GROUND DISCOと銘打たれた彼らの企画。
仕事を終わらせて行ってきた。
入ると丁度転換中。1000sayが次のようだ。名前は聞く彼らながら、音源もライブも初。しかしてその実態は…
俺は無理だった。。
のでPA前に座り込む。気づくと寝てた。
転換。前方もはけたので前で見ることに。
DJが終わり、しばしの沈黙の後、プロジェクターで映像が映し出される。これまでのpbl、最近のpbl、そしてこれからのpblについて。
1月発売予定だった2ndアルバムが、3rdアルバムになることが決定した、とか、2ndアルバムはライブハウス手売りで出す、とかなかなかむちゃくちゃな事になっている。
映像が終わり、スクリーンが上がると、裏にはpblの四人が並んで立っている。
SEに合わせてポーズを取ると、順番に捌けていった…
扇形?上手GtVo、上手奥ベース、下手奥ドラム、下手Key。センターには大きなスペース。GtVoさんがそこで跳ね回る。
バンドのテンションは高い。
シーケンシャルなドラムと妙なグルーヴを見せるベースラインはいつも通り。
キーボードもエフェクティブかつプレイアブル。90'sを思い出させる印象的なフレージングもそのまま。
ギターはバランス的に音がちょっと小さめかな?とも思ったが、Voはいつも以上に伸びやか。
今まで見た中で一番のステージング。
見ながら思ったことは、やっぱりpblには何か背筋を凍らせるものを感じるということ。それが心地良い。
syrup16gを見ていたときに通じる何かに似ているのだけれど、pblには彼らの持っていたロックスター性のようなものは無く、代わりに自虐的なまでのエンターテイメント性が見え隠れする。
特に、Voさんがセンター前に出てきて歌う様にそれが強く表れていて、だけどそれはどこか形骸的で、どこか嘘臭さも匂わせる。
その嘘臭さがそのまま平素自分が日常生活で見せている嘘臭さを鏡越しに見せつけられているかのような、人間というものの醜さを見せつけられているかのような感覚に陥る瞬間があり、けれど、その嘘臭さや、醜さ・滑稽さが、特に妖しく、時に美しくも、映る。
pblの持つグルーヴやメロディ、歌詞、Voが見せる歌う姿、声。さらにその裏に見える真実も。
それら全てが相乗効果を伴って、嬉しいも怖いも悲しいも楽しいも同時多発的に心の底から掘り起こしてくる。
“もっていかれる”という感覚。
悲しいだけ、じゃない。楽しいだけ、でもない。
感情のすべてがそこに集約されているかのような、そんなステージだった。
また見よう。今、見るべき。
久々にそんなことを思ったライブだった。