散歩主義

2002年09月05日(木) ‘Chaをどう訳すか。

ROMEという歌手がいます。
「ローマ」でも「ロメ」でもなく「ローム」といいます。
若手R&Bシンガーの一人。デトロイト出身。シカゴやデトロイトといったノーザン・ソウルもいいです。好きですね。

この人はあくまで伝統的なR&Bスタイルにこだわっていて、じっくり歌い上げるバラードが得意。自分でも曲を創ります。
今年に入って2枚目がでていると思うけど1枚目をしつこいぐらい聞きつづけています。

男と女の歌。スロウでだんだん熱を帯びてやがてシャウトにいたるコテコテのR&B。都市のダウンタウンのロマンティシズムのようなものを感じます。
ブッ飛んでいないぶんリアルでなまめかしいです。夜の匂いも。

その1枚目にThat‘s the way I feel about ‘chaという曲をやっています。はっきりいってこの曲をやっているから買ったんです。
これが若かりしころのボビー・ウォマックを代表する曲だから。
この曲はいろんな人にカヴァーされていて、代表的なところではOV.ライトがいます。ウォマック本人やOVの火の出るような凄さはないものの
この曲になるとかぜんテンションが上がり、なかなかのシャウトを聞かせてくれるんです。
「この曲をやるんだから・・・」という信頼感のようなものが生まれて、じっと注目しつづけています。

英語のThat‘s the wayという言い方は常套句のようなもので、「こんなふう」とか関西弁だと「こんなん」見たいなニュアンスだと思うんです。
問題はI feel about ‘Chaをどう訳すか。
歌全体は愛をためらう彼女への求愛の歌です。ウォマック独特の言葉の多いもってまわった言い方で。
ずばり言えば「俺を信じてくれ」という歌なんです。だけど延々とリフレインされる「ザッツザウェイ あ フィールバウちゃ」といフレーズが気になってしょうがないんです。

Chaをなんの略と見るかなんですが、chapterかchantじゃないかなと思っています。
CDの歌詞の対訳では飛ばしてあるという・・・・。うむむ。

Chaというのはロックの歌詞にもよく登場する言葉です。ソウルにも当然多いですね。語感だけのものかもと思い今では
「俺はこうおもうんや!!」「これが俺なんや」みたいに意訳しています。

秋へ、ノーザンソウルの似合う季節がもう少しできますね。


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