今朝、朝一番に家の前のスーパーに行き、買い物もせずただ 「空のペットボトルありませんか?」 と店員さんに聞いた。 親切な店長さんは奥の部屋から一本だけ持ってきてくれた。 ホントは二本必要なんだけど、無理もいえないので、同じ容量のジュースを1本買って、お弁当作りのため家に戻る。 おかしな客だと思われると困るので、 「子供が学校で使うから」 と一応弁解しておいた。 清二よ、そういう準備の要るものは、前もって言うように。 寝る直前に言われてもママは準備できないんだからね。
午前中、ゆるりゆるりとアイロンがけ。
先週から根を詰めておかしげな短編小説を書いていた。 昼過ぎに最後の推敲をして、祝・脱稿。 先月、文学賞に向けて書いたものは、気合を入れすぎて、締め切り前に二晩貫徹をしてしまった。さすがに貫徹はつらかったので、今回は無理のないよう、書けるときに少しずつ書いた。 先月の勢いで筆が乗っていたのか、比較的軽く書き上げることができた。出来具合はともかくとして。
一仕事終えたので、誰かと話がしたくなって、片っ端から電話をする。 けれども、留守か、取り込み中で、暇な人なんか私以外誰一人としていない様子。うーん、この薄曇りの秋の昼下がりに寂しい限りだ。
10月の最終日ということで、子供たちの通学用に使っているドライバーにお金を払わないといけない。近所の銀行のキャッシュコーナーまでてくてく歩いていく。(車がまだないので当然だけど)
銀行横のパサージュで、島田雅彦似のポーランド人が風のように通り過ぎていった。うわぁ、なんでここに島田雅彦が?! って叫びたいくらい、ホントよく似ていた。顔といい、背格好といい。
そうそう、先日初めて島田雅彦の著書を読んだ。 「彼岸先生」新潮社 激しく失望。漱石の「こころ」とは似ても似つかん。 バリバリの純文学だと思っていたのにパロディとは・・・。 あわせてアマゾンで注文した「彼岸先生の寝室哲学」も必読の書かと思っていたら、ろくでもない内容だった。
でも最近出た新刊はどうなんだろ。気になるなー。 朝日新聞にも紹介されていたし。
そうこうするうちに子供らの帰宅時間。 怒涛のように階段を上ってくる。
2003年10月30日(木) |
私のじゃないからね・・・ |
昨晩、主人が接待で外で食べるからと、家に一旦車を置きにきた。で、どういうわけか、同僚も一緒に我が家に連れてきた。 タクシーがくるまでの間、家に上がってビールでも飲んでもらった。
みんなが出て行ったあと、リビングに戻ってちょっと冷や汗たらり。 なんと、同僚が座っていたソファの足元に、脱ぎたての私の靴下。それも丸まったまんま。正確に言うと、それは私の靴下ではあっても、脱ぎ捨てたのは理人である。(あの子も足が大きくなって、私と同じサイズになった) 白地にところどころピンクの模様がはいっているから、何も知らない人が見れば女物に見えただろうな。弁解の余地ないじゃない。
あのー、私じゃありません。あの靴下脱いだの、私じゃありませんから! でも、信じてもらえないだろうな。
あの親あってこの子あり・・・だもんな、我が家は。
今夏、日本に一時帰国していたときの荷物が船便で届いた。 たった二ヶ月前のことなのに、どれもこれも懐かしい。あー、あのころ日本は夏だった、って。
本とかたくさん買ったつもりだけど、実際に本棚に並べてみると意外と少なかった。 東京の八重洲ブックセンターには何度も足を運んだけれど、欲しい本があっても、持って帰るのが面倒なので、ま、いいかどうだって・・・と買うのを、結局諦めた本が何冊もあった。 11月にはいると少し時間の余裕ができるので、読書月間とする。
日本で買ってきたもので、今、ポーランドの家で非常に違和感のあるもの。それは・・・藍染のお座布団。 我が家のリビングのソファセットにクッションにしたらいいかと思って、わざわざぶ厚めの綿がしっかりしたのを買い込んできた。
我が家のソファは馬鹿でかいヨーロッパ人サイズなので、私が深々と座ると両足が床から浮いてしまう。子供みたいに。だから何か寄りかかるためにしっかりしたものが欲しかった。こちらのクッションは薄い上、中のパンヤが柔らかすぎてクタリとするので、私が思うようにはくつろげなかったのだ。
で、そのお座布団。和風の濃い藍色と赤紫色なんだけど、リビングのトーンと非常にミスマッチ。我が家のリビングはベージュと赤茶系統でまとまっているけれど、お座布団のアジア的な色だけが浮いてしまっている。
我が家の家具や飾り物の中にも、藍色や赤紫のものはある。でもそれはヨーロッパのカラートーンであって、アジア風のエキゾチックとはまた根本的な色質が違う。ここの生活が長いので身の回りのものは全てこちらで調達したから、突然日本から和風のものが飛び込んできたら違和感をかんじてしまった。
今度、インテリアのファブリック屋さんに行って、リビングにあった布地を見繕って、カバーをつけることにしよう。
お座布団の他にも、実はイグサのマットなどというものも買ってきている。イグサ臭いので今外で干しているけど。今週末はIKEAに、行燈を買いにいきたいと理人が言っていた。
「OH! なんとジャパネスクなファミリーなんだ!」日本人だけど。
夜十時。清二の宿題の日記帳をチェックすると、「今日、ふなびんのにもつがとどきました。」たった一文のそれだけ。それ以外の宿題もせず、届きたてのマンガを貪るように読んでいた。思わず、ママ大発狂! 泣きながら日記の続きと宿題プリントをさせた。ったくホントにもう・・・。
そういうママも、届きたてのお菓子をばくばく食べながら本を読みふけっていたのでお腹いっぱい。パパの夕食は要らないし、母子三人インスタントに夕食を済ませた。
この親あってこの子あり・・・。
昨晩、我が家でちょっとした宴があった。途中、中座された方も再び我が家に戻ってらして、飲み続けること深夜まで。
家族単位で子供たちも一緒の和気藹々としたホームパーティを我が家でしょっちゅう開くけど、子供がいるとおねむの時間に合わせて早々と解散することが多いので、今回のような大人だけの集いも、なかなか楽しいものだった。皆さん、我が家でくつろいでくださって、嬉しかったな。
これから11月、12月と人恋しい季節になるし、こういう宴をまたセッティングしますから、お気軽にいらしてくださいねー。>ワルシャワの皆さん
黄金色の菩提樹並木の下をてくてく歩いてお買い物へ。 ちらちらっと白いものが舞っていたので、今日あたりは相当寒いのかもしれない。
お馬鹿な私、考え無しに手当たり次第に買い物をしたら両手いっぱいになってしまった。徒歩で来たというのに、この荷物どうするんだろ・・・。 さらに、今週金曜日に我が家で打ち上げパーティーをするので、それ用のゼクト(ドイツのスパークリングワイン)を二本も買い込んだ。 お、お、重い・・・。こんな重い荷物久しく持ったことないよー。誰か助けてくりィ〜と言っても周りに誰も知り合いはおらず。孤独にただ黙々と自宅に向けて歩くこと25分。
さて、最近フラメンコを習い始めた。先生が自宅にきてくれる。 本日で二回目。 私、かなりのみ込みが早く上達が早いそうだ。 今日あたりはステップも複雑になり、ととんとんとんとんと床を踏み鳴らして踊ってみた。
昨日リビングに生けたお花を見た先生の感想。 「あなたにはエレガントな面がありますね」 ですって。ぎゃはは、エレガントだって。あなた聞きました? この私がねぇ。あはは。リアクションに困っちゃうよ。なんならちょっと照れてみようか。 よし、これからは、初対面の人にはエレガント路線でいってみよう。
昨日お友達との長電話で。 「プロムナーダに毛皮屋さんがあったのよ。どれも毛並みがすごくきれいな色艶で、あぁ、欲しいなーって思ったけど、ただウィンドーショッピングだけにしたの。だって、私の中身が獰猛なのに、毛皮なんか着たら、本当の猛獣になっちゃって危ないよねぇ」 「うん、ホントだねぇ、げらげらげら・・・」
こんな会話を交わすぐらいだから、旧知の知り合いにはエレガント路線は通用しないはず。 いつもエレガントにゴルフをプレーしようと心がけているのに、いざコースにでてしまうと、男みたいな性格になっちゃうし。
いいの、初対面の人には猫かぶることにする。 いつ化けの皮がはがれるかわかんないけど。
今日の夕方、ひょっとしたら来客があるかもしれないと主人から聞いていたので家を掃除した。
最近歳を取ったら価値観が変わってきたのだろうか。掃除を施していない自宅を人様に見られるのは、化粧をしていない素顔を見られるのよりもはるかに恥ずかしいことだと思うようになった。 掃除を家政婦など他人任せにしていた頃はそこまで潔癖症ではなかったけれど、自分で家の掃除をしている今は、家の汚れイコール私の家事能力の力量、又は怠慢でもあるので、さすがに気は抜けない。 家事が不得手な私でも、来客前にリビングをきれいに見せるテクニックならすっかり身についていると思う。その代わり、私のパソ部屋はすごいことになっているけど。まぁ、いいっか、そんなこと。
で、今日、掃除を終えてから歩いてお花を買いに行った。今飾ってある花は、大きな花市場で買ったもの。今日までかなり長持ちした。でもさすがに来客があるのにあの枯れかけの花はNGだろう。
私の好きな紅いガーベラがあったのでシンプルな花束と、小さな花瓶用には黄色の小バラを。 薄い紙に包装してもらい、両手でそーっと抱えててくてく歩いて家に帰った。花束を両手に抱えて歩くと、なんだかとっても幸せ気分。ほわほわほわわって。 車のトランクに放り込んで花束を家に運ぶのとは、全然気分が違う。
家に帰って、玄関の鏡に映った自分を見ると、おっきな黒眼がきれいに澄んでいた。自分自身でもびっくりするくらいに、瞳がきらきら輝いていた。
ふふふ、この花束のおかげかな。精神構造が単純な私。お花を抱えて歩いたことによっぽど幸せ感じていたみたい。大好きな赤のガーベラ、私の家のリビングによく映えるし、幸せもたらしてくれるような気がするんだもん。
そういえば、ガーベラの花言葉ってなんだろ。誰か知ってる?
2003年10月20日(月) |
アルファロメオ、エンジン故障 |
ったく、もう、私のポンコツ・アルファロメオったら・・・。 エンジンオイルがだらだら漏れるので、修理工場に持っていくと、エンジンが故障しているという。サービスセンターの兄ちゃんにその修理費、かなり高いこと吹っかけられた。修理しても高いし、エンジン取り替えれば勿論高い。 隣のランチア・フィアット・アルファロメオの中古車センターで車を見てきたけど、小さい車なら修理費よりも安く買える。 でも、パパは電話でエンジンをオーダーしてなおしてもらうようにと言ってきた。
中古車を見ているときは、 「ったくぅ、故障ばかりして・・・。もう、ポンコツアルファとはもうこれでおさらばだわ。さてさて次のをさがそ」 などと移り気な私はのんきにプライスカードなどを見ていたけど、パパに車をなおすからといわれると、急に愛着が戻ってきて、 「手放すなんて考えてごめんねぇ、なおってから大切にするからねぇ」 とパドックの中の私の赤い車を思った。
知り合いに車を次々買い換える人もいるけど、私たちは一台を末永く乗るタイプなんだろうな。もうしばらく、私のアルファロメオ君、大切にしてあげようっと。
2003年10月18日(土) |
日本人会主催フリーマーケット |
日本人学校の隣接地に体育館ができ、この秋にオープンした。同時に日本人会ホールとして、二階の多目的室も日本人のコミュニティーの場になる。
そのオープニングイベントとして、日本人会主催のフリーマーケットが行われた。いろんなところからいろんなものがでていた。個人からはノートパソコン、ミンクの毛皮、手作りケーキ、家電製品、留袖、他多数。日本食レストランからは、パック詰寿司、ぜんざい、炊き込みご飯、和菓子、生麺、キムチ、飲茶など。 大々々盛況の満員御礼。
このフリーマーケットの前評判で話題にのぼったのが、パーティドレス。 私にぴったりかもしれないからどうですか? と何人からも勧められた。 なぜに私に・・・。あのねぇ、私はどんなキャラなんだ、このワルシャワで。
というのも、この私、2年続けて日本人会主催の忘年会で派手な格好をしていったからだろう。派手といってもヨーロッパでは普通なんだけど、周りが日本人だけだとかなり目立ってしまう。 体が薄い日本人は、露出の多いパーティドレスを着ても映えないからか、それとも着る勇気がないからか、パーティでもごく普通のワンピースかスーツ姿が多い。 私は堂々と肩も胸も露出する。というか、できる。日本人にしてはでかいからねぇ。どこもかしこも。既製服で十分サイズがあるし。
はじめっから全然興味なかったんだけど、実際に現物を見てみると、やっぱりみんなが口をそろえて私に・・・というだけあって私好みのドレスでステキだった。 こっそり試着。正面から見るとヴェリーグッド! 後ろから見ると・・・ファスナー全開。ぎゃははー、着れないよぉ、こんな小さいの。皆さんの期待に添えなくてざーんねーんデシタ。ま、いいけどさ。 でも、衣装を買いにあちこちウィンドーショッピングに行くのも楽しいから、いいの。今度自分で好きなの買ってくる。今シーズンは着る機会が多いから。
そっれにしても、私、普通サイズが入らないくらいに上体おっきくなったんだわ・・・。ちょっとショック・・・。 はぁ〜。今、あつーいほうじ茶飲んでます。おいしーい。 これも昨日のフリマで入手した新鮮なお茶。このほうじ茶たくさん飲んでダイエットでもできないかな。 12月まであと2ヶ月。なんとかしなくっちゃ。
2003年10月16日(木) |
プオツク市文化交流会 |
ワルシャワ北西部にプオツクという街がある。 ヴィスワ河をさかのぼり車で約二時間。
その街には子供の民族舞踊団があり、今までにいろんな街や国と交流を深めてきたらしい。今回、ワルシャワの日本人学校の子供たちが招待を受け、保護者も便乗させてもらっていってきた。
このプオツク市は、第二次世界大戦時にシベリアのポーランド人孤児が日本に招聘されたことに感謝の意を表し、阪神大震災孤児を招待した。昨年の天皇皇后両陛下公式訪問でも、この街を訪れ、子供の民族舞踊をご覧になった。また広島市とは友好都市で、街の中央には「広島の鐘」といわれるレプリカがあり、8月6日に平和を祈り、子供たちが鐘を鳴らすそうだ。
会場にて。 民族衣装に身を包んだポーランド人の小さな淑女紳士たちが、楽しそうに踊りを披露してくれた。小さなころから鍛錬をつんでいるのか、すばらしい踊りであった。
日本人学校の子供たちは、はっぴ姿で和太鼓演奏。 先週末に学習発表会があったので、その演目を披露した。親ばかだけど、我が子たちの和太鼓、何度見ても感動する。 ポーランド人の観客にも大好評だった。
プオツク市。いい街だったな。近いしまた行きたいな。
帰宅途中の子供たちとの会話。 「今日、何が一番楽しかった?」 「うーんとね、帰りのバスん中。みんなとはしゃいでたら、あっというまについちゃったんだ」 あのね、そのためにはるばるバスに乗ってプオツクにまでいったんじゃないでしょうが・・・。
先週末、子供たちが友達の家にお泊りに行ったので、パパと二人きりでデート。ハイアットホテルのイタリアンで食事をして、地下の和風ラウンジ「Qクラブ」でカクテルを。
と、友達に報告すると、 「え? 旦那と二人で行って、何話すんの?」 と真顔で聞かれた。
へ? 私たちの話題なんかたわいもないことだけど。 夫婦だし、なんかかんか話すことあるでしょう。子供が同伴しているとできない話題も多々あるし。 友達ンところは、夫婦二人のツーショットよりも、家族連れのほうが盛り上がるといってた。夫婦、家族それぞれなんだねぇ。
で、私。またもや飲みすぎ。 がーん、単にお酒弱くなっただけかなぁ。
食前酒のキールロワイアルに、白ワイン二人で1本に、バーできつめのカクテル。夜中に目覚めて吐きそうになった。そのまままた寝たけど。 若いころ、このくらいへっちゃらだったのに・・・。 それにしても、子供のいないこういう週末の過ごし方、・・・むっちゃ楽しいんだなぁ。
昨日、ゴルフでハーフだけ周ってきた。 ほぼ初対面の男性も一緒に4人で回った。
プレー中の掛け声がおもしろい。 ナイスショットのときは 「奥様、ステキ!」 ナイスインでは 「うーん、ステキ、奥様!」
きゃはは、くすぐられるねぇ。わっはっは。 こういう風におだてられたのは初めてだから、私は限りなく舞い上がっちゃった。
帰りの車の中で、聞くところによると、その男性34歳独身だという。 ほう、こりゃこりゃ。 そんな独身男性と親しく話したことなんかここ久しくないぞ。 わっはっは、やめられまへんなぁ〜。 最近、自分より若い男の人を見かけると、すぐに年齢を聞き出そうとするくせがついちゃった。なーんか、私、おばさんはいってきたかも。 まぁ、周りにそんな年下なんかいないから興味あるのよ。
私、「ステキ」攻撃、相当嬉しかったらしい。 そのあと、食事で合流した友達に、 「どうしたの? 今日、妙にテンション高くない?」 ときかれてしまった。かくかくしかじかと報告すると、 みんなに鼻で笑われてしまった。 やっぱ、私、相当変なおばさん?
本日、火曜日ゴルフレディースデー
気温10℃以下のところ、着膨れ状態でラウンドしてきました。
今シーズンもあとわずかしかできない模様。 でも、五月に始めたばかりなのにがんがんいきまくって、初シーズンは楽しかったな。
スコアの数字にはでていないんだけど、ほんの短期間でよくここまで上達したものだと思う。
あたりがいいの。カッキーンって。 私のティーショット、高校野球の金属バットみたいに響くんだ。
2003年10月06日(月) |
アフリカンコーヒー店 |
先日、所用があってワルシャワの旧市街に出かけていった。 早めに用事が済んだので、カフェで一休みすることに。
ワルシャワ旧市街の城壁の外側で、キューリー夫人博物館の並びにアフリカンコーヒーのカフェがある。
昼下がりのその日は、10月初旬にしてはかなり暖かかった。 私はオープンテラスの、旧市街の街並みが見渡せるテーブルに座った。
オレンジ風味のコーヒーをオーダーした。うーむ、おいしーい。 仕事中のパパに、 「今ね、旧市街のカフェでお茶してんの。すっごくおいしーんだよー」 って思わず報告しそうになった。だけど、そんなことで連絡をよこしたらどなられるので、ぐっと我慢した。でも、本当に誰かに報告したいくらいにおいしかったんだよねー。
お茶を飲みながら、文庫本を読んだ。 五木寛之著「ちいさな物みつけた」集英社文庫 数年前にLEEに連載された物に関するエッセー集 五木氏がかつてポーランドに旅行されたときに仕入れたみやげ物についても書かれているのでたいへん興味深い。
ワルシャワ関連で、五木氏の著書に「ワルシャワの燕たち」という小説がある。 主人公の恋人がワルシャワで仕事に生きる「ゆうこさん」。 私の名前と同じゆうこさんに共感を覚えて時々手にとる本。 しっかし、この話のラブシーンはコメディータッチでちょっと笑えたなぁ。
このワルシャワの旧市街、戦後、中世の佇まいを復元して、とてもきれいなんだけど、レンガが新しすぎる。復元された街並みには歴史的な重みがなくて、ドイツの古い町に住んでいた私にはちょっと物足りないかな・・・。
以前、ドイツに住んでいたころ、事あるたびに手紙を書いて、師に近況を報告していた。
最近は、忙しくてゆっくり手紙を書く心の余裕もなかったので、ちょっぴり罪悪感を感じていた。そこで、地方文学賞の応募も兼ねて、自分の近況を手紙の代わりに短編小説にしてまとめて書いた。 郵便局からの帰り、車の中で思いついたこと。 こうして、まとめて近況を報告するよりも、どんなことでもいいからまめに便りをよこしたほうが、心がまっすぐ届くものかも。 これからは、出先でしたためた文章もいつでもどこでも投函できるように、はがきや封筒と切手を持ち歩くことにしよう。 まとまった文章じゃなくても、ほんの一言だけでも心が伝わるものだろうから。
メールのやり取りも手っ取り早くて便利なんだけど、相手によってはやっぱり手紙のほうが自分の存在感を確実に伝えられるからね。
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