散歩主義

2003年07月15日(火) It‘s Danger

野球は日米ともにオール・スター。今日は日本のほう。見ていて感じたのは内野守備。全然違うね。公式戦でこんなバックだったら、しまったいい試合になるだろうな。ことごとくヒットをとっちゃうから。アメリカはアメリカンリーグの三人衆、イチロー、シギー、ヒデキの三人が公式練習でほんとに晴れ晴れとしたすてきな笑顔を見せて談笑していた。こんな笑顔、日本で見た事がない。
ここが世界一の舞台だから、だろうな。

ところでツール・ド・フランス。今日はアルプスの最終日。とうとう事故が起きた。ぎりぎりのところで走ってはいるけれど、ダウンヒルの時速80キロはでていたかな。総合一位のアームストロングと二位のペロキが二人で下っていたんだ。ベロキのバイクの前輪が一瞬ロックしたかと思うと後輪がドリフトし、瞬間にホイールは飴の様に曲がり自転車のチューブも折れ、ベロキはアスファルトに叩きつけられていた。ぎりぎりまで軽量化をしているけれど強度と低い重心で走行安定性を確保している、台湾が世界に誇るGIANTのスペシャル・バイクが粉々になった。その時、後ろのアームストロングはベロキを避けてそのまま山の斜面の草地をまっすぐ走行。まるでマウンインバイクのようだった。そしてつづらおりの道だから、バイパスのように走った形に。草ばかりのアルプスだから彼は助かった。

ベロキの所属はスペインのオンセ。あらゆる意味で大本命の帝王アームストロング擁するUSポスタルのライバル。ベロキはそのエースだった。血まみれになりながらも肩に担がれ救急車に乗った。あの落車のパターンで今までだったら人が死んでいた。今はプロでさえヘルメットがあたりまえになっている。だから助かった。

「あ、生きていた」それが本音。ほっとした。もちろんリタイア。怪我の状況は明日の実況で伝えられるだろう。プロのレースはシビアだ。普通ではないその能力のギリギリで走っている。タイムオーバーや疲労や落車によるリタイアを尻目に、明日もあさってもツールは延々と続いていく。次は中央山地、そしてピレネーだ。

みんなが和んで走っている時は、ほんとに自転車は素晴らしいとにこにこして見てられるんだけどな…。


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にしはら ただし [MAIL] [HOMEPAGE]