9ヶ月ぶりなsusquatch。10ヶ月ぶりなtccmと少し懐かしい感じ。
入るとopeningというバンドがライブ中。ピアノインスト。なかなか雰囲気があって良い感じ。
2番手はsusquatch。
稲葉さんが抜けて新体制になったsusquatchは、自分の好きな方向性からすでに外れているんじゃないかという危惧が強く、びびりながら見てみたのであった。
しかし、新ベースさんが事の外すばらしい。顔で弾く感じのベースさんで、能重氏とはまた違ったグルーヴ感をバンドに与えていた。
ウタノマニマニというバンドのベーシストさんらしい。
ギターは以前ベースサポートをしていた方。
GtVo押切氏がバイト先からひっぱってきた人らしいが…うーん、ベースの時も思ったけど、やっぱりこの人はプレイアビリティ的に厳しい。
どっからどうみても“susquatchのコピーをしている(あんまりうまくない)ギターの人”としか見えんし聞こえん。
もともとパンクとかそっちの畑の人なんじゃないのかな?
バンドは人間関係で作るのは当然だけど、それにしても…。あまりにもフレーズを自分のプレイにまで昇華出来ていなさすぎて。
GtVoさんは、一時期のサウンドデザインからまたクリーントーンっぽい感じに回帰していて好印象。
セッティングも正式メンバー二人が上手下手最前に位置し、サポート2名が奥側にいるという構成で、なかなか印象的。
やっぱsusquatchは楽曲が素晴らしいので、ドラムベースとしっかりグルーヴすると楽しい。
一曲しらない曲(新曲?)は、オルタナ感の無い感じで個人的にはあんまりだったけど、ハーベスト→祭→セトは良い流れ。ゴースト聞きたかったなあ。
また行きたい!と思わされる良いライブであった。
お次、the chef cooks me。
以前見た時とはまたずいぶんと人も構成も変わっていたけど、シェフはシェフ、といった感じで。
ちっさい鉄筋やピアニカ、謎の笛的なものや打楽器的なものをやりつつ、歌いつつなシェフは非常に音楽!といったライブをしてくれる、エンタティンなバンド。
ベースさんがなかなかグルーヴィンで良い。ギターの人も出るとこ引くとこツボを抑えているし、メンバー全員が表現している感じがとても印象的。
そんな特別なことじゃなくても人間の熱量が感じられるライブってのは良いライブだと思わされるなあ。
また機会があれば。
ラストはポッグカウチナゲット。
名前はちらほらみたことあったけど、見るのも聞くのも初めて。
楽器隊が後ろに引いた感じで、スタンドマイクなボーカルさんが前ツラちょい上手で歌う形。
声はそこまで好みでは無かったけど、ピンマイクのボーカリストとしての条件は十分に満たしてるなと感じるボーカルさんだった。
結構音がでかい系のバンドで、強いグルーヴを感じさせつつも通り一遍ではないフレーズを弾くベースに、高音を際立たせるパーカッシブさも持ち合わせた上手テレキャス、その裏をつくように冷静なフレージングを見せる下手ギターさん、といった感じ。エモと言えばエモ、コアと言えばコア、しかし和を感じさせる叙情的なメロディーラインを独特のトーンで響かせるボーカルさんにはマス的なポップさも見える。顔はスガシカオ系で動きはヒロト系のアンバランスさも面白い。少し眺めのMCからは言葉に真摯な姿勢が見えた。
好き嫌いではなく、良いバンドでした。
どうやら稲毛のバンドらしく、ああ、らしいなあ、と。
変なバンドおおいよね、千葉。
そんな日