寛大さ - 2007年02月26日(月) 下北沢Queに出かける。 花のように企画。”タイムマシーンに乗ってvol.3”。 ちょっと遅れてしまい、すべてのバンドは観れなかったのですが、 一年半くらい前に一緒にライヴをした時以来に観ることのできた、 WATER WATER CAMELのライヴが本当に素晴らしかったです。 そして、大好きな、花のようにのライヴも本当に素晴らしかった。 どちらのバンドのライヴも、 とてつもなく大きな包容力があり、そして、寛大さに満ちあふれた演奏。 あー、なんて素敵なんだろうと思いました。 音楽が持つ、大きな大きな可能性を感じることのできた、そんな一日。 そして、euphoriaも、ますます頑張らなくては、と思いました。 今週の土曜日(3/3)、代々木ザーザズーでのライヴ、 この日は、過去にも片手で数えられるくらいにしか経験していない、 50分(!)のロングステージ。 アルバム発売翌日のライヴ、きっとすてきなものに出来たらと思っています。 ご都合よろしければ、この機会に、ぜひぜひ〜。 - 愛おしいギター - 2007年02月24日(土) 僕の愛用のギター、Fender Telecaster THINLINE。 こないだのライヴで、怪我をして入院、 先日、リペアショップから無事退院してきました。 今回は、フレットの擦り合わせをしてもらったので、 以前よりも弾き心地がよくなりました。 思い返せば、僕のギター、ライヴの後には、だいたいの確率で入院している。 (リペアショップのおじさんに、いつも不思議がられます・笑) このギターはそれほど高価なものではないのですが、 今までの入院費を合わせると、 ちょっとしたヴィンテージギターが買えてしまいます。 でも、僕は、このギターが好きなのです。 形がなくなるまで、大切にしたいと思います。 これは、究極の愛なのかもしれません(笑)。 そういえば、以前の神戸でのライヴの時に、 最後の曲のクライマックスの部分で、 ドラムに激突して横転した時に、ギターは凄まじい音をたてて、 ボディーの1/3の部分が割れてしまった。 その際、もちろん僕の体にも激痛が走っていたのですが、 ライヴ後、そのギターの痛々しい状況を見て、 自分の体の激痛は忘れて、ギターが心配になったのです。 よく、人は、体に複数の傷みがあっても、 一番、痛いところにしか意識がいかないといいますが、 その話から考えると、このギターは、すでに僕の体の一部なのかも。 これは、究極の愛なのかもしれません(笑)。 - 相互作用 - 2007年02月20日(火) バンドをする上での大きな魅力は、 メンバーそれぞれの個性が混ざり合い、そこで生まれる、いわば化学反応により、 それまで想像することすらできなかった音楽が生まれることであると思います。 例えば、スタジオで、誰かが奏でたフレーズに反応して、そこに重なる音を奏でる、 そんな連続から、新しい発見が生まれてくることがあるのですが、 euphoriaの場合は、そうした相互作用が、音楽だけではなく、 メンバーが手がけているアートワークや、webサイト制作、などなど、 そういった広い分野においても、さまざまな化学反応がおきます。 ある曲が生まれ、そこからインスピレーションを受けて、 新たなアートワークが生まれる、そして、そのアートワークのイメージから、 さらに、その曲がすてきなものへと変化していく。 レコーディングやミックスの作業においても同じで、 こんな音響空間にしたいから、こんなデザインはどうかな、などなど。 euphoriaが結成当初から大切にしている、 僕たち3人で出来ることは、すべてやってみようというスタンス。 時には、なかなかうまくいかず、膨大な時間を費やしてしまうこともあるけれど、 それらを通して、作り上げてきたひとつひとつの積み重ねで、 今のeuphoriaがあるのだと思います。 今までで、最も、手の込んだwebサイトが完成。 "white pattern"リリースへ向けたリニュアールです。 "white pattern"という作品を作り上げるにあたり、 さまざまな制作を通して、化学反応を起こし、 どんどんと深みのあるものになってきて、 このwebサイトは、そのひとつの集大成的な仕上がりになっていると思います。 アルバムのコンセプトが今まで以上に明確になってきました。 隅々まで楽しめるような、そんな作りになっていますので、 お時間のある時にどうぞごゆっくりお楽しみください。 - 宅急便から思うこと - 2007年02月16日(金) このところ、めずらしく宅急便にお世話になっています。 この春休み、大々的に部屋を整理しようと思っていて、 使わなくなった機材などを一斉にネットオークションに出したりしていました。 そんな中、びっくりしたのは、宅急便の配達の速さ。 夜にお願いして、次の日のお昼には、もう届いているのです。 こんなにも速いものなのですね。 便利だとは思うけど、なんだか、ちょっと不思議な気分。 そういえば、先日、真空管のギターアンプを購入して、 配達してもらったのですが、 重さ25kgもある、その大きなかたまりを、ひとりで抱えて、 そして、なんと、走って家の玄関に向かってきたのです(!)。 ぼくは、文字通り、目が点だったのですが、 その瞬間、家の玄関の階段で、ばたんとその人は転んでしまったのでした。 真空管のギターアンプは、ちょっとした振動で壊れてしまうものだけど、 もちろん、そんなことを気にかけることは出来ず、 ますます目が点になった僕は、「だ、だ、だいじょうぶですか!?」。 その人は、恥ずかしさのあまり(?)、 下を向いたまま、「はんこをおねがいします」。 今の世の中全体が宅急便の速さを求めているからか、 それとも宅急便会社の努力がこういう世の中にしているのか、 それは、分からないのですが、なんだかなぁ、と思うのでした。 最近読んだ本、細野晴臣さんの”アンビエント・ドライヴァー”。 そこに書かれていた「走らずにすむ生き方」というエッセイが、 僕の頭の中をぐるぐると。 - 写真は苦手ですが - 2007年02月06日(火) 新しいアーティスト写真の撮影で、代官山にある事務所へ。 123recordsの事務所は、世間一般で言う、事務所的な雰囲気は全くなくて、 のんびり落ち着ける空間で、そのひと部屋をお借りしての撮影。 今まで、さまざまなアーティスト写真を撮ってきていますが、 いつも森の中とか川の淵とか、自然に囲まれたなかでの撮影で、 室内で、というのは今回が実は初めてなのです。 "white pattern"にちなんで(?)、真っ白な部屋で、 というような漠然としたイメージに始まり、 さりげない感じに木製のテーブルを用意してみたり、 テーブルになにも無いと不自然だから、色とりどりのマグカップを並べてみたり。 3人それぞれ違ったことをしていた方がおもしろいからという展開で、 きのしたは、スパゲッティを食べたいとかいうものだから、 食器だけ事務所のかわいいのを借りて、中身はスパ王ね(笑)、みたいな話とか。 いろいろな方向にアイディアが飛び交う中、 協力してくださったカメラマンの方の多大なお力もあり、 なかなかよい雰囲気の様々なタイプの写真が撮れました。 たかが、アーティスト写真と思うかもしれません。 だいたい、ぼくは写真というものが苦手だったりして。 でもですね、僕はとても大切なものだなぁ、と思っていて。 というのも、僕が音楽を始めるきっかけとなった、大好きなバンド、 PEALOUTとの初めての出会いは、当時のインデイーズマガジンの表紙での、 彼ら3人が並ぶ写真だったのです。その頃のインディーズシーンといったら、 メロコアかヴィジュアル系かといような風潮があったのですが、 この人たちは何かが違うと思った、当時中学2年生のおませな僕は(笑)、 その後すぐにPEALOUTの音源を買い、ライヴに足を運び、 人生観が変わり。。。今に至ります。 euphoria3人の写真を見て、一体どんな音を鳴らすんだろうと、 そんな興味を持ってもらうことが出来たらうれしいなぁ。 もすうぐ、HPが"white pattern"バージョンにリニュアールするので、 そのタイミングで、新しい写真も更新予定です。 どうぞお楽しみにされていてください〜。 - めまいに効く漢方薬 - 2007年02月03日(土) 先日のvoiceで、メガマックの広告でめまいというような内容を書いたら、 僕のvoiceページの下部の宣伝が、「めまいに効く漢方薬」になっていて、 なんだか、おもしろかったです。もちろんクリックしてしまいました(笑)。 で、きのしたのvoice下部の宣伝は、「インリン写真集」になっていました。 きのしたくん、いい加減更新しないといつまでもインリンです(?笑)。 でも、こんなこと書いたら、 僕のところもインリンになることもなきにしもあらず(笑)。 どんな仕組みなのでしょう。Google恐るべしですね。。 - 委ねてみること - 2007年02月01日(木) "oneday"のPVが完成。 今回のPVの制作の流れは、 映像クリエイターの大月壮さんとメンバーでミーティングをした後、 その後の制作をすべて大月さんにお願いするというもの。 こうした制作の流れは、 音源の録音やミックス、アートワークといった部分まで、 すべてをメンバーで完結しているeuphoriaにとって、 とても新鮮なものでした。 そして、今日、その完成した映像を観て、 その仕上がった世界観にとてもとても感動したのでした。 euphoria+大月さんの関係が単純に1+1の足し算の関係ではなく、 そこからは、全く新しい魅力が生まれてきたように感じます。 すべてを自分たちで完結する素晴らしさもあるけれど、 こうして他の人のイマジネーションが加わることで広がる 可能性の大きさを知ることが出来ました。 こうした感覚は、日々の生活においても、 同じことが言えるのかもしれません。 僕は出来る限り自分で物事を進めようと思ってしまうのですが、 もっと回りの人にいろいろと委ねることができるようになると、 自分の可能性も大きく広がるのかもしれないなぁ、と感じました。 そんなこんなで、新しいPV、どうぞお楽しみにされていて下さい〜。 こうして、"white pattern"発売に向けて、着々と準備が進んでいます。 日に日に、わくわく感が増してきている今日この頃。 -
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