いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年11月30日(木) 大田区敗訴か?障害者支援費訴訟

 昨日の議場は普段といささか雰囲気が違っていた。議場の入り口には普段いない職員が2名立っている。そして、14時前、なにやら理事者席にメモがまわる。総務課、保健福祉部関係者が離席する、などである。

 実は、昨日の13時10分より、大田区を被告とした障害者移動介護支援費の訴訟の判決があったのだ。原告側の裁判記録がネット上で公開されており、その記録だけで判断すると、裁判所の被告大田区に対する心証は悪い。大昔に法学を学んだ浅知恵からも「区敗訴」の気配を感じていた。

 事案は以下のようなものだ。

区内在住の全身性障害者Aさん(54)は、平成15年4月〜平成16年3月の1年間、月124時間(1日4時間)が必要として移動介護支援費を大田区から受け取っていた。

ところが、平成15年7月1日の助役決定「移動介護要綱」により、区は移動介護の上限を月32時間に設定した。そこで、Aさんに支給される支援費も92時間減額されることになり、Aさんは、裁判所に提訴した。

 区は裁判所による主張で、健常者の社会参加も土日に集中しており、週8時間程度である。したがって、8時間X4週=32時間が適当、としていた。具体的な支給内容をみていないので断言はできないが、健常者であれば、会社が終わって平日飲みにもいくだろうし、必ずしも土日ではない。また、身障者の場合は、リハビリの意味を含めて外出することが、健常者以上に必要ではないかとも思った。

 さて、そこで肝心の判決である。

根拠となる身体障害者福祉法がすでに廃止されているので訴えは不適法。

上限設定は、行政の裁量権を逸脱しており違法。上限設定で支援費が1/3から1/4程度に激減することになり処分も違法。

 根拠法が廃止されたので、訴えそのものが出来ない、というものの、処分は違法だった、ということは「被告 大田区」の実質的敗訴と言えるだろう。

 今後は、勝った負けたの議論ではなく、より現場感覚の福祉政策実現を望みたい。



2006年11月29日(水) 区議会に与野党っているんだろうか‥

 今日から第4回定例会がはじまった。今期(4年間)で最後の第4回定例会である。定例会の初日は、交渉会派(所属議員3名以上)の代表質問が行われる。一般質問と代表質問の違いはさほどないが、前者より後者のほうが、より大局的な問題を問い、答弁は区長か教育長がする、ということだ。

 そして、私は、この定例会の質問が嫌いだ。全文事前に相手方に渡し、答弁の趣旨の調整も行い、当日は、原稿を双方読み上げるだけなのだ。なんのためにするのだろうか。機関紙に掲載するため?支持者に見せるため?恒例だから?本来は、事前に趣旨だけ伝え、その場で答弁させるのが議会のあり方ではないだろうか。

 その場での答弁に慣れていないから、タウンミーテイングでの「やらせ」などという発想がでてくるのだ。

 そして、面白いのは、区長の答弁。あるクセがあるのだ。野党である共産党の質問には必ず、与党の質問でも気にいらない質問の場合、区長がされるクセ、それは、相手のほうを見ないこと。見ても目をあけないのだ。判りやすいクセである。

 しかし、はたして地方議会に与野党は必要なのだろうか。区長与党は、なんだかんだ質問しても、区長側の提案に反対することはない。つまり、50名の定員中25名以上の与党議員がいれば、議会が開催されてもされなくても、結果は区長部局の提案どおり。そりゃ楽ちん。

 野党の共産党は、といえば、常に批判だけで、何か新たな施策がはじまると「共産党の提案が実現した‥」と、いいとこどりで宣伝する。反対に、改善するつもりがない、又は、到底、議会をとおらないものでも議案として提案して「我が党の主張に他会派は反対した‥」と、宣伝。本気で変える気はないのではないだろうか。

 さらに、与党側は、共産党の提案であれば、いかに良いものでも「絶対に賛成しない」という構図だ。

 今回、私とネット無所属連合、共産党など13名の議員が共同で提案している「区政調査費の収支報告書に領収書を添付せよ」という「旬」の条例改正案など、どう考えたって反対できるものではないが「共産党提出」ということで、自民、公明は賛成しないだろう。

 区議会には、会派も与野党もいらないと思う。会派それも与党会派があると楽なのは、お役人である。幹事長を説得すれば、残りの議員は賛成してくれるから。しかし、地方議会こそ、それぞれの議員が地域事情を鑑み、住民の代表として良心に従って是々非々、賛否を表明すべきだ。でなければ、2元代表制の意味がない。

 現在の、与党という枠組みでいくなら、首長(区市町村長)は、議会が互選する国会方式にすればいい。

 ああ、明日も一日「朗読大会」だ‥

 ところで、おいらは与党?野党?もちろん与党ですよネ!



2006年11月27日(月) ユウケンカイシャクケンの無い人に聞いちゃダメ!

 お役人やそれに類する人々の特徴に、お役所言葉がある。そして、それを巧みに都合よく使って保身する技は見事ですらある。

 本日のお話の舞台は、大田区議会事務局と全国市議会議長会事務局である。

 議会の自室にいると、前の席の他会派の女性幹事長さんが、なにやら調べている。どうしたのか訊ねると、昨日の日記に書いた「区政調査費の収支報告書に領収書の写しを添付する」という、極めてあたり前の条例改正案の提案者に、同じ会派のある議員が名を連ねられない、というのだ。この条例案は、私も共同提案者であるので、気になる話だ。事情は以下のようなもの。

この会派のもう一名の議員さんは、この条例案を提案する第4回定例会に都合で出席できない。とすると、共同提案者にはなれない、と区議会事務局に言われたのだ、という。エッ、そんなことないだろう。議員の議案提出権は最も重要な権利のひとつで、出欠に関係なく、議員であれば誰もが普遍的に持っているものだ、と思っていた。

 さっそく、手許にあった「議会運営コンサルタント」なる書籍を見る。な〜んだ。私の言ったとおりじゃん。議員の議案提出は未応召、欠席を含み誰でもできる、とある。さっそく、彼女にそのページを示して事務局にも「おかしいだろ」と迫った。

 すると、議会事務局職員の回答は以下のとおり。

欠席議員の議案提案については諸説あるが、その本の意見は「少数派」である。全国市議会議長会に確認したところ、やはり欠席議員には提案権はない、と回答があった。従って、我々は「大勢」の意見をお示しした。議会運営委員会でも、この「大勢」について説明するが「少数意見」であるその本のことは、他の議員に対し、提案議員が説明して欲しい。

 ほっほう!そうきた。では、一番法律に近いところに聞けばいいだろう。さっそく、総務省自治行政局行政課に電話をした。以下、総務省の回答である。

地方自治法第112条2において、議員の議案提案は定数の1/12と定めれており、法はそれだけである。出席しているか否かは求めていない。

 総務省は、出欠に関係ない、と言っているよ、と区議会事務局に教えるも、よりどころの市議会議長会の「大勢」を否定しない。その後の議会運営委員会では、お役人の説明が常に「正しい」と信じているであろう委員らからは、区議会事務局の見解を支持する発言が出たらしいが、かの幹事長から「総務省見解」が出され、結論は保留となった。

 それなら「大勢」の見解を示す、市議会議長会とやらに聞いてみようではないか、と電話をした。法制というセクションの男性職員は私の問い合わせに「議員からの直接の質問には答えない。区議会事務局をとおしてくれ。」と。ふざけるな!市議会議長会は「お役人」のための組織ではないだろう。何を言っている!と、激怒すると「主幹」と名乗る上司が渋々電話に出て感動的な言葉をかえしてきた。

私:「議会運営コンサルタント」の筆者は、元自治省総務課長補佐で、おたくの事務局次長も勤めている。その人が言っているのに否定する理由はなんだ。

法制主幹:解釈は人により異なる。その方が、我が事務局にいた時は、そう言っていたのだろう。我々には、ユウケンカイシャクケンがないので、一般論をお答えしているだけで、最終的にはユウケンカイシャクケンを持っている総務省に聞いてくれ。

 なんじゃい、その言葉は?有権解釈権と書くのだそうだ。ようするに、法律を解釈する権限がない、ということだ。え、では、今まで区議会事務局が、よりどころにしていた市議会議長会事務局「見解」は、なんだったのだろう。最初から、総務省に聞けばいいのにネ。

 またまた、区議会事務局へその旨ご報告。市議会議長会さんは「ユウケンカイシャクケン」がないから、総務省に聞いてくれ、だって。ついでに、総務省の担当課と電話をお教えした。

 ところが、総務省さんったら、区議会事務局からの問い合わせには「各政党を通してくれ」と言っているそうな。嗚呼、これじゃ、仕事に時間がかかるわけだ。

 だいたい、なんで市議会議長会に特別区が入らなきゃいけないんだろう。会費だけ取られて、ユウケンカイシャクケンもないんじゃ‥

 そして、お役所や議会というところは、ひょっとしたら、議論をなるべくしないよう、面倒なことはしないように「機能」する場なのかもしれない。そろそろ、そんなシャンシャンの時代が終わったことを、気付かないとね。

 ところで、本題の領収書添付の件は皆さんどうするんだろう?こんなに話題になっているのに、まさか「継続審査」じゃないだろうな。お金の出入りにユウケンカイシャクケンのある国税庁にでも問い合わせたらどうだろう。



2006年11月24日(金) 区政調査費問題で目黒区議会大荒れ

 報道によると、公明党目黒区議6名全員が、会派に支給された区政調査費に不適切な使用があった、として辞職した。これは、区民オンブズマンの監査請求受理を受けてのもので、自民党区議(議長)についても監査請求が出されている。

 この問題では、品川区議会の自民党区議団が、カラオケやらキャバクラに使用していた、として東京地裁から返還すべきとの判決が出ている。目黒区では、カーナビ購入、車の車検代など、頭をかしげる使途が並んでいる。

 大田区では、使途明細(現金出納帳のようなもの)に、領収書の原本を添えて、議長に報告。議会事務局職員が、領収書の使途と金額をチェックして、領収書のみ会派に返して保管することになっている。車検代など、このチェックで通るわけがない、と思うのだが。

 さて、そこで、来週からはじまる第4回定例会に、私を含む何人かの区議で、この区政調査費の収支報告書に領収書の写しを添付する条例改正案を上程する予定である。今までは、領収書はチェックが終わると、各会派に戻されてしまい、区民の開示請求に対して「開示する」義務はなかった。そこで、写しの添付を条例で義務付ければ、領収書も開示対象になるわけだ。不適切な使用の抑止効果は必ずあるはずである。

 ところが、この領収書添付の条例改正案には、生活者ネットワーク2名、共産党8名、緑の党1名、そして私の12名のみが、共同提案者となっており、自民党系会派、公明党、民主党の三会派は、賛意を示さない。お役人には、情報の公開を迫る議会が、自らの情報開示について「控え目」なのは問題である。何か添付出来ない理由があるのだろうか‥
 



2006年11月23日(木) いいな!「おめでとう」の一言@区役所夜間窓口

 昨日は、講演会の後始末などで遅くなり、区役所の夜間通用口から退庁した。すると、通用口にある夜間受付窓口に男女のカップルの列が出来ていた。はっは〜今日も何かの日だな、と直感的に思った。

 区役所では、婚姻届、出生届、死亡届については24時間受け付けているのだ。そして、何かの日には、婚姻届を出すカップルが激増する。例えば、ひな祭りやバレンタイン、クリスマス、そして、なぜか七夕等である。

 さて、では、昨日は何の日だ?11月22日う〜ん???わかった。いい夫婦(1122)の日だ。へえ〜、こんな日も記念日になるのか。

 などと感心して通用口を出ようとすると、カップルに書類を説明する区役所の当直職員の声が聞こえてきた。

では、これで手続は終わりです。本日は誠におめでとうございます。

 思わず涙が出た。無味乾燥な夜間窓口が、その瞬間、豪華な結婚式場に一変した。きっと、新夫婦のお二人も、思いがけない温かい職員の言葉に感動していることだろう。

 マニュアルにはない、一職員の心温まる一言は「さわやか区役所」の基本である。おめでとう、新夫婦さん達!ありがとう、すてきな職員さん!!

 贅沢言えば、区長名のお祝い状ぐらい用意できないかな‥



2006年11月22日(水) ヒゲの隊長が語る「イラクに架けた信頼の架け橋」

 今日は、副会長をしている中小企業団体主催の講演会が区内で行われた。これは、区内中小企業の経営者が幅広い知識を得て、経営を活性化しようとの趣旨で行われているもので、今回は「イラクに架けた信頼の架け橋」と題し、元第一次イラク復興支援群長一等陸佐 佐藤正久氏の講演を行った。

 佐藤氏といっても、その顔を思い浮かべられる方は少ないだろうが「ヒゲの隊長」と言えば、あの人なつっこい迷彩服の姿を思い浮かべられることだろう。

 今回の講演会は、私が自衛隊出身ということから、講演依頼からはじまって連絡調整、会場手配、ケ−タリング、書籍手配などをすべて担当したので、じっくり講演を聞けなかったのが残念だった。以下、講演の一部である。

政府から与えられた支援項目は、医療、給水、公共施設の修復だったが、現地のニーズは、そんな限られたものではない。そこで、支援方針は日本で決めず、現地から素案を送るからそれを追認して欲しいと当時の石破防衛庁長官に懇願し認められた。

医療、給水、公共施設の修復というのは、本来の自衛隊の任務ではない。民間であったり、県庁などの仕事だ。そこで、私は「佐藤商会」の社長になろう、と思った。経営者として復興支援業務を行うことにした。佐藤商会の基本は、挨拶と食事である。

イラクでは、底抜けに明るい笑顔で挨拶をする。握手は両手で。佐藤商会では営業マン(部下)に、徹底してこれをやらせた。(講演では、イラク流男性同士のキスの仕方まで伝授された)中間管理職以上は、何事も常に徹底して行う、命がけで行う、という姿勢がなければだめだ。徹底して明るく挨拶をすることだ。日本に帰って銀座を歩いてがっかりした。日本人は暗い。みな下を向いて歩いている。外交はメシ、と言われる。食事をし自ら相手に情報提供しながら食べる。コーヒー、紅茶、コーラは残さず飲む。

今回の支援では、指揮官の柔軟性、創造性が求められた。継続は惰性なり、と知った。そして、リーダーは魚の目をもたねばならぬ。それは、潮の流れの変化を読む目である。

今までの、PKOや災害派遣は、自衛隊が主役だったが、今回の支援はイラク人が主役で、自衛隊は黒子に徹した。イラクの設計士が書いた図面に基づき、自衛隊が入札を行い、現地の人を雇用して作業をすすめた。(延べ現地雇用人員60万人)

今回の特徴は、一発の弾も発射しない武装集団、という点だろう。危機管理の基本は、撃たれない、撃たない環境の創造である。部下の隊員たちは、イラクで一発の重みを痛感をした。たった、一発撃つことにより、住民との信頼が崩れてしまうからだ。その結果、陸自支援デモがおこった。イラクの人々の感謝の涙を忘れることはできない。

 そして、最後にこう結ばれた。

信頼と安全は、頭を使って、使って、使って、自ら創るものである。国連や米軍が創ってくれるものではない。

 ふう〜!あまりの熱弁と、空調の切れた会場、準備作業で汗だくになってしまった。そして、懇親会。ヒゲの隊長さん、自ら佐藤商会流の笑顔で会場内をまわり握手と写真攻め。2次会までお付合い頂いた。

 佐藤1佐、講演をご快諾頂いた陸上幕僚監部、さらには、会場設営、器材貸し出し等後援頂いた大田区職員の皆さん、参加者の皆さん、扶桑社さん、ありがとう!!!

 




2006年11月21日(火) 現場がわかってねえな〜財政審のセンセイ方よ

 財政制度等審議会の建議(意見書)があきらかになったが、その中で気にいらないものが2点ある。聖域なき歳出削減には賛意を表するが、金がないから国庫負担を減らす、という政策は愚策である。

1. 失業給付(雇用保険)の国庫負担を廃止する方向

  失業給付の増加の原因のひとつに「雇用保険があるから失業状態を維持する」という現状がある。6ケ月働いて自己都合で退職し、失業給付を申請すると90日の待機期間経過後、年齢や条件に応じて90日〜365日の失業給付が受けられる。この間は、月1回「就業の意思がある」ことを示しに、ハローワークに出頭する必要があるが、それ以外の間は、雇用保険に入らない、または、入れない事業所で働いて我慢する。失業給付が始まると、アルバイトと失業給付の「ダブルインカム」。たまたま、良い条件の再就職先が見つかれば「再就職手当金」をもらって、又、6ケ月雇用保険に入り、同じ繰り返し。実は、フリーターの間で、こんな就職システムが出来上がっているのだ。勿論、これは違法であるが、あまりに多い失業給付に調査は追いつかないのが現状だ。

2. 生活保護家庭の母子加算を廃止する

  一般母子家庭との不公平感があるので廃止する、という。これも雇用保険と同じだ。本当に母親が働けない母子家庭を支援することは必要であるが、現状の不公平感はそうではない。「就業の意思があり」ながら、働けない(働く場がない)母子生活保護家庭に母子加算をし支援するのが、本来の趣旨だ。が、子ども二人に母の母子家庭、この母子加算を含めると月額26万円を超える扶助費が支給される。週40時間労働に換算すると、時間給1300円を超える。人間は弱いものだ。「意思はあるが、働く場がない」と言い張っていれば、働かずして時給1300円が入るとしたら、はたして、時給1000円で働きに出るだろうか。これが、真面目に働き生活保護を受けない母子家庭との不公平感なのだ。真に必要な母子家庭との不公平感ではない。

 1.も2.も、生活困窮者を救う制度としてあるもので、よいものである。ただ、それが、制度本来の使われ方をしていないことが問題であって、制度をやめてしまうのは、まったく暴論である。

 介護保険が、あまりの過剰給付を事業者が提供するものだから、介護度を変更せざるを得なくなった構図と似ている。政府がすべきは、いずれの制度も、「本来の趣旨」通りに使われるよう仕組みを変えることであって、制度を全廃することではない。

 2時間程度の審議会で1回20200円の報酬をもらっている財政審の委員センセイ(定員30名現員29名)には、わかんねえだろうな!頼むよ安倍総理!



2006年11月20日(月) 自殺予告が蒲田局消印で文部科学大臣へ

 今月初め、大田区蒲田郵便局の消印で文部科学大臣宛に自殺予告の手紙が届いた。文面から中学生らしいことが想像され、各中学校では先週末、緊急保護者会を開き、事情を説明した。

 手紙の主は、過去にいじめらており、リストカットをしたこともある。クラスからも無視をされ、12月24日に自殺する、とある。

 いささか稚拙な文章から、愉快犯とも思われない。12月24日、みんながクリスマスイブを祝っている、その日までに、自分にも「楽しい日」が戻ってきて欲しい、そんな思いなのだろうか。

 家族で団欒するイブの夜を予告した、この手紙。ひょとしたら、淋しい家庭なのかもしれない。いつの時代でも、学校で子供同士のトラブルはある。私とて、小学校、中学校といじめで悩んでいたことがある。しかし、小学校のころは、優しく包んでくれる父親がいたし、中学時代は、親しい友人たちが支えてくれた。

 この子は、きっと淋しいのだろう。家庭にぬくもりがないのかもしれない。問題生徒、児童の問題の根源は100%家庭である、と断言してもいい。99%ではなく、絶対である。それは、片親だとか、貧しいとか、という問題ではない。どんなに貧しくても、片親であろうとも、または再婚の連れ子であろうとも、家庭が笑い声に包まれていれば、家族がお互いを認め合い、信頼していれば、問題がおこったとしても最小限で防げる。

 学校も教育委員会も残念なことに、問題生徒、児童対応のプロではない。過去の対症事例に基づき、試行錯誤、暗中模索をしているのが現状であろう。学校は、正常な授業運営よりも、問題対応にその多くのマンパワーを費やしている。だからこそ、問題解決の専門家集団を創設せよ、と提案しているのだ。

 例えば、警察の少年担当者、少年院の矯正教官OBなど、問題生徒、児童対応の専門家を雇用して、専門チームを作り、既設の指導室指導主事にアドバイスをして、問題解決を図る、という仕組みだ。

 現在の仕組みは、問題は学校で処理し、その発生と経過を教育委員会に報告する。問題の程度に応じて指導主事(元教員)が現場に行き、学校と協議する、というものだ。これでは、教育委員会は「いい訳」づくりに行動している、と言われてもやむを得まい。

 今、安倍総理のもと、教育再生が検討されている。教育委員会も、その有り様、存在が問われている。学校教員の出世のゴールとならないよう、抜本的改革が必要だと思う。


12月24日に自殺する、と蒲田郵便局管内から予告した君へ!

奇麗事を言うつもりはない。私もいじめらていたことがあるから、気持ちはよくわかる。なぜ、生きていなけりゃいけないんだ、そう思ったこともある。でも、結局、50歳まで生きてきて、やっぱり人生は「楽しい」と思ったよ。つい数年前にも、会社を倒産させて、辛い時期があった。でも、辛さの後には、楽しみも必ずあるものだ。来年2月には、孫が出来るんだ。新しい命の誕生だ。君が生まれた時、ご両親は、とても喜んだことだろう。死んでも何も変わらない。それよりも、生きていること、将来起こりうる楽しいこと、そのほうが余程多いと思うよ。万一、君がこれを見てくれる偶然を期待している。匿名でいい。メールでも電話でも手紙でもいい。連絡をくれないだろうか。私で、いやなら、下記の相談電話のどれでもいい。連絡をしてみてくれ。
神様は、君に解決できない難問は絶対に与えていないはずだから。待ってます。

いぬぶし:電話03-3744-0111(無音なら留守電)
     mail@inubushi.cc

法務省 子ども人権110番 0570-070-110
東京弁護士会 子どもの人権110番 03-3503-0110
警視庁ヤングテレホンコーナー 03-3580-4970



2006年11月18日(土) 石原知事の豪華外遊に思うこと

 石原東京都知事が、都の公金で「豪華視察」をしていたことが、共産党都議団の調査で判明した。都知事は、マスコミの質問に「事務局に聞いてくれ」と。事務局は「いつ要人との会談が入るかわからないので‥」と説明。なんとも、歯切れが悪い。まあ「視察」をすべて事務局に任せている構図は、金額こそ違うが、大田区議会とまったく同じだ。

 大田区議会も、ヨーロッパ80万円、米国60万円、中国40万円と、知事に比べれば、可愛らしい金額で視察に出かけているが、実際の航空運賃やホテル代は、議員本人は知らない。「旅費精算書」に、事務局が議員の名前を書き、預かっている三文判を押して精算する仕組みだ。石原知事もそんなようなものだろうから「事務局に‥」という言葉になったのだろう。

 そもそも、石原都政になって、何が変わったのだろうか。マスコミ受けのする「デイーゼル車の黒煙のペットボトル」を持ち歩いて、8都県市のデイーゼル車を追い出したことは評価に値する。

 しかし、結局のところ、賢い都庁のお役人に、オリンピックやら排ガスやらの「おもちゃ」を与えられて、遊んでいた、と言ったら言い過ぎだろうか。そして、たまの「豪華視察」をセッテイングしておけば「殿はご満悦」。と、そんなことは、絶対にないですよな。

 でも、臨海部の三セクは債務超過で自己破産。各事業では「談合疑惑」がささやかれているのは、ご存知なのかしら。まあ、東京都の場合は、知事がおカネ持ちだから、福島や和歌山のように、知事自らが談合に関与して「小銭」を頂戴することはないだろう。

 一国家に相当する予算と利権を配分しているのは、誰‥‥



2006年11月17日(金) 浅野史郎前宮城県知事来る

 大田区主催の環境・福祉展の催しとして、浅野史郎前宮城県知事の「みんな(団塊世代・シニア)と共に考えるやさしいまちづくりとは」と題した講演会が開催された。(主催:ひとにやさしいまちづくりを進める大田区民の会)

 浅野氏は、厚生官僚から、1993年前知事の汚職逮捕の後を受けて、知事選に挑戦。見事当選された。しかし、知事や首長の多選の弊害を「行政が腐敗し、陳腐化する」として、3期12年で、突然引退。現在は、慶応大学教授を務める。

 舞台から降りたり、演壇に寄りかかったり、さらには、べらんめい調で話したり、と聴衆をあきさせない工夫は、天性のものなのだろう。以下、気になった発言を記載する。

5000円の賃金しかもらえない障害者から、13000円もの負担を強いる障害者自立支援法は、とんでもない、という意見がある。そうじゃない。1ケ月働いて、5000円しかもらえないことが問題なのだ。

障害者の出来ない事を考えるのではなく、出来ることをやってもらう。そして、税を使う側から払う側になってもらうことが必要だ。それによって、自らに誇りを持ってもらうのだ。自分に誇りがもてなくて、なぜ国に誇りがもてるか。米国では、国防総省が、一番障害者を雇用している。国を守るという誇りある仕事を通じて、自らに誇りを持ってもらうということだ。

お役人の返事で「出きる限りご要望に沿うよう‥」というのは信用してはだめ。そのホンネは「予算の範囲で‥」「人員の範囲で‥」「制度の範囲で‥」ということだ。やれと言われているから、仕事をしているお役人が多い。お役人は、何かやろうとするとジャマをする。しかし、お役人がどうしようもない、と嘆いていても仕方ない。お役人に遊びに来てもらう、仲間になってもらうようにしないとダメ。まあ、そんなお役人は半分もいない。1/3だろう。であれば、3人に声をかければいい。1人が応じるかもしれない。

福祉とは、世直しである。地域の底力で福祉をささえる仕組みを作る⇒地域が変わる⇒国が変わる⇒国造り

 福島県、和歌山県、宮崎県と多選の知事の犯罪が白日にさらされている昨今。浅野前知事のあまりにもあっさりとした引き際は見事である。質問コーナーで「強い首長、弱い議会という構図をどう変えたらいいのか?」と質問しようと思ったが、演題の趣旨と違うのと「それは、あんたら議会次第だろう!」と返ってくるに違いないと思ったのでやめた。

 いささか気になったのは、終了後、何人かの区議会議員(私も)が、名刺を差し出し名前を名乗ったのだが、名刺を受け取るのは片手。自己紹介には「あ、そう」。ご本人の名刺は出さず。

 う〜ん‥やっぱり3期でも、ご本人が気付かないうちに「弊害」がでてるかも。



2006年11月16日(木) 二つのメッセージ

 今日は、たまたま、区政に関する二つの声に接した。内容は異なるが、その本質は同じことを語っている。

(1)数年前に出した陳情の結果はどうなっているのだろうか。審査しているのか。採択でも不採択でも結論を出すのが議会であろう。調べて欲しい。

 この件は、賛否両論が区民の間にあり、困った委員長、お役人は「任期切れ廃案」を狙ってか、現在「継続審査」となっている。(実際には、審査していない)国も、都道府県も区市町村も、お役人は「問題の先送り」が常套である。

(2)区立幼稚園廃園問題、身障者自立支援法、改正介護保険法と、様々な問題に興味を持って、議員や会派をまわってみてわかったことがある。それは、大会派の区長与党は、それぞれ個々の議員さんは、よく話を聞いてくれる。しかし、議会となると、結局、お役人の提案どおりの行動で、何も変わらない。共産党も、よく話を聞いてくれるが、反対だけで、こちらも何も変わらない。

 7年の間、議員として、常に自問自答していた点である。はたして、議会の役割とはなんだろうか。首長の追認機関?諮問機関?

 いよいよ、来年4月には、区長・区議会議員選挙。現在のところ、17名の新人が名乗りをあげている。新たな人々が、区議会の活性化の起爆剤になるよう、祈ってやまない。(陰の声:人はいいから、自分のことを心配せい!)



2006年11月15日(水) 区立美術館、区民の利用は20%!!

 今日は、定例の生活産業委員会。若干の事務報告、質疑の後、視察に出かけた。事務報告で、爆笑しなおかつ驚いたのは、「大田区の景況」という、東京都信用金庫協会の調査レポートだ。

 いくつかの質問に中小経営者が答え、それを数値化したものだ。その中で、小売業への質問。

技術・知識の承継の際の問題点⇒特に直面する問題はない
東京全体 62.2% 大田区 55.4%

中高年従業者が退職する影響
メリットない 70.4% デメリットなし 63.4%

中高年従業者退職への対応
直面する問題はない 東京全体 64% 大田区 61.4%

 そりゃないだろう。経営者というのは、24時間、会社の問題を考えてこそだと思う。60%以上が、問題意識を持たないというのは、大田区の小売業には未来がない、ということに等しい。言い換えれば、大田区の中小小売業の問題点は、経営者が問題意識を持たないことにある、と言ったら、又、敵を増やしてしまうだろうか。

 その後、「大田区に常設のギャラリ−と美術館を」との陳情審査のため、目黒美術館を視察した。閑静なたたずまいの建物の中で、館長、副館長の説明を聞く。

美術館:職員は15名うち学芸員が6名、人件費は9600万円余り。
私:学芸員の人数は法令で決まっているのか?
美術館:決まっていない。

美術館:年間に要する費用は約3億円で、入場者は12万1千人程度
私:入場者のうち、目黒区民はどの程度か?
美術館:20%程度だ。しかし、区立だから、すべて区民利用である必要はないと思う。

 なんと、多くの建設費をかけ(建設費は、館長、副館長とも、ご存知なかった)、年3億円の財政支出をしている美術館の、区民利用が20%。はたして、納税者として納得できるだろうか。

 「区民だけの利用でなくてもいい」というような施設であるとすれば、基礎的自治体である、区市町村が行うべき事業ではないと思う。都道府県、あるいは、国が担うべきものだろう。

 視察を終えて、ほとんどの議員が「区立美術館はいらない」と、確信したことだろう。後は、陳情者の求める「常設のギャラリー」を、いかにして実現するか、が現実的な対応だと思う。



2006年11月14日(火) 半分でも仕事できるじゃん!@夕張市

 財政再建団体に指定された、北海道夕張市が本日の議会で再建計画を発表した。以下、その概要である。

職員給与は、年収ベースで40%削減
特別職の報酬は、60%削減
特別職退職金は、当面支給しない
職員数は、270名から半減
中学校5校、小学校7校を統合して各1校に
物件費40%削減 維持費30%削減 各種団体への補助金80%削減

 遅きに失した感もあるが、ぬるま湯の市役所内は、北風が吹き荒れて、職員の動揺は計り知れないものがある。市民にも負担が要求され、今まで、なんとなく選んでいた、市長、市議会が、いかに経営の素人だったか、「お任せ民主主義」が、いかに情けない結果を、自分自身にもたらすか、大いに自覚されたことだろう。

 しかし、なんとしてもヒドイ。職員数は、270名は市の人口の1.825%。この割合を大田区に当てはめると、区職員が現在の倍以上の12000人いる計算となる。270名いる市職員のうち100名以上が管理職。約1000人の児童生徒に学校は12校。(大田区は40000人で87校)

 こりゃ、誰がやっても潰れる。今後の夕張市の再建計画の行く末こそ、我が国の本来の行政のあるべき姿(最小の予算で最高のサービス)のモデルだろう。さらには、夕張市民も試されている。今後選ぶ、市長、市議こそ本気で選ばないと、結局、自分達が迷惑することを実体験として学んだのだから。その意味では、夕張市こそ、民主主義の学校と言えるかもしれない。



2006年11月13日(月) 大麻職員懲戒解雇@大田区総務課職員

 議会の控え室の机の上に、先に自宅で大麻を栽培し逮捕された総務課職員を懲戒免職にした、との文書が配布されていた。理由は「全体の奉仕者として相応しくない」とのこと。

 本人に確認したところ、認めたので処分をした、ともある。自供というのは、裁判の段階で覆されることもあり、それでいいのか、という気もする。最終審の判決を待って処分するのが、お得意の「公平、公正な人事」ではないか。決して、処分するな、とか、大麻が微罪だと擁護するつもりはない。

 ただ、区執行部が、さっさとかたずけてしまいたい、と思ったのではないか、と危惧するのだ。臭いものには蓋をする、臭わないように密かに遠くに捨ててしまう、お役所の行動基本原則が働かなかったことを祈るのみである。

 言い方は悪いが、総務課文書係の逮捕が区民に与える影響は、さほど大きくはない。ところが、多発する教員の不祥事は、その教員を師と仰ぐ、子ども達への影響が大きい。この点では、総務課用務とは大きく違う。

 ところが、違法行為を犯した教員が、管理職として、相変わらず学校に居座っている例が都内には、いくつもある。

 PTAと泥酔のうえ、自転車をかっぱらって逮捕された大田区の中学校教員は、管理職試験に合格して、現在は某区の副校長として、部下の教員の不祥事防止の指導や、生徒に「泥棒はいけません」と諭している。笑い話である。

 自分自身が、払ってもいない通勤定期代を5年間にわたり不正に受け取っていた、区内中学校の副校長は、その事実が発覚すると、その金額を弁済し「戒告」処分をうけた。現在も副校長の立場で、部下の教員、生徒に「過ちがバレたら、即刻謝罪し、被害額を弁済しなさい」と指導しているのだろう。

 これは、判りやすい事例で、不良教員の「氷山の一角」である。このような教員こそ「全体の奉仕者、教育公務員として相応しくない」として、免職にすべきだと思う。

 一部の教員からは「教育への不当な介入で教育基本法違反」と、糾弾されそうだが、今や、教員の資質向上、教育委員会の形骸化防止は「旬」である。他の学生より、少し多く教職の単位をとり、教育実習に行っただけの素人が「センセイ」として教壇にたっていることを、今一度熟慮すべきだろう。 



2006年11月11日(土) 愛と正義でこの国を変えてby櫻井よしこ氏

 秋の土日は、本当に行事だらけで、スケジュール調整が大変である。特に、今日のように、区外での行事が入ると、移動時間もあり、より過密になる。↓

08:30〜11:15 OTAフェスタ(平和島)
11:30〜12:30 区内区民活動団体幹部と会食(蒲田)
13:00〜14:30 アスベスト問題を考える講演会(横浜市)
16:00〜18:10 日本会議地方議員連盟設立発起人会(虎ノ門)
19:00〜20:30 秋田県美郷町交流会(平和島)

 特に、本日のエポックは、発起人として参加した、日本会議地方議員連盟である。これは、誇りある国づくりをめざす国民運動団体、日本会議(会長元最高裁長官三好達氏)と連携して、全国3000人の保守地方議員を結集させよう、という動きである。

 以下、印象に残った来賓の言葉

萩生田光一衆議院議員(日本会議国会議員懇談会事務局長)
自民党が「知事、市長の3期以上の推薦禁止」を打ち出した。法制化も視野にいれている。しかし、「知事、市長に強大な権限があるから‥」との理由に、皆さんは怒らなければならない。強大な権限を監視すべき地方議会が機能していない、と言われているのだから。地方6団体などというものは、お飾りだ。今後、益々、地方議会の意味は大きくなるだろう。

櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)
我が国は、小学校、中学校9年間で、歴史を面白いと思わせる基礎知識を身につかせていない。そして、高校に行き、選択科目という名で「あなたがニガテと思う科目は捨てていい」とする。さらには、必修である世界史は未履修とし、選択である日本史と地理では、圧倒的に地理を選択する。

そうすると、歴史を知らない大人がたくさん出来てしまう。歴史を知らずして何を語れようか。己を知らずして、何を語れようか。日本人としての基本を歴史を通じて学べば、おのずと答えは出てくる。

日本は多くの問題をかかえている。しかし、それはいいことだ。問題を解決することにより、国も人々も成長する。その問題解決のために、最も必要なことは、日本人としての心を持つことである。○×問題に解答するため、日本の歴史を踏みつけて、何が教育だ。

国民と最も身近にいる政治家、地方議員の皆さんは、ここのところを変えて欲しい。国民を啓蒙して欲しい。愛と正義で、どうか、この国を変えて欲しい。

 相変わらずの、櫻井節は、いつもながら涙が出るほど感動する。萩生田代議士の発言は、正論であるが、その「強大な権限」を監視出来ずに、一番すり寄っているのは、どこの政党だったろうか、との疑問を抱かざるを得なかった。

 大雨の中、結局自宅にたどり着いたのは、日も変わった深夜1時だった。
反省会で反省しすぎた!はんせい!

 



2006年11月10日(金) 俺じゃないよ!学校でビールを出すな、と言ったのは‥

 公務員の疑惑や、不祥事について激辛に語っていると、それを使って「いぬぶしがうるさいから○○するのは止めてくれ」と職員に指示する管理職が出てくる。これは、頭の悪い母親が、電車の中で騒いでいる我が子を叱ったよそのオヤジをだしにして、「ホラ、怖いおじさんがいるから、騒いじゃだめよ」と注意しているようなものだ。まあ、まともな事で使ってくれるならいいが、どうもおかしな使われ方をsているようだ。

 随分前には、ある文化センター(公民館のような施設)で、事務職員から「いぬぶしというウルサイ議員がいるから、事務室でTVを見るな、と上司に言われた」と、私が、その本人とも知らずにグチる。「そらりゃ、いぬぶしという議員はひでえヤツだね」と、応じてあげたが、私は、そんなことを言ったことはない。まあ、勤務中テレビを見るな、という注意は正しいので、特段、苦情は言わなかった。

 さて、今回利用の仕方は、いささか違うようだ。区内で様々な活動しているYさんからの情報だ。Yさんは、国旗国歌の大ファンで、この点では、大いに同調するのだが、なぜか他の区議の後援会幹部である。

 区立の小中学校で、記念行事、式典などの後に酒が出せなくなったのは、「いぬぶしのせい」だと、多くの学校関係者が思っており、顰蹙を買っている、というのだ。

 おいおい、誰がそんなこと言ったのよ!PTA役員の時代から、学校での行事の後の「適度なアルコール」は、おおいに結構と言い、最近、なぜ出さないんだ、と文句を言っている立場である。

 以前、本会議の質問で、教育行政の関わる区幹部の不適切な飲酒について、クギをさしたことはある。立場をわきまえた飲酒をされるように、と諭したもので、学校での飲酒をやめろと言ったのではない。

 一部のPTAや町会などからは、教育の場で飲酒は好ましくない、という「一見、正論」が語られるが、これは、本質を取り違えた偽善である。教員が喫煙して、生徒の喫煙を禁止できるか、というバカげた理論とも一致する。
学校で教育すべきは、社会性である。大人と子ども、教師と生徒、児童は違う、ということを教えるべきで、学校を「無菌室」にすることは、逃げであり、教育とは言わない。

 という訳で、学校でビールが出なくなったのは、私のせいではない。争いや面倒が嫌いな、教育委員会か、「汚点」がつかないように、気を使った学校長の姑息な判断だと思う。

 もっと、違うことに目を向けて欲しいものだ。何しろ、区内で問題校のは「1件だけ!」という報告が、まかり通る世界なのだから‥



2006年11月07日(火) なんとかしてよお役所仕事!今度は防衛庁だぜぇ

 最近、お役人ネタばかりになって、実は自分自身でも書くのが、ホトホトいやになっているところに、またまたやってくれた。今日は、古巣、自衛隊の某部署さん。

 午後7時すぎに帰宅すると、妻が「自衛隊の○○というとこころから電話があった。折り返し電話すると言ったら、携帯に電話すると言ってきった。」と。なんの用事か気になり、携帯の着信をまった。が、こない。

 この○○、もしくは○○課という名前がつく部署で、私が関連する場所は、防衛庁内に3ケ所ある。気になるので、1ケ所ずつつぶすことにした。

 まずは、某基地の○○、電話に出たのは科長さん。午後7時をまわっているのにご苦労さんである。が、ここではないとおっしゃる。

 次は、市ヶ谷、防衛庁の外線からまわる、某部署○○課。電話に出た若い隊員に趣旨を告げると「今電話をしたとすると私です。自衛隊に関係ある方ですか?」と、意味不明な応対の後、年配の隊員にかわる。

 今ひとつ要領を得ない説明を、彼の言った順番に記載する。

�/狭�み口座の確認をしたい。○○信用金庫ですか?

私:そんな口座は、とっくに使っていない。あなたのところに、何度変更の書面を流したことか。

�△い筺△垢澆泙擦鵝�これで最後です。○○信用金庫ではないのですね。
こちらの記録によれば、△△銀行になっています。

私:それよ、それに変更したのは平成14年ですよ。

�8�座番号の確認をします。1234567番ですか?

私:そのとおり。

�せ拇垢蓮▲Ε薀浸拇垢任垢茲諭�

私:なんですか?ウラタ?それは、カマタ(蒲田)と読むの。

�ゼ造蓮⊃狭�みをしたのですが、口座相違で戻ってきてしまったのです。

私:そりゃ、戻るよね。ウラタなんて地名はないだろうから。浦和の浦の上に、くさかんむりがついてるでしょ。それは、カマタ(蒲田)という字なんですネ。大田区のカマタ、JRカマタ、カマタ行進曲のカマタですよ。

 たのむよ!自衛隊さん。平成14年に銀行を変更してから、すでに4年間、合計16回も振り込みがあって、カマタ支店で入金されている。それが、突然、何故、ウラタ支店になってしまうのか??

 さらに、この事務担当官氏の質問を見て欲しい。順番をひっくり返すと、極めて明確な要領を得た質問になるのだが、�,�ら始めると、趣旨が最後の質問までわからない。�イ亮遡笋鮑能蕕妨世辰討�れれば、こんなに腹もたたなかったのに‥

 もうひとつ、人に電話する時は、所属氏名をはっきり伝え、念のため、電話番号を知らせてくれれば、3ケ所に電話するテマが省けたのに。まあ、戦闘部隊の部署じゃないからいいけどネ。ふう〜



2006年11月06日(月) ともだちなくすよ!byお役人

 あるお役人から「あんまり色々書くと、ともだちなくすよ!」と、ご忠告を頂いた。この発想がそもそも間違っているのだ。議員とお役人は「ともだち」だろうか?

 少なくとも、私はそうは思っていない。そして、私に投票して頂いた有権者の方々も、また、多くの納税者、有権者の区民も、自ら投票した議員が、お役人と友達になって欲しいと思って投票したのだろうか。否、そんなことはあるまい。

 我々議員のミッションは、お役人の予算執行を区民の目線で監視し、おかしいことは指摘し、よりよい行政執行を促すことであろう。しかし、私に忠告して頂いた方のように、多くのお役人が、議員を「おともだち」だと思っているのかもしれないし、また、一部の議員は、より上位のお役人と「おともだち」であることを望んでいるのかもしれない。

 勿論、私とて、「おともだち」付き合いをさせて頂いているお役人も、少なからずいる。しかし、だからと言って、彼等の所管事項で問題があったら目をつぶるのか。そんなことはしないし、出来ない。また、彼等が、本当の友人であったとしたら、そんなことは望みもしないだろう。

 例が悪いかもしれないが、例えば、警察官が、友人が犯罪を犯していたことを知った場合、「ともだち」だからと見逃すだろうか。親しいほど、仕事は仕事。プライベートは別と理解すべきではないだろうか。

 裁判国家の米国では「真の友人とは、裁判所で争っても、裁判が終わった途端に、酒を飲みに行ける者だ」という格言があるほどだ。

 これからも、おかしなことは、おかしい!と言い続ける議員でありたいと思っている。どうか「おともだち」である、お役人の皆さんには、ご理解を頂きたいものだ。



2006年11月05日(日) 同じ書類が4ケ所からby大田区福祉事務所長

 お役所仕事のノンビリさ、非効率さ、無駄遣いは、お役人にとっては「日常」であり、「当たり前」のことなのだろうが、民間側、納税者側から見ると、いかにもおかしな事が多すぎる。議員も長く勤めていると「あちら側」の論理に理解を示すようになる傾向があるので、注意が必要である。

 さて、本日の「無駄遣い」は、11月1日付けで、大田区から区内医療機関、薬局等に発送されたA4一枚の文書である。発信人は「大田区福祉事務所長(保健福祉部長が兼務)」、内容は「生活保護法医療券・調剤券一斉発送日の変更について」という事務連絡である。

 大田区は「より地域に密着した行政機構」とするために、区内を東西南北の4行政センターにわけ、それぞれにセンター長(部長級)を配置している。ところが「より地域に密着」するはずの、センター機能が、結局、本庁と協議するテマふえ、非効率になっている、との内部からの指摘もある。組織は、権限委譲をしたうえで、より簡単な組織図にすることが求められる。このセンター機能、どうも、部長職と課長職のポストが増えただけ、との感もある。

 さて、些か横路にそれたが、前述の書類が、本庁の保健福祉部から各行政センターの生活福祉課に渡され、各センターから、一斉に発送されたからたまらない。まったく同じ書面、同じ発信人のものが4通、大田区中の医療機関・薬局に今日から明日にかけ到着し、心あるドクターの失笑をかうことになるのだ。ちなみに、毎月、似たような「生保がらみ」の同一の文章が、4つのセンターから同時に発送されているらしい。

 以前、事務改善の事例として、区民へ郵送する書面を、普通郵便から「区内特別郵便」に変更した、との報告があった。これは、100通以上同一の郵便番号の郵便物をその局に持ち込むと、1通につき15円から30円程度割り引かれるものだ。大田区20万世帯に出す書類があったとすれば、500万円以上の節税になる。今まで、やっていなかったことは驚きだったが、まあ評価すべき工夫である。

 が、だ。15円節約する事も重要だが、4センター共通の文書は、その医療機関や薬局の所在するセンターが担当する、とすれば、大変な郵送費、印刷代などが節約できるはずだ。今回の文書が、各センターから2000通出されたとしよう。1通65円とすれば、13万円。3センター分、39万円
分が、まったくの無駄だったことになる。毎月やってるとすれば、年額500万円近い額が、意味もなく費消されている。喜ぶのは、同じ公務員仲間の郵政公社さん。

 工夫しようね!




(あるセンター長からの回答)
これは、毎月医療機関などに送付する「生活保護連絡票」に封入したもので、「ついで」なので無駄遣いはしていない。「4ケ所から発送しているので重複する」という文章ぐらい入れてもよかったとは思う。

私:当該医療機関に確認したところ、今回の4通のうち、2通には「連絡票」が入っていたが、2通には、この文章だけだった。

(あるセンター長)
日頃、生活保護でおつきあいのある医療機関におくったのであろう。この医療機関は、○行政センターから出したから、出さなくてもいい、という選別をする手間と、ダブっても全部出すのと、どちらが効率的か、という問題だ。



2006年11月04日(土) パートの正社員化???

 厚生労働省の「現場を知らない」お役人と、耳ざわりのいいことで票を伸ばしたい政府与党の思惑が一致して、次期国会に、パートの正社員化を企業に義務づけ、拘束力のある法案を提出することを決めた。

 とすれば、何が起こるか?身障者自立支援法が「自立阻害法」だったように、改正パート労働法により、益々、人材派遣や請負が増え、正規雇用は減るだろう。

 この問題は、なぜ、企業がパートや派遣に人材を求めるか、という本質的な点を考えなけらばならないのに、法で強制するというのは、なんとも「お役所的」である。

パートにシフトした理由

�ゝ詬燭�25%以上(本人負担も含む)にもなる、法定福利厚生費(厚生年金、健康保険、雇用保険、労災保険)の負担が重いこと。
�⇒�益配分であったはずの、賞与が生活給とされ、この負担が重いこと。

人材派遣、請負にシフトした理由

上記の2点に加えて
�‘輿海笋瓩襦�欠勤する、などの労務管理からのリスクヘッジ
�⊃遊鑒颪慮把衄颪�ら変動費へのシフト(仕事量にあわせて)
�M�給休暇、その他法定の休暇などを取得させる人的余裕がない

 特に、中小企業にとって、毎月支払う法定福利厚生費の負担は大きい。従業員20名一人あたり平均給与25万円の企業だと、月額125万円もの負担になるのだ。これを、労働時間週20時間以下のパートにすれば、労災保険の負担だけですむ。人材派遣にすれば、一切の負担はなくなる。

 労働者の福利厚生を計るはずの法定福利厚生費の重圧が、非正規雇用を促進し、「働きすぎ」を抑制するための、各種休暇制度が、人材派遣業や請負業を後押ししているのだから、笑い話だ。

 パートの正規社員化の抜本的療法は、年金、健保改革であると、私は思っている。以下、粗雑な私案をご披露するので、どなたか、国会議員さん、官僚さん検討して欲しいものだ。

�〔鞠�金で生活保護になったほうが、永年国民年金を支払った者より、月額支給が多いなどという制度矛盾を改め、基礎的年金(生活保護基準程度)部分は、税金で賄うこと。←これにより、企業負担が減る

�∪�府勧奨健保、組合健保、公務員健保、国保をすべて同一の組織に合体し、すべてを民間保険会社に委託する。←事務的経費ば、激減し保険料は下がる

�7邉襯廛薀江淪拭△箸隆圭�を改め、定例給与は月給のみとし、賞与は明確な利益配分とする。赤字法人の賞与支給は、交際費課税同様に、利益として課税することにより抑止する。



2006年11月02日(木) どうしようもねえな!中野区のお役人!

 お役人というのは、自己保身、組織防衛には、あらゆる「いい訳」「根拠法令」を駆使することは、本欄でも何度か例示しているところだ。が、今回の「中野事件」は、その中でも超ごリッパ、最高殊勲大賞ものである。

 事件な概要は以下のとおりである。

中野区参事(部長級)の何某は、平成16年2月16日以降、無断欠勤を続けた。困った総務課長と総務部長は、本人の職員カードを使用して、毎日、出勤簿に打刻(出勤した)した。

ところが、平成16年4月14日、人事部門が、4月2日以降、打刻がないことに気付き、不正が発覚した。4月22日に本人が出勤したので、休暇届の提出を督促し、5月6日付で、2月16日〜3月9日を有給休暇、3月10日以降半年間を病気休暇として届けがされた。

この結果、5月6日の病気休暇の申請は、3月10日を起案日、決定日として処理された。区民の監査請求に対し、区側は「打刻したのは、後日修正する意図をもって、当面の処理として行ったもの」と、説明した。

監査委員会は、違法な処理として、中野区長に対し、損害額(支払い済み給与)の補填と、関係者の処分、再発防止を勧告した。ところが、区側は、この勧告を不満として提訴し、本日、東京地方裁判所において区敗訴の判決があった。

中野区は、まだ懲りずに「主張が入れられず認めがたい」と、控訴する方針。

 まったく、おバカちゃん、としか表現のしようがない。「後日修正するつもり」で、違法な打刻をしていた、という理論がまかり通るなら、世の犯罪は激減するだろう。万引き犯は「後で、お金を払おうと思って‥」と言い、チカンは「後日、合意を得ようと思って‥」と弁明するだろう。ふざけんじゃねえ!

 さらに、監査委員会の勧告を無視して、提訴。敗訴したら「主張が入れられない」だ〜!中野区民は、この裁判費用の返還の監査請求及び、返還訴訟もおこすべきである。

 また、今後、中野区役所窓口で、提出期限に遅れた書類があった場合は「総務部参事のように、起案日をさかのぼって決定して下さい」と、お願いすればきっとOK!

 で、気になるのは、中野区議会の対応である。区長与党の諸センセイ方は、きっと「御意のまま」と、静観されているのだろうな。嗚呼!

中野区監査委員会監査結果はこちら
(↑PDFなので、開くまで時間がかかる)

中野区へのご意見は

 中野区広聴広報分野 広聴担当
 電話番号03-3228-8802ファクス03-3228-5644
 Eメール kochokoho@city.tokyo-nakano.lg.jp

追伸:中野区役所に、このページを送り、コメントを求めましたが、返信はありませんでした。情けねえ〜




2006年11月01日(水) 川崎と品川に客を取られてしまった!@蒲田

 最近、蒲田駅ビルに出店している複数の経営者から、対前年比売り上げが激減している、と、こぼされる。西口は、全店来年2月に撤退(駅ビル改装?新築のため)するので、意気消沈しているのかもしれないが、他も同様なのだ。

 どうやら、大きな原因は、お隣り、川崎駅にできた大ショッピングゾーン川崎ラゾーナらしい。また、新幹線品川停車と同時に、品川駅港南口に出現した、飲食、店舗群も、すごい集客力を誇っている。

 今日は、そのリゾーナを見学してきた。川崎駅に降りると、以前は海側にしか流れていなかった人の流れが、反対方向に凄い勢いだ。歩くこと、数分。目の前には、ここが川崎?と思うような、一大リゾートが開ける。平日の昼間だというのに、人、人、人。

 レストランの前にも行列。メニューを見ると、どれも大体1000円以上。蒲田に比べると割高だが、満席。これでは、蒲田駅ビルの売り上げが下がるはずである。

 蒲田は、というと、東口に、高砂香料と日本生命、大田区の3者で「ニッセイ アロマスクエア・アプリコ」という、大規模施設を作った。が、オフィスビルと、申し訳程度の飲食店と書店があるだけで、商業施設としては、まったく魅力はない。
駅前周辺は雑然として、「放置自転車」の大群に歩道は占拠されている。

 また、JR蒲田と京急蒲田の中間点にあった、蒲田保健所跡地には、「まちづくりに貢献できる施設」を公募して、なんと、スーパーとアスレチッククラブが出来た。商店街に遠慮しているのかもしれないが、大規模集客施設への人の流れは、少なからず、地元商店へも「金」を落とす。

 京浜東北線を東京駅から南下してくると、蒲田、大森この二駅だけが、いやに情けないと思うのは、6年間も都市整備委員をやりながら、改善出来なかった私の色メガネかもしれない。

 私は、それぞれの駅前には、その自治体の「街への思い」が出る、と思っている。国や都の下請けに甘んじ、自ら決断しなかった街、と言ったら言いすぎだろうか‥


 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加