きままくらし

2004年10月29日(金) おだやかに過ごせし日は・・

風はどんどん冷たくなっていくようだ・・
が 風が好きな私はいまでも日中は窓を開け放つ
(ただ 排煙のためだけだったりするが・・)
空気がよどむのだけが嫌なのでこうしている
夫の部屋は朝 朝刊をもっていくと空気がこもっている
彼はほこりが嫌いなくせによどんだ空気は平気なのだろうか
と毎朝思う

2階のわたしの部屋と階下の夫の東南の角の部屋は距離があるので
とても快適だ!
これはこの家に越してきたとき 普通なら私のふた部屋は
主寝室と納戸になるはずだった・・・
でも夫は日当たりのいい階下のへやを自室に決めていたので
この二つは私が自由に使っている・・・

人と一緒に寝るのはもう旅行以外では嫌だな〜と
思う、、一人暮らしが長かったせいもあるけれど
共有のスペース以外はひとりで好きにしたいと思う
幸い すごく小さなうちに住んでいたときも一部屋は
確保し続けていたので 以前も今も かわらず一人でいられる

でも、はたしてどうなのか・・・
いまさら たったひとりでどこか別の地番に住めといわれたら
きっと躊躇するだろう・・でも案外 きまま度は増すかもしれない
とも思う 『ひとりきてひとりさるのみちなれば・・・』
という言葉は 祖父が鐘楼堂に掲げていた文の一節
出典はどこだかわからないが、、この言葉は こころにしみている

ひとりで去ることができず 集って死ぬことは
私にはとうてい理解の域を超える、、というか ひとりで死ぬことも
できない輩はどこでも生きていけないだろうから さっさと
身罷るがよし、、

どうしてこんなことを思ったかというと今日観た「グッドナイトムーン」
という映画のガンで末期近い母親がクリスマスの朝に二人の子供たちと
わかれの言葉を交わすシーンを観たから・・・
あたたかい母の言葉と別れるのはいやという子供たち・・
だが淡々と現実を受け入れる子供の姿に
悲しみ以上に力強さも感じたのが救いだった

うすごおりふむかのようなせつなのひび 
えそらごとのひとのせい
でも いいとおもう おだやかにすごせしひ








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