2006年08月05日(土) |
行政に求められる視点 |
幾つかの視察を兼ねて会派として旭川市にある旭山動物園に行ってきました。
既にご承知の方も多いと思いますが、日本最北端にある動物園であり、近年では様々な取り組みにより、上野動物園や東山動物園よりも夏季の入場者数が多く注目を浴びています。年間入場者数は、数年前の3・4倍の200万人を超えているとか。旭川市の人口が約35万人ですので、その多さが際立ちます。
「なぜ来場者が増えたのか?」
とかく行政が行うこの手の事業は、採算は無論のことですが、上手くいかない事例が多いです。旭山も同様の事態が懸念されていた時期があったとのがこと。
しかし、そこから当時としては斬新な取り組みを行い、入場者数が飛躍的に増え、報道等の相乗効果も伴い全国有数の人気動物園へとなったのです。
正直、動物の種類や数・敷地等は相模原近隣にある多摩動物園やズーラシァの方が充実していると思います。
斬新な取り組みとは・・・動物が主体となる動物園だそうです。動物には様々な特性や習性があり、それらを有効的に活用する・・・と感じました。職員の説明(パイクパフォーマンス?)も楽しく新鮮でした。
つまり、「限られた予算内で、ちょっとしたアイデアと少しの配慮の違いでは」と感じたのです。それが結果として大きな違いにつながる・・・。
「すべての行政施策に通じることでは」と思った次第です。

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