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2002年09月30日(月)
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焦ったぁ・・・ |
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朝っぱらから嫌な思いをしましたねぇ・・・
オヤジっす。オヤジ。 普段は、おじ様に対して心が広いと自己陶酔しているあたしですが。
今朝、いつもの週明けの如く、狭い狭い道を我家にひた進んでおりました。 と、デカいトラックが前からやってきまして。擦れ違いに大変な思いをしておりました。 よって、あらかじめ確認したので脇道のある場所にて、少々左寄りに待機。 トラックの通過を待ってましたところ、無事トラックは楽に通り過ぎて行かれたのですがね。 同じ速度でオジさんが歩いて参ったのですわ。 トラックの後方には、右折なさるタクシーが居て、あたしがどかなければなりませぬ。
そう。そのオヤジが邪魔だったんすっ! 何を思ったのか、あたしの車の左側に立ち止まり、あたしから見たら後方。オヤジから見たら前方を眺めております。 そして、更に何を思ったか、あたしの顔を傘越しに覗き込みます。 だので、タクシーを待たせているあたしは焦っており、手で「早く行って」とジェスチャーを送ったところ・・・
なんだテメー○×△◇※・・・・
なにやら、あたしを睨みつけて怒鳴りましたのっ!ビックリですわーっ!!! 窓は閉まっていたので、生憎何を仰ってるのやら。口パク状態でしたがね。 その後、バックミラーで確認すると、ずーっとあたしの車を見送って口が動いておりました。
何分、今朝のあたしはイラ立っておりましてね。 勿論、そのオヤジに聞こえるかどーかは分かりませんが
アンタが邪魔なんだろうがっ!
と怒鳴り返すのを忘れませんでしたが。 そのオヤジ。きっと顔を忘れません。特徴ありましたから。ハゲデブでしたし。 そして、何よりも。後で気付いたのですがね。 飲み屋で会った事あるオヤジに似てました・・・おほほほほほほほほほ。 知〜らないっと♪
と、とりあえずこり。
反省猿ですな。いやいや、オヤジに謝ってる訳ではありませぬ。
さて本題に。 この土日。案の定、こってり眠って過ごしました。 外に出たのは、日曜の夜になってタバコが切れて買いに行った時のみ。
余談ですがね。 日曜日の夜。なにやら、羽蟻が大量発生してましてね。 部屋の中をブンブカ飛んでおったのです。 そのどこから入ったのか分からない羽蟻が、床に広げてみている新聞めがけて落下してくるのでですねぇ・・・ 一つ一つティッシュを持ってプッチンプッチン格闘していたのですわ。 原因は、タバコを買いに一歩外に出て分かりました。 玄関先の電気に群がっておられて、多分、お相手が外出する時に入ってこられた模様です。
はい。大量に殺生させていただきました。 その行為は、眠るまでの数時間に及びました。
そして今朝。 定刻通り車に乗り込んだあたしの目に、茶色のA4サイズの封筒が目に入りました。 その荷物・・・
月曜午前中必着の品物
なのです。
本来なら、 私の手元にあってはならない品物 なのですっ!
はい。当然の如く焦りました。 午前中ということは、後2.5時間後!
場所は、東京都渋谷区。 頭が真っ白になりました。 でも、とりあえず自宅に戻ろうと胸の鼓動を静めつつ、震える手で運転をしておりましたところ、冒頭のオヤジに遭遇した訳です。
長かったです。自宅まで、いつもより週明けだからでしょうか?道が混んでおりました。 その道々、考えました。
1. 先方へ、本当に今日居るのか聞いてみる → きっと嫌がられる 2. 先方へ、電車で直接お届けに上がる → お昼ギリギリに行けるな 3. バイク便で送る → いくら掛かるのだろう?それより間に合うのか?
どれを考えても、あたしにとっては究極の選択です。
人間、焦っていると何をしようとするか分からないもので。 実は、その荷物を見た瞬間に浮かんだのは
コンビニから宅急便を送ろう
だったのですな。 今日着の品物を、今日発送してどーするよ?
そして、自宅に無事辿り着き、まず最初にネットを立ち上げタウンページ検索。 はい。バイク便を探しました。 さすが田舎っ!同じ市内には一軒もございませんっ! ってことで、隣町を検索したところ、一軒ヒット致しました。 そして、電話。まずは料金の確認を。
すると\12,000,-にて、2時間掛からずに配達するとのこと。
はい。申し込みました。とっとと取りに来ておくれよと頼みました。 客先の信用を落とすことや、社長の逆鱗に触れること、こっから出向く労力を考えたら
\12,000 なんて安いもんっ!
ああ、我ながら太っ腹っ!自腹っす。もちもち。
そして、仕事には出来る限りの配慮をする、心掛け良いあたしは客先へも電話を。 単に「宅急便」が「バイク便」になりますっていう連絡なんすがね。
これがまた、良かったんすっ! 先方は、本日新しいビルにお引越しの最中とのこと。 昼ちょい前には、当初指定されていた場所には、もう人が居ない可能性が大らしい。
いやぁ・・・我ながら素晴らしい判断でしたわ。 どうせ、届くのだからと鷹を括っていたら、今ごろ誰も居ない事務所に配達されて、大変面倒なことになってたでしょうし。 何より、自分の足で直接届けに向っていたら、これまたモ抜けの空の事務所に訪ねるとこだったのですなー。
そして、速攻でバイク便に電話して届け先を変更してもらい、回収に来るのを待ちました。 3-40分で来るとのこと・・・・しかし、3-40分過ぎても来ませんっ! 時刻は11時を周りました・・・ 焦ります。ええ。本当に、イライライライラしながら、何回も外を覗きます。 そして、やっと大きなバイクの音がっ!
バイク便のお兄ちゃんは、のび太みたいなドラえもんでした。 えー・・・のび太みたいな頼りない風貌で、ドラえもん体型ってことですわ。 ものすごーーーーーーく不安になりました。 ジャカジャカ雨降ってます。 お兄ちゃんが来たのは、11:20過ぎっす。
気の良いあたしは、「1時前にはなんとか御願い出来ますか?」と言いました。 それじゃぁ、ホントは遅いのです。 昼休みだから・・とは思うけれど、午前中と約束してたので、せめて0時ちょい過ぎじゃないと、マズいのです。 でも、なにやら他人には非常に気を遣う変なクセで言ってしまいました。
バイク便が去った後。考えました。先方に「1時ごろ」と連絡すべきかどうか。 でも、為せばなるさ〜っ♪と、これまた訳の分からない楽観主義が顔を出し。 そのままにしました。
この判断も正解でした。 荷物は、お昼過ぎ。0:25に届いたと連絡を貰いました。 すごいぞバイク便っ!1時間で行ったのかバイク便っ!雨の中だぞバイク便っ! のび太だのドラえもんだの言って悪かったバイク便っ!
その代わり、やはし社長には連絡をと思い電話を。
実は、MOが壊れてしまって修理に出したんですがね。 それが直ったのが今朝でして。 だから、急ぎでバイク便使いました。 自腹でいいですから。
すると、社長さんは 「それは、請求しなさい」 と優しく仰って下さいました。いくらかも聞かずに・・・ でも、でも、請求する気は無いのです。 自腹でいいのです。
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2002年09月27日(金)
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三つ子の魂百まで |
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すんごーーーくっ!寒いっす。 爪がムラサキになっちまってます。
はい。血の巡り悪いっす。 よって、頭への血の巡りも悪いっす。 なので、これは先天性か、後天性かを知りたくなりました。
っつーのは、嘘です。 何気に押入れに目をやったら、目に付いただけです。
本日は、唐突ですが、あるひの幼少時代を「絵」と共に振り返ります。 (画質がきちゃないのは、古い画用紙が変色なさったからです(悲))
3歳もしくは、4歳のあるひの作品です。 タイトル・・・右に保育園の先生が書いてくれてますが、見えますかぃ?
クリスマス会印象画
なのだそうで・・・・・・ どーして、クリスマスに鬼なのか分かりません。 しかも、青鬼ならぬ、緑鬼。 あたしの幼い目に、何が映ったのでしょうか? 日付もバッチリ12月と入っておりますので、節分と勘違いはしてないようですが。
さて。次は、この作品から5ヶ月後。
写真の撮り方がヘタクソですみませぬ。 っつーか、これ、多分、折り紙の切り絵ですな。 タイトルは・・・これも右に先生が書いてますが。
子供が道路を走ってる
先生は平仮名で書いて居られますがねぇ・・・ 我ながら、なんで道路に林檎よっ! とか思う訳で。
ふふ。多分ですな。 小さなあるひちゃんは、先生に「何を作ったの?」と聞かれました。 (自分で小さなと申すのは何ですが、本当に背の順で一番前だったのですわ) そこで、あるひちゃんは答えました。
ぇぇ・・・っと。こどもがどうろをはちってるのっ!
まんまっすね。 でも、あたしは自分なので分かります。 本当は、何の意味も無い作品だった のでしょう。 それこそ、感性の赴くままに、チョキチョキペタペタしたのでしょう。 けれど、先生は「なぁに?」とタイトルを強要します。 だので、仕方なく テキトーに答えた だけかと。
この性格。 既に、面倒臭がりの方向へ進んでいたものを思われます。
そんな幼いあるひちゃんの憧れは アパートに住む事 でした。
これは、忘れもしない、小学校の低学年まで続いた夢です。 一年生の家庭訪問の時。 その時の担任の若い女の先生が、我母上と会話中に「アパートなんです」と言ったのを小耳に挟んだあるひちゃん。 「あたし、アパートに住みたいのー」 とかなんとか口を挟み、先生に 「アパートがいいの?アパートは狭いのよ?」 といわれた覚えがあります。
いやいやいやいや。 その頃、我家は平屋でした。長細い台所と、あと2部屋しかない小さな平屋でした。 近所には、昔の国鉄アパートっつーのがありまして。お友達が一杯住んでました。 そこは、その頃の我家よりも広かった記憶があるのですな。 広いお家。階段を上がっていくお家。まさに、憧れ。
そして、その憧れが絵にも象徴されております。 なんてったって、色をふんだんに使っている辺り。 気合が違いますっ!
この頃から既に 好きなことには力を注ぐタイプ だったのだと想像されます。
ではでは。 引き続き2枚の絵をご覧下さい。
画面いっぱいに開かないと・・・・不親切ですみませぬ。
どちらもタイトルは おかあさん です。
多分、同じ年齢に書いているハズなのに、こうも違います。 4-5歳のあるひちゃんに、何が起きているのでしょうか?
しかし、分かるのです。自分ですから。 その時々の印象を、偉く忠実に描いてしまっただけに違いありません。 あるひちゃんは、3歳の頃。この絵の女性が、母親になってくれました。 それまでは、近所の酒屋さん(飲み屋じゃないっす)にお勤めしている綺麗なお姉ちゃんでした。 保育園から帰って来て、一人で怖くなって泣いていた時、遊んでくれたのも、このお姉ちゃんです。 そのお姉ちゃんが、母親になりました。 3歳だって、そのぐらいの事をちゃんと分かるのですね。 しかも、血が繋がっていない。本当の母親ではないという認識がありつつも、母親だと受け入れる。 そんなややこしい感情を、3歳だからこそ、すんなり当然のように頭にインプットしたのでしょう。
そう。そのお姉ちゃんであった母上は、とても若く(多分22歳ぐらい?) 綺麗なおべべを着ていて、真っ白くお化粧し、アイシャドーも、つけ睫毛も、アイラインも、頬紅も、ピンクの口紅も。 まるで、幼いあるひちゃんには、お姫様に見えていたのでしょう。
そして、そんな母上は
太っておりましたっ
今もですけど。 子供の目は忠実に物事を写し、印象的なものを強調して描き出すことが出来ます。 絵の上手い下手ではありませぬ。はい。
そんな太った母親を持った娘であるあるひちゃん。 困ったことがありました。
日曜日になると、パン好きの母上のお使いで、朝早くからパン屋へ買物に行ってました。 その頃、「パシリ」という言葉を知らなくて良かったです。 知っていたら、「パシリに使うんじゃねー」と悪態を道々ついてた事でしょうから。
あまりにも朝が早いため、パン屋さんは閉まっています。 パン屋さんは、自宅とお店が別にあるらしく、おじさんが来るまで店の前で待ちぼうけです。 そして、毎回、パンを母上の言いつけ通りの厚さに、その場で切ってくれるおじさんの手元を、あるひちゃんは嬉しげに眺めています。
毎週のように店が開くのを待っているあるひちゃんに、おじさんは聞きました。
「お母さんが、パン好きなの?」
「うん。そう。」
素直に答えます。我家で多分、パンが好きだったのは母上だけだったと思うし(笑) すると、おじさんはニコニコしながら言いました。
パンが好きな人は、皆スマートなんだよね。
お母さんもそうでしょ?
・・・・・・・・ ああ、可哀想に。幼いあるひちゃん。
ううん。お母さんは太ってるよ
とは言えません。
4-5歳で、既に気を遣う事を覚えておりました。 誰にって、自分の母親に対しても、店のおじさんに対しても。 なので、幼いあるひちゃんは答えました。
うん。スマート。
ああ、なんて美しい話でしょうか? なんつって。
どうやら、この気遣いの性格。今もちっとだけあります。 が、それは気使いとはちと違うのでして。 ただ、単に 説明が面倒 ってだけで、適当に「YES」と答える場合が多いですな。
でも、多分。 今、同じ事をパン屋のおじさんに聞かれたら、
いや。パン好きだけど太ってるから
と笑いながらツッコミ入れるところでしょう。 要は、ズ太くなった っつーとこでしょうか。
大変長くなりましたが、最後に自画像をば。
こまどり組でした。センス無い保育園でしたな。 しかし、この自画像は我ながら、4-5歳にしては上手いっす。 何が上手いって、口元です。 年齢を重ねるにつれて、親知らずの影響としか思えない口元になりまして。 将来を予期していたとしか思えませんっ
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2002年09月26日(木)
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共感 |
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ぅぅ・・・ 抵抗空しく、来週はいよいよ東京に出ねばならぬ。
まるで、田舎者の台詞だが、田舎者だ。 その上、酷いくらいの出不精で客先に行くのを拒否しまくる。 今は21世紀だ。メールがある。電話がある。それで良かんべ? 勘弁ならねー? いやんなっちゃうなぁ・・・・・
隠居して早4年(多分)。 今更、OLの時に何を着ていたのか思い出せない。都会に出る服が無い。 が、とりあえず業者と会うのは品川にした。 しかし、後から思えば、やっぱ横浜まで来させた方がいいかもとか。 まーどっちにしても、その後に客先行くんすけどねー。 世田谷だってー。それ、どこー?
アホまるだしは、この辺にして。 我姉妹リクエストにより、ハーボットのパチもん。
ちなみに、名前は「アル」。 こいつ、足が無いから、ちと困った。
さてと。 毎度の愚痴だが、あたしの担当分野を理解するお客さんが居なくて困る。 しかも、今度は間に代理店が入ってもーた。 ますます、ややこしい。 しかも、代理店殿。作成したソフトをお持ちで無いと仰る。 おいおいおいおい。 制作部隊抱えてるんでしょ?なんで無いのさ?
おまけに、社長さまから、我が社が代理店が入る事によって作業が滞るため 客先から「使えない」と思われては困ると御怒り。 ええ、分かってます。分かってるのです。あたしに落ち度は無いっすもん。 でもね。あたしだって、困ってるのです。どう伝えればいいのさ?
ってことで、メールにて、この状況は我が社の責任としないところであり・・・ みたいなことをお知らせする策を取る事に。
でも。問題。 あたし、人に嵌められることはある。人の話を丸呑みするからだ。 でも、対して重要に受け止めてないので、嘘でもなんでも衝撃は少ない。 しかしだ。逆が困る。 あたしには、相手をやんわりと 相手が悪いんすー。変なのは、あいつですー。あたしは悪くないんですよー。 なんて、それとなく伝えるなんて芸当を身に付けてこなかったのさ。
しかし、主張はせねば仕事がこのさき続くかどうか分からない不安がある。 意を決して、チンタラご丁寧な文章を書き、社長に送ったところ、違う文体で短くなって返って来た。
ん〜なら、最初から自分で書きやがれっ!
とは、言えない小心なあたし。 しかも、カタカナがいっぱーいっ! 英語がカタカナになってるのがいっぱーいっ! その方が、客先のような業界の方には通じるんだってさーっ
でも、あたしには返って意味わからんっつーの。 この気持ち、分かってくれる人、居ないかなぁ・・・ あたしの、理解されない仕事を 「うんうん。大変ね。分かるよ」って誰か言ってくれないかなぁ・・・
共感者求む。
共感と言えば、あたしとお相手は全く持って正反対の事が多い。 あたしがこう感じるということを、お相手は全く感じず。 お相手が気にすることを、あたしはミミッチーなーとポイ捨てする。
元々あたしは人に出来事を話すのは得意だが 自分がどう感じたかとかの感情を話すことが少ない。
ついでに、お相手は感覚がまるで正反対が多い故、余計に言わない。
が、先日のこと。
歳のせいだと一発で言われそうだが、秋近くなり、あたしの肌がカサついてきた。 元々が、乾燥肌では無いにも関わらず、手入れ不足かカサつきが酷い。
最初にきたのは、唇だ。 そう、皮がむけむけ状態になった。 皮が剥けかけているものを、放置できる性格ではない。 よって、剥いた。結構、1cm ぐらいに、きれーな脱皮体験をした。
しかし、これには落とし穴があった。 皮を剥いたということは、生まれたての肌がその表面に顔を出す訳で。
これがまた。 御飯とか唇にあたると、みょーーーーな、感覚 がする訳さ。
なんとも説明し難い。 その状態で、モゴモボモゴモゴ御飯を食べていると、ふいにお相手が
「どした?具合でも悪いか?」
と珍しく尋ねてくれるので
「いやぁ、唇の皮を剥きすぎてね・・・なんとも」
と、説明をしても分かってくれはしないだろうと、やる気なさ気に答えたところっ!
「おおーっ!それ、分かるよっ!」
お相手が、目を輝かせて嬉しそうに言いなすったっ! しかも、自分で
「その気持ちは分かるっ!」
と、あきらかに、 普段は、お前の言うことわかんねーんだけどよー を主張なさったのさ。
初めて、二人が共感しあった美しい出来事が
唇の皮
って、これ、どーよ。
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2002年09月25日(水)
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木陰に人影(&お知らせ) |
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昨夜は全くもって眠れず。
1時には布団に入ったものの、結局、朝5:30まで起きていた。 本当は週末のみお相手の家に行く予定が、一昨日に間違えて食材を買い込み過ぎ、急遽昨日も行ったのが間違いか。
眠れなさにイライラし、お相手が動いたと言っては文句をいい、いびきが五月蝿いと溜息をつき。 だのに、我慢強いらしいお相手は「五月蝿かったら叩いていいから」と何度も文句に夜中中付き合ってくれていた。
しかしだ。きちんと5:30には、文句一つ言わずにお相手は起きてた。 うむ。エラすぎる。 その後、ヤツが出かけたのも知らず、9時過ぎまであたしが爆睡したのは言うまでも無い。
あいつ、大丈夫か?仕事・・・でも、昨夜は21時には眠り始めてたし。 まぁ、平気だろう。
ってことで、懲りずに歩け歩けシリーズ増殖中。
今回は、ぶーぶーブタくん。耳を垂らすべきだったかと、ふぅむ。
今朝、帰宅し、部屋に入る前に以前から気になっていた事を実行に移した。
と、言うのは、2階の南側の窓。 ベッドに腰掛けて窓辺を見ていると、連日のようにデカい蜂がぶんぶんしてるからだ。 ブンブン飛んでるので、網戸を開けることすら出来ずにいる。 よって、外から蜂の巣でもあるんじぇねーべか?と確認することにした。
家から3mほど離れ、恐る恐る南側に移動し窓付近を見上げてみたが・・・ 何も無さげ。 ん〜? じゃぁ、ということで、上から下まで丁寧に我部屋の壁面を観察。 問題なし。 まぁ、冬になるまで我慢しようかねぇ・・などと思い、くるりを向きを変えようと首を道路側に捻ってみれば。
そこには、道行くおばちゃん約1名。
あきらかに、ああ、あきらかに。 あたしは、不審者だと言わんばかりの視線を浴びたのでした。
そして、お昼すぎ。 タバコをきらしたので、自販機に歩いて行った。 ナマイキにも、さいきん、ローライズっつーの?のジーンズを愛用している。 これ、いいんだけど。 あたしが持ってる上着の丈って短いものが多いことが発覚。 そう。ヘソ出ちゃう。
余談だけど、今、ローライズって打って変換したら、『ローラ伊豆』って出たんすが。 まぁ、いいや。
とにかく、ヘソ出しは嫌なので、ちっとばかし前を気にしつつ上着を引っ張りつつ、ぽてぽて歩いて行ったとさ。
だぁ〜れも居ないと思っていてもっ♪
そう。誰も居ないと思っていました。いましたの。いましたけどね。
居ましたのっ!
あたしの家から自販機までは、真っ直ぐに歩いてどん詰まりの右カーブの坂を上がって下りる途中にあるのです。 (って、結構遠い感じね) そう。そのどん詰まり。
そこは、山を崩して住宅地を作ってある崖の部分にあたる場所でしてね。 フェンスで囲まれた電圧のなんやらかな?が置いてあるだけなんです。 だから、人が居ると思っては居ないのですね。 確かに、その下に車は止まってます。工事してるらしいですから。 けどさー、まさかさー、生垣みたく木に囲まれたその向こうに人がいるなんてねー。 思いませんことよ?おほほほほほ。
しっかり、あたし、そのお兄ちゃんと、ゆらめく葉っぱの隙間ごしに、 眼と目を合わせてしまいました。
はずかしーなー。ちくしょー。
その教訓を胸に、今度は人が見てる場合もあるのだぞ? と自分に言い聞かせ、タバコを買って、無事、そのどん詰まりの坂を通り過ぎたのです。
あたしの家は、窪地なんですね。 繁華街から急な坂を下った場所。上の住宅地からも急な坂を下った場所。 どう考えても、もれなく洪水来たら浸水するでしょ?ってとこです。 だので、どの家も数段高い位置。 普通に歩いてて腰の高さから、頭ぐらいの高さの位置に家々が建ってるのです。
帰りは無事。意識して、葉っぱごし兄ちゃんを交わした安堵感も手伝い、意気揚揚と長閑な家々の庭なんぞ眺めつつ歩いておりました。 と、そのうち過去日記にでてくるでしょうが、一軒の気になるお宅に差し掛かりました。
そのお宅。七人の小人の人形を、一体だけ 玄関先に置いてある家でして。
かつて、その孤独そうな姿から、徐々に増やしてあげようか?と良心的なことを考えた日もありました。 果たして、今もお一人で? 確認すべく、それこそ、そのお宅の生垣の隙間から小人さんを確認しつつ歩いておりました。
なにやら、以前とちと違います。 小さな植物の鉢植えが置かれ、小人さんが見えにくくなっております。 うーむ・・・これは、ますます不憫だ。
勿論、こんなことを人様の家の前に立ち止まって観察している訳ではなく、 その間にも歩は進んでいる訳で。 ちょうど、歩くあたしの頭の高さに位置する小人さんを、名残惜しげに歩いているとっ
もー、やーねー。 学習能力足り無すぎるっていうの?
その小人宅の家人が、
生垣の雑草を取っていた!
あーあー。 見られてたよね? 自分の家をしげしげと、生垣の葉っぱの隙間から観察する変な女=あたし。 見られてたよね?
まー、ここは大人です。 居るっ!と分かった瞬間に、足も止めず、視線を前方へ何気に逸らし、何事も無かったかのようにその場を立ち去ったのでした。
『この地には 木陰が好きな 人多し』
あるひ心の俳句でした。ちゃんちゃん。
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2002年09月24日(火)
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3日間の変動 |
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いやぁ、3連休でした。 こってりこってり、人の家で眠り続けて体重を2kg増やして帰宅しやした。
と、帰り道。2台のトラックがとぉ〜っても邪魔でして。 「○○○ステップ」 と車体に書かれていましてねぇ・・・はて? 積荷を見て納得しました。足場屋さん(っていうの?)ですな。 どこかのお宅が外壁でも修復するんでしょう。足場の材料がてんこもりでした。
父上が工場をやっていた関係で、ちょっとばかしそんな事を知っています。 そして、そんな娘のお気に入りの番組は「劇的ビフォーアフター」。 空間(建築)デザインをやりたかったけれど無理で、じゃぁインテリアデザインをと思ったけど、それも根性無く。ではではディスプレイデザイナーにと思った時には歳を食い、安い賃金から始める根性もやっぱりなく。今に至ると。 一応、デザイナーっつーカタカナは付く職業だけれど、あたしは立体に憧れるのですわ。
ってことで、ヘタレ人間の今日の歩けシリーズはこり。
ふっ、、、何に見えますかぃね?うなぎいぬっす。 我姉妹は、あたしのことを「うなぎいぬ」に似ていると申します。酷いです(TT)
さてさて。 冒頭にも書きましたが、眠ってばかりの3連休でして。 その中で、拉致問題をテレビでぼーっと観ておりましたところ、とある方が 「11人の拉致を認めたということは、100人が拉致されたとしても不思議はない」 というような事を仰っておりました。 それは、まるでゴキちゃんが1匹居たら何百匹居るという発想みたいで、宜しくないと心で呟いてみましたが、でも、それは言えるかもしれないと。
ただ、この一連のニュースに対し外務省の対応が・・という意見をお相手もしておりまして。 あたしとしては、 「ここまで漕ぎ着けた事は、少なからず努力を認めてあげてもいいのでは?」 だったのですが、とある番組で 「(交渉をここまで漕ぎ着けた)努力が流されてしまっている」 要は、あたしの思った外務省としての拉致を認めさせ、生存確認まで北朝鮮にさせたという努力が、他の外務省叩きのニュースで流れてしまったという、お役人のコメントを観て、ああ、やめた。認めるのはやめた。と思ってしまったのでした。
そんな中。22日日曜の深夜のことです。 あたしがこってり眠っていた家の主であるお相手は、飲みに出かけ居りませんでした。 午前2時すぎの事です。健康的な方なら眠っているであろう時間です。あたしもウトウトしておりました。 携帯が鳴り響きました。見覚えの無い番号です。とりあえず、出ました。 「○○です」相手は言いました。そう。例のHの旦那です。
深夜2時過ぎっすよ?
「ああ、どうも」一応、返事しました。 「子供生まれたっ!」嬉しいのでしょうね。報告されました。 「ああ、おめでとうございます」社交辞令を返しました。
この数日前に、あたしはH家にお別れメールを出しています。 この夫婦。数ヶ月前にPCを購入したばかり。メルアドは共有のものです。 どうやら、見ていないだなと思いました。
「色々ありがとうっ!」
と、何が有難うなのか分からないけど、お礼を言われて電話を切りました。 いっくら、嬉しくとも。夜中2時に電話してくるのは非常識ではないですか? しかも、「ありがとう」って何さ? あたしのせいで、ご夫婦は気分を害していたと奥様から聞いておりますが? お礼を言われることなど、何一つあたしはしておりませんことよ。おほほほほ。
その同じ22日。 本日自宅に戻ってメールチェックをしたところ、別の友人からのメールにて。 「お婆ちゃんが今日亡くなったの」 と来てまして。その友達のことがあたしは大好きで。 というのは、彼女は御両親や祖父母をとても大切に想ってる子だっていうのもあるんすね。 そんな子なので、あたしの父上が亡くなった時も、自分の事のように泣いてくれましたの。
だので、あたしは、とても複雑な心境になりました。 生まれる者もあれば、その影で亡くなる者もあり。 当たり前のことが、偶然に重なっただけなのですが。 なにやらズッシリ重みを増しました。
まだ、そんな偶然の重なりを知らずに自宅に戻ってきた朝。 駐車場に着くなり、金木犀の香りにびっくりしました。 金曜の夜には、全くもって匂わなかったものですから、辺りを見回しました。 あたしが、3日間、こってり眠っている間に、すっかり秋なのだと感心感心。 自宅までの道々のお宅の庭は、金木犀だらけ。 こんなに、沢山あったんだっけ?と、7年も住んでいるのに改めて感心しました。
そして、自宅に戻り、何かが違う・・・ 金曜日に、裏のじぃ様が哀愁漂わせて凝視されていた「おしろい花」が、根こそぎ無くなっておりました。 あたしが、3日間、こってり眠っている間に、すっかり丸坊主にされていました。 きっと、お隣のおじぃさんがやったのでしょう。お休みなのにご苦労さまです。 7年も住んでいるのに、植え替えをなさってたなんて、知りませんで。すみませぬ。
そして、先程、昼休みを利用して父上の墓参りに行って参りました。 行く前に、父上のタバコを買いに行き戻ってきたところ、道を挟んでオバちゃんが会話をしておりました。 要は道の両端に居られる訳で、幅2m強ぐらいでしょうかね?空けて会話をしている訳です。 なにやら、距離感があるお二人ですこと。 そんな事を考えつつ墓参りに行きました。
23日に、母上、我姉妹1名(3姉妹なので)、父上の弟夫妻がいらしてたと聞いてましたが、案の定、花だらけでした。 御墓の前で、 「父上、花が好きだものな。生前から花が好きだって言ってると、こうなった時に得するな」 などと、他のお墓さんと比べて格段に花の量が多い父上のお墓に、少々感慨深げになりました。
そして、もういっぱいであるにも関わらず、 「そんなに詰め込むなって?まぁまぁ、いいじゃんか」 と呟きつつ、新たに持参のお花を添え、好物のウーロンハイとタバコを供え、水をかけ、お線香を焚き焚きしておりましたところ。 手足に仲良く二箇所ずつ。蚊に喰われてしまいました。
常々、病人というものは、見舞い客が一編に来ることを残念に思うと知って居ったので、23日という月命日&お彼岸に、天邪鬼な娘は行かなかったのです。 「みんな、バラけて来てくれたら退屈しないのに」 この言葉を、あたしは入院した父上からも義兄からもお相手からも聞いており、あたしもそうだったからでしょうな。 だので、日付をずらしたのですが。 蚊の攻撃に耐えられず、せっせと御墓の手入れ(?)だけして帰ってきてしまいました。
蚊に喰われた腕を掻きつつ自宅に戻ろうとすると、 行く前に2mの距離を空けて会話していたオバちゃん達が、木陰側の壁に寄り添って話しておりました。 墓参り。所要時間約45分。 45分の間に、二人のオバちゃんの距離は縮まったものと思われます。
そして、家に入ると、誰も居ない家なのに、下の階にある親機が 「コキ シヨウチュウ」 と申しておりました。 正確にはディスプレイに文字が出ておっただけですが。 まぁ、良くあることです。 子機の充電器の接触が変なのだと、勝手に思っております。
それよりも、今、問題なのは。 金曜日の夕方に、ちょっとだけ封を開けて飲んだ、この牛乳。 約4日後の今日も飲んで、平気なのでしょうか?
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2002年09月13日(金)
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茹でモロコシ |
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先日、ウィルスチェックを夜中にかけて気付きました。
ファイル数が多すぎますっ!
仕事以外の猿作品も日記を書くようになってから、増えすぎております。 よって、ちと在庫処分。 基本のすいか猿さんの、未完成品があったので季節はずれを知りつつ作りやした。
はははははは。意味ないです。
********* お読みになる前の御注意 *********** 食前、食後、想像力が逞しい方は御注意ください。 また、虫が嫌いな方も。出てきます。 *******************************
先ほど、先日母上が差し入れしてくれたトウモロコシを食べようとしたところ、 白くて長いブツが。 そう。1.5cm(長さ推定)ほどの芋虫くんでありますなぁ・・・・(TT)
あたしは、小さい時は大の虫好きでした。 でも、大人になると、小さな虫でさえ、何故か怖くなっちまいましてね。 昔、ブロッコリーを買ってきたところ、青虫が茎についているのを発見しただけで、食べずにゴミ箱に捨てちまったぐらいなんですわ。
虫がついているってことは、新鮮だとか、安全だとか申しますがね。 農家で買ってきたものなら、まだあきらめもつきます。 でも、スーパーで、きっちりラップされて窒息したの?みたない虫は、やっぱり勘弁です。
母上の差し入れである、茹でモロコシ。 思わず、捨てそうになりました。なりましたが、人から頂いたものを捨てるのは忍びない。 泣く泣く、ビニールを手にくるみ、その茹であがっても白いままの芋虫君を取り払う覚悟を決めました。
パパッ
取れません。潰しちゃったら、余計におえっです。 仕方なく、つまみましたっ
・・・・・・・
芋虫君を取り払うのにかかった時間は、きっと3秒ぐらいなのかもしれませぬ。 でも、あたしには、30秒くらいに感じました。 だってだってだって、
長いんだもんっ!(号泣)
芋虫君。当初の予定より、体長が長くってですねぇ。 しっかり、トウモロコシの奥に身体を半分くらい入れていたのですな。 あたしが、1.5cm 程度と勝手に思い込んでいた芋虫君。 ごめんよ。君は、
全長3cmもあったんだねっ!(号泣)
ひぃ〜〜〜〜んっ
しかも、それだけでは終らずに。 くるっとモロコシ様の向きを変えると、ほら、またそこに芋虫君。 今度は、まとも。2cm無いわ♪
じゃなくてーーーーっっっっっ!!!!!!
もぉ、勘弁してください。まじ、泣き入るから。
一瞬、頭を過ぎったのは
この芋虫君。 モロコシ様と一緒の鍋で茹だったのよね? そりゃそうよね。知らずに住んでた訳だしね? っつ〜ことは、あっつーあっつーって思いながら、モロコシ様の穴から出てこられたって訳ね? まるで、煮られて、貝が口をパカーって開けるかのように、出てきた訳ね? そりゃ、お気の毒。 天敵の鳥たちに食われるなら、まだ本望のところを、まさか、ぐつぐつされちゃうなんてね。 夢にも思わなかったわよね? それを、あたしが発見してたって訳ね? おや、まぁ。ごめんなさいね。茹でた母上が悪いわね。
じゃなくってっ!!!
一緒に茹だったんでしょ? モロコシ様と御一緒に茹だったんでしょ? 猿が入ってくる温泉ってテレビでやってるけどさ、 大変申し訳無いけど、あたし、絶対に嫌なのよ。 お尻も拭かないようなお猿さんと、同じ湯船に浸かりたくないのよ。 変なとこ、神経質なのよ。
昔ね。お風呂が無い部屋に住んでたことがあってね。 だけど、目の前にある銭湯に行くのが嫌で嫌で嫌でね。 絶対に、湯船に浸からなかったのよ。 すんごーーーーーーーーくっ!申し訳無いんだけどね。 お婆ちゃんの宝庫のような銭湯だったの。 あたし、身近におばあちゃんって居ないのよ。その生態を知らないの。 ロッカーがね、ロッカーがね、本当に本当に申し訳無いけど、すごい匂ったの(TT) 仕方無いわよね。歳とれば、あたしだってそうなるの。分かってるのよ。 だけどね、やっぱり、いつ洗ったの?それは、履き変えないの?え?また、履くの?状態なのよ。
そりゃ、あたしもね。全く持って綺麗好きじゃないわけ。 疲れてて、面倒だと思ったら、女のクセにお風呂入らない時、結構あるわ。 顔を洗わずに、そのまんま、家にいるからって仕事したりもしてるわ。 でもね、でもね。外に出ないのよ。 あたし以外にこの家の風呂入る人も居ないし、同じ布団に寝る人も居ないし。 誰にも会わないからやってるのよぉ。
それにね、友達が前にね、温泉行って性病がうつったのよね。 彼女ね、ぶっちゃけ、男の影が無いの。まったく無いの。だから、違うの。 病院に行ったらね、原因は、温泉にある椅子だって言われたの。 ほら、お風呂でも使うでしょ?あれよあれ。 「使うときには、しっかり洗剤をつけて洗ってからにしなさい」 って先生に言われたそうよ。 たかが、温泉の椅子よ?お湯が流れてるからって、綺麗じゃないのよ。 逆にお湯なの。温かいから、繁殖もするらしいの。
それとね、母上ね。 プールに通ってたの。だけど、やめたの。 婦人科系が特に弱いんだかなんだかね。温水プールで感染するらしいの。 この間は、バカだから健康ランドみたいなこと行ったり、某有名な箱根の日帰り温泉行ったりして、また具合悪くなってやんの。 毎回同じ、感染病よ。
いやいや、あたしは、そんなに体質弱くないと思うわけ。 思うけど、その前に、そんなこと想像するから気持ち悪くて拒否反応なのよ。 古着もね、誰が着たかわかんねーっって思うと、洗ってるの分かってても嫌なの。
まして、
芋虫と一緒に茹でたモロコシなんてっ!
肌どころか、それが口に入るなんてっ!
すごい栄養ありそうじゃないのっ!
ひぃ〜〜〜んっ 芋虫エキスがとっぷり入ってそうなモロコシだわ・・・
そんな事を想像しちゃったのです。
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2002年09月12日(木)
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バチか予知か |
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仕事が、みっちり毎日あって、最近は夜中に日記更新ペース。 自宅で眠るのにも慣れて参りました(って、自分の家だっつーのに)
して。今日はテレビが重なる木曜日。 それなのに、思いつきで紅葉を描きだし、色々やってたら日付が変わってしまったのですわ。 ってことで、日記の内容と全く持って関係無いこり。
猿が居なけりゃ、結構綺麗な出来だと思うのです。 しかし。実のところ、一番描くのに手間取ったのがホウキだという事実。 ちゃんと、ホウキに見えてます?動きは、ちと変だけど。
さてさて。 家に居ます。お相手の家に行ってません。 あたしは、今、考えたくもないし、人に構われたくもないし、人を構えるハズもない状況なのですわ。 静かにボーーーっと邪魔されずに過ごしたい時だって、人はあるでしょう? あたしにとっては、滅多に無い、珍しい状態なのです。 構われるのは、正直、時間帯によっては、酷く面倒なのですわ。
そんな中。昼間から母上の電話攻撃を受けつづけ、仕事も忙しく、 夜になってやっと心静かに過ごそうとしていたところ、メッセで話し掛けられてしまい。 油断大敵。取り込み中にしとくのを忘れてしまったのですな。
まー、今回のHの話も聞いてくれた関西人なので、少々イライラしつつも、相手をすることに致しました。
関西人 の発言 : 酔っちゃった〜♪
どうやら、飲んで来たらしいっす。 そんな、おめでたい状態のヤツと、本当は話したくは無いのですわ。
あるひ の発言 : あらまぁ、おめでとう
関西人 の発言 : あかんやん・・・仕事しなければ。。。。バタッ。
あるひ の発言 : しなされ
関西人 の発言 : はい
あるひ の発言 : 素直で宜しい
関西人 の発言 : うん。
関西人 の発言 : 教官(なんの?)には逆らえませんから。
あたしの、愛想無い面倒そうな返事でも、関西の人間にとっては時として通じない場合があるのですわね。 まー、これは、皆が皆じゃないでしょう。 あたしの周りの関西人限定で。 あたしの無愛想さをツッコミと勘違いなさる方も居るわけで。
関西人 の発言 : 忙しい?
あるひ の発言 : ちと待って
実は、ここでメッセ中であるにも関わらず、あたしは電話をかけ出していたのですわ。 態度悪いですわねーーーーっ 嫌なヤツです。あたしは。
あるひ の発言 : ふむ。お待たせ。
関西人 の発言 : 待たされた
あるひ の発言 : すまんねぇ
関西人 の発言 : いえいえ・・ほんとは放置して仕事してたし(汗
・・・・なんだとぉ? と、自分が電話をしていたにも関わらず、ちとコノヤロと思ってみる。
あるひ の発言 : そんなことだろうと思ってました。
関西人 の発言 : ばれてるやん・・・
あるひ の発言 : うん。くっきりバレてる。
関西人 の発言 : なんだかムカつくぞー(笑)
うほほほほ。勝ちぃ〜♪ってな気分になりました。
あるひ の発言 : いや、大丈夫。そんなにムカつくことでもないよ?
関西人 の発言 : うん
あるひ の発言 : そうなのか・・・
関西人 の発言 : まだ、仕事してるのかい?
あるひ の発言 : ちっとだけね。
うそです。仕事終ってます。終って、プライベートタイムです。
関西人 の発言 : おお・・ご苦労さん、邪魔しちゃわるいね。ごめんよー
あるひ の発言 : いや、やる気がちと出ないとこだったので、大丈夫っすよ
関西人 の発言 : あかんやん・・・がんばれー
おろろろろ。気を使わせてしまいましたわ。 ちと、罪悪感。。。
あるひ の発言 : あら?いつ家に帰るの?
関西人 の発言 : 何時帰るんだろう?中途半端に仕事あるしねー・・・・
あるひ の発言 : なるへろ。ま、酒がある程度抜けるまでお仕事しなはれ
関西人 の発言 : いや、抜けないでしょう、後でまた追加するだろーし(自爆)
この関西人。かなりの飲兵衛。 その飲兵衛さ加減っつーの? 仕事しながらも、金が無いとか言いながらも酒飲む姿勢。 他人事だから、ど〜でもいいんだけど、今のあたしにはカチンとくるのです。
あるひ の発言 : だみだな
関西人 の発言 : なんでダメってゆーのさ?(涙
あるひ の発言 : ダミなオヤジだからさ。
関西人 の発言 : オヤジですか・・・
あるひ の発言 : だって、同じ歳ですから。
関西人 の発言 : でも、あなたより若いもんもんもんねーーだぁ♪
この関西人。 あたしより、たった数ヶ月誕生日が遅いだけで、「お前より若い」と言う嫌なヤツなのです。 先に誕生日を迎えたあたしに、普段から「おばちゃんおばちゃん」うるせーうるせー。 余談ですが、あたし。以前の会社にいた関西人の後輩君にも、「おばちゃんやぁ〜」ってしょっちゅう、からかわれてたのです。 関西人は、「おばちゃん」って言うのが、 っつーか、相手をけなすのもコミュニケーションやっ! って主張するんすけど、本当でっか?
あるひ の発言 : たった数ヶ月を頼みの綱にしてるなんて・・・ぅぅぅぅぅっ
関西人 の発言 : だって、オヤジだも〜ん
あるひ の発言 : 今度は認めてやがる。うむ。
関西人 の発言 : ふふふ
あるひ の発言 : 不敵な笑いだ
と、ここで、メッセの会話が途切れ、自宅の電話が鳴りました。 そう。関西人。メッセでは足りず、電話してきやがったのです。
関西人: 邪魔したろ〜っ
あるひ: はいはい。
と、答えたものの、今のあたしは話す気力ゼロ。 普段なら、必要以上に何か話題をと頭を巡らせ、会話が途切れないようにするあたしが、単語返事以外できない状態なのですな。 だけど、間は嫌。無駄に電話してる状態なら、切ってしまいたいって感じ。 仕方ないので、ボヤいてみましたの。
あるひ: な〜んか、つまんねっ
お気づきでしょうが、あたし、言葉使い悪いのですね。 時と場合と相手によって、ちゃんと使い分けは出来ますけど。 あたしのボヤきに対し、何を言うかと思えば、その関西人。
関西人: それは、寂しいってこっちゃ
あるひ: あ?そうなの?
いやいやいやいや。 寂しいなんて自覚は全然ありません。多少、気分が腐ってるのは事実ですが。
関西人: だから、電話してあげたんじゃ〜〜んっ
・・・・・・・
大きなお世話っ!
とは、言えず
あるひ: ああ、そう。それは有難う。気づきませんで、すみませんねぇ
関西人: ほんまやっ!人が気ぃ使って電話しったのに
あるひ: まぁまぁ、わざわざ。そんな事とは、ツユとも知らず、これはこれは
関西人: 有難うぐらい言えやっ!
あるひ: 最初に言ったがな
いやいやいやいや。 まったくもって。この酔っ払いめっ!
あるひ: うちのオカン、あたしが家に居ると嬉しいらしくて、何回も電話してくるわ。
関西人: おおっ!俺と一緒やな。
あるひ: ああ、似てるし。っつーか、同じO型だし。
関西人: 同じなんかぁ、じゃぁ、似てるかもな
あるひ: すんごい似てる。オカンと、アンタと、彼氏。皆O型。大変なとこソックリ!
関西人: なんやとぉ〜〜〜っっ
だって、事実だし。 皆、同じように愚痴多くて、皆同じようにお金お金言ってるし。 皆、同じように、こっちの気も知らずに甘えてくるし(笑)
と、ここでメッセがぼろんっ♪と鳴ったので見てみた。
関西人 の発言 : ごきぶり送ってやる〜〜〜〜〜〜〜〜〜けけけけけ
なんだとぉ? まるっきり、子供だな。この酔っ払い。とか思いつつも、その後も会話が続きまして。 正直、ど〜〜でもいいよぉ〜〜〜って言いたくなる話だったのです。 きっと、今の状態じゃなければ、もう少しまともに聞けたと思うのですがね。 だって、関西人の感覚 VS 関東人の感覚みたいな話なのですね。 しかもネチケット的な話。 あたしに、関西人の感覚の味方はできないのです。スマートさを重んじる関東人ですから(笑) しかも、テレビ、始まっちゃいました。ショムニ始まっちゃいました。 途中で、保留にしてビデオ撮ったけど、裏番組で観たいの合ったのに(TT)
結局、電話を切れたのは、関西人の都合。 仕事が次の工程になるってことで、解放していただきました。
そりゃね。 心配してくれてるのかもしれないのです。 気を遣って、一人で家に居るあたしに、長距離電話をかけてくれるのは有り難いのです。 でも、あたしは、寂しがり屋と違います。ヤツは勘違いしてますが。 一人が結構、好きです。一人で邪魔されずに居る時間が結構、大切なのですね。 悪いなぁ・・・と思いつつも、やっぱ、こういう場合は迷惑っすとか考えながら、 電話を切ったあたしは飲み物を作るべく台所へ降りていきました。
とんとんとんとんとん(階段を下りる音)
ガチャっ ジャーーーーーーッ きゅっ (ヤカンにお湯を入れる音)
ガチャ カチッボボボボボボボボ カチッ (火を点けた音)
・・・・・・ (向きを変え、部屋に戻ろうと一歩動く)
!
!
!
いやぁ〜〜〜っ
ゴキちゃんじゃないのっ!?
はい。 コソコソと居ました。いらっしゃいました。 見てはならないものを、あたしは見てしまいました。 見逃すわけにはいきません。 運良く、流しに入ってくれました。 洗剤掛け捲りました。 流しの中で、洗剤とゴキちゃんのおっかけっこです。 もしも、洗剤に色がついていたのなら、流しは洗剤色に染まるくらい。 そのくらい、追いかけて追いかけて小さい流しの中を追いかけて。
はい。 動かなくなっていただきました。 排水口のゴミ受けを取り出し、水を出し、直接、下水に流れてもらいました。
興奮冷めやらぬ状態で、二階に戻り、メッセを見ましたが、関西人は退席中。 よって、
まじでゴキ送ってくんじゃねぇ〜っ
と不在の相手にメッセージ送り、メッセを断ち切りました。
ああ、神さま。 これは、母上やら、この関西人やら、親切に構ってくれる人たちを、迷惑がってた あたしに対するバチなのですか? 反省しますから、ゴキちゃんだけは勘弁してください。
それとも・・・・
あの関西人には、特別な能力が!?
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2002年09月11日(水)
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背中合わせ |
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ああ、やっぱりね。 150MGを越えるファイルは、案の定開かず。 ダウンロードし直すも、途中で回線が切れる事によって何度も落としなおすハメに。 予測通りだ(泣) そんでもって、今日来るハズの仕事が、今だに上がって来ないのも、予測通りだ。
ついでに、天体観測。大勢の人が予測してたでしょうな。 誰か一人が消える設定だろうなって。 そして、最後は、それぞれの道に旅立つと。ふむ。
生と死は背中合わせってか?死を知るから、生を大切に思えるってか?
いや。やさぐれている訳では無い。ちと言ってみたかっただけ。 ってことで、こり。
本来、膝を曲げていくのでしょうが、なんせ足が短いもんで。 身体だけグルンっって感じになりました。ちと、ジっと見たら不気味な動きかも。
最近のドラマを観てて、多分、色んな人が同じ事を思うと思うけど、 人が死ぬ設定って多い気がするわ。 人の死って、そんなにドラマになるのかぃ?と、ちと思ったりなんかして。
いやいや。前は、そんなドラマを観て、目をうるうる。時には貰い泣きしてたハズ。 しかしだ。 実際にドラマのようにならなかった父上を見送ってからというもの、 前は感動シーンとして捉えてたテレビの画面に向って 「これは、ドラマだな。現実には有り得ない。」 などと、当然のことを頭でぼやき、冷めた目で見るようになってしまった。
これは、まだ良い方で。 一時は拒否反応が酷く、テレビを観る事を避けねばならなかった。 まず。ドラマは避ける。そういう設定が多すぎるから。 バラエティーでもニュースでも「死」という言葉が出てくる事は結構ある。 それを聞くのさえ嫌だった時がある。
無意識のうちの拒否反応だった。 そう、今思えば・・・だから、今の私は少しは楽になってきたのだろうと思う。 私は、鈍感すぎるので、自分がどんな状態かに気付くのが毎度遅れるらしい。
遅れるが為に、私は自分の状態を人に伝えるタイミングを逃す。 他の人は、自分がどういう感情でどういう状態かっていうのを、すぐ分かるらしい。 悲しいとか、苦しいとか、辛いとか、悔やんでるとか。 分かり易くて羨ましい限りだ。 私は、自分の感情がどれに当て嵌まるのか、今もって尚、父上のことに関しては言葉に出来ぬ。
私は、父上が亡くなったことによって、何かを学ぶという境地に至る事は出来ていない。 ドラマのようにはなれない。
父上が亡くなって、病室を出たその直後から、あたしの脳裏で繰り返されているのは
「情けは人の為ならず」
そして、昔、今の社長が何かの時に言った言葉。
「人は、どうせ最期は独りだ」
この二つの言葉を繰返し、頭で反芻している状態だ。 なんだか、正反対。背中合わせな言葉だな、なんて思ったりして。
社長の「最期は・・」の言葉に対しては、ずっと 「寂しい考えだな」 と反発していたけれど、事実そうなんだ・・・と今はもう、納得できる。 何故そう思ったのか?聞いてはいないが、社長は父親を子供の時に亡くしている。 きっと、多分。 その時に、子供の彼が子供であるのに受け止めざるを得なかった事なのだろうと思う。
「情けは人の為ならず」 情けを人にかけておけば、巡り巡って自分によい報いが来るということ。
父上が亡くなってから、何度も何度も心の中で問い掛けてきている言葉。 お父さんが掛け続けてきた情は、ちゃんと戻ってきた? それを、何度も何度も聞きつづけている。 人生、プラマイゼロ。最期に帳尻が合ったと思う? そんな事を、ずっと答えるはずもない父上に聞きつづけている。
なんでそんな事を、悲しむよりも前に考え出していたのかは分からない。 自分のことだけど、よく分からない。 ただ、無理矢理解釈すれば、父上は独りだったなぁ・・・と思ったからだと思う。 周りに、沢山の家族や兄弟親類が居たのに、だけど独りだったなぁと。 社長が言ったように、やっぱり、最期は独りなんだなぁと。
告別式にも御通夜にも。 急な知らせを聞いたであろうと分かる、作業着の人まで、沢山の人が来てくれた。 それらの人々に頭を下げながら、ずっと、 「お父さんの掛けた情けは返ってきた?」 と聞きつづけていた。
沢山の人が泣いてくれて、悲しんでくれて。 それを目の前で見ているにも関わらず、私はそれを情けの結果と捉えなかった。 捉えなかったというより、 沢山の人が悲しんでくれる事で、父上の情けの数々が報われている事になるとは、到底思えない。
私は、人に対して甘い甘いと、我姉妹にも、友人にも指摘される。 そんなに情けを掛けたところで、相手は何も分かっちゃいないと。 情を仇で返されている状態だと、指摘される。 飼い犬に、腕を噛まれた状態だと、我姉妹が笑って言う。 そこが、あるひの良いところだけれど、それが欠点でもあると友人が言う。 毎度毎度、人との関わりで落ちる穴は同じ。
そう。自分がそうだから、人に対してもそう思う。 私の長所は、最大の欠点。短所でもある。 長所と短所は背中合わせ。それで、人はバランスが取れているのだと思っている。
だから、人に対しても、嫌な面が見え、自分が不快を感じても、 「これは、長所の裏返しだし」 と受け止めつづけ、人に言わせれば相手を甘やかす結果になるらしい。 私の味方をする友人は、「付け込まれる」のだと言う。 だから、私という人間の「そこ」を分かって、付け込まない相手を探さねばと忠告してくれる。
いやいや。 誰も、付け込んで来てる訳じゃ無いと思うよ?
そういう私の考え自体が、甘いとまた、一喝される。 けどさ。バカな私には、どこで線を引いたら良いのか分からないのさ。 どこまでを流して、どこからを怒って良いのやら。トホホホホなのさ。
父上は、「お前は情があるからな」と私にいつも言っていた。 上手く、煽てられていたのかもしれない。 だから、私がこういう性格になったのだと、父上のせいにしてみる。
「お前は気前が良いからな」といつも笑って言ってた。 何かと、人の世話を焼いてしまう私を、いつも笑ってからかっていた。
私が怒っていると、私から歩み寄ってやれと言っていた。 謝って仲直りしろということは言わなかった。 相手の方が悪いのを承知の上で、決して折れてこない相手に対し、 あいつは腹の中がグルグル渦巻いて大変なんだから、可愛そうなんだからと。 孤立させないように、近寄ってやれと言われてた。
そんな父上は、気性の激しさから、知り合っては離れ。 時には、多分、父上の感情から言えば裏切られ。 時には、多分、父上の性格から言えば恨んだり憎んだ相手も居るだろう。
でも。 相手が離れたそのずっと後。 時間がどんなに経過しても、父上がその人たちを忘れない事を知っている。 「あいつ、どうしてるんだろうか?」 いつだって、気に掛けていたのを知っている。
父上の方が悪かった事も多いだろう。だから、仕方ないと思うのだろう。 だけど、ずっと、父上は相手をずーーーーーーっと。気に掛けていた。
私は、それを幼い頃から見ていた。 父上が、心のどこかで悔やみ、後悔してたところで、それは相手には伝わらない。 父上が、気に掛け、その場では怒りで離れた相手でも、既に許して心配していても、それは相手には伝わらない。
伝わらない。届かない。 私はずっと、そんな父上を寂しそうだと。悲しそうだと思って見ていた。
父上が亡くなった時、私は我姉妹に産みの母や祖父母に知らせる事を御願いした。 父上が、きっと、人生の中で一番悔やんでいる事は、産みの母や祖父母に対してだろうと思っていたから。 でも、連絡しても、来なかった。「行けないよ」って言ってたんだっけかな。
我姉妹は、祖母の気持ちが分かると言っていた。 祖母たちの中では、産みの母と離婚した時の横暴で酷い男のままだからと。 いくら、その後の父上が変わっても、祖母たちの中では変わらないのだと。
私は、父上のノートを高校生の時に見つけた。 離婚する寸前だと思う。やり切れない気持ちを綴ったノートだ。 だから、余計に。 その後も父上が、せめて祖父母には許してもらいたいと思っていたのだろうなと想像できた。 でも、許してくれなかったんだね。 時は経って、父上も丸くなり、穏やかな良いおじいちゃんになったというのに。 仕出かしてしまったことは、永遠に取り返しが付かなくなっちゃうんだね。
だから、父上は人を許してやれと私に言ったのだと分かる。 だから、父上は、私の人に甘いところを笑ってからかっていたのだと分かる。 だから、父上は、きっと許されたかったんだろうなぁ・・・って思う。
ものすごく虚しいと思った。 だから、父上は報われたんだろうか?って。 その他大勢の父上に関わった人が、沢山沢山悲しんでくれたけど、でも、それで報われたんだろうか?って。 かなり、疑問で今でも疑問で、そればかりを、いつもいつも考えてしまう。 多分、答えは永遠に出ないって思うけど。
だから。 私は、人は変わると思っていたい。 それを、ちゃんと認められる人間でいたい。 反省した人を、快く受け入れられる人間でいたい。 間違いを認めて悔やんでいるのに、それを拒否されることは、とてつもなく悲しいんだろうと思うし。 そんな想いを、私は人にさせたくは無いんだよね。 させちゃったら、自分が後味悪くて仕方無いんだよね。 それに、どうしたって。 その人が嫌いになれない事が多すぎて、気に掛かってしまう性格なんだよね。
でも、それが甘いってことだよね(笑) そのせいで、結果。 逆に自分の想いが伝わらず、惨めな思いしする事があるって分かっちゃいるけどさ。 でもさぁ。寂しそうな背中には、父上が重なって、どうしても弱いのですわ。
なんか、偽善者っぽくて嫌なんだけどね。 まるっきり、ファザコン状態でカッコ悪いと思うんだけどね。 どーにもならんわな。
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2002年09月10日(火)
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ぎょっ |
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おお。 PCの前で暇にしてる時間は、それなりにあるのに、日記を書かず。 夜中になって、友達の電話待ちの間にこんなん作ってみました。
冗談で、世にも奇妙な物語に入り込んだ気分だと言ってたら、本当にそんな感じに陥りましてねぇ・・・ 平穏に日々慎ましく生活をしていたところへ、開拓者と称するエゲツナイ外人が侵略してきたっ! そんな例えさえ似合いそうなこの現状。
落ちているといえば、落ちている。 落ちているというより、混乱している。 混乱しているというより、
考えたくも無いっ!
っつーのが、本当のところでしょうか。 考えても仕方の無いものは、時が過ぎて自然と何かを思いつくまで自分を放置することにしております。
出来る限りというか、必然的に、一昨日辺りからあたしの頭は思考停止命令を発しました。 ボーーーーーーっとしております。
その、ボーーーーーッとした状態でも、普通に友人とバカ話は出来、仕事も出来、ツッコミ所を忘れることすら無いという。 あまり普段と変化が無いもので、周りは勿論、自分ですら忘れそうになるのですな。
が、一つだけ気付きました。 些細なことに、衝撃を受け易いかもしれないという事に。 あまりにも、下らない事に、心奪われてみたり、感心してみたり、驚いてみたり。
友人と、近年の健康状態やらの話をしておりました。 かれこれ、3-4年は前になるでしょうか。 その友人は病院で「橋本病です」と診断されました。 そして、その直ぐ後。あたし自身も、微熱続きと原因不明の背中痛で病院に行き 「甲状腺の数値が、あと少しでも悪化したら危険よ」(女医さんでした) 言われました。 要は、「甲状腺機能亢進症」になると言われ、年一回の検査をしろと言われたのですわ。
橋本病も、甲状腺機能亢進症も、同じような病気です。 いわゆるバセドウ氏病っつーのでしょうかね。そんなもんです。 ホルモンのバランスが崩れ、髪の毛が抜ける、食べても痩せる、更年期障害に似たような多汗になるなどの症状もあります。 それにかかり、昔付き合ってた人が入院した経験をあたしは持っているので、本来ならば、その怖さを知っているはずなのですわ。
ストレスなどが原因。不規則な生活も要因。 どれをとっても、その時の自分の仕事状態では改善し様も無いことだったのですな。 よって、フリーになりました(笑)出来る限りのストレスを削除するために。 それからは、少しずつ体調も良くなり、保険証も作らなかった為に勝手に治るっしょと思い込んで放置してしまいました。
が、やはり、周期的に何かストレスを感じる事が続くと、フラつくやら無意味に手に汗をかくやらと症状は出ているのですわ。
その話を、元来、始めに橋本病と診断された友人と話していた時に、足ツボマッサージに行こうよと誘われたのですわ。
あるひ:「いやぁ、マッサージってさぁ、前に一回行ったけど、すっげー汗かくんだよ」
友人:「ん?何マッサージしたの?」
あるひ:「普通の15分いくらのヤツなんだけどさ。」
友人:「ああ、私もかくよ」
あるひ:「いや、それじゃなくても、涼しいはずの日にやけに暑くて汗かいたりさ。」
友人:「体調とか?」
あるひ:「きっと、これは甲状腺ホルモン特有の汗だと思うんだよね」
友人:「そうかぁ。私の汗は、
デブ特有の汗だけどね」
・・・・・・ いやいやいやいや。 元々、自分が太った太ったと言う子です。 自分の二の腕を「ドスコイ並っ!」と言う子です。 でも、ここまで自分で言い切ることについては、予想していなかったので衝撃を受けましたわ。 本来なら、笑うべきなのかもしれないし、否定してあげるべきなのかもしれないし。 でも、今の状態のあたしには、為す術も無く、しばし黙ってしまいましたとさ。
その会話の後。昨日未明の事です。(明け方まで自宅にいると眠らないのですな) あたしは、ネットのゲームをやっています。 最初はそこそこ楽しく参加していましたが、今は惰性で内政内政の日々です。 っつっても、ゲームをやらない人には「内政」自体が何?って感じでしょうが。 まぁ、いいのです。ゲームは。 そこには、会議室なるチャットもありまして。 チャットって、結構、長く会話してると人柄が見えることが多いですな。 あたしは、ロム専門になってしまっていますが。
その中で、「こいつ、好かん」っつー男がおります。 くだらなくって、好きじゃないのです。 言ってることも、ムキになるようなとこも、どれを取っても、決して友達になれる要素が無い男です。 そいつが参加しているログを、ぼーーーっと眺めておりました。 と、新しい参加者の方々が沢山いて、その中の一人がこう書いていました。
新参者: ヒッキー入籍だそうです
なんてことない、日常的な話題ですな。 すると、それに対するレスを、好かん男がしていたのですわ。
好かん男: ええ?! 相手はやっぱりミニー?
・・・・・・・ いつもなら、相変わらずバカだなと、即座に思えたことでしょう。 しかし、この時のあたしはボーーーーーの極致です。真夜中だし。 「こいつ、何言ってるんだ?」としばし普段なら無視するハズが考え込み、
げっ!ヒッキーで、ミッキ―で、ミニーかよっ!
と気付いた時には、その下らなさの衝撃で、眠かった目が冴えたほどでした。
そして、昨晩。 夜19:30ごろ、ピンポンが鳴りました。 前にも書きましたが、あたしはセールスをあしらう事すら苦手で、決して反応しないことにしています。 無視して、PCの前に座っておりました。玄関は一階。あたしは二階。 電気はどっちも点けていましたが、居留守を使える状態です。
最初は、
ピンポーン
でした。 少し間が空いて、再び、
ピンポンピンポン
二回押し攻撃です。 油断してました。 そんだけ押して待っても出てこなきゃ、居ないと普通の来訪者は帰るからです。 更に
ピンポンピンポンピンポンっ!
三回押しです。ムキになってます。 そして・・・
ドンドンドンっ!
ピンポンピポピポンっ!
ドンドンドンドンドンっ!
ガチャガチャガチャっ
ドンドンドンドンドン
ピポピポピポピポピポンッ!
ガチャガチャガチャガチャ
ドンドンドンっ!
そこへ・・・
ルルルルルルルルルル
電話が鳴りました。 ドアを叩くやらの音が止まりました。
ナンバーディスプレイで良かったっす。 友人だと分かりました。 でも、居留守を使うために、留守電になるまで放置しました。 電話の音や留守電の声って、玄関のところに電話があるため、よく外でも聞こえます。 そして、それから音はしなくなりました。
立ち去った音もしませんでしたが。
あたしは、この家には夜、殆ど居ません。 が、思い返してみたら、たまたま居て、一階の電気もつけてるその時刻。 前にも、同じ事が3回くらいあったのです。
名誉のために言いますが、あたしは、人様に襲撃されるような借金はありません。 少々、税金を遅延させている程度です。 役所の人間が、夜に来るということは、聞いた事がありますが。 だったら、電話をまずはかけてきます。経験上、そうでしたから。
宅急便屋さんも、ドンドンピポピポン!とやりますが、彼らは名前を大声で呼びます。 それに、そんなにしつこく出来るほど、宅急便屋さんは暇ではありません。 さっさと居ないと分かったら、不在通知をおいて帰ります。
他に有り得るのはNHKの集金かも? 一度、間違えてドアを開けてしまったがために、払ってしまったことがあるのです。 が、これも、その後決して払わずにいたら、NHKの東京の方から電話をいただきました。 その際に「保険すら払えず、生活が苦しいのです」と殆ど嘘。ちょっぴり本当のことを言って、逃れました。
じゃぁ、新聞屋? とってません。勧誘? いや、新聞屋は、大抵バイクできます。 立ち去った音さえしなかったのです。バイクで来た人間では無いのです。
しかしですな。 それが新聞にしてもNHKにしても宅急便にしてもだっ!
ドアを開けようとはしないだろうっ!
ということは、誰にとっても常識でしょう。 ガチャガチャガチャという音は、玄関のドアノブを回している音でして。 カギが掛かっているかを確認してるってことでしょう。 空かない玄関のドアを、ガチャガチャするって、どういう事でしょう? 万が一、カギが開いてたら、中まで入ってくるつもりでしょうか?
なんにしても、これは、
異常行為だっ!
っつーことだけは、分かります。
それまで、ぼーーーーーっとしていたあたしの頭は、すっかり現実に戻ってみました。
とにかく、相手が誰だか、インターホン越しにでも確認すべきと思います。 それは、誰の意見も同じです。 同じですがね? 例え顔を出さずに、インターホンで勧誘だとして断ったとしても。 声を出すのは、あたしです。
女の一人暮らしってバレバレじゃないすかっ!
しかも、怒っても迫力にかけるって言われることがある状態の声っすよ? その声を聞かせることの方が、
もっと危険じゃ?
ありませんかねぇ・・・
だって、それが新聞屋であれNHKであれ、正体が分かったとしても、やってることは
度を越えて異常
なんすから、、、、、、、
警察に電話しながら、インターホンを出ようか?とか対策を練りました。 でもですね。自分の存在自体を相手に知られたくないです。 よって、先程、名案が浮かびました。
お隣さんとあたしの部屋の玄関は向かい合わせです。 同時に、玄関から出てくると、オデコをぶつけ合うような感じの作りです。 だので、事情を説明しようかと。
お隣さんは、老夫婦と多分、息子も住んでます。 結構、音には敏感で、あたしの家のピンポンを聞き間違えて出てくることもあります。 よって、 「今度、そのようなピンポンが響くことがあったら、出てもらえませんか?」 と御願いしようかと。 そして、その正体を聞いてもらって、それからまた対策を考えようかと。
と、まぁ、そんな事を考えつつ。 では、これから仕事にかかります。 今晩が、無事に過ぎますように(TT)
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2002年09月06日(金)
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宇宙人やら生霊やら |
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実は、昨日は一日、暇で。 でも、腹痛がひっさびさにキてましたな。 夏場は、冷房で余計に痛いのよねぇ。クーラー切るわけにいかんしなぁ。 数ヶ月ぶりに、痛み止め飲んでみたら、効くこと効くこと。びっくりよ。
で、昼間はゆっくりとビデオ消化とかして過ごして。 夜中になって日記書き始めたんだけど、これもホルモンの為せる技って感じ。 じぇぇ〜んじぇぇ〜ん、文章がまとまりまへんっ!
書きはじめたのが23:30ぐらいだったんすけどねぇ・・・ なぜか、気付いたら3:00近くになってまして。 だのに、日記が全然終らず。ビックら。 諦めて、床につき、ビデオを観たために寝たのは朝5時。 只今、クラクラしとります。
なにやら、何もしないのに、パタパタと一日が過ぎていきましたとさ。 ってことで、こり。
一昨年の暮れにUFOキャッチャーにて獲得。 デジカメで撮ってから、腕だけ動かしてみましたの。 パタパタギズモってことで。 3日ぐらい前の深夜だったかな?グレムリンがテレビで放映されていたので。 っつーか、アップして気付きました。 最初から、ギズモの手を動かして写真を2枚撮った方が楽に作れたかもしれんと・・・ ギズモちゃん。勝手に腕切り取って動かしたりしてごめんな。 (ギズモに非常に愛着を感じているらしい)
さて。昨日は一昨日からの続きを書こうと努力しておりましたが。 色んな事がありすぎて、もー、なにやら面倒らしく(笑) 今日は総集編っつーことで。おわりにします。
例の友人Hの旦那やらの一件の不快さは、まるで 「世にも奇妙な物語」 の世界に入っり込んだ主人公のようなもんだな・・・と思い立ちました。
自分の言葉が全て『反対語』になって伝わってしまうという・・・ 有り得そうな陳腐なストーリーっしょ。 ほら、画面で困惑して頭がパニくった主人公の姿が、ユラユラしてる感じ。 頭抱えて、ユラユラ・・・ そう、まさにムンクの叫び状態!
そこで、思い出した事というか、ついその日の電話でも聞いた事が頭に浮かびました。
数々の奇怪な事をなさる、Hの旦那様。 その父親(要は、Hから見たら義理の父ね)というのは、そこそこの大手ゼネコンの代表取締役社長様でありました。(今は退いた)
成功し、会社を大きくできる人間というのは、一般人とはちと違うものを持っています。 中には、『変人』と思える人もいるし、皆さん、一クセも、二クセもある方が多いかと。 凡人と同じでは無いからこそ、成功を為せるのでしょう。
Hの旦那の父親も、やはり、どこか人と違っておるそうです。 Hの表現をすれば「変わっていて気味が悪い」なのですがね。
ある日、結婚してそんなに経っていない頃。 Hが、あたしにこう言い出しました。
「御義父さんの後ろにね。
黒い影が見えたのっ!」
・・・・・・・
ゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾっっと、今、自分で書いててしちまいましたが。
旦那の父親は、ガンでした。何度か今まで手術をしつつ、今もご健在です。 年齢は、多分、70代かと。一番上の子供が50前半の年齢ですから。
Hは、時々「見える」という事があります。 いえいえ、見えると言っても、霊の類ではなく、例えば落語を観にいった時。 その中でも、一番面白く人をひきつける話家さんのまわりにオーラが見えたと言います。 金屏風の前に立っているその人の周りだけ、ものすごく光を放っていたそうです。
この手の話。別にあたしは、なんとも思いません。 そういう事もあるかもね。その程度に受け入れています。 ただ、ちょっとだけだけど・・・マジすか?とは思っていましたが。 だって、仮にもHの義父である人が、ドス黒いモヤで包まれてたなんて聞かされたら、あまり気分が良くないですからね。
まぁ、ともかく。Hと旦那の両親は、全くと言って良いほど上手く行きませんでした。 努力はしたのでしょうが、旦那の父親は「黒いモヤのかかった変人」だし、母親という人も気性が激しく、手に負えないらしいのです。 だので、家も買って貰い、何かとお金を出していただいてはいても、あまり行き来をしておりませんでした。
そして、去年のことです。 H夫妻は、高級住宅地に住んでいます。その中でも、デカっ!と思う家に住んでいます。 ご近所さんは、どこどこの大手の重役ご一家だの、有名人だの。まー豪勢です。 そういった方々から、「見える人物」を紹介されました。 そう、いわゆる占い師の先生です。なにやら、政治家も御用達の先生です。
実は、あたしも今年の初めに、その先生に見ていただきました。 本当に見える方かどうか・・・残念ながら、あたしには分かりません。なんとも言えません。 その話は、また今度にしますが、あたし以外にHとHの旦那。我姉妹。お相手と4人見ていただき、他の人間は皆、信じております。
Hは、その頃、悩んでおりました。子供も出来ず、Hの旦那自身もまともに働かず(っつーか、今も一日数時間のアルバイトだけど)義父母とも疎遠状態でした。 それらの事を見ていただいた結果っ!驚くべき事実が発覚したのですわ。 Hは、あたしに速攻で電話してきて、興奮気味にこう言いました。
「あのね、旦那の御父さんについて聞いてみたの。そしたらね、
ああ、この方は放っておきなさい
って言われたのよ。何でかって言うとね、
御義父さんの前世は
宇宙人だったのっ!」
・・・・・・・・
なるほど。
って、納得できます?
要は、前世が宇宙人だった義父は、今回始めて人間になったそうな。 宇宙のどこか遠い星のなんとか星人。地球人が始めての異星人。 だから、まだ、人間として未熟である事は仕方の無い事。 黒いモヤが掛かって見えたのは、そういう事。 だって、義父は、宇宙人の生まれ変わりだもの。元は宇宙人だもの。変人なのは当たり前だもの。 それを確信するかのように、Hはこうも言っていおりました。
「(前世が宇宙人)だから、ガンになっても何度も手術して生きていけるんだ」
と。 あたしも、父上の経験上。 そうそう、何度も手術が効かないこととか、年齢も考えると凄い人だと思ってました。 だけど、それが「宇宙人だから」って理由だったなんて・・・
Hは、この結果に大満足なさっておりました。 確かに。あたし自身も、出会った人物の中には、どうにもこうにも言葉が通じず、 「こいつ、宇宙人なんじゃねーの?」 と悪態をつきたくなるような人物は居ました。 だから、納得できない話ではない。 よって、そのときは、「なるほどね。そういう事もあるのね」と笑いながら受け止めました。
でもさ。でもさ。でもさ? 自分の旦那の父親よ?その父親が宇宙人よ?ってことは、その血が入ってるのよ?嫌じゃない?
っと、思ったら、旦那自体の前世は人間だったので、違うらしい。 血の繋がりというよりも、前世を主体に考えたら、元は皆他人だったりするものな。
でもね。でもね。でもね? やっぱり、Hの旦那の父親が宇宙人なわけよ?んでもって、今回の一件よ?納得じゃない?
やっぱ、旦那も
宇宙人じゃないの?
ふふ。 Hが旦那の父親を「宇宙人説」で納得できたように、 あたしだって、「旦那も宇宙人説」だったら、すんげー納得なのさ。
この話からも分かるように、Hは、見えない存在を結構信じています。 そして、それを見える人や祓える人を信じております。 ある日突然、テレビで「生霊」だのなんだのやってると、いきなり電話してきて 「あるひ、今、○チャン観てっ!」 と言うのですわ。 一応、勧められたからには、観るのだけれど。
そして、テレビが終ると電話をまたしてきて 「怖いよねぇ。生霊って、本当に居るんだよね。普段から気をつけないとさ」 的なことを語るのですな。
あたしも、霊とかそんなことではなく。 自分のやったことは、自分に返ってくるし、人を恨んでいると自分も恨まれる説は有り得ると思っています。 ま、簡単に言えば、バチが当たるわよっ!っていう、言い伝えを素直に信じてるってとこですか。
Hは、一歩間違えば、宗教に嵌るタイプなのです。 ただ、元がきっと「自分が一番」なので誰かの教えに従うってことが無いだけで。 良いものは良い。 ○ムウェイでも清浄機類でも、アルコールを飲んでも酔わないコップでも。 その品物がいいからという理由で、購入するし、人にも勧める。
そんな彼女を、かつで旦那が「宗教にはまってる人間と同じだ」と、ものすごく嫌がっていました。 確かに、奇跡の少年の話に感動し、本まで購入し、人にとくと話すその姿は、素直な人なのだと思うには、少し余りある点も感じられます。 でも、旦那も、徐々にHに影響されはじめ、今ではすっかりH信者状態です。
そんなHだから、自分の今の位置(地位)は、自分が為した行い故だと思えるのでしょう。 周りに人が居ることも。何かと、周りがお世話をしてくれることも。 ひいては、周りから「頭が良い」と認められていることも。
ぶったまげるのは、自分で自分のことを
「私って、旦那の周りからは一目置かれているからさ」
としゃーしゃーと言うところです。 でも、それも、あたしは「Hは、天然だからな」と勘違いであっても笑って聞いておりました。 あたしは、かなり穿っているため、自分がそういう扱いをされてると錯覚しそうになっても、 「きっと持ち上げられてるだけ」とか「上手い事、扱われてるよな」と受け止めたりしてしまいます。 いやいや。それは、当然のことで。 相手の人が悪いのではなく、あたしがきっと子供の部分があるから、大人である周りが上手く、あたしという人物を扱ってくれてる。 そんな感じです。 あくまでも、あたしの力がある訳でも無く、周りの気遣いによって自分は成り立ってると思うのです。
でも、彼女は違う。 自分は一目置かれて当然だと思ってるからなんでしょう。
だけど、残念な事に。あたしは、決してHに一目を置いているから付き合ってきた訳では無いのです。 友達だからというだけ。
悪口にしかならないかもしれないけれど、高校時代からの友人、我姉妹含め。 あたしの周りのHを知る人物で、Hを「頭がよい」と「一目置く」人物は誰も居ないのです。 だから、我姉妹は余計に怒っていました。 「馬鹿に馬鹿にされるなっ!」と怒っておりました(笑)
そう。どちらかといえば、あたしがHを見守っている感覚だから、今日までやってきたのです。 高校時代、出会った当初から、あたしはHの危なげな行動を黙って見守ってきました。 元々の彼女は、自分の意志を主張しない子でした。 人に振り回されたり、強い女の友達には上から物を言われているような子でした。
でも、あたしは、彼女が芯が強いとはじめから気付いていました。 気が強い事も、言葉の端箸から感じ取っていました。 だから、間違ってそうな時にも、彼女自身の考えを尊重し、苦言を言わなかったのです。 それによって、困った時には付き合い、相手になっていました。 どんどん、嫌味な女になっていった時でも、「今はそういう時期なのね」と思って時間を置いて見るようにしてきました。
それは、ごくごく当たり前のこと。 友達同士なら、当たり前の程度の「見守る」という姿勢です。
あたしが何もHに言わずに来たのは、 Hのことが怖かったからでも、一目置いていたからということでもなく、 単純に一人の友達として、その性格を認めていたからなのです。 彼女のやり方を認め、彼女の間違いは彼女が修正できるものと認めていたからこそ、彼女の行動に口出しをしなかったのです。
おいおい。H、それはいけないだろう? と思う事があっても、気の強い彼女のやり方を見守ることが、あたしなりの友情でした。 悪い言い方をすれば、彼女の性格を知ってるからこそ、Hの機嫌を損ねることもせずに、対応してこれたのです。
でも、それは勘違いさせる元だったのかもしれません。 もしかしたら、周りの他の人間も、いいようにHを扱ってるのかもしれません。 だけど、それにHが気づかない。 自分が偉いからだと勘違いしきっているのかもしれないのです。
他人には、それでいい。 でも、20年近い付き合いのあたしに対し、勘違いを起こしてはいけない。 自分が、あたしの「面倒を見てる」だなんて錯覚を起こしてはいけない。 それを、前面に、あたしに対して出してはいけない。 ましてや、自分の旦那の仕出かした事を、あたしやお相手のせいだと口に出してはいけないのです。
あたしは、相手が偉そうだろうがなんだろうが許すよ。なんとも思わないよ。 だって、したい人はしてればいいじゃんか?そうしたいんでしょ? そのくらいの余裕は、もうこの歳だし大人だもの。あるからさ。
あたしを、人に自分をアピールする材料に使う事も、ある程度まで許すよ。 そうでもしないと、自分が保てないんだなって、同情もするからね。
でもね。偉そうな被害者だけはダメなんだよね。 「あるひのせいで」っていうのを、周りに主張し出したらダメなんだよね。 自分は間違っていない。自分は偉い。 それを周りに主張するために、あたしを悪者扱いして同情をかう事だけは、受け付けられないんだよね。
今までもね。 Hが、あたしの面倒を見てます的な態度を、旦那にアピールしてきてたのは知ってたよ。 旦那に、自分が旦那の愚痴を言ってるとは思われたくなかったんだろうね。 夫婦仲が、それで上手くいくなら、あたしは不満もあったけどいいやって思って流してきてたよ。 きっと、内心ではどっかで、自分が旦那に嘘をついているって自覚をしていると思っていたからね。 多少の罪悪感ぐらい持ってると思っていたからね。 だから、あたしは、それを突っつくようなことは、しなかったんだよ。
でもね。違ったかもしれないね。良く見すぎてたかもしれないね。 もしかしたら、今回の一件があっても、旦那が宇宙人ってことで、Hと付き合いは続けられたかもしれないよ。 旦那は旦那。Hは、H。別々の関係だと思ってやってきてたしね。 だけど、もう、お付き合いはできません。 この一言さえ、無ければ、間が空いたとしても友人関係でいられたんだけどね。
「旦那だってさー、知らなくてもいい
彼氏の余計なこと知っちゃったんだよね!」
この言葉には、あたしとお相手が付き合い、あたしがお相手の愚痴を言ったことによって、 Hの旦那が、非常に迷惑しているっていうのが含まれているとあたしは感じましたな。
要は、そんなに悪いヤツじゃないと、旦那はお相手を思ってたわけだ。 だけど、あたしが色々話すから、旦那もお相手を見る眼が変わってしまったんだ。
そう、彼女は言ったのですわ。 それが、今回の話に、なんの関係があるのか、あたしにはさっぱりわかりません。 ただ、分かる事は、
「こっちは被害者なのっ!」
っていう主張と、
「旦那がかわいそうよっ!」
っていう主張をしているってことだけ。
可愛そうな旦那は、あたしからの愚痴によって、嫌わなくても良い後輩を一人嫌いになってしまった。 可愛そうな旦那は、一年半も、あたしの一言によって苦しんできた。
そう、彼女は言ったのですなぁ・・・・・・・ どちらも、あたしから見たら、すんげーーーっっっ!!!トンチンカンっ! お門違いも良いところで。 それを、偉そうに、本人であるあたしに言い放ったことは、本気でそう思ってるってこと。 よって、この関係は、もう続けることは無理でしょう。
Hとの電話は、それなりに笑い話しに持っていき、Hの興奮も収まるようにして切りました。 「また、(お茶)誘うよ」とHは言って電話を切ってくれました。
でも、終わりです。 考えても、考えても、どう、良い方向に解釈しようとしても、無理。
最後に、Hに一言伝えたいことがあるとしたら。
ねぇ・・・そんなに旦那さん、苦しんでたんだ。 それは、気づかずに、悪い事しちゃったね。 H自身も、そんなに怒ってしまうほどだったんだね。
ってことはさぁ・・・・・ きっと、あたし達に
生霊が飛んできてるかもねっ!
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2002年09月04日(水)
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彼と私と彼女と旦那(妄想旦那編) |
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今日は、昨日、愚痴りを「結婚するの」で失敗した友人と会ってきました。 19:30から、0:30近くまで・・・ あらまぁ?5時間もファミレスに、あたしったらコーヒーだけで居たってことだわ。 嫌な客よねーっ
○○○昨日の日記の続きです(今日は絵を作る暇が無かった)○○○
なにやら、一晩しか経ってないのに、あたしの中では殆ど消化されちまってて。 日記の勢いがイマひとつなんすがね。
そう。友人Hの旦那が、あたしが言った覚えも無いことを
一年半以上もっ!
根に持ち続けていたことを裏付けることが、実はあるのですな。
その前に。 念のため、それを聞いたときにあたしはHに確認をしたのですわ。
「ねぇ。旦那って、聞き間違いとか勘違いとかすること、結構あるじゃん? そんな感じでさぁ、Hが思ってるほど、別に根に持ってた訳じゃないんじゃないの?」
ほら。人って、その場では「なんだよ」って思っても、結構忘れてしまってて、 思い出した時に、「そういえば、あれは頭にきたな」程度のことってあるじゃない? その程度の事であって欲しかったのよ。 でも、Hは
「ううん。だって、それ告白した後、旦那の顔がスッとしてたもの」
と申された。
そうですか。そこまで、一年半抱えて苦しんでましたか。 やっと言えてスッキリしましたか。
でも、残念ながらというか、当然、あたしは言ってない事に変わりは無く。 だからと言って、友人であるあたしの言葉を信用するか、 その旦那のスッとした苦しみから解放された表情を信用するかは彼女の判断でしかない。 もう、後は、夫婦間で、更にあたしの証言を含めて解決してくれってことだ。 で、あたしは、ここで「またもや逆恨みされても」と思い、
「多分ね。旦那は誰かの話とかがごっちゃになってるか、勘違いだと思うからさ。 とりあえず、あたしが勘違いされるような事言ったかもしれないけど、 そんなこと思っても居ないって言っておいてよ。」
と伝言を頼んだ。 あたしの中では、理不尽さが一杯なのだが、その場を取り繕っておいた。
旦那にとって、あたしの言葉は「イチイチ棘がある」風に全て思えていたという事も、Hはあたしに言った。 っつーか。あたしは旦那より年下だ。 その年下の女の言うことに対して、なんでそこまで? すると、Hは笑いながら言い出した。
「笑える話なんだけどさー」
と前置きをして、彼女の口から出た言葉に、あたしはまたもや衝撃を受けた。
Hの旦那は、飲食店の厨房でアルバイトをしている。 その仕事用の靴が、ボロボロになってきているのに、何故か旦那がずっと買い換えなかったそうな。 そして、先日、とうとう買いに行く事になった。 その時に、旦那が今まで頑固に買い換えなかった理由をポツリと言ったという。
「あるひがさぁ、
靴が擦り切れるほど働いてないじゃんっ
って言ったからさぁ」
・・・・・・・・
はぁ!?
Hの説明によると、以前に飲み屋で偶然会った際に、あたしにそう言われたそうな。 だから、悔しいので買わずにいたらしい。
確かに。会いました。 そして、旦那が 「靴がさぁ、ボロボロになっちゃうんだよね」 とあたし達に話し掛けてきました。 なので、あたしは、
そんだけ働いてれば、靴も擦り切れるよね
これが、正確な記憶じゃないにしても、
靴も擦り切れるほど働いてるってことだね
って、どちらにしろ旦那に同情した覚えはあります。 さらには、
厨房って、水がいっつもあるからさ、ダメになりやすいよね。
とも付け加え、新しい靴を買う事をお勧めしました。
その靴が、結構高いとかという話もしました。 でも、必要なものだから、買った方が良いよーとも言いました。 それに対して、旦那も
そうだよな
って、買う方向に同意したハズです。
これは、確かな記憶です。 じゃなきゃ、買う方向の話が続くハズもありません。 高いのなら、長靴とかじゃダメなの?ってな話もしたということまで、とにかく細かくあたしの記憶には残ってます。 どこでどーなって、
そんだけ働いてれば、靴も擦り切れるよね
が
擦り切れるほど、仕事してないじゃんっ
になるのでしょうか・・・・・・・
じゃぁ、旦那の
そうだよな
っていう同意は、あの時すでに、
擦り切れるほど働いていない
に同意した「そうだよな」になっていたという事なのでしょうか!?
旦那の耳、もしくは頭には、変換機がついているとしか思えませんっ!
被害妄想変換機がっ
勿論、これについてもHに釈明しました。 っつーか、釈明しなきゃいけない時点で、何かがおかしいけど。
「あるひ、旦那に擦り切れるほど働いて無いじゃんって言ったでしょ?」
とHにふふふふっと笑いながら尋ねられたので
「へ?いや、あたしは働いてるじゃんって言ったわよ。」
と、上記の会話を教えました。
「逆に、新しいの買いなよって勧めたぐらいだぞ」
と言ったところ、Hは朗らかに笑いながら、
「いやぁ、でもね。 あるひがそう言ったと思って、ムキになって買わなかったのよ。
ね?可笑しいでしょう?」
と、誤解されているあたしに同意を求めたが・・・
全く持って
可笑しくありませんっ!
面白くもありませんっ!
変ですっ!
不愉快だってーの。ったく。
あたしの言うことに棘がある。 そう思う時点で、何かが違う。 でも、そう思っているからこそ、全ての言葉が被害妄想になったのだろうが。
でも、あたしは、この旦那と殆ど口を利かないように気をつけていた。 更には、出来る限り、被害妄想気味だと奥さんであるHから聞いてもいたので、気を遣って会話していたのに・・・だ。
いや、なに。この旦那。 別に、昨日聞いた一件だけが特殊な訳じゃない。 これ以前に、もっともっと「はぁ?」な症例はあったのだ。
あたしの実家で、16年飼っていた犬が他界した。 もう、目も耳もダメになり、ボケも入り、心臓も悪くし、それはそれは大変な状況に最期はなった。 実家で飼っている犬であり、母上が懸命に看病をしていた。 犬の状態があまりにも酷いため、居間は看病のために占領され、あたしは母上に 「しばらくは、来ないほうが良い」 と言われたので、あたしは、最期を看取ってないし、途中の苦しげな状態は用が会った時に、少しだけ見たが、その期間、殆ど実家には行かなかった。 その話を、確かにあたしは「 H には 」した。
ところがある日。 H夫妻の家にお邪魔した時に、この話が何故か旦那の口から出てきた。 その場には、旦那の職場の同僚達と、あたしとHが居た。 それまで、あたしは、滅多にHの家にお邪魔する事はなく、あっても旦那の居ない時だったので、旦那と会話をした記憶は無い。
同僚は、勿論、男性の方ばかりだった。 そして、あたしは、皆と初対面だった。 だから、気を遣ったのだと思う。 あたしという人物をアピールしてくれようとしたのだと思う。 言葉は悪いが、ある程度、ヨイショしようとしたかもしれない。 でも・・・・・やはり、事実無根だった。
旦那は、あたしを「優しいんだよ。あるひは」と紹介し始めた。
「実家で飼ってる犬が病気になった時にさ、
夜中に犬を抱えて、
獣医さんに連れてってやったんだよ。」
・・・・・・・・・
全く、身に覚えがありませんっ!
あるとすれば。 犬が重症になる前。 元々、心臓が弱っていたのもあって、時々発作を起こしてた。 あたしは、実家に住んでは居ないので、勿論、あたしは後から母に聞いたことだ。 その時に、母上は 「夜中でもなんでも、先生に電話して起こしちゃうのよ」 と言っていた。 獣医さんとは、親しくお付き合いさせていただいたからこそ、出来たことだろう。
その話を、もしかしたら、Hにしたのかもしれない。 でも、少なくとも旦那にはしていない。 しかも、母上は、電話をして起こすのであって、いきなり夜中に獣医さんに駆け込んだりはしてない。
うむ。確かに、この時期には、あたしはまだ、旦那に疎まれては居なかったと思う。 っつーか。これは、あたしを賞賛する話よね? 事実とは違うけど、誉めてるのよね? 被害ではないわよね? っつーことは・・・・・っつーことは・・・・・・・
被害妄想 ― 被害 =
妄想!?
この犬の話が旦那の口から飛び出したのは、あたしがHに話した時から一年以上が経過していた。
その時間の間に、彼の頭の記憶装置は、誤作動を起こしたということか?
勝手に事実を、フィクションの美談に変えたと言うのか?
しかも、本人の前で堂々と語れるほどに?
一年半根に持たれていること。今も根に持たれているかもしれないこと。 ムキになるほど、根に持っていたこと。 どちらにも共通するのは、酒の席での会話だということだ。
そして、勝手な美談を語ったのも、酒の席でのことだ。
酒は、脳みそを萎縮させるのだ。 記憶力も、思考能力も低下させる魔法の水なのだ。 もしも。Hが、確かにあたしの話を伝えており、 旦那の耳が、相当遠いとか、そんなのが無い健康状態だとすれば。
アル中の症状
ってことも、考えられるのだな。これが。
したら、マジ、やばいから。 あたしのお相手も、アル中かもしれんがね。人の家のことは言えない。 だけど、ヤツは、言った事を忘れる事はあってもだ。 覚えていることは、全て確実な記憶だ。 話が大きくなるのは、自分自身について語る時だ。 他人の話を変えてしまうようなことは、今まで誰からも言われてないしあたしも知らない。
おいおい。 ならば、友人であるあたしは、Hに忠告した方が良いのだろうか?
妄想は、かなり危険だろ?
と教えるべきなのだろうか?
しかしだ。 犬の一件も含め、全ては「勘違い」で済ませることも・・・・・ でも、勘違いの度合いが酷いと、あたしは思うのだ。
っつーことは。 少なくとも、年末の「別れてよ」発言やらに関しては やっぱり、やっぱり、やっぱり、
嘘!?
だとしたら、
作り話もいい加減にしろっ!!!
と叫びたいところなのだが・・・・・・ 嘘にしろ作り話にしろ、だとしたら、ものすごい、キモいんすけど・・・・・(TT)
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2002年09月03日(火)
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彼と私と彼女と旦那(彼女とガチンコ風) |
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注:タイトル悩んだ。あやしすぎるかもしれない。昼ドラのような内容ではない。
昼を挟んで、本日のあたしは闘っていた。 電話の相手と戦っていた。 そして、戦いが終って、その結末に驚きを隠せずに我姉妹に電話した。
しかし、ヤツは、ナントカ定食を待っているところだった。
仕方なく、自宅に戻って電話をするように伝え、午後3時すぎ。 吐き出すべく、一度、日記を書き始めていた。
その時、あたしは、静かな静かーーーーなっ 怒りに溢れていた。 その思いを静めるべく、こんな物を作ってみた。
カミナリ猿だ。 ちと、デカかったか・・・・・
その日記には、これまでの経緯を書いている途中だった。 事の発端から書かなければ、今回のこの一件を説明するのは難しいからだ。 しかし、そこで我姉妹から電話が入った。
思いっきり、話した。
スッキリしない。
怒って良いのか、悔しがって良いのか、悲しむべきなのか。 私には全く持って、何をどうしたら良いのか分からなかった。 自分の気持ちを持て余すだなんて、久々の経験過ぎて、どう消化すべきか検討もつかなかった。 あの感情を言葉で表してみたいのだが、上手い事見つからない。 ただ、これが近いかもね・・・と思ったのは
ほとほと嫌気がさした。
この時点では、これくらいしか、あたしの頭には浮かばなかった。 そのタイミングで、お相手が電話をしてきた。
お相手に話した。
逆に怒り出され、くだらないと言われた。
納得行かないまま、理不尽な思いで電話を切った。
また、我姉妹に電話をした。
しかし、いくら分析をしようとも、その答えが正しくとも、何も消化は出来なかった。
お相手の家に行くはずだった。
でも、お相手の近所に足を踏み入れることすら嫌気がさし、行くのを止めにした。
久々の、高校時代の友達、本日昼に闘っていた相手を知る友人にメールを入れた。
すぐに、返って来た。 アドレスが変わってしまっていたらしい。
電話をした。その場で愚痴を言えるとは思えなかったが、とりあえず電話をした。
「ああ、連絡しなきゃって思ってたんだ」
とフイ打ちを食らった。
「え?なんで?」
尋ねると、彼女はこう言った。
「結婚することになったんだっ♪」
おめでたい話なので、愚痴はのグの字も出さずに
「おお。おめでとう。」
と言い、あきらめて電話を切った。
そういえば、朝から何も食べていない。でも、今は空腹よりも頭がいっぱいだ。
仕方なく、関西の困った時の神頼み的存在のヤツに電話をした。 考えてみれば、近場の人間に話したところで、その下らなさに怒りだし、あたしの受けた扱いに怒りだし、あたしの甘さに呆れられ、ロクなことには成らない。 ここは、何も知らない第三者の意見も必要かと思った。
「今、時間ある?愚痴電話なんですが。相手してくれる?」
単刀直入に相手に申し出た。
「そんなん言って電話してきたヤツは始めてや」
そう言われた。確かに、あたしもヤツにそう言って電話したのは初めてだ。
一気に簡単な関係性から、今までの経緯を説明した。
と、そこへお相手から夜勤に出かけるコールがキャッチで入った。
「電話中?」 「うん。愚痴言いまくってる最中」 「お前、あんまり言うなよ」 「いや、言わないとあたしの頭はパンクするんだっ アンタの家の方向に足を踏み入れるのも嫌になるほど、もうダメなんだ」 「ハハハハハハ、まぁ、ほどほどにね」
お相手は、さっきは怒っていたのに、爽やかに笑っていた。 これで、お相手までいつまでも怒っていたら、あたしは八方塞だ。 大元は、ヤツが原因だ。そのヤツにまでがあたしが怒られいては堪らない。 どうやら、怒りも収まり、笑うぐらいになったらしい・・・安心した。
「貴方は、そうやって爽やかに笑って仕事をしてきなさい。あたしは、吐き出しつづけるから」
とお相手に告げ、電話を切った。
引き続き、今日のメインイベントを話した。 そして、その関西人は、こうコメントした。
「ネタとしては、最高やな」
「アンタの周りには、ぎょ〜さん、変わったヤツがおるな」
うむ。納得した。 確かに、ネタとしては最高やっ! フジテレビの「答えてちょ〜だいっ」とかにFAX で送るのも手だろう。 合うテーマがあれば・・・の話だが。
そのうち、話がナル男のことへ移って行った。 さらには、ナル男が失態をやらかしたことが分かるBBSを会話の最中に見つけて笑いころげた。 ナル男は、とある女性を怒らせてしまっていた。
本題の愚痴は、ものの30分程度しか会話としては成立しなかった。 そして、一時間半ほどでガチンコが始まるので、電話を切った。
もう、あたしの気持ちはスッキリしていた。 あたしは、完全復活していた。 そして、伝説として語り継ごうと言う気にさえなっていた。 笑い話しとしてネタ的に話せるようになったからには、もう過去になったのだ。 もう、あたしに怖いものはないっ!
本日、あたしが昼間に戦っていたのは、高校時代からの友人Hだ。 この日の日記で、あたしがピキピキ来てたHだ。 この内容は、今回の話の流れとして必要な日記となるとは思いもしなかったが。 ちなみに、芸術作品になった蝋燭をくれたのもHだ。 と、すると。 この芸術作品は、Hとあたしの未来を予想していたのかもしれないと、今日になって思う。
先日、あたしはお相手と喧嘩をした。 自宅に帰る前に、気晴らしに暇ならHとお茶を飲んで帰ろうと思って電話をした。 しかし、出かける前だと言うので「じゃぁいいや」と言ったが、話す時間はあるという。 喧嘩の内容を話した。良くあることだ。恥ずかしい話、いつもの事だ。 しかし、Hは、いつものと同じではなかった。
そこには、思いも寄らぬ展開が!
あたしは、唐突にHに、
「だからって、私が彼氏に、
「あるひと別れてよ」
って言う訳にも行かないし」
と言われた・・・・・
はぁ?なにそれ?
晴天の霹靂。どっからどういう経緯でその言葉が出てくるか分からなかった。 分からなかったが、ピキピキ日記にも書いた通りの経緯もあり、旦那も側にいるであろうから突っ込まなかった。
翌日、Hが電話をくれた。 何かを含んだ言い草だった。 まるで、あたしがお相手に騙されていると言わんばかりだった。 あるひを、彼は欺いているかもしれないよってな訳の分からないことを言われた。
他の話で電話も長くなっていたので、フに落ちぬまま電話を切った。
なかなか、寝付けなかった。 ピキピキ日記に書いた通り、お相手とあたしとHと旦那は四角関係であり、お相手の家は彼女達夫婦の近所であり、よって、行動範囲は同級生やら知人やらが溢れている。 だので、彼女のニュアンスからは、あたしが知らないところでお相手が何か悪い事をしているかのように思えた。 それを、誰かが彼女夫妻の耳に入れ、それを聞いたHが、あたしが可愛そうだと思ったと。
気分が悪いまま、なんとか眠って目が覚めた。 妊婦に負担は掛けたくない。でも、いつまでもあたしは心にわだかまりを抱えてられる性格ではない。 Hに電話をした。
説教を食らった。 もっと、お相手が何をしているかを、積極的に友人知人の輪に入って知るべきだと。 知りたくないから、行動しないんでしょう?とまで言われた。
しかし、あたしは毎日側に居る。居るが、ギャンブルでお金を遣った形跡も、そんな遣うお金もヤツには無い。 女遊びだとしても、ヤツは不信な外出など無い。 それに、ヤツは友人たちと出かけることも、滅多に無い。仕事の休みが合わないのもある。 だから、あたしには、H夫妻と違って、そんな仲間的なお付き合いをしているお相手の知り合いは居ないし、会う機会すらないのだ。 それを、どうしろと言われてるのか、全然理解出来なかった。
大体。 自分の彼氏を疑って、探りを入れろと怒られるなんて、生まれて初めてだ。
おかしいと思った。だので、悪いけどあたしには分からない。 何かを知って、あたしを心配してくれるのであれば、話してくれ。 と、頼んだ。
何ヶ月も前のこと。 やっぱり、あたしとお相手は大喧嘩をして、あたしが自宅に戻っていたことがある。 その時に、お相手はHの旦那グループである先輩と飲み屋で会い、その流れでその内の一人の家にまで遊びに行った。 そこで、デロデロに酔っ払っていたのは知っている。そこの奥さんの友達の女性と話していたのも、本人からの申告済みだ。
H曰く。 「その女性に、彼女と上手く行ってないの?って聞かれた」らしい。 「その時は喧嘩してたみたいね」と答えると 「彼女って、貴女の友達でしょ?」と確認されたらしい。 そして、ハッキリとは言わないが、女関係のことを何やらお相手が話したらしく、それが、その女性にしてみれば「何やら女関係が激しい男」ととれたらしい。
その話をHが聞いたのは、ずいぶん経ってからだった。 その直後に、ピキピキ日記の出来事があった。偶然、焼き鳥屋で会った話だ。 その時に、お相手が 「パチンコで、数万負けてきた」 と語ったらしい。
Hにしてみれば、あたしはお相手に対し、色々大変尽くしていると思っている。 なのに、お相手は、女と遊んでいるかもという疑惑を持つ出来事を聞いた。 さらには、パチンコで数万も負けるなんて言語道断だっ! と思ったらしい。
それを、全然気付かないあたし。 何もないよ。上手くいってるよと話してたあたし。
かわいそうな、あるひっ
という図式で、彼女の中ではお相手に対する不信感が募って行ったという。 不信感を募らせるのはいい。 だけど、どーして、それであたしが怒られるのだ?
H曰く
「私は、騙す方も悪いけど、騙される方もおかしいと思ってるから」
だそうだ。だから、あたしに説教をする訳だ。 真偽の程も分からぬのに、あたしは既に騙された人間扱いか。
あたしは言った。 酔ったアイツは、話が大きくなる。 そこで話した事が、今日のことか過去のことか、本人のことか他人のことか、アイツの話はよく分からないことも多い。 だから、何か、そんなバカな話し方を誤解しただけじゃないの?
しかし、Hは、頑固に「少なくともパチンコは当日の自分の話だった」という。 「でも、あるひが知りたくないなら、知らなくてもいいんじゃないの」という。
いや、冗談とか大袈裟な表現でお相手が言ったとは思うが、真偽の程は、自分で聞いて確かめておくから。 そう、あたしは答えた。
これについては、確認をした。 「冗談で、数万負けたと言ったのは覚えている」 更に、冗談なので、「今度あるひに会ったら、この間○○(お相手の名前)が何万も負けてたみたいよって言っておいて」 とHにお相手は笑って話したと言う。
H的なものの見方をしてしまえば。 お相手の言ってることも嘘かもしれない。あたしへの誤魔化しかもしれない。 だけど、あいつには数万も負けて生活が出来るような収入は無い。 カードローンとか、そんなのは、疑う必要が無い。持ってないのだけは確実だから。 だので、やはり冗談だとあたしは判断する。大体、その程度のことは、飲み屋でいっつも隣で聞いているし、家でもたまに騙されそうになることがあるからだ。 あたしにしてみれば、よくある事だ。
女の話に関しては、酔ってて覚えていないと言っていた。 だが、あたしの前でも俺は女にモテるだの、なんだの暴言を吐く事もある男だし女友達も結構居る。 ただ、女の勘も事実も現実も含めて。今現在、女はいない。遊べる状況じゃない。 出会い系とかっつても、メールすら先日まで持ってなかった人間だ。 有り得なすぎる。
あたしが、いくら冗談とかホラとか酔っ払いの性質の悪い暴言だと言っても、彼女は納得の様子は無い。 それどころか、まだ何やらにイラつき、何やらを含んでいる。 もう、20年近い付き合いだ。そんなことぐらい、分かる。 妊婦だからイライラしてる。妊婦だから、興奮しやすい。 そんなんじゃない。あたしに対して、何か攻撃的なのはおかしすぎる。
更に突っ込んだ。妊婦だからって気遣いをしつつも、一体何よ?と押していった。
すると・・・・・Hの口から
思いも寄らぬ言葉が飛び出したっ!
一週間ほど前。Hの旦那が告白をしたらしい。
あたしとお相手は、H夫妻の家で、一昨年の暮れに出会った。 大晦日は、H宅にお邪魔をし、H夫妻とその友人で年越しをした。 その時に、旦那の告白によると、こんな出来事があったらしい。。。。。
「あるひ(私)が俺(旦那)に、
Hと別れてよっ!
って言ったんだよ。」
・・・・・・・・・・・
はぁ?
身に覚えが無い。全くもって身に覚えが無い。
確かに、その時は朝まで飲み続けだった。 来客が絶えず、男性人が眠ってしまったので、あたしとHが起きて相手をしなければならない状態だった。 あたしは、正直、飲みつづけてはいたが、あまり酔ったと思っては居ない。 その証拠に、あたしは朝まで完璧に起きつづけていたのだし。
あたしは、Hにビックリして言った。
「そんなこと、あたしが言うハズ無いじゃんっ! あたしが、今まで、Hに「別れたら?」さえ言った事が無いのは知ってるでしょ? 思っても居ないのに、どーして行き成り「別れろ」なんて言うのさ?」
しかし、驚いたことにHは、
「でも、あるひ、あの日、すごい酔ってたよ」
と更に言う。
「そりゃ、酔ってたかもしれないけど、言っていいことと悪い事が分からないほど あたしは人前で酔うことは無いし、 酔って記憶を無くすような人間じゃない事を、Hだって知ってるでしょうが?」
そうさ。あたしは、記憶を失えない酔っ払いだ。 っつーか。はぁ?だ。
では、あたしがそう言ったというのなら会話をしたのだろうと思い、
「それ、勘違いとしか思えないけど、勘違される会話もした覚えないけど?」
と尋ねると、どうやらHも、「貴方(旦那)は、そう言われてなんて答えたわけ?」と尋ねたという。
あたしは・・・あたしは・・・あたしは、何て言ったのさっ!!!
そこには、思いも寄らぬ事実がっ!
「だから俺は、
じゃ、あるひがHと結婚しなよ
って言ったんだよ」
・・・・・・・
はぁ?
そんな、面白すぎること言われて、 あたしの記憶に残らないはずないでしょう!?
あきれた・・・すごくビックリした・・・ だけど、あたしはちゃんと念を押した。
「第一。Hと別れさせて、どうするのよ?Hに実家に帰れって言うわけ? 責任とれないじゃんか? あたし、ズルいから自分が責任取れない事は、絶対言わないぞ?」
すると、やっとHは
「そうなんだよね・・・無責任な事、あるひが言うハズ無いんだよね」
と言い出した。
っつーか、その旦那。 それを言われたことを
一年半以上、根に持ってた
だなんて。 あたしは、一年半以上も、恨まれていただなんて。
っつーか。
20年近くも友達やってきて。 旦那と出会う前から友達やってきて。 いっくら、友達よりも旦那を取るのは仕方無いにしても。
アンタ・・・・・
あたしをそんな人間だと思ってたわけ!?
っつーか。
旦那・・・・・
一体全体・・・・・
それは、妄想なの? 勘違いなの? それとも嘘? フィクションだとしたら・・・・・
一体、何目的よ!?
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