生き方そのもの - 2007年01月28日(日) iron&wineのインストアライヴで渋谷タワレコへ。 今回の演奏は5Fの普通のCD売り場で行われるため、 PAシステムも、カラオケで使うようなミキサー付きの小さなスピーカーだけ。 音響面では、あまりにもよろしくない状況。 それなのに、彼の音楽は、とても美しく僕のこころに響く。 さりげなくつま弾くアコースティックギターとあたたかな歌声。 僕もこういう音楽ができるようになりたいなぁ、と強く感じました。 どんなシチュエーションでも、人のこころに響く音楽。 そのために必要なことは、 どんな状況でもどっしりと構えることが出来るような落ち着いたスタンス。 落ち着いたスタンスというのは、演奏者の生き方そのものの表れのように感じます。 それゆえに、そうしたスタンスを持つアーティストに出会うと感動するのかな。 僕のプロフィールのページの、 hiroyuki's current favorite musicで、iron&wineを紹介していて、 その時に書いたコメント。 朝の目覚めに良いかもしれません。 あ、でも夕暮れ時にも良いかもなぁ。 でも、なにげに深夜にも良いかもです(笑)。 そんな、とても素敵な作品です。 そう感じることのできる理由が、 今回のインストアライヴで、よーく分かりました。 - まさかのまさか - 2007年01月25日(木) 街を歩いていて、 メガマックという恐ろしい食べ物の広告に出会い、 思わず、ふらふら、めまい(笑)。 ビックマックでも限界ぎりぎりだと思うのですが、 あ、あれは、まさかのまさかです(笑)。。。 - ゆとり - 2007年01月24日(水) 夕方、プロモーションビデオ上映会の為、事務所へ出かけるが、 その途中、電車に乗っている時に、急遽中止との連絡が入る。 きのしたくんが体調不良のため。大丈夫かな、きのしたよーすけ。 まぁまぁ、こんな時もあるよね、ということで、 そのまま引き返すのも、どうかなぁ、と思ったので、 途中の駅で降りて、見知らぬカフェに入り、のんびりとした時を過ごす。 いろいろなアイディアが浮かんできたり。 どうしてか、ギターがやたらと弾きたくなったり。 家に戻り、ギターの練習をしてから、 こないだのスタジオ練習の時、 車の中に駐車カード置いたまま返却するのを忘れてしまったので、 そのカードを西荻窪まで返しにいく。 こんなカード一枚のためにちょっと面倒だなぁ、と思っていたけれど、 青梅街道が空いている深夜の時間帯に行ったので、 車はほとんどなくて、人もほとんどいなくて、街の灯りは穏やかで、 カーステレオからは、お気に入りの音楽が流れていて、 とても心地のよいドライヴになりました。 急遽予定が変更になってしまったり、 面倒くさいことをしなくてはいけない時だったり、 こうした事柄は、無駄な時間にも思えるけど、 その行為のなかにゆとりがあると、 その時間さえも、ちょっとだけすてきなものになるのかもしれません。 ゆとりを持てるか持てないか、 これは日々の充実を深められるかどうかの分かれ道。 - white pattern - 2007年01月18日(木) マスタリング当日も直前までアルバム制作作業は続き、 なんとかすべての曲が完成して、 それらのデータを小さなハードディスクに入れて、 南青山のマスタリングスタジオに駆け足で向かう。 こんな小さな箱(ハードディスク)に、 この1年以上もの制作時間、そして沢山の想いが詰め込まれていると思うと、 大げさではなく、本当に抱きかかえるようにして、その小さな箱を運ぶ。 マスタリングスタジオ、オレンジに到着、 素晴らしい耳と技術をお持ちの、 マスタリングエンジニア、小泉由香さんにより、 作業はスムーズに進んでいく。 そして、ひととおりの作業がまとまると、 最後に、アルバムを始めから終わりまで通して、聴かせてもらう。 その時、2つのスピーカーの間には、 はっきりと、ドラムを叩くきのしたと、ベースを弾くしょうた、 ギターを弾く自分の姿が浮かび上がってくる。 そう感じることが出来たのは、今回の作品のテーマのひとつであった、 3人だけで成立する楽曲を作るために、音数を少なくシンプルにしていくことで、 3人が演奏している情景が自然と浮かび上がってくるような音の世界観が、 しっかりと表現できていたということで、思わず、にっこりしてしまう(笑)。 そして、もう少し聴き込んでいくうちに、そのスピーカーの間に登場してきた、 素晴らしいドラムを叩くきのしたとベースを弾くしょうたに対する、 感謝の気持ちに始まり、レーベルのスタッフをはじめ制作に関わってくれた、 すべて方に対する感謝の気持ち、家族への感謝の気持ち、 そして、制作に苦労している時にこころ暖かい、 励ましの声やメールをくれた方々への感謝の気持ち、 そして、このアルバムを楽しみに待っていてくれた方々への感謝の気持ち、 そして、ここまで書いてしまうと煙たくなるかもですが(笑)、 自分が生きていられることへの感謝の気持ち、 そんな沢山の「ありがとう」が湧き上がってきたのです。 1年以上もの長い間、常に正面から向き合いながら制作してきた作品なので、 当分の間は、冷静に聴くことはできないですし、 この作品がどんなアルバムなのかは、すぐには分からないものですが、 これほどまでに、感謝の気持ちにつつまれることが出来たのだから、 きっと、間違いなく、euphoriaにとって、最高の作品に仕上がったのだと思います。 真っ白な背景にある真っ白な模様(white pattern)は目には見えないけれど、 そこに模様があることを感じて、想像力を持つことで、 それまでに見えなかった模様が浮かび上がってくる。 情報にあふれかえり、慌ただしいこの世の中で、 そんな真っ白な模様を感じることは難しいことですし、 たとえその存在がなくても、特に困ることはないのかもしれません。 でも、例えば、その真っ白な模様の存在によって、 ぼくたちの日常が少しでも豊かで素敵なものになっていくのだとしたら、 ぼくは、真っ白な背景にうっすらと優しい色彩を加えて、 真っ白な模様がほんのりと浮かび上がってくるような、 そんな音楽をつくり奏でたいと思っています。 そして、今回感じることのできた、「ありがとう」の気持ちも、 きっと”white pattern”のひとつかな。 - お正月が待ち遠しいです。 - 2007年01月01日(月) あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくおねがいします。 2007年がみなさまにとってよいお年になりますように。 昨夜はゆく年くる年を少しだけ見て、年越しのそばを食べて、 いちおう、かたちとしては、新年を迎えたのですが、 ぼくにお正月がやってくるのは、いま、制作のおおづめをむかえている、 2ndフルアルバムが完成したときです。 よいアレンジが思いついたり、ミックス作業で思い描く空間がつくれたり、 などなど、その時々で、気分が高揚するときもあれば、 なかなか思うようには進まずに、 いつになったら完成させることができるのかなぁと、 大きな不安や焦りに押しつぶされそうになったり。 そんな日々を繰り返しているうちに、 ふと気づけば、完成まであと少しというラインまで辿り着いていたのです。 それは、ある日のこと、 パソコンのマウスが突然壊れてしまい、 (それくらい作業に没頭しているのです・笑) 久しぶりに、電車に乗って街へと出かけました。 それまでに大まかに仕上がった曲たちをipodに詰め込んで。 電車の中で、そして街を歩きながら、いろんな景色を目にしながら、 それらを聴いていると、 なんだか、とても、ぐっとくるものがあって、 「うんうん、この感じでよかったんだ」と思い、 その時、やっとこの新しいアルバムの辿り着くべき場所が見えたのでした。 1/13のマスタリングに向けての、ラストスパートをがんばります。 -
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