| 2005年06月26日(日) |
日野さん 熱風 池永さん |
昨日に引き続き、日野啓三さんの「書くことの秘儀」を読む。 タイトルだけだとまるで小説作法のようだけれど、技法や自らの創作の秘密が書かれているのではない。
大きな、それこそ人類史を背負うような意味においての「小説作法」だとはいえる。 計り知れないほど遠くからの射程で「書く」ということに、にじり寄っていった思考が書かれている。 岩窟に文字を刻み込んだいにしえの人々の後裔という自覚から出発しているのだから。
意味でも目的でもなく、「抗し難く書いてしまう力」について書かれている。 読み応えがある。 最終章のデュラスについてのエッセイは示唆深かった。
自分の詩のテーマを構想する。 自らにとっての「戦争」が主題のひとつ。 もう一つは「夏の朝」。
今日も熱風が吹いている。 梅雨どころではない。
丸太町の大成社ホールでの池永康晟さんの個展についてのレヴューが京都新聞に出ていた。 好意的なものだったと思う。 池永さんは東京の方である。
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