自立日記
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2002年10月20日(日) YUKIが教えてくれたこと

拉致被害者の人は、毎日泣いていたそうだ。
でもあるとき吹っ切れて、自分の生きる道はここしかないと
朝鮮語の勉強をはじめたという。

世の中にこれだけ理不尽なことがあるだろうか。
毎日泣くということが、どれだけ辛かったのか伝わってくる。
どれだけの悲しみが襲ったのだろう。想像もつかない。

それを乗り越えて、朝鮮で同じ日本人の人と結婚し、幸せだったという。強い。
俺なら、嘆いて、終わりだろう。
運命を呪うだけで終わるだろう。
それではいけないのだ。

N子はよく言っていた。
自分がどれだけ幸せだとわかってるの?
もっと不幸な人はいるんだよ。
五体不満足な人もいるんだよ。
前を向いていかなきゃ!

そういう、下を見て自分を慰めるような考え方はよくないけど。
その前に、理不尽の元凶のあなたに言われたくないけど。

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YUKIって一昨年結婚してたんだね。
知らなかった。ショック…
人妻かぁ〜〜ぁ。

俺が昨日気付いたことは、YUKIちゃんが教えてくれたと思う。

俺は今まで、アーティストや芸能人に執心になったことはなくて。
中学生の時、友達とかがファンだったりしたけど。
俺はリアルな隣人でない芸能人を好きになることは、空しいと思ってた。
今でもその気持ちは変わらない。

でも、俺は出会った女の子に、自分の理想を当てはめただけで、
人間として見ていなかった。
でもYUKIちゃんは違う。
偶像だけど、生きてる。普通の子より露出してるせいでか、
人となりを知ることができる。
それで、わかった。どんな人か知ることって大事で、
それをしないということは、相手を尊重していないことと同じで、
つまり誰でもいいってことになるんだ。

俺が空しいと感じていた、芸能人を好きになることの方が、
よっぽど健全的だと思った。
目の前にいる人なのに、見えていない。俺の頭がおかしいんだ。
人間は、見た目は、好きなタイプを選べばいいけど、
中身は、あるがままに、受け止めなくちゃいけないんだ。

Hチャンに似ていたから、YUKIを好きになったんだけど、
Hチャン自身もJAMを好きなんだよね。仕事中にイヤホンで聴いてきたもん。
俺はそれを貸してもらって、聴いていたりして。
HチャンもYUKIもよく似てる。
わがままで、理想が高くて、自分を貫き続ける。
YUKIは憧れの人と結婚しちゃった。
でもHチャンが、俺の押しに流されて、少しでも俺に傾いていたってことは、
弱かったのかな。

Hチャンは、俳優とか演劇とかアーティストが好きだった。
少しでもその気持ちに近づけるかな…
ライブに行ったりしてみたいなと、思うようになってきた。


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