散歩主義

2003年07月01日(火) 時評を読みながら

京都新聞の文学関連のコラムはけっこうまじめに読んでます。新刊が膨大に出るし、いわゆる文藝雑誌はまったく買わないから、余計にそうなのかもしれない。
あ、こういう本が出ているのか、とか面白い指摘だな、とか。そういう程度ですが。
石川忠司さんと川本三郎さんの記事かな。あと、無署名の記者によるコラム「座標軸」。これは結構シビアな話がのります。

たとえば今年の直木賞の選考がいやな余韻を残した事とか。それはけっこう深刻で、この賞の意義すら低下させかねないほどだったといいます。
ゴシップに止まらない「事件」ではあったようですが。
実に『後向き』。

前向きな、創作に関する話の方が面白いのはまちがいないです。
先週だったかな、石川さんの面白い指摘があって、「文学」として「ひきこもり」と「全共闘」の、それぞれ世代を引き受け、時代を引きつけた論考の著作は出るけれど、それだけじゃないだろう、と。
「ひきこもり」「全共闘」のあいだに「つっぱり」ってのがあっただろう、と。これを書く人はいないのかね。という指摘でした。
大上段に振りかぶるよりも、「日常をもっと書いてもいいんじゃないか」ということ。そういや、ないですね。

音楽でいうと「はつぴいえんど」から「キャロル」への移行したころ。
この二つのバンドが、似た質を持ってるって書いたら、みんなたまげるかな。
「はつぴい」が解散しなくてバンドを続けていたら、一度はロックンロールへ振っていたとぼくは想像してました。「ラジカル」という文脈で。どんなにおしゃれになっても「大衆」から離れないスタンスがあったから。

それぐらい「キャロル」の登場は斬新でセンセーショナルだった。「誰もやらなかったところをやる」という点でも「はっぴい」と重なる…。

まぁ、それはそれぐらいにして。文学、ですね。
で、現代詩手帖をやっと読み出したぐらいなんだけど、文芸誌として「新潮」を読んで見ようと思ってます。
小川洋子さんの新作を読みたいと思ったので。タイトルが「博士の愛した数式」。
三島由紀夫賞を受賞した舞城王太郎さんの話題もよくでますね。「阿修羅ガール」。未読ですが「荒削りの文体が特徴」とか。ふーーーーーむ。

何を読んでいるかというと江國さんの本です。まだまだ続きます。
その次は小池真理子さんの「短篇」が待っているという…。
そういえば小池さんの直木賞は満票だったのでした。「恋」という作品。

短篇の次かな。
あ!詩を書かねばいけませんね。
ではでは。



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