いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2006年12月31日(日) やっと終わったA君への返済

 平成13年の年末は、泥沼だった。23年間経営した旅行会社(6営業所、売り上げ20億円)を廃業(簡単に言えば倒産)する決意をしたからだ。会社最後の日、12月29日に、地元の中華料理店に全社員を集め、酒食を振る舞い事情を説明した。「皆さんの雇用を守れず申し訳ない」涙を流して詫びた。

 が、一部女性社員は、さんざんと社長である私をなじり、どうしてくれる、と迫る。昨日まで「社長!」と呼んでいた社員さんの豹変ぶりには、戸惑ってしまったが、相手の立場にたてば、止むを得ないと思う。しかし、ほとんどの社員さんは冷静な対応で、その後、一部が新会社をつくり、お客様、什器などを引き継いでくれた。

 そして、翌年、膨大な借金の額に途方に暮れていた私に、小学校の同級生で、現在、中堅建設会社を経営しているA君が声をかけてくれた。「いぬぶし、同級生にこんなこと言うのはおこがましいかもしれないが、生活費ぐらいだったら相談してくれ。」意気消沈していた私には、本当にありがたい言葉だった。

 そこで、A君にお願いをした。生活費はなんとかなるから、旅行会社だった事務所を居酒屋に改装したい。ついては、その改装費を分割払いにしてもらえないだろうか、と。A君は、快諾をしてくれ、私は平成14年5月から「居酒屋のオヤジ」となった。高校生の長男が皿を洗い、妻が料理を考え、中学生の娘が、パソコンでメニューを作る、文字通り、家族総出の店だった。それが、今はやりの「再チャレンジ」の気持ちを起こさせてくれたのだ。

 それから、すでに4年。A君の好意に甘えて、分割払いにさせてもらった改装資金250万円が、今月で完済した。その間、彼からは唯の一度も督促はなかった。ただ、4年にもわたりながら利息はお支払い出来ていない。

 当時、事務所の撤去を手伝う、と連絡をくれた荒木秀樹区議、事務所がないなら使え、と社員寮の一室を無償で貸してくれたIさん。他多くの友人、知人の支援で立ち直った人生を年末になると、ありがたく振り返る。ありがとうA君。これで、やっと同級生に戻れるよ。



2006年12月30日(土) 今年最後の忘年会@食い放題&飲み放題

 いや〜今年も忘年会が多かったな。行きたくないけど、誘われて行ったもの、率先して参加したもの等、あわせて24件。平均会費5000円として12万円だ!

 これは、保守系議員としては、とても少ない数だと思う。私は、町会や各種団体のものには、住んでいる町会とか、余程関係がないものには敢えて出席しない。反対に、なんとかして忘年会、新年会を探し出し、その数を誇っているような議員も残念ながら存在するし、有権者の中には「○○は来るけど、いぬぶしは来ない、生意気だ。」などと真面目に言う方もいる。

 そもそも「票」に気を使わない「生意気な議員」として通っているので、あまりお声もかからないのは、オサイフとってはありがたいことだ。忘年会や新年会で酔っ払っうのは決して嫌いではないが、票のため、とか、まして「来ないと生意気だ」等は論外である。

 さて、昨日は、忘年会最後。なんと、インターネットのサイトで知り合った仲間達とのものだった。総勢30名。本名を知っている人もいるが、皆「ハンドルネーム」という、ネット上のネックネームで呼びあう。私のことは、参加者紹介の紙に、ハンドルネームと「現職の区議さん」とだけ書かれている。

 イベントや忘年会などで、自分の挨拶や紹介が終わると帰ることに慣れている議員諸氏には、とても居心地が悪い忘年会だと思う。が、私にとっては、とても楽しい。勿論、大田区民もいるが、相手もこちらも「選挙」だとか「議員」など意識していない。たまたま、参加者の私が「議員」であるだけだ。

 やぼ用で遅参した私。フツー(?)の忘年会だと「お忙しい中、いぬぶしセンセイが駆けつけて‥」などと紹介され、飲む時間もなく挨拶をする。そして、適当な頃合で中座して次の会場に、というのが相場だ。

 しかし、ここは、そんなことはない。すぐさまビールが注がれ、雑談の嵐の中へ誘われる。実に居心地がいい。ちょっと待ってくれ〜まずは、会費の元を取らんと!

 結局、生ビール4杯、生ジョッキで瓶ビール2杯。皿4枚、カレーライス1皿。どうだ!勝った!で、名刺は配ったのか?(←後援会幹部の声)

 すみません!酔っ払って、忘れました‥



2006年12月29日(金) 人の基本は善か悪か‥?

 年末も押し迫った今日、嫌な話に出会った。非常に親しい飲食店の経営者からの話である。今年の4月から店長に抜擢した30代の妻帯者が、金銭事故をおこした、というのだ。

 この店長さん、高校卒業して以来、流浪の人生で、正社員になったのが、今回初めてだともいう。4月には店長に抜擢され、はりきって前月の50%増の売り上げをあげた。

 ところが、翌月から少しずつ売り上げが落ち、8月には最悪に。経営者は、途中、仕入れの領収書の改ざんに気付き、それとなく注意をしたそうだ。そして、8月以降、売り上げは下がるが、仕入額はあまり変わらない。

 さらには、八百屋を変えたり、仕入先を当初の先から序々に変えたそうだ。おかしい、と感じてていたものの、彼の「今月も頑張ります!」という、熱意と笑顔に騙されて、ついつい見逃してしまったらしい。

 そして、年末。彼から「新たな職場でチャレンジしたい。色々プラスになりありがとうございました。」という言葉に、疑いもなく退職を認めたという。ところが、昨日になり、退職した副店長やバイトから、とんでもない店長である、との上申書がよせられたのだ。そりゃ、給与のほかにピンハネしていれば「色々プラスになり‥」に決まっている。

 タイムカードを押し、店の売り上げを持ってパチンコへ出かける。仕入れの領収書は白紙でもらい、差額はポッケへ。一部の売り上げは、レジを通さず、電卓で計算してポッケへ。等々‥

 結局、本日、本人を問い詰めたところ、4月から9ケ月間で、売り上げのピンハネ約270万円、仕入れのインチキ約30万円、合計300万円もの横領を自供したのだという。早速、高齢の父親を呼び、本人と連名で借用証書を書かせ「刑事告訴は勘弁して欲しい」との始末書もとったらしい。

 驚くべきことには、この店長さん、最後まで詫びの言葉がなかったという。又、以前勤務した飲食店でも100万円の横領を起こし、現在弁済中であることもわかった。来月からは、区内の別の飲食店へ就職が決まっているというが「次なるカモ」にならないといいのだが‥

 しかし、この経営者さん、いささか舐められているね。お金を横領できない環境作りも経営者の仕事である。はたして、人の基本は「悪」なのか、「善」なのか‥

 私は、どんなに騙されても「善」であると信じているが。



2006年12月27日(水) VERY GOOD!大田区「非」を認めるby障害者移動支援

 お役人、お役所は、なかなか「非」を認めない。万一、どうしようもなくなっても、すべったころんだ、と屁理屈や、条例、規則などを駆使して、謝ったんだか、いい訳言ってんだか、よくわからない決着が多い。

 そんなお役所において、本日の決定は、最大級の賛辞に値するだろう。大田区が、自らの「非」を認め、改善をしたのだ。それは、障害者自立支援法に基づく「移動支援費(介助者を伴って外出する費用)」の支給についてだ。これに、大田区は、旧法の時代から、月32時間という上限を設けていた。

 ところが、これを不服としたAさんが提訴し、実質的に勝訴されたのだ。さて、裁判所の「行政の裁量権を逸脱しており違法」との判断に、どうするか注目をしていた。今までの、私の経験則からすれば、「当区の主張が入れられず遺憾である」などと言って上告するとも思われた。(ただ、表面上は被告大田区勝訴を装っているので上告は困難か‥)

 結局、本日、上限32時間を撤廃する決定を行ったのだ。これは、たとえ裁判所の指摘であったとしても、判決主文ではないので拘束力はない。その意味では、大田区の主体的判断として「非」を認め、改善をしたことになる。すばらしい!!原告Aさん、よかったね!

 勝った、負けた、という争いや、どちらが主導という論理ではなく、区民と共に、よりよい施策を作り上げていく土壌が、大田区役所や区議会に拡がっていくことを期待したい。

 あらためて、よくぞ英断された大田区!VERY GOOD!!!!!



2006年12月26日(火) 都区の取り合い、玉虫色決着

 23区は、平成12年の地方自治法改正までは、東京都の「内部団体」の扱いだった。現在では、一般市と同様「基礎的自治体」となったが、お役人は「精神的」に、財政では「実質的」に、相変わらず「内部団体」である。

 精神的に、というのは、区の管理職は、判断に困るとだいたい「都の意向」を持ち出すのだ。で、直接都に問い合わせると「そんなことは言ってない。区でご判断ください」なんてことが、よくある。この「親離れ」は、永年のDNAなので、ちょっと時間が必要かもしれない。

 財政の面では、一般市であれば入ってくる税金を都が、「大都市の一体的整備」を理由に、かっさらっていく制度、都区財政調整といものがある。これは、本来区市町村の収入になる、法人住民税、固定資産税、特別土地保有税(調整3税と呼ぶ)を、東京都が徴収するのだ。

 そして、これを、区に分け前として、52%「財調交付金」として交付するのだ。しかし、これも、大田区で徴収した額の55%ではない。標準的な区の必要とする予算額(基準財政需要額という)を、都の基準で勝手にはじき出し、そこから、その区の独自収入を差し引いた不足額(実際には、もう少し複雑である)を交付する。

 すると、独自財源が豊富で、なおかつ調整3税の収入が多い区ほど「損」をする。国の地方交付金と同じ仕組みが、都区の間で行われている。地方分権を声高に唱えている石原都政も、この部分は離さないという自己矛盾をひた隠す。

 さて、来年度、この「取り分」をめぐって、都区の攻防が続いていた。区側は3%増の55%をよこせ、都は、いや54%にしろ、とつばぜり合いだった。たかが1%だが、総額180億円であるので、双方ひかない。

 結局、本日開催された臨時23区々長会で玉虫色決着された。その内容は、いかにもお役所である。東京都は、「区の要望をいれ」3%増の55%を来年度交付する。特別区は、「都の要望をいれ」来年度の、都から区への各種補助金を、財政調整交付金の1%相当額180億円減額に応ずる、というものだ。

 なんじゃい、最終数字だけみれば、54%、東京都の勝ちである、が、表向きは、55%、区側の勝利。なんともな〜

 早く独立しちまおう!!


 



2006年12月24日(日) 我家らしい息子の結婚式

 今日は、長男の結婚式。といっても諸般の事情(今までの記述を参照)で、本当に「式」だけである。地元の949年続いている六郷神社にお願いをして、神前結婚式を行った。長男夫婦は、来年出産後、ハワイで挙式をするつもりらしいが、犬猫ではないのだから「式」だけは同居前にせよ、とのオヤジの命に従ってくれた。本来は、入籍の12/20に行いたかったのだが、神社が大掃除のため、本日になった。

 何しろ、両家の両親、そして新郎新婦、いずれも働いているため、日にちが合わない。相手の父上は、夜勤明けでの参加。こちらは、妻が勤務先の昼休みを利用して、私は、年末の諸行事の合間をぬっての挙式となった。我家は、いつも大事がある時、ドタバタが伝統である。以下、本日の私の行動である。

07:50 妻を勤務先まで送る(スーツで自転車に乗れないので‥)

08:30〜地元スーパーに酒、オードブルなどの買出し

09:30〜地元町会会館清掃に挨拶(新人候補が手伝っていた!)

11:00〜自宅で娘と、宴会準備

11:40 妻を勤務先に出迎え

12:15〜神社にて打ち合わせ

12:45〜挙式

13:30〜自宅にてお祝いの宴会

15:00〜地元町会有志の忘年会

17:00〜住んでいるマンションの忘年会

 ふう〜これで、親バカおやじの使命は終わり。後は、勝手にやってくれ!

 おめでとう!



2006年12月20日(水) 「おめでとう」の言葉が欲しかったら夜間窓口へ!

 11月22日の日記に、区役所の夜間窓口へ婚姻届を出しにきたカップルに当直職員が「本日はおめでとうございます」との温かい言葉をかけていた、と書いた。そして、この週末の宿直窓口の迅速な対応にも賛辞をおくった。

 ところが、この「おめでとう」は、夜間窓口でしか「頂けない」もののようなのだ。実は、再三書いている我が長男が、本日休暇を取って、ついに婚姻届を出したのだ。本籍地である大田区役所の戸籍窓口に嫁と共に来庁し、入籍をした。提出後、彼等と役所内の喫茶店で懇談をした際に聞いてみた。

私「役所の人、おめでとう、って言ってくれたか?」
長男「いや、言ってくれなかった。あっけないほど簡単だった。」
嫁「あ!婚姻届受理証明書の私の生年月日違ってる!」

 あらあら!

 午後は私も休みを頂いて、彼等と共に、横浜市役所、横須賀市役所と手続にお付き合いをした。(くれぐれも、親ばかではない!その後、新居で酒を飲む都合である)他の役所に行くと、大田区との違いがよくわかって面白い。

 横浜市金沢区役所。案内係の女性、窓口の女性、いずれも開口一番「こんにちは!」と笑顔で対応。とてもフレンドリーでいい感じだ。恐ろしく仕事も早い。

 横須賀市役所。丁度閉庁時間ぎりぎりに到着。5時のチャイムが鳴った。さて、みんな机を片付けて、どれくらいの人数が時間前に帰るか‥と「楽しみ」に見ていると、誰も席を立たない。皆、仕事をしている。定時5時15分、あれ?誰も立たない。5時17分、おっ一人帰った。結局、手続が終わった5時20分まで、一人以外誰も帰らなかった。住所異動手続が終わると、窓口の職員が「おめでとうございます。これが、横須賀市の様々な案内です。こちらは、ゴミ出しの説明と曜日が書いてあります。」と、二冊の冊子をくれた。う〜ん、いいじゃん。

 そして、窓口には以下のような「窓口サービス課の接遇方針」なるものが掲げられていた。

1.お客様への対応は、あいさつから始めます。
2.やさしく、ていねいな言葉づかいを心がけます。
3.役所言葉の使用をひかえ分かりやすい説明に努めます。
4.お客様本位の、心のこもった誠実な態度で接します。
5.お客様の要求を的確にとらえ、最適で迅速な窓口サービスを提供します。


 日本中の役所が、本当にこうなったら、職員の数は半分ですむかもしれない。一つ一つは、たいしたことじゃないんだけれど‥出来ないんだな〜



2006年12月18日(月) バカ財務省!なんでも削ればいいってもんじゃない

 来年度から、自衛官の配置手当が削減されるそうだ。これは、現場を知らない財務省のお坊ちゃん、お嬢さんたちが「一般公務員とかけ離れた制度」として、削減を求めたものだ。

 しかし、現実を見ると、現場の人々が可愛そう過ぎる内容だ。例えば、潜水艦乗務員は、一律本給の49.5%の手当がつくのが問題だそうだ。しかし、幅60センチのプライバシーもないベットに寝て、太陽といつ会えるかわからない任務の人々と、9時5時で働いている一般公務員と同列に考える主計官、あんたこそおかしいぜ!

 以前の防衛担当主計官だった片山さつき代議士さん。自衛隊に対して「災害派遣などは消防の仕事だから予算削減!」と言ったそうだ。彼女が財務省を去り、国会に転出した時、財務省では「やっかい者がいなくなった」祝賀パーテイーが開かれたそうだ。アホである。

 さらに例えれば、私の同期生であるW君は、パイロットだが、現在は一等空佐(大佐)として、防衛計画の立案にかかわっている。しかし、パイロットであるので、航空手当を支給され、やっと年収1000万円にいくかどうか。もし、航空手当がないと、年収800万円程度で、大田区の給食調理員さんや、緑のおばさんより年収が低くなってしまう。

 そうすると、優秀なパイロットほど民間航空に転出し、年収3000万の恩恵に預かることになる。公務員の中で、弁護士や医師には特段の手当が支払われている。それは、民間との格差を少しでも埋めて、公務職場に留まって欲しいからだろう。

 であるとすれば、配置手当の見直しは、自衛官の仕事に対する侮辱である。来年から「省」になる防衛庁。その私服組も実は、わかってないから財務省の、こんな提案を呑んでしまうのだろう。

 省昇格を機会に、背広組の占有地だった内局の局長級も自衛官(制服)に解放すべきだ。それにしても財務省のバカやろう!!



2006年12月17日(日) It’s a boy!男系維持する犬伏家

 陸上自衛官の長男が、結婚することになった。これは、些か順番を間違えて、彼女が妊娠したことによる。色々なことがあったが、今は出産に向かって、双方の両親、製造元の二人そろって新しい命の誕生を心待ちにしている。

 そして、先日検診に行った嫁から「男の子」との報告が入った。長男はさっそく「キャッチボールをするんだ」などとノウテンキに喜んでいる。バカ野郎!これから「キャッチボールをするまで」が大変なんだぞ!

 オヤジ(私)は、というと、残留(休日に、ある人数が駐屯地内で待機する制度)で外出できない長男にかわって、土日と新居となる官舎の模様替えに出かけた。築40年は過ぎているであろう官舎の床は、木材むき出し。このうえに、タイルカーペットを敷く。

 近所のホームセンターで、ガスコンロ、湯沸かし器、ファンヒーター等必需品を揃え、新居に運ぶ。親バカと笑われるだろうが、丁度大学受験の時に、私が会社を倒産させたため、彼は浪人をあきらめ、自衛官の道を選んだことを思うと、そのお詫びもあって、ついつい手を出してしまう。私自身、結婚をする時、父はすでに他界。母とは絶縁状態だったので、すべて妻の両親のお世話になったことを想起し、今更ながら感謝する。

 この小さな城に、来年2月には、新しいメンバーが増え、親子3人の生活が始まる。新家族に幸あれと、親バカおやじペンキまみれで奮闘中!



2006年12月16日(土) Very Good Job!区役所当直職員さん

 11月22日の日記に、区役所当直職員さんの、心温まる「おめでとう」の言葉に賛辞を送ったが、今日も、当直職員さんの機転を聞いた。

 息子の官舎引越しの手伝いで、隣県に出かけていた私の携帯電話に、親しい区民の方から以下のような趣旨の電話が入った。

家の前の道路で大きなネコが死んでいる。清掃事務所に電話したところ、道路であれば、所管は「まちなみ整備課」に電話してくれ、と言われたが、一般の区民が電話しても対応してくれるか?

 あら、困った。今日は土曜日、閉庁日である。月曜日まで待てばネコは腐敗して近所迷惑だ。近所にいれば私が引き取って、多摩川の河川敷に埋葬すればすむが、この距離では無理だ。そこで、こうアドバイスした。

とりあえず、区役所の当直に電話して、まちなみ整備課で誰か出勤しているか確認して欲しい。それでなんともならなかったら、もう一度電話を下さい。

 それっきり電話は来なかったので、解決したのだろうと思っていると、夜になって、この方に会ってビックリ。なんと、電話に出た当直職員さんが、「それはお困りでしょう。まちなみ整備課は休みですが、業者の電話はわかりますので、私が電話しておきましょう。」と、対応してくれた、のだという。彼が帰宅すると、ネコちゃんはすでに引き取られていたそうだ。

 いやはや、昼間の窓口であれば、所管する事務だけやればいいし、困ったら上司もいる、他の担当に「たらいまわし」も可能だ。しかし、当直はそうはいかない。自己完結型。その場ですべてを解決する必要がある。いわば、夜間休日の「区長」ともいえる。その方々の、前回(11/22)、今回の対応は素晴らしい!!

 しかし、さあ〜!言いたくないが、最初に電話を受けた清掃事務所で同じ対応をしていれば、この区民は、1回の電話ですんだのに‥



2006年12月15日(金) あらあら、別れちゃったの?自民党系会派

 国会では、郵政民営化問題で離党した国会議員11名が自民党に「屈辱的」な反省文を書いたうえで復党したことが賛否両論騒がれている。そして、我が大田区でも、次元は違うが、区議の復党問題で、議会が揺れている。

 自民党区議17名のうち、おっぱい事件で辞職した前代議士(自民党を離党)を7名の議員が応援した。残り10名とて、かの代議士氏とは決して疎遠ではなかったのだが、彼等は、党公認の公募の新人を応援し、この新人が当選した。

 そこで、自民党として、7名のうちリーダー格の3名を「除名処分」とし、残り4名を「離党勧告」とし、それぞれ自民党籍を離れた。ところが、議会内会派としては「最大会派」を維持するためか、そのまま同じ部屋で活動を続けていたのだ。そして、ややかしいのは、この問題の根底は、衆議院選挙で「誰」を応援したのか、ということが「オモテ」だが、「ウラ」は、議会内会派における永年の主導権争いと、次期区長選挙への思惑がからんでいるのだ。

 途中、この7名に共鳴する自民党籍の区議2名が、残り10名から離脱する動きもあり、傍観する者としては、楽しく見物していたものだ。ただ、この最大会派の騒動は、お役人からは冷笑して見られており、第二会派である、公明党が区役所内で、よりその存在感を示す結果となったことも拒めない。

 そして、本日、ついに除名議員3名が会派を別れ、新会派を結成した。離党組4名は、これをもって晴れて復党、自民党公認となる。そして、なぜ今日なのか。新春号の区議会便りに「会派離脱」が間に合うからだそうだ。なんともな〜

 しかし、除名組のリーダー格である長老議員が、復党する4名に言った言葉は感動である。

お前等は戻れ。また、いつか一緒に活動できる日が来るから‥

 かっこいい!!

 私が、会社を廃業して意気消沈していた平成14年の頃、そんな私を「夜逃げした」と誹謗した、ある区議に彼はこう諭してくれた。

男には、色々な生き方があるんだ。他の者がガタガタ言うんじゃない。

 かっこいい!

 ガンバレ新会派!

 



2006年12月13日(水) 自民党委員長は反対派?by糀谷地区再開発

 最近、糀谷駅前地区再開発について、推進派と反対派の両方から区議会に陳情が出された。これは、京浜急行の連続立体交差事業の一環として、駅前広場を作り、その周辺地区を第一種再開発事業(組合施行)で整備しようというものだ。だいたい、区議会というところは、賛否両論が出ると、判断を回避する、という特性があるので、大方の予想は「継続」である。

 この場所では、10年ほどまえから、地権者による糀谷駅前まちづくり研究会が設立され、現在は再開発準備組合として、都市計画決定を目指し活動し、地権者の70%の賛意を得ている。この件については、私も地権者の一人なので発言はなるべく控えてきたが、今回の所管特別委員長の行動は、あまりにも常軌を逸しているので、あえて公開する。

 一部反対派の方々は、なんでも反対「共産党」の支援を受け、さらには、壊し屋の異名を持つNPOから、反対のノウハウを指導され、議会、地元商店街を巻き込んでの反対運動を展開されている。

 時期まさに、来年の統一地方選挙前。議員や首長(区長)などは「なるべく敵を作りたくない」時期である。これは、反対派に有利である。本来、推進派にハシゴをかけて昇らせた当事者である、区長まで「まだ、早い」等と言い出す始末には、推進派からは「バカらしくて、やってられない」という言葉まで出る。これは、法務大臣が職務である「死刑執行命令」を拒否するようなもので、行政お得意の「粛々と‥」は、どうしたのだろう。

 さて、この陳情を審査するのは、区議会交通問題調査特別委員会(自民党委員長)である。ところが、この委員長さん、到底公平な審査をするには程遠い以下のような行動をされた。

�“紳佛匹僚顕颪吠�数回参加されて、反対派と意気投合されている。

��反対派の各戸に「再開発反対」のポスターと共に「自民党 ○○××」のご自 分の写真入りポスターを掲示している

�H紳佛匹�ら意見を聞く懇談会に、地元商店街のなかでも反対意見の強いT さん(地権者ではない)に直接電話をかけ、参加を促している。(この件 は、地元商店街理事長が激怒し抗議している)

�た篆頁匹任發△蠱聾⊆圓了笋鮑�談会に出席させるな、と準備組合理事長に 要請

 私は、再三、与党であっても「是々非々」で議論すべき、と言っている。従って、自民党の議員が区の施策に反対することに異論を唱えるつもりはない。ただ、所管委員長であるから問題なのだ。委員長の立場は、公正中立でなければならぬ。だとすれば、彼の上述した行動は、あまりにも軽率である。

 また、その行動は、どうも、バックに指南役がいるように思えるのだ。
今月18日には、再度委員会が開催されるが、委員長が自らの行動を律し、各委員が良識ある判断をされるよう望むものである。



2006年12月12日(火) 区政報告会&望年会開催。感謝!感謝!

 我が業界(?)は、すでに来年の統一地方選挙真っ只中という感がある。街中には、二連ポスターと呼ばれるものが貼られ美観を損ねている。駅前には、早朝より政策(名前?)を訴える新人が陣取りをする。

 そんな中、お前は何をしとるんじゃ!と、支持者からのお叱りを受け、本日、区政報告会&望年会を開催した。親しくご支援頂いている方に、さくっとお誘いの手紙をお出しした。お叱りを頂いた支援者の方からは「いったい、何人来るんだ?」と、毎日ご心配をおかけした。

 会場には、80名分の席(着席)を用意したが、開演してみると、あれ?あの人も、あらあら、この人も来てくれた、と、参加申し込みをされていない懐かしい顔ぶれが受付をしている。挨拶の間、立食パーテイは辛いのは身にしみているので、今回は着席。おいおい、席が足らない!あわてて、テーブルをセッテイングする。

 最初は、同志でもあり、以前からご薫陶を頂いている神奈川大学小山和伸教授の「誇りある国家と地方議会の役割」と題した卓話をお願いした。30分という短時間で熱く語って頂いた。次回は2時間ぐらいお願いしたいものだ。

 ここで、乾杯。様々な後援会に参加した経験から、乾杯前の長〜い、そして多人数の挨拶は、実際誰も聞いていない。そこで、卓話の後、すぐ乾杯とした。料理を食べてひと段落し、私の区政報告を30分。料理あり、お酒ありで、きっとザワザワすることだろう、と心配していたが、皆さん真剣に聞いて下さり、ここでも感動。ただ、乾杯後15分で、全テーブルを回り、各テーブルでビールを注いでいただき、すでに泥酔状態。自分でも話がダッチロールしているのがわかった。反省。

 その後は、参加者との馴れ初めなどを私が、ご紹介して和気藹々の会だった。

 たまたま、同じ地域の現職区議が、先週、報告会を開催し、我が陣営からも2名が参加した。その方によると、地域のほとんどの町会長が参加し、区長の代理はくるは、総勢300名ぐらいだった、と。負け惜しみではないが、今日程の、家庭的な雰囲気の報告会は、他にはないだろうと自負している。人数ではない、そのメンバーの想いだ、と思う。

 皆さん、本当にありがとう!そして、参加はできないが、と熱いメッセージを頂いた方々にも感謝、感謝!

 帰宅は、深夜2時半‥‥



2006年12月09日(土) 国会9万円、息子9千円、国営宿舎?の家賃

 今日は、土砂降りの雨の中、某県にある防衛庁官舎を見に行った。実は、長男が今月末から入居する予定の官舎(国の社宅)である。

 何しろ、2Kで9200円という超激安物件である。覚悟はしていたが、いやはや古い。築40年は超えている。そのうえ、外壁などは、あまり手が入れられていないようで、いたるところに錆が目立つ。

 それでも内部は、ペンキを塗り替え、畳も表がえしをしてあり、まあ、21歳の新婚さんには充分だろう。官舎は安いこともあり、倍率が高いらしいが、今回、新築の官舎が建設され、階級が上の人から、押し出し方式で入れ替わったため、下っ端の息子にも順番がまわってきたらしい。ありがたい。

 丁度、衆議院赤坂宿舎の家賃が9万円で近隣相場より、相当安い、との議論がマスコミで報道されている。自らの生命をかけて国民を守る自衛官、国家の筋道を決める国会議員。立場の違いはあるが、いいんじゃないだろうかね。

 金額の多寡よりも、その報酬や処遇に見合う仕事をしているか、どうかを問題にすべきだろう。議員年金なんかいらない、と私は思っているが、これなども同じだ。

 「政治家は働かない‥」「政治家は悪さをする‥」だから許せない‥そんな構図が、知らず知らずのうちに国民の間に浸透しているのではないだろうか。でも、だとしたら、そんな政治家を選んでいるのは誰??



2006年12月08日(金) 第四回定例会 補正予算反対討論

私は、区長与党を自認している。しかし、与党だからとて、おかしい時は、はっきりと反対すべきが、2元代表制の議員の務めであると思っている。今回は、補正予算に反対した。以下、本日の反対討論である。


改革110番、私、犬伏秀一は、ただいま上程されました第116号議案平成18年度大田区一般会計補正予算第4次につき反対の立場から討論をいたします。

本補正予算のうち、歳入における特別区民税520万円分の増額、歳出で同額の清掃管理費が私の反対する部分であります。本支出は、東京23区清掃一部事務組合と東京ガス株式会社が合弁で設立するゴミ処理及び売電会社、東京エコサービスの株式出資のためのものです。私を含む、多くの見識ある23区々議会議員が本会社設立に異議を唱えております。

反対の理由の第一点は、ただでさえ各区、区民や区議会の監視がしにくい構図である清掃一部事務組合の、またさらに別会社となれば、より一層不透明なものとなる可能性があることであります。この点は、多くの区議会においてにおいて、このことについての疑義を含め保留の態度を示されていることからも明らかであります。

第二点は、廃プラスチックの焼却について、到底各区の合意が得られたとは思えないことであります。現在大田区においては、発泡スチロールトレイやペッットボトルを資源ゴミとして分別収集を行っており、区民のリサイクル意識も高まっているところであります。せっかく、意識啓蒙したものが、廃プラスチックは可燃ごみということになれば、これら多くの資源も可燃ゴミと共に出されることが懸念されます。また、プラスチックを焼却する際に排出される有毒物質についての検証も定かではありません。

第三に、健全な競争原理が働かなくなることがあげられます。東京エコサービスがゴミ焼却で得た余剰電力は、東京ガスの売電子会社を通じ、23区の公立学校に売却されることになっております。しかし、単独の事業者が独占的に電力を供給するこの仕組みでは、市場原理が働かなくなり、公立学校は高値の電力を未来永劫にわたり買わされることになり、反面、東京エコサービスは、安定的顧客を営業努力なしに獲得できることになります。さらには、民間の電力需要のピークである夏季においては、公立学校が休業となり、その余剰電力は東京ガス売電子会社の、好都合な電力供給源となるのです。はたして、この構図で得をするのは誰でしょうか。このような仕組みを民間では「競争」とは呼ばないのであります。

第四に、この会社がはたして、民間企業なのかという点であります。代表取締役社長は、特別区区長会会長のあて職で、設立時の社長には当区の西野善雄区長が就任されました。私は、先週50歳になりましたが、その人生の半分以上を会社経営者として過ごし、その間、多くの経営者と出会ってまいりました。その結果「会社の栄枯は社長次第」との、あたりまえの原則を痛感したのであります。東京都が設立した臨海第三セクター3社の無残で、無責任な放漫経営の顛末は正にそれを物語っております。特別区長会会長交代の都度、社長がかわり、その社長は、たまにしか出社しない、それを民間会社とは呼べないのであります。
また、30人の工場職員は23区清掃一部事務組合の職員が出向し、その30名の現場に、なんと、事務職員は15名。高賃金の一部事務組合職員が出向し、稼がない事務職が15名とは、到底、まともな会社経営とは思えない、と感ずるのは私だけではないでしょう。

昨今、多くの知事、市長の不祥事が報道され逮捕者が連日増えているのは残念なことであります。その背景には強い首長と弱い議会との構図がある、ともささやかれております。わが国の地方自治が、2元代表制をとっている以上、執行機関の長たる首長に大きな権限が集中するのはやむをえないことであります。しかし、弱い議会ではありません。現に、宮崎県においては、県議会の不信任決議により県知事が失職をしているのです。どうか、ここに参集されている見識深い議員の皆様、本件に異議を唱え、議会の良識を示そうではありませんか。与党会派とは、行政が提出した議案をすべて追認するという立場ではないはずです。議会は行政の諮問機関ではありません。おかしいことにはおかしい、と意思表示してこそ、67万区民の信託に応える区議会と言えるのではないでしょうか。議員各位の勇気あるご判断をお願いして反対討論といたします。



2006年12月04日(月) やっぱり継続審査になっちまった。領収書添付問題

 今日は、本会議中の常任委員会である。今回のエポックをいくつかお示しする。

 何度も書いているが、今話題の政務調査費の領収書を「開示」できるように、添付を義務づける条例改正案は、私の推測どおり、自民党系会派と公明党の「慎重に」という、もっともらしい理由で「継続」となった。領収書を添付している、目黒区でさえカーナビだ、ハウスクリニーング代だ、と開示して明らかになった。

 大田区は、しっかりやっていますよ、という意思表示の意味でも、即刻添付を義務付けるべきだ。なぜ反対か?ビックリする発言が、議事録にのっている。数週間後に区立図書館に議事録が配布されるはずなので、是非とも、ご覧いただきたい。区議会事務局においても、議事録の開示請求ができるので、お気軽にどうぞ。

 さて、もう一つの問題点。23区清掃一部事務組合が東京ガスと合弁で設立する、ゴミ工場運営会社兼売電会社「東京エコサービス」に、区の公金から520万円を支出する、という補正予算案。民間の活力を活用だの、競争力を云々などと説明しておきながら、社長は23区区長会会長の西野善雄大田区長。従業員は、23区清掃一部事務組合の職員が派遣。なんじゃい、お役人と東京ガスのために、税金520万円を投入して、わかりにく構図にしただけではないか。

 勿論、区民の感覚を主張する私は、本案に反対である。常にお役人提出議案に賛成の立場の、与党会派、自民党、公明党、民主党は賛成。共産党と、特にこの問題を鋭く追及していた生活者ネットワークが反対。結局、予算案は可決された。情けねえ〜

 さらに、気になる案件。大森南工場アパートの建設現場から、油臭の強い土が出たので、この土壌処理に6300万円を支出する、というのだ。どうも、お役所の金銭感覚と庶民のそれは、相当に乖離があるようで、6300万円もの「余計な費用」がかかるとしたら、まずは、前の所有者に文句を言って処理させるのが民間。

 委員会での答弁は、取得時には「土壌汚染はない」旨の証明書を添付させていたので、どのようにしたらいいか検討している、とのこと。途中に、大田区土地開発公社という団体がからんでいるので、より面倒である。この工場アパートについては、建設工事が「不落随意契約」となり、議会でも話題となったが、この土壌処理代も「随意契約」だそうだ。

 共産党と一緒になってお役人に反対しても、何も変わらない、と忠告してくれる方がいる。そうだろうか。私は、そうは思わない。南アメリカの先住民の間に伝わるクリキンデイの物語を読んで欲しい。かっこよく言えば、区役所の火事に水一滴を必死に運ぶ一羽でいい。すでに、一羽ではない仲間が少しずつ増えている。いつかきっと、おかしな炎は消える、そう信じている。



2006年12月03日(日) やばっ!1900円の未納で差押警告書by都税事務所

 最近、都税の収納率があがっており、そのノウハウを活かして都内区市町の取立ての受託もするという新聞記事を読んだことがある。はたして、どんなノウハウなんだろう、と思っていたら、昨日、わかった。

 自動車税未納による「差押執行警告書」なる書面が自宅に届いたのだ。さらに、同封されている手作り風のカラープリンターを使った「タイヤロック等装着予告」と書かれた書面には、納付しないと、車にロックをかけ走らないようにする、と、ロックした車両の写真も添えられている。

 さて、では私の未納自動車税額は、というと、実はゼロ円なのだ。ただ、納付期日を失念していて(すみません!反省)、納付が遅れて、延滞金がついたらしい。この金額が、1900円。

 勿論、金額の多寡ではなく業務を行っているので、止むを得ないが、さすがである。本税は納付済だが、延滞税も絶対に取るぞ、という意思が手作りパンフレットからにじみ出ている。これが、東京都の収納率アップのノウハウなのか。お役所版の「取立て手法」テクニックはサラ金と同じだな。

 わかりましたよ!すみません。悪うございました。明日納付しますから、車ロックしないでね。(実は、この車はすでに売却して手許にはないのだが‥)



2006年12月02日(土) 祝 いぬぶし生誕50周年!!!

 誰も祝ってくれないから、言っちまおう。本日、不肖わたくし、生誕50周年を迎えた。

 50年と言えば半世紀だ。よくぞ生きてきたと思う。父は、私が10歳の時、42歳の厄年で病死した。従って、42歳になるまでは、ずっと「いぬぶし42歳死亡説」というのを自分のどこかで信じていて、駆け足で人生を走ってきた。

 車は1メートルでも長いほうがいい、と米国ビバリーヒルの中古車屋に並んでいたリンカーンストレッチリムジン(ハワイでの結構式や、日本では怪しいご職業の方々が乗っているあれだ)を、自分で輸入して乗ったり、家は一坪でも大きいほうがいいと、3軒買い換えたりと、42歳まではぶっ飛ばしてきた。

 ところが、42歳では死ななかった。そのかわり、44歳のときに大災難がおとずれ、上述した価値観は奈落の底へ落ちた。セプテンバーイレブン、9.11同時多発テロの影響で、経営していた旅行会社の売り上げが激減。家は金融機関により売却され、車は小さなコルサになった。

 普通は、そこで相当落ちこんで、場合によっては命を絶ったりするのだろうが、幸いなことに、よい両親のもとに生まれたおかげで「天真爛漫」に育った。そりゃ、数ヶ月は、意気消沈していたが、すぐ復活。

 借金2億を超え、300年月賦で返しているのに、あまりに悲壮感がないものだから「いぬぶしの親は、相当の金持ちだから、会社潰してもどうってことない」とか、「あれは偽装倒産で、ウラに相当隠しているらしい」等というウワサが、街に飛び交った。

 いずれも、ウソで、父親は昭和42年に病死。母親とは、昭和47年以来絶縁状態で、昨年こちらも老衰で死亡。借金はいまだに、1億9千万はあるだろうか、一昨日の月末も金融機関、信用保証協会、民間会社等に、有り金しぼって返済したところだ。

 まあ、そんなことは、実は人生にとって、たいしたことではない、と、どん底を経験して痛感した。朝起きて、ご飯がおいしい、夜は、朗らかにビールが飲める。誰かが「あなたのお陰」と、感謝してくれる。そんな、あたりまえのことが、実は、とても大切なことで、幸せなことなんだ、と。オヤジの死んだ歳を越えたころから思えるようになった。

 生誕50周年にあたり、私を取り巻くすべての人々、物、大自然に深謝!
ありがとう。そして、これからも、よろしく!



2006年12月01日(金) 領収書を添付するかで大もめ@総務財政委員会

 何度も書いているが、議会の会派に支給される「政務調査費」というお金がある。このお金で、個人の車の車検に使ったり、カーナビを買ったりしたとして、目黒区議会議員が6名辞職した。品川ではキャバクラに使ったとして、返金する事例もあった。そこで、私を含む区議会議員13名で、領収書の写しを提出して、いつでも区民からの開示請求に応じられるようにしよう、との条例改正案を提出したのだ。

 今でも、領収書と収支明細を区議会事務局に提出して、チェックを受けているが、チェックが終わると領収書は各会派に戻されて、そこで保管する仕組みである。区民が開示請求をしても、収支明細は出てくるが、領収書は開示されない。これを添付しよう、という極々まともな、そして、たいした事務量もかからない提案である。

 今日は、この議案についての審査が総務財政委員会で行われた。所属する生活産業委員会が早く終わったので、傍聴した。傍聴席には、この問題に関心をよせる身障者団体の幹部の方がお二人、先に傍聴されていた。2名の委員が、この傍聴を別の議案の区施設のバリアフリーについてと勘違いしたようで、「この施設のバリアーフリーはどうなっているのか?」と、おべんちゃら質問をしていて、区の担当課長もわざわざ、傍聴者の団体名をあげて答弁していたのには苦笑してしまった。その件じゃないのよ、今日は。

 さて、委員会の各委員の態度は以下のようなものだ。はたして、どの意見が区民の感覚だろうか。

自民:現状の制度で充分透明性は担保できている。政務調査費を条例化した時に検討会を開いて議論した、という歴史的経緯もあるのだから、いいだろう。ましてや、来年4月から施行するなど、あまりにも拙速である。

公明:議会事務局でチェックしているのだから、まったく添付していない区よりはましで、中間的な存在である。他区の状況の資料を事務局から出してもらって、有識者の意見も聞いて、使途を含めて検討の場を作ろう。

民主:この流れ(領収書添付)に賛成である。なぜ、領収書をつけるだけのことがダメなのだろうか。

ネット:使途が云々言っているのではない。今、議会事務局に提出して返してもらっている領収書のコピ-を区民がいつでも見れるようにしよう、と言っているだけで何が問題なのか。なぜ、領収書の開示に有識者の意見が必要なのか。

共産:他区で事件もあり、区民の注目は高い。役所には、様々な開示請求があり、議会もそれに対応すべきである。より透明性を高めるために、この条例を制定しようではないか。他区の資料なら、先日の幹事長会で、事務局にあるようなことを言っていたから、それを出したらどうか。

議会事務局長(お役人):幹事長会と委員会をごっちゃにしないでくれ。今は、公明党の委員からの資料請求であり、共産党から指図されるのは筋違いである。

委員長(自民):意見もわかれており、資料請求もあったので、本日のところは継続ということで‥

ネット:なぜ、継続なのか?採決しようではないか。

 議会とは、本当に不思議なところだ。会社でも役所でも領収書を保存している。そして、特に、お役所は国から区市町村まで、その透明性を担保するために、そのほとんどを開示対象としているのだ。その、お役所をチェックすべき立場の議会が、この態度である。普通の区民の感覚では到底理解できない。

 傍聴されていたお二方が、激怒して区役所のエレベーターに乗られたのは、普通の区民の感情であろう。はたして、月曜日の委員会ではどうなるだろうか。

 経験則でいけば「より慎重に議論、検討すべき問題」との、もっともらしい理由が付されて、継続審査となり、来年4月の任期切れで「廃案」というのが、常套であろう。嗚呼!!!


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