらず好きなことも。でも変わった気がすることも。
ぐちゃぐちゃになったけど。全部話した。

こーゆう話になると。そうるはいつも黙る。
黙って自分の考えを整理して。最後に話してくれる。
それが分かってたから。あたしも最初は一方的に話して。
全部言い終わってから。そうるの言葉を待った。

そうるは。聞き逃すぐらいの声で。ぼそっと言った。
「・・・てゆーかあんた考えすぎ。」

あたしは目が点になってたと思う。
だって。そんなこと言われるなんて思ってないし。
「そっか。そんなん考えてたんや。」とか。
「ごめんな。気づけんくて。」とか。
せめてなんかあるやろって言いたくなるくらいやったけど。
そのひと言だけ発して。そうるは口元を緩めた。

その余裕の笑みに。さすがにちょっとむかついて。
「なにが考えすぎやねん。だって考えてまうんやから仕方ないやん。」って。
ちょっとケンカ越しに言ったら。そうるはやっぱり余裕の笑みで言った。

「そんなにチカラ入れて向き合わんでもええやん。」

それを聞いて。あたしはふと気づく。
がんばって伝えようとかしてるあたしの前で。
そうるはほんまにチカラが抜けてて。自然体やった。
別に改まってあたしの話を聞いてるふうでもなくて。
ほんまにリラックスして。穏やかやった。

黙りこんだあたしに向かって。そうるは言った。


今ってお互いしんどい環境におるけどさ。
そんな時やからこそお互いのことで疲れたくないやん。
うちもそうやし。あんたもそうやろ。

もっとありのままでええやん。我慢せんでええやん。
言いたいことは言えばええやん。
したいことがあるならそれも言えばええやん。
もっと言うなら。しゃべりたくないときはしゃべらんでもええやん。
向き合うのがしんどいときは。ちょっと距離とってもええやん。
別にそれで終わるわけじゃないんやし。臨機応変でええやん。

あんたはいっつもそうやねん。
正解はなんやろうって考えすぎやねん。
どうあるべきとか。どうするべきとか。
理想論を追い求めすぎやねん。
もっとラクでええやん。もっと自分流でええやん。


なんか聞いてるうちに。つくづくそうるがうらやましくなった。
いつだってそうるは。こんなふうに考えられる。
あたしとは違って。考え方が柔らかくてしなやかで。
そして自由で。でも強くて。ほんまにうらやましく思えた。

なんでそんなにありのままでいられるんやろう。
あたしは。愛されたくて。失いたくなくて。
どうしたらいいんやろう、どうするべきやろう、って。
いつもいつもカタチを描いてそれに近づこうとしてる。
でもそうるは。何も描かないままに。自由にカタチを作れる。

たぶんそうるは。いい意味であたしに執着してへんのやと思う。
あたし以上に。絆とかそーゆうものを無意識のうちに信じてるんやと思う。
さりげなくて。チカラが抜けてて。自然体で。ありのままで。
それでいて愛されるんやから。ほんまにうらやましい。


ねぇそうる。あたしがグルグルと考えをめぐらせてた間も。
あんたはあまりにもあんたのままで。ほんま呆れて笑えるほどやった。
あんたの環境。あたしの環境。あたしの気持ち。いろんなものが変わったのに。
あんたの気持ちだけは。すべてをどこ吹く風って感じで見てるようやった。
またやられた。またこうなった。そう思ったらちょっと悔しかった。

たぶんあたしは。何度も同じことをやらかすと思う。
あんたが普遍的やって分かっていても。その時は忘れてて。
1人で考えて。悩んで。沈んで。どうしようもなくなるんやと思う。

そのあげく。一大決心してあんたに打ち明けて。
そしてきっとまた凝りもせずに笑い飛ばされる。
そのたびに。またか。あぁまたか。そうやって悔しがる。

なんか負けてるなぁ。やっぱりそう思うけど。
でもそんな繰り返しが見えてるのも悪くない。
勝手にあがいてるのはあほみたいやけど。もうこの際あほでもいい。

そうる。あんたがそのままでいてくれるならそれでいい。





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