いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2007年01月31日(水) あらあら、また騙されちゃったよ!給食費未納額大田区トップ

 お役人や学校現場は、なるべく情報を隠蔽するDNAを持っている、と何度も何度も書いている。ご本人たちは「そうではない」と声だかに否定するが、マスコミに取り上げられるとすぐさま「降参」してくる姿は哀れだ。

 今回もやられちまった。週2回発行される「都政新報」という業界(?)紙がある。東京都や都内自治体の情報が掲載されていて興味深い情報源である。私はこれを今話題の「政務調査費」で購読している。この1月30日号に、こんな記事が載った。

 小中学校の給食費未納問題、特別区で4861万円、と。そして、23区別の未納額が一覧になっている。な、なんと、大田区は739万円で特別区でトップ(ワースト1)ではないか!二位の足立区604万円を大きく引き離しての入賞である。以前、食育の観点から、教育委員会学務課長に「大田区に給食費の未納はないか?」と質問したところ「ない」との回答を得たことがある。

 問題は、この未納額の処理である。公費では補填せずに、まともに支払っている子供達の給食材料費から739万円分支払うのだ。つまり、それだけ、給食内容が粗末になるのだ。であるとすれば、払っている親は、徴収している学校(すなわち大田区)に対し、未払い分の給食費負担分を返還せよ、との訴えや監査請求をおこすべきであろう。

 以前、教育委員会のお役人が真面目な顔で、本会議での他の議員からの「区内で問題校は何校あるか?」との質問に「1校」と答弁していたのには、大笑いしたが、またしても騙されちまったよ!

 まったく、この隠蔽体質はどうしたもんかな!ふざけんな!

(2/1記)
 学務課長に「どういうことだ!」と詰問すると、「調査資料がないと答えたので、ないと答えたのではない。そうとられたのであれば言い方が悪かった。」と釈明。いや、絶対に「ない」と答えた。「今後、あなたと話す時は、ボイスレコーダーを回すから」と申し入れ、渋々出した「学校給食未納状況調査」なる書類を入手した。

 それによれば、大田区の未納状況は以下のとおりである。

小学校 児童数 28075名 未納児童数 161名(0.57%)
    給食費総額 1,202,271,183円 未納額 3,593,161円(0.3%)

中学校 生徒総数 10465名 未納生徒数 137名(1.3%)
    給食費総額 524,897,624円 未納額 3,798,362円(0.72%)

 学校別では、A小学校の児童の7.5%、給食費総額の4.6%が未納、B中学校の生徒の4.5%、総額の3.4%が未納というのがトップである。昔の親は、自分の食い扶持を削ってでも子どもに食べさせたものだ。苦しいのはわかる、しかしだ。就学助成や生活保護の場合は、給食費も公費(税金)で親に支給されているのだ。それを払わないとしたら「確信犯」である。



2007年01月30日(火) 選挙と人間模様

 統一地方選挙が近づいてくると、現職、新人入り乱れて、政治活動(?)が活発化してくる。なかでも、後援会紹介名簿集めが盛んに行われる。そして、これらの活動が、様々な人間模様を生み出していて、とても興味深いのだ。損得勘定の応援か、純粋な応援かと。

 大田区が産んだ、尊敬すべき稀有な政治家、故新井将敬代議士が下さった著書「エロテイックな政治」の中で、政治こそ人間のあらゆる欲望が凝縮されている、という趣旨の記述をされているが、誤解を恐れずに言えば、正に我が意を得たりである。

 私自身、落選を含めて3回の選挙を経験しているが、その都度、支援者の相当数が異動する。各回の選挙の支援者名簿を見て、感慨深い。前回までは、政党に所属していた(初回:新進党、2、3回目:自由党)だったので、党の紹介の企業や団体から後援会紹介名簿を頂いた。これが、曲者だった。特に、大企業の社員さんの「後援会入会名簿」はひどかった。電話すると「誰から電話聞いたのですか?」と怒鳴られる始末。

 反面、ある官僚出身の代議士さんから頂いた名簿は凄かった。「○○先生からのご紹介で‥」と電話すると、皆さん「わかりました。頑張って」と、えらく感じがいい。この先生は、本当に官僚出身?と思うぐらい、腰が低く、温かい方だった。(過去形なのは、今や他党なので)名簿にも人柄がでるなど、さすがである
 
 また、とても親しい支持者だった、と思っていた方が、突然、他の議員の支援にまわることも、過去に何度も経験した。当初は、絶句して立ち上がれないぐらいショックだったが、最近は「またか!あの方も‥」と、慣れてしまった。仕事をもらっているからとか、近所付き合いだったり、断れない事情があるのだろう。所詮、私とは、その程度の関係だったのか、と残念だが、あきらめることにする。

 嬉しいことも沢山ある。見ず知らずの方が、チラシを見たり、街頭演説を聴いて、電話やメール、お手紙を下さるのだ。このような方々は、なんのしがらみも、仕事などの期待もなく、純粋な気持ちで応援の言葉を下さる。このような電話やメールを頂く度に涙が溢れる。

 今日も、長いお付き合いの支援者から電話があった。「あなたを応援している○○さんが、別の議員のために紹介名簿を集めている。」と。そして、あまりにも悔しいからと、何件ものお知り合いの名前と住所を下さった。ありがたいことだ。○○さんは、きっと仕事がらみで断れなかったに違いない。

 嗚呼、難しいかな真の民主主義!!!それでも頑張るクリキンデイ!

 



2007年01月26日(金) 大田区の大惨事発生!所管委員会は蚊帳の外‥?

 昨日午前11時ごろ、大田区立の高齢者住宅シルバーピア中央から出火し、83歳の入居者が焼死された。と、夜帰宅してテレビで知った。消防車50台、ヘリコプター6機出動という大事故に、午後10時を過ぎていて失礼とは思ったが、区議会一の防災通荒木ひでき議員に電話で事情を聞いた。

 出火と同時に、大森消防団員でもある荒木議員は現場に駆けつけた。彼の凄いのは、すぐさま所管特別出張所長に連絡し、複数の職員に現場で高齢者の対応にあたらせたのだ。大田区の一般職員は立ち入り禁止の「非常線」から中に入る権限がないため、その許可証を所持している彼が誘導したらしい。

 あきれるのは、スーツ姿にカバンという格好で立ち尽くしていた若い住宅課職員(シルバーピア担当)である。荒木議員が「あなた職員?」と声をかけ、腕章すら着用していない彼に、出張所職員から「大田区」の腕章を借りて住宅へ誘導。危機管理と行動マニュアルの欠如である。

 荒木議員が常々訴えていること。火災など災害現場では「大田区」という表示が、精神的な安心感につながる。腕章でものぼり旗でもいいから必ず掲出せよ、と。これが現場に徹底されていないのだ。

 荒木議員から通報を受けた、消防官出身の金子富夫議員はさっそく、広報などを担当する区経営管理部の庶務担当の総務課長に内線で連絡。返ってきた答えに唖然として激怒。「課長は昼食に出ています‥」総務課長を弁護すれば、きっとこの大惨事を部下から報告されていなかったのだ。いや、そうに違いない。

 さらには、大田区の防災、安全対策、危機管理などを所管する、防災・安全対策特別委員会委員たる私には、現在に至るまで何等報告はない。確かに、議員への報告よりも現場が第一である、がだ。現場でしかわからない問題点があるのも事実だ。結局、議会の委員会などお飾りといういことか!

 嗚呼!お役所の危機管理‥せめて情報の一元化だけでもせんとな。

(後刻追記)
昨日13時から開催の幹事長会(交渉会派5名)において、区側より火災について説明があったとのこと。なお、今朝登庁すると机のうえに、発信部署、発信者、文書名の記載もない「シルバーピアで火災があったとの連絡が消防庁からあった。区職員を派遣し、現場対応している」旨の文書がおいてあった。ちなみに、区幹部職員関係の訃報はFAXで自宅におくられてくるのに、火災報告は机の上かい?

(総務課長の名誉のために追記)
後刻、事実確認をしたところ、電話に出た女性職員は、この火災を知らず、課長が自席に見えなかったので「昼食」と答えたという。この返事の後、課長は金子議員と会話ができた。なお、彼は課長に就任して以来、仕出弁当にかえて庁舎外で食べることはない、とも断言されていた。



2007年01月25日(木) お任せ民主主義・無関心有権者 VS やったふり(?)議員

 統一地方選挙が近づいてくると、沿線の駅前は突然うるさくなる。浮動票と、支持者に対して「頑張ってます」というメッセージをおくるため、候補予定者が現職、新人問わず演説(?挨拶)をするからだ。

 また、通常、区政ニュースなど印刷しない方々が、突如、カラー刷りのものを作ったり、政党機関紙の体裁をとったニュースなどを配る。また、ブログや日記、さらにはHPなど普段は更新しない人々が、書き始める。

 普段、このような情報に触れることの少ない有権者にとって、とてもよい傾向であると思う。が、これにも偏向したメデイア同様に注意が必要である。

*街頭演説の類型4パターン(さて、どれが一番多いだろうか)

�,�はようございます、こんにちは、挨拶名前の連呼
��安心な大田区を作ります、皆さんの声を届けます等抽象的な美辞麗句
��私は○○をやりました調のオンパレード
�ざ萓�の問題点を明らかにして、論点を示し、自らの意見を述べる

*チラシ類で同僚議員何人かと苦笑した例(くれぐれも他区の例であり、なおかつ個人が特定できないように実際のチラシとは表現を変えてある。)

この方の質問になると、議場内が突然睡魔につつまれると噂の議員さん⇒チラシでは「鋭い質問、追及に議場に緊張感が‥」

改革とは無縁と自他ともに認める議員さん⇒チラシでは「数々の改革を提案し‥」

 そして、どのようなチラシであれ、演説であれ「われ関せず」と迷惑そうに、その前を無視しながら通過する「お任せ民主主義」の有権者。

 嗚呼!難しいかな、民主主義〜。早くこいこい、まともな地方政治!



2007年01月24日(水) 今日のお役所の言い訳2件

 本日聞いたお役所の言い訳2件

�ゞ軌薜儖�会の幹部から「久しぶりに日記を読んだところ事実誤認がある」と、1月17日の日記について以下のようなご指摘を頂いた。

*定期代を不法受領していた副校長の件:5年間定期は購入していたので「不法」ではなく、従って返還させていない。
*給食費をピンハネした副校長の件:「返済せず」は違う。全額弁済したうえで懲戒免職になった。

 事実関係を再確認するため、教育委員会指導室長に電話をしたところ、次のような見解を示された。

室長:定期代の件は、定期を実際に買っていたという本人の言葉を信じ、また、自動車通勤は週2回程度だというので、返還させなかった。センセイ(私のこと)がテレビで恥をかいてしまうといけないのでお知らせした。

私:私の現場調査では、ほぼ毎日5年間、自動車で通勤している。そのうえ定期を買ったなど、到底信じられない。定期そのものを現物確認もせず、甘すぎる。それで「不法」ではないから返還させないなど、一般社会では通用しない。そのような学校現場や教育委員会の甘さが問題だと言っているのだ。恥をかくのはどちらだ!

室長:給食費を横領した副校長は、全額弁済したが懲戒免職になった。このように厳しく対応したいる。

私:弁済するのは当たり前だろう。弁済したのに懲戒免職、という感覚もおかしい。クビは当然。返すのも当然。そのような社会人として不適格な人間を教員として管理職として登用した人事制度が問題である。

 このような見解自体が「見苦しい言い訳」であるということに気付かない、教育委員会の体質が問題なのだ。児童生徒は、このような「浮世離れ」した、特殊な人々に教えらている。

��経営している会社の社員の住民票をハローワークに提出する必要があり、本庁舎夜間窓口で、使用理由を書き申請したところ「夜間には本人以外申請できない」と拒否。理由として、夜間窓口対応マニュアルなる書類を示す。

曰く
夜間休日には、第三者からの申請を適正であると判断できる係長、課長がいないので、本人申請(代理人、使者を含む)だけに限っている。

 よく言うよ!昼間に第三者申請について、課長、係長に聞いてる姿など見たことないぞ。さしずめ、夜間窓口開設にあたり「労働強化」にならないように、組合あたりが文句を言って、職務量を減らす便法に使ったのではないだろうか。まったく合理的理由とは思えない。

 過去に、住民票が、いかに簡単に取れるかの実験として、西野大田区長の住民票を私が「区政調査」として取得したときも、まったくノーチェック。さらに、職員さんに「適正な事務」を行ったと、満足して頂くならば、最寄の100円ショップで三文判を買い、委任状をパソコンで作って添付する、というワザもある。大田区のHPには委任状の記名は「直筆」で、とあるが「直筆」を定めた法律はなく、パソコンでの記名押印で有効だ。これで、形式審査の窓口では、「本人申請」としてOKがでる。(但し、違法行為ではある)委任状の有効性については、夜間窓口でも判断ができるらしい。

 以前「サルか火星人が日本語話して住民票を作っている」と思えば、区役所の窓口の無愛想で遅い対応にも腹がたたないだろう、と書いた。その効果かどうか、窓口の接遇は飛躍的に良くなった。ネクタイしめない、Gパンで勤務するなど、窓口職員としての良識を疑う服装も「サルや火星人が服を着ている」と思えば、可愛いものである。確かに、サルや火星人では、そんな難しい問題(第三者申請)については判断できないだろう。時給3500円ももらっていて、それぐらいの判断できないなら、公務員が窓口業務をする必要ない。指定管理者にしちまえ!



2007年01月23日(火) VERY GOOD! 横浜市議会費用弁償廃止

 私が、何度も何度も書いている議会の改革すべき問題は以下の点だ。

�〇�前に質問原稿全文をお役人に渡し、答弁も調整する緊張感のない大朗読大会と化した代表、一般質問を変えよ。

��議員が、議会や委員会に召集された場合に支給される費用弁償日額6000円を廃止または実費程度に減額せよ。あわせて、付属機関の審議会などに出席した場合の報酬日額1万〜18000円も議員に限って無報酬にせよ。

��政務調査費の領収書を会派保管ではなく、議会事務局保管とし、公文書開示の対象文書にせよ。

�ざ莎腸餤聴�が、1任期に一回づつ行ける海外視察(一人80万円)、海外親善訪問(一人60万円)を中止せよ。(現在、視察は公明党、共産党以外の議員が参加。親善訪問は、全員が参加している。)

 どれを取っても、区民、納税者のフツーの感覚からは、絶対的支持を得られる内容だと思うが、行政改革の監視役である議会では、なかなか通らないのだ。

 ところが、我が国最大の政令指定市である横浜市議会の主要3会派(自民、民主、公明)が、議員の費用弁償日額1万円を平成19年度から廃止することを決定したのだ。自民党のベテラン市議は、マスコミに対し「横浜は交通網も整備されており、費用弁償は税金の無駄使い」とコメントしている。また、大田区選出の平将明衆議院議員(自民党)は、区内の各新年会の挨拶で「政務調査費に領収書を添付しないなど、おかしい」と発言。

 ところが、我が大田区議会では、自民党「時期早尚」公明「有識者の意見を聞いて」と、領収書添付問題には消極的である。1月から、幹事長会の諮問機関として「検討委員会」が設置され、報酬を含めた議論をすすめることになり、プレス発表もするらしいが(幹事長会のメンバーではないので‥)、選挙向けエクスキューズ(いい訳)にならないよう、真摯な議論を期待したい。



2007年01月22日(月) 今日嬉しかったこと4件腹が立ったこと1件

 今日も忙しかった。そのなかで、嬉しかったことが4件、腹がたたことが1件あった。

 まず嬉しかったこと4件:

�‖狄Δ靴紳臈超菴Π�さんから「あなたのお蔭で大田区も、とてもよくなった。敵も多いだろうが、頑張って」という電話を頂いたこと。
��昼休み、区役所前ですれ違った区職員さん「4月は頑張ってください」と、別々の時間に、お二人の方に耳元で囁かれた。あわせて2件!
��ある商店街の新年会。来賓として招かれたが、実は、議員になる前からのお付き合い。若いメンバーの二次会に誘われ、久しぶりにホンネの新年会。
仲間を痛感!

 腹がたったこと1件:

 ある公益法人の新年会。すべての大田区特別出張所長が参加し、受付も大田区職員が行う。ところが、自民党の議員以外は絶対に来賓にしないという伝統がある。私は、地元の役員さんのご好意で一会員として毎年参加しており、来賓として紹介されなくても確信犯だから許せる。
 しかし、これは許せんという事件がおこった。松原仁衆議院議員(比例 民主党)が会場受付に来ると、この会の会長さん「名刺を預からせてくれ。皆さんに配り、必ず紹介するから‥」として30枚の名刺を代議士本人から預かり、追い返した。ところが最後まで、名刺どころか紹介もしない。
 反面、都議会から参議院に鞍替えする他区の自民党都議には全テーブルをまわさせるし、自民党の参議院議員は本人が来ないのに秘書に挨拶をさせる、という始末。私は、決して民主党や松原議員を特別に支持する立場ではないが、公益法人として、また多くの大田区管理職が勤務時間中に参加する会合として、こんな偏向でいいのかと思う。しかし、某有名人の息子の挨拶、ひでえな!相変わらず。そう言えば、区議会議長さん、挨拶で「会員の中にいぬぶし議員もおりますが…」と、ご配慮いただきありがとう。

 嗚呼、悲喜こもごも。今日も一日が終わる。Thanks!Everything!



2007年01月19日(金) いぬぶし成績表公開!

 放送大学に在籍していることは以前書いた。別に、学歴詐称するタイプの学校ではないが、とりあえず二学期の通信指導問題の結果が届いたので公開する。

大学学部 財政学 80点 人口減少社会の生活像 100点 
     社会保険と市民生活 100点 障害者福祉論 90点

大学院 地方自治政策�供�A

 この後、各科目ごとの単位認定試験を受け、単位を取得することになる。いまさら、大学でもないだろう、という意見もあるが、有能なお役人は常に学ぶ姿勢を持ち続けている。彼らと理論や知識で勝つことは、その職務からして議員のミッションではないが、少なくとも、彼らと対等に話せる「常識」としての行政知識は必須であると、酔っ払いながら教科書を紐解いているのだ。

 また、実務ではわかっていても、実際、教科書で文字として理解すると、よりその事柄への理解が深まることもあり、学ぶことをエンジョイしている。

 さらに嬉しいのは、1学期の大学院の「地方自治政策�機徂床舛�A+。そして今学期もAだ!

 さあ、残りの任期、VSお役人!負けてたまるか!



2007年01月18日(木) ろう教育に朗報!手話で特区申請by東京都

 大田区のNPO団体の勉強会などに積極的に参加されている元気一杯のお母さんTさん。実は、お子さんの耳が聞こえない。そして、随分前に、彼女から信じられないことを教えて頂いた。なんと、我が国では、70年以上も前から、ろう学校で手話を使うことを禁止しているのだという。

 手話は言語ではない、話せることが社会参加につながるとして、聞こえない耳で聞かせ、話せない口で話させようとする「強制」が行われいる。教員は授業を手話で教えてはおらず進度がおそく、実際の学年よりも一〜三年下の教科書を使っていることが多いとも聞いた。教員は手話がわからず、子どもたちは教員との意志疎通もままならないのが現状だというのだ。

 しかし、ろう者にとって、手話は自然な第一言語であり、第二に、書記言語(読み書き)を使う。そして最後に音声日本語を習得する。この順で学ぶバイリンガル教育は、20年以上前から欧米で一般化しているそうだ。

 そこで、文部科学省には任せられないと、ろう者教員などが中心となり、手話と書記言語でバイリンガル教育を行うフリースクール龍の子学園が設立されたのだ。出来ないことを補う教育ではなく、ろう児の得意な部分を伸ばそう、という教育である。Tさんのご主人は、この学園を運営するNPOの理事でもある。

 詳しい経緯は知らないが、きっとこの運動の成果であろう。東京都が、手話と書記言語による、ろう教育を行う独自課程を定めることが出来る教育特区の申請を、国に対して申請することになったのだ。

 親や心ある、ろう教員の志が、東京都を動かし、頭の固い文部科学省を追い抜いて、独自の学校を作れるようになるのだ。本当に素晴らしいことだ。70年以上も出来なかったことが、小さなつぶやきから形になった。正に、民が官を動かしたのだ。この学校が、全国のモデルケースとなり、特区申請など必要なくなるよう願ってやまない。


 おめでとう!龍の子学園! ご苦労様!Tさんご夫婦! 





2007年01月17日(水) スカパ-収録「起ちあがれ地方議員」

 今日は午前中、スカパー767チャンネル日本文化チャンネル桜「起ちあがれ地方議員」(教育を斬る!戦う区議犬伏秀一のレポート)の収録に出かけた。この放送局は、マニラで日本語放送、日本で在日フイリピン人向け放送を行っている社長さんが、日本の左傾したマスコミに一石を投じる覚悟で設立されたユニークなものだ。

 たまに社長ご自身がコメンテーターとして出演されるが、あらあらそこまで言っちゃっていいの!という程、超激辛な言葉を電波にのせてしまう。一般の民放の社長だったら、とっくにクビだったろう。彼の前では、私の「激辛」など「微糖」に降格する程の勢いである。

 私は、この局には、様々な出来事の際にゲストや司会として出演をさせて頂いているが、本日は、都議会正論(左翼は右翼と言っているようだが‥)三羽ガラスの一人、土屋としゆき都議が司会を務める「起ちあがれ地方議員」という1時間番組のゲストとしての出演である。

 この局が凄いのは、1時間番組であれば、ぴったり1時間、生で収録するのだ。NHK以外のすべての在京テレビ局には出演したが、1時間番組の収録であれば、概ね半日近くはかかる。地球発19時という番組に出演した時は、30分程度の出番に、3日間収録に要した。10分程度の報道番組ですら、2時間はカメラがまわるのが普通だ。

 ところが、この局は、途中休憩するわけでもなく、余程のNG以外は、そのまま撮りっぱなし。カメラの前に「あと○○分」と書かれ、それに基づいて話していく。どこぞの議会のように、たかだか20分でも、全文質問原稿を朗読するのと違って、緊張感はあるが、余程ストレスにはならない。

 今日の私の論点は、以下のようなものだ。

�_畄磴弊�教育の実態紹介
�⊆匆饋佑箸靴鴇鏥阿魴腓い振軌�の事例紹介
�H蛤疆�教員の事例紹介
�さ�則破りの学校現場の実態報告
�ッ亙�自治体における過激派の市民活動への浸透について
�γ亙�議員が痴呆議員にならないために

 酔っ払って自転車をかっぱらって逮捕。その後、管理職試験に合格して現在、某区の副校長を務める教員。5年間自家用車通勤をして、「定期代」を不法受領していた副校長は、返還して現職のまま。64万円の給食費を横領して返還せず懲戒免職になった副校長など、区内の管理職教員の事例を紹介して「悪いことがバレたら、すぐ謝ればすみます!」というような教育をしているのでは、と苦言を呈した。

 そして、最後にこう付け加えた。

我が国の、あらゆる問題の根源は権威の否定教育にある。家庭では、アホな母親が「勉強しないと、お父さんのようになるわよ」と、オヤジを否定して子どもに勉強せよと諭す。学校では、教員が「国旗・国歌はんた〜い!」と、自ら住んでいる国に誇りを持たせない教育をする。さらには、学校長の指揮に従わない、教員自身の権威を貶め、児童生徒と「お友達」感覚で付き合う。

我が国の歴史、伝統文化の象徴である天皇家を、あまりにも軽視した皇室典範改正論議など、我が国の、あらゆる「権威喪失」は、ひどいものだ。権威の喪失した組織は崩壊する、という社会学の基本が、見事に、家庭でも学校でも国家でも具現されている。

 各級議員も、この時期、名誉と誇りを捨て、ドブ板まわり。新年会で、米搗きバッタのように頭を下げ、カラオケを歌う。嗚呼!痴呆議員〜

放送予定
2月8日(木)19時〜 再放送 2月9日(金)07時〜 2月12日(祝)16時〜

インターネットTVでも視聴できる⇒詳しくはこちらから



2007年01月15日(月) 生活産業委員会トピック

 今日は、区議会生活産業委員会である。議員は、必ず1つの常任委員会に所属しなければいけないことになっている。大田区議会には、5つの常任委員会があるが、交渉会派(議員3名以上)から希望委員会をとってしまうため、一人会派は「残り物」からしか選べない。まあ、日頃、自由に発言し活動できることへの、悔しさからの小さな抵抗だと思っているが‥

 そして、この常任委員会で、お役人から出される「所管事務報告」がクセ物である。1ケ月に一回しか開催しないのに、これっぽちしか「所管事務」がなかったのかよ!と思うぐらい、少ないのだ。逆に全部出されたら、1日では足りないと思う。従って、報告される「所管事務」は、お役人が恣意的に「選んだ」ものに限られる。それを、委員たる議員が、「ア-だ、こうだ」と、意見やら要望、文句をつけて委員会は終わる、というのが委員会の流れだ。

 何を言われても、委員会が終わってしまえば、お役人は、粛々と「所管事務」をこなしていく。議員は、言いたいことを言って「仕事をした気」になっている、些か極論だが、そんな構図かもしれない。これでいいのか?と、まともな感覚を持った議員は、私だけでなく、自問自答をしているはずだ。

 さて、今日の委員会での私の「お仕事」

�(神�20年5月から入居する、工場アパート入居条件について

私:3ケ月分の入居保証金を取っておきながら、第3者保証人をとるのは、中小企業育成の趣旨からおかしい。経営者にとって、大きなストレスは、保証人のハンコをもらいにいくことだ。いまどき、民間でも代表者の個人保証だけですませていることが多い。これぐらいのリスクは、区で負うべきだ。

お役人:既存施設との整合性もあり、保証人をはずすことは考えていない。

私:であれば、古いほうにあわせるのではなく、既存施設の保証人を不要にせよ。

�■卸遒帽圓錣譴訛臈長�業フエアのパンフレットについて

私:出展社の一社の社名が「○○精器」が正当なのに、誤植で「○○精機」と印刷され「機」の部分を修正液で消し「器」と、手書きで書いてある。この会社に対し、大変無礼であるし、主催する大田区産業振興協会の体質も疑われる。どこのミスかではなく、刷りなおせ。

お役人:知らなかった。以降、このようなことのないよう気をつける。
(委員会後、刷りなおす旨、連絡があった)

��フェアの出展者「蒲田マイスターグループ 蒲田民主商工会」との記載について

私:この団体は、明らかに日本共産党の関係団体で、政治的意図を持っているものだ。なぜ、このような表記をするのか。なぜ出展させたのか。

お役人:事情がわからないので、調べる。

共産党委員:昨年も出展した。犬伏さんがしらなかっただけだ。何が問題か。

�ざ萍鮟蠅料觚�での新婚さんへの「おめでとう」の一言について

私:先日、長男の入籍、転入などで、大田区役所、横浜市役所、横須賀市役所とまわったが、大田区以外は、すべて窓口で「おめでとうございます」の言葉があった。職員を指導すると言うより、人としての常識だと思うが‥

担当部長:そのようなご意見があったことを、所管課に伝える。



2007年01月12日(金) 議員がどうすりゃ満足?新年会

 まったく、なんでこんなに日本人は新年会が好きなんだろう。そして、なぜこんなに議員を招待してくれるんだろうか‥ 今日から、日曜日まで新年会は9件。これは保守系議員としては、かなり少ない数だと思う。一件5000円として、週末だけで45000円。お金ではないかもしれないが、政治に金がかかると言われる、かなりの部分が、この「会費」だ。

 招待するほうは、相手が一人だが、されるほうは、選挙の単位が大きくなるほど、多くなる。報酬の額に比例して「会費」が多くなるという構図だ。また、正式な招待状もくれないのに、行かないと「なぜ来ないんだ!」と、怒られる。

 今日は、ある新年会で、真面目な話をしたら、会場は白けた雰囲気だった。別の議員がカラオケを歌うと、ヤンヤの喝采。そこで、次の会では、おちゃらけて「ネコに鰹節、大田区にいぬぶし!」と、やったら、知り合いのPTAの役員さんから「あまりふざけないほうがいいよ。若いお母さんから顰蹙だったよ」と注意されてしまった。

 真面目にすれば、白ける、ふざけりゃ顰蹙!どうすりゃ、あんた達、満足なのよ!

 悔しいから、若いお母さんたちに名刺を渡し「普段の活動を見てくださいネ。インターネットで見れますから」と、申し上げたら、「ネットは見れません」。あらまあ、若いのにアナログ!嗚呼、難しいな、活動の姿を伝えるのは‥

 もう新年会いいや‥  (酔っ払いの戯言です)



2007年01月10日(水) やった!ついに区役所2階レストラン賃料徴収へ

 何年かかっただろうか?区役所2階にあるレストランの賃料が無料なのは、おかしいと訴え続けて。ついに、本年4月から賃料を徴収することになったのだ。

 そもそも、何故無料なのか。それは、平成11年に現庁舎に移転した時にさかのぼる。旧庁舎には、職員食堂があったため、新庁舎にも職員食堂を作ることになった。そこで、区当局は大田区職員文化会(会長は区長)に対し「職員の福利厚生のための施設」として、公有財産の無償使用許可を与えたのだ。

 ところが、この会は職員の任意団体で、レストランの経営ノウハウがある訳でもない、固有職員がいる訳でもない。どういう経緯だか、いまだ納得のいく説明はないが、東急電鉄の外食子会社に、丸投げして、現在まで、この会社が運営している。366平米(約120坪)の家賃は、タダ。光熱費の負担だけだ。一時は、この日記で再三指摘したように、区内屈指の「感じの悪いレストラン」だった。

 区役所2階のレストラン、職員の福利厚生施設だけあって、当初は職員だけ20%引きだった。しかし、どう考えてもおかしい。区民の財産である区役所をタダで使って営業していて、職員は20%引きで区民は定価とは。で、この割引カードの販売機の場所を、日記に書いたりしたところ、やっと区民にも割引券を売るようになった。が、賃料はタダ! また、おかしなことに、京浜蒲田駅近くにある、大田区産業プラザのレストランと、喫茶室。ここも、なぜか同じ会社に、委託しているのだ。

 さて、ついに、このレストラン、今年4月から、新たな事業者を公募して賃料を徴収のうえ営業することになったのだ。とは言うものの、120坪で家賃はな、なんと超格安の29万1400円。近隣相場の1/3から1/4である。こんなことなら、この際、本庁舎の管理も、指定管理者に任せてしまえばいいと思う。あまりにも安すすぎ!

 ついでに、産業プラザの方も、4月から新たな事業者を公募するという。それぞれ選定委員会(きっと、議事録を公開しない)を設置して事業者を決定する。これで、今と同じ事業者に決まったら笑っちまうが‥

 区役所2階レストラン公募要綱はこちらから 

 産業プラザのレストラン、喫茶室については、産業振興課03-3733-6181へ

 

 



2007年01月09日(火) 祝 防衛省誕生

 いや〜なんでこんなに長くかかったのだろうか。独立国家の安全を守る省庁が、ずっと「庁(Agency)」だったなんて。防衛庁が作られたのが昭和29年(1954)だから、なんと省昇格まで、53年もかかっている。いくらお役所仕事とはいえ、かかりすぎだろう。(いや、そうでもないか。区内の都市計画道路なんて、50年以上未着工は山ほどあるな)

 防衛庁は、実は、内閣府の外局として存在し、防衛庁の外局として陸海空自衛隊があったのだ。例えて言うならば、海上保安庁が国土交通省の外局であるのと似ている。しかし、海保長官は純粋な公務員だが、防衛庁長官は国務大臣という点では、若干は上だったのかもしれない。

 さらには、庁であるが故か、自衛官が在外大使館に「防衛駐在官」として出向する場合、その序列は、外務省職員の同年入庁組より後にされるのが通例だった。さらには、閣議出席の国務大臣でありながら、防衛庁長官は、国の安全について閣議を招集できない、というおかしな組織でもあった。

 とは言え、最も大きな問題は、第一線で活動している自衛官の士気であろう。海外に出かければ「軍人」として尊敬の目で見られるのに、母国に戻れば「国内法上軍隊ではないが、国際法上は軍隊である‥」などという訳のわからない立場におかれ、その所属官庁は、Agencyとは情けない。

 自由党が政権与党だった頃、我が上司、田村秀昭参議院議員(元航空自衛隊幹部学校長)を、初代国防大臣にしよう、という同志が多くいた。残念ながら、氏は現在、国民新党に在籍され、その夢は果たせなかったが、今日は、永年の念願に美酒を飲まれていることだろう。

 そして、防衛省陸上自衛隊に所属する我がご長男氏。新婚ホヤホヤなのに、嫁を官舎に残して、本日から某県にある自衛隊の学校に単身で入校してしまった。まあ、現場の自衛官は、省だろうが、庁だろうが与えられた職務を誠実にこなすのみ。それが「国民の負託」に応える道だ。

 おめでとう防衛省!ガンバレ、全国の自衛官!



2007年01月06日(土) なんと叔父がアスベスト被害患者に!

 今日は、新年の土曜日というのに何も予定がない。荒天の中、日頃疎遠になっている姉と叔父を訪ねるべく、東京多摩地区へ車を走らせた。

 私には、それぞれ8歳年の離れた姉と弟がいるが、いずれも母は同じだが父が違う兄弟である。学校教員だった母は、中国ハルピンで姉の父と結婚。その後、私の父と出会い離婚。私が誕生して数年で、弟の父と駆け落ち同然で結婚、という経歴を持っている。当時としては、飛んでいる女だったようだ。

 姉は、中学生になるまで、私の父を本当の父親だと信じていたらしく、今でも「お父ちゃん」と呼んで墓参りにも来てくれる。可愛そうに、彼女は苗字を4回も変えているのだ。まあ、それでも、ずっと母親と暮らしていたのだから幸せだったろう、と思っていたが、どうもそうではなかったようだ。弟は、両親の溺愛を受け、駐日米軍内の高校から米国の大学、大学院にすすみ、現在は外資系のコンサルタントとして活躍しているようだが、どうも日本人的な情実に欠けていて、実父一人の実家には年に1、2回しか顔を出さないらしい。

 さて、60歳近くになるのに元気な姉と待ち合わせて、叔父の家へ向かう。この叔父夫婦には、高校で家を飛び出してから、随分と世話になった。米国から一時帰国して行くあてもない時、羽田から直行したのは、この家だった。

 ご無沙汰をお詫びして、歓談していると、叔父がなにやら資料を持ち出してきた。「健康管理手帳」なる薄茶の手帳を見せてくれた。な、なんとアスベストによる胸膜プラークとあるではないか。

 叔父は、平成9年に退職するまで、長く港区内にある、ある公益法人に勤務し、この法人が所有する会館の管理をしていた。この機械室の内装材やボイラーの耐火皮膜にアスベスト含有材料が含まれており、それが叔父の体を蝕んでいたらしい。

 私は、昨年、お役人のアスベストに対する認識の甘さに激怒して「石綿(アスベスト)作業主任者」の資格講習を受けた。その時、習った数々の言葉が叔父の口から出てきた。アスベスト被害が怖いのは、その吸引から発症まで30〜50年もかかることだ。本人も何が原因かわからず、通常の肺癌と診断されることも多い。叔父の場合は、アスベスト被害の重要な指標である胸膜プロークが発見されたので、労災認定されたらしい。

 ただ、その認定の道のりは簡単ではなかった。まずは、雇用者だった公益法人に、労災認定の書類に証明印をもらいに行ったところ拒否をされたそうだ。そこで、労働局、労災病院、地元保健所、NPO、独立行政法人と、ありとあらゆる機関に相談し、助言をもらい、発見から1年後の昨年、ついに「健康管理手帳」を取得(労災認定)したという。その間の出来事一切を時系列に記録した書面を見せられ、思わず涙が出てしまった。よくぞ頑張ったな、と。
叔父が大田区内の東京労災病院まで何度も通っていながら、まったく知らなかった自分が情けなかった。

 診断書によれば、一年前には片肺のみに見られた叔父の胸膜プラーク。昨年の検診では両肺に広がっていた。発症はしていないが、病魔は確実に体内に巣くっている。


 大田区にも多くのアスベスト関連工場があった。そして、その周辺被害については、まったく不明である。また、区営住宅、都営住宅でも、お役人の「他人事」意識による、危険なアスベスト除去工事がすすめられていたことがある。さらには、叔父の勤務していた公益法人が経営する会館の、なんとイベントホールの天井には、今もアスベスト含有建材が撤去されずに使われているそうだ。

 国や地方自治体の管理する建物のアスベスト対策は、相当進んできたが、残念ながら、このような民間建物や、民間の解体現場では、アスベストという言葉すら説明されず、作業している人々が、今日もアスベストを浴びているのだ。彼等が、発症するのは、30年以上後。国や自治体は、より一層監視を強め、雇用主、施工主の責任義務を明確にした関係法令の整備をすすめるべきである。



2007年01月05日(金) どうなる大田区々長選挙

 昨日行われた「大田区新春の集い」、例年になく、恒例である区長挨拶に注目が集まった。会場には、この挨拶のためテレビ局をはじめマスコミも潜入。それは、西野善雄区長が6選出馬宣言をするのか、助役に禅譲するのか、を挨拶で語るに違いない、との憶測からだった。

 結果、今後も重要課題に取り組んでいきたい云々、というはぐらかされた内容の挨拶で終わった。だが、逆に、その事が会場内外ではオヒレがついて区内を駆け巡った。代表的なウワサは以下のふたつである。

�,△琉Щ△蓮△笋覽に�点。次も出馬するようだ。

�⊆�分が出ると思わせ、他の保守系出馬意欲組のチャンスを奪い、ギリギリまで引き伸ばし、禅譲する作戦である。

 私見であるが、様々の状況証拠(?)から�△�概ね正しいのではないだろうか、と思っている。2月には74歳の誕生日を迎えられる区長は、18歳の年の12月に臨時吏員として大田区に入庁以来、56年間区政に携わってきた。高齢と多選批判には、もはや出馬はしまい、というのがこのウワサの根拠である。

 といって、不出馬宣言を早々にしてしまうと、虎視眈々と後釜を狙っている保守系の都議、区議が勢いを増す。であれば、ギリギリまで引き伸ばして、彼等が戦闘意欲を喪失した頃、禅譲宣言をする。私が区長の立場ならそうする。

 現在、出馬宣言をされている候補予定者は以下の二人である。

生活者ネットワーク現職女性区議(3期)

男性税理士 日本共産党推薦予定

 それ以外に、保守系都議、区議らが出馬に向かって環境調整を図っていたようだが、どうもうまくいかないらしい。また、一部には、民主党の元代議士を擁立したらとの意見もあるが、ご本人が「国政以外興味がない」という堅い意思をお持ちのようである。お役人の中でも意欲のある方がいたようだが、言動を見るかぎり、その芽はないだろう。

 今の構図で行けば、禅譲された助役に、最大与党である自民党がつき、公明党がそれに続く。区議会内では、ほとんど自民公明と同一行動をとる民主党も同調し、信任投票の体で、次期区長決定。

 多くの地方自治体の長と交流し、地方議員の知己も増えた。彼等との交流で得た結論、それは、自治体は、その長により良くも悪くも変わる、ということだ。そして、それを選ぶのは、議員ではない。住民である。情けないかな、区長区議選挙の投票率は50%台。半数近くの住民が無関心という体たらくだ。

 昨日の毎日新聞夕刊に、浅野史郎慶應大学教授(前宮城県知事)が次のように書かれていた。

今年こそは、住民が自分たちの持っているパワーを示す年にしなければならない。地方自治への無関心のつけは、結局自分たちに帰ってくる。ほんものの民主主義を根づかせるためには、我関せずのお任せではならない。

 4月22日(日)大田区の4年間が決まる。お任せではダメ!


****上記は、あくまで私の個人的感想である。くれぐれも、ウワサや「事実」として流さないようにお願いしたい。*****



2007年01月04日(木) 23年間知らずにいた声援@大田区新春の集い

 今日は、御用初め。我々区議会議員の最初の公式行事は「新春の集い」である。これは、区長と区議会議長が区内で区政に協力して頂いている官公庁、各種団体、町会自治会などの役員をご招待するものだ。今日も会場となった、大田区産業プラザの展示ホールは超満員。はたして必要な行事なのか、どうか、開庁時間中の昼間にやるべきなのかどうか、等、例年参加しビールを飲みながら考えている。

 しかし、議員にとっては実に都合がいい。この日だけで、区内主要団体、地元町会幹部に新年の挨拶をいっぺんにすることが出来るからだ。特に、4年に一回の選挙のある今年は「招待状なし」の、区議候補予定者が随分と紛れ込んで、キョロキョロと知った顔を捜す姿が目についた。(平成10年までは私もそうだった)

 各テーブルをまわっていると、見知らぬ(失礼!)女性から「いぬぶしさん〜」と声をかけられた。覚えてないでしょ、と聞かれ、流石に「その節は、どうも」などと言えず、ハイすみませんと答えた。彼女の話は以下のようだった。

あなたが、多摩川沿いのマンションに住んでいた昭和の終わりの頃、迷い犬の「ワンコ」を拾って、育てていたでしょ。あの時、河川敷で一緒に遊んだ柴犬の飼い主ですよ。あの時以来、優しい人だな、と区議に出てからもずっと応援してましたよ。

 さらには、ご主人共々、記念写真を撮ろう、とまで言われた。遠い記憶を手繰り寄せると、確かに、3歳ぐらいの息子と河川敷を散歩したワンコと遊んでいた柴犬と、その飼い主の映像が甦る。ああ、あの時の‥

 では、A工務店のAさんは、覚えていますか?と、当時の犬散歩仲間の名前を聞くと「人間の名ではなくて、犬の名は?」と。いや〜忘れちまったな。
河川敷でワンコの散歩をしていた当時、確かに飼い主の名は知らないけれど、飼い犬の名を知っている「知人」が結構いた。面白いコミュニテイである。

 ワンコを拾ったのは確か昭和58年頃。23年も前の出来事である。その後、平成7年の初出馬以来、区議としても応援して下さったとのこと。ありがたい再会に感謝、感謝!やっぱり新春の集いは必要だわ!



2007年01月01日(月) あけましておめでとうございます

 と、題名のように書くと「時候の挨拶」として、公職選挙法違反になるらしい。公職にある者及びその候補者は、社会人として普通の行為すら出来ない、ということなのだろうか。例えば、知人からリンゴを沢山頂いたとしよう。それを、隣人に「食べきれないので、どうぞ」と、当たり前のように差し上げる。これは、選挙区内にある者に対する寄付行為となる。

 まあ、多分、心ある警視庁の方々は、こんなことで「逮捕」はしないだろうが、もし本気で、誰かを陥れようとするなら、リッパな違法行為となる。よく、過激派が、運転免許証の申請に「住んでいない住所を書いた」として、有印公文書原本不実記載などという微罪で逮捕される。あれと同じことだ。

 今年は統一地方選挙の年。よりいっそう引き締めてコンプライアンス(法令順守)の精神で頑張っていきたい。おっと、神社のお賽銭。いれちまったな〜 「選挙区にある者」とは、人だけでなく、会社や団体など法人も含まれる。屁理屈をつけるならば、「天照大神」と、平成19年一年間「護身契約」を締結した「役務」の対価、とでもしようか。

 さて、世間並みに本年の抱負を述べたい。

1. 今年も群れず、驕らず、是々非々の道を貫く
2. 超真剣主義、常に何事にも真面目に取り組む
3. 公式行事以外、議員バッチは着用しない
4. 50歳らしく、酒量と言動に些か気をつける
5. 地方から誇りある国づくりを!を常に大義として心がける

 猪突猛進で、随分と失敗をしてきたが、今年はどうなることか‥

 本年もご指導、ご鞭撻、ご笑読、よろしくお願いしたい。

                       いぬぶし秀一 拝


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