2002年11月22日(金) |
とってもナローなブロードバンド。 |
相変わらず下りの速度が128kとかいうISDNの倍程度の早さしか出ないウチの回線です。コレステロールでも溜まってるんでしょうかね。
先だって友人の12M ADSLを接続しにいってきました。 ネットデビューがそんな回線でいいのか?法律に触れてないのか? 明らかに速度違反だろ? 俺なんか俺なんか・・・。 ま、それはさておき。 まぁぁぁ、早いこと早いこと。 マックのホームが「あ」という間に表示されます。俺なんか俺なんか・・・。 どうやらその友人、普段も会社等でそんな回線しか使ってないらしく「は?これがふつーだろ?」とかぬかしやがりました。新聞等によりますと、まだまだナローな回線数がブロードな回線数を上回っているハズなんですがね。けっ。 何ヶ所か濃い目のアダルトサイトを登録してあげました。 楽しんで下さい。(合掌)
ウチの回線なんて、ついこの間まで32kしか出てないことが判明致しまして、56kモデムより遅いと、一応クレームをつけたんですよ。「え?32ですか?320じゃなくて?」と、素に戻ったオペレーターさんの声が印象的でした。 まぁ、3,4日色々してみるんだそうで、その後スピードが上がらなければもう一回電話してくれとのこと。「つきましては色々とお尋ねしたいことが」とのことで。 「電源は単独ですか?」「近くにテレビだの冷蔵庫だのの電化製品はありますか?」とか、ものすごーく色々聞かれたんですね。 でも、スリーサイズは聞かれませんでした。 「ははぁ、体重が原因ですね、ダイエットして下さい」とか言われなくて良かったです。
3,4日経ったんですけど、、、128kなんですけど。
2002年11月21日(木) |
紅葉と気配と暗闇と・・・ |
いやはや、長いこと生きてると色んな事に出くわすもので。
先だってのウィークディに、仕事の合間を縫って午前中に紅葉を撮りに行こうと計画しまして、ついでにしし座流星群なぞも撮影しちゃおうと、徹夜覚悟の深夜に出発して、いつものお山の湖に行ったんですよ。 そのお山の湖に流れ込む川沿いに、元は小学校の校庭らしき広場がありまして、去年も一昨年もその前の年もずっとそこで撮影してまして、かなりお気に入りの場所なんです。ギャラリーにある落ち葉の絨毯はそこで撮影したものです。今は小さな公園のようになってまして、鄙びたトイレなんかもあったりして、水道がありますからコーヒーなんかも淹れられちゃうんですね。 民家からはかなり離れてますから、夜は真っ暗闇なんですが。 ところがどっこいしょ。 その夜はいくら走っても見つからないんですよ。 既に家を出て三時間近くが経ってましたし、湖の周回も二度目になってて・・・あのですね、基本的に夜のお山だのなんだのといった場所はかなりの好みでして、わざわざそんな場所に一人で静寂を楽しみに行ったりする怪しいオヤジですから、そうした場所で「怖い」と感じたことはほとんど無いんですね。 ただ、その夜は湖の周回道路に乗ったあたりから、どうしても鳥肌が立って仕方がなかったんです。街灯すらない真っ暗闇ですから、車のライトが当たった所だけが見えているという「トンネル」の中を走っている感覚はいつものことなんですが。 後部座席に色んな気配も感じますし、なんかやばいなぁと感じつつ、あの校庭?さえ見つかれば大丈夫だと自分に言い聞かせて走ってました。 湖の周回道路には、そこここに車を停めることの出来るスペースがありまして、少し空が開けた場所では車を停めてオリオン座なぞを確認しておりました。オリオン座の左下に獅子座がありますから。まぁ、お山に行くと稜線で低緯度は見えなくなりますから、オリオン座あたりが限界だったりします。 え〜、情けないことに怖くて車のライトを消せなかったんですけどね、そうしたら枯葉が私に向かって渦を巻きながら集まってきたり、子供の足音みたいな音を立てて「タタタタタ」って一枚だけ大きな葉っぱが風に逆らって私に向かってきたり・・・。 まぁ、車の熱で、車を中心に風が起きているんだろうし、大きな葉っぱなんかは周りと違う動きもするだろう、くらいに考えてました。その時は。
肝心の紅葉は全体の7〜8割くらいが染まってたんですけど、それがもうその湖の周りだけ血の色に見えて仕方ないんですよ。 車のライトに照らされるその色がですね、とっても怖いんです。(笑) 参ったなぁと、今夜は降参しようと、二度目の周回を打ち切って引き返したんですね。 その湖の周回道路から出る時にですね、ちょっとした強い勾配の坂道になるんですが、その坂道を下っている時に「どかっ」と左前のタイヤに衝撃を感じたんです。 何か道路の段差のようなものに乗り上げた、硬い感覚でした。 すると、ハンドルが左に取られ始めたんですね。 すぐにパンクだとわかりました。 うわ〜と思いながらふと見ると、左右に開けた場所があったんです。 まぁ、取りあえずそこに退避しようと車を乗り入れました。 相変わらずの真っ暗闇ですから、山側の斜面から川に向かって開けていることはわかっても、何があるのかはわからなかったんですよ。
ライトに照らされている所を見る限りでは奇麗な芝生だったので、こりゃあジャッキが支えられないなぁと、ジャッキを支える平たい大きな石でもないかとふと見ると、まぁ!好都合なことに車を停めたすぐ側にそんな石が埋まってるじゃないですか。少しだけ車をバックさせて、幅80センチ奥行き30センチくらいの石の上に、車の左前部を寄せまして、さて、タイヤ交換です。 山の中の暗闇って、ライトに照らされた場所以外はなーんも見えないんですよ。知らない人が10mも離れて立ってたら絶対見つかりませんね。月夜ではあったんですけど、背の高い木に覆われた一帯ですから、空と稜線を見分けるのもちょっと難しいくらいで。夜目はかなり利く方ですけど、その夜は怖さに目がくらんでいたようで・・・。 後部のハッチを開けて荷物を放り出し、非常用タイヤを引きずり出します。 しかしっ。 んまぁ!どこを探してもジャッキが無いじゃないですかっ。懐中電灯が無かったんで、隅々まで見られなくて見つからないのかと思ってましたけど、どう探しても無いんですね。 斜面に停めてありますからね。開けておいた助手席のドアがいきなり閉まったりもするんですよ。えらく大きな音を立てて。 参ったなぁ、ここまでJAFを呼んだらいくらかかるんだろう等と思案にくれつつ、あまりの怖さに外に出ていることもままならず・・・。 仕方がないと、出がけに淹れてきたコーヒーを飲んだり、お気に入りのCDを聞いたりして夜明けを待ってました。 その時気がつきました。そうです。マニュアルです。ダッシュボードの中にあったはずです。早速取り出してタイヤ交換のページを・・・。 をを、なんてこったい! この車は助手席のシートの下にジャッキが収納してあることが判明しちゃったんですね。 もー、なんてお洒落な車なんでしょ。 早速ジャッキを取り出してうんこらしょっとタイヤ交換ですね。 交換そのものは数分で終わったんですけど、芝生の上に荷物をほうり投げてましたから、それを回収するのに時間がかかりましてね。おバカなオヤジです。 荷物は整理整頓して積んでおきましょう。 丁度その頃に夜が明け始めまして、うっすらと周りが見えるようになってきました。
んでもって。 そのジャッキの支えにした石が「階段」であることに気がつきました。 その階段を目でたどっていくと。 大きな石碑が立ってまして「慰霊碑」と刻んであるのがわかりました。 30mくらい離れてましたけど、しっかりその文字が読めるほど、大きな慰霊碑でした。 うわ〜、ごめんなさいごめんなさい。 礎石をジャッキの支えにしてしまいましたぁ。 手を洗い口をゆすいで、ちゃんと手を合わせにいきましたよ。
幅が30m、山の斜面に向かって奥行き80mくらいの自然の庭のような霊園で、脇には小さな川が流れている、とても奇麗な場所です。道の下側にも、奇麗な芝生を敷いたちょっとした広場もある、元々の起伏をそのまま利用した霊園でした。おどろおどろしい感じは全く無く、不思議と心が落ち着く空間でした。 椿の木が一本だけありまして、一輪だけ真っ赤に咲いていました。
引き返した途端にパンクしたタイヤ、私は「何かを踏んだ」という感覚しか無かったんですけど、接地する面ではなく、真横に大きな亀裂が入ってました。すっぱりと。 修理不能だそうで、新しいタイヤを買いました。 「縁石の角に横滑りでぶつけたんですか?」と聞かれましたけど「山の中でやったんでよくわからないんですよおお」としか答えられませんでした。 周回二回、引き返したのも合わせると、そこを通るのは三回目なんですけどね。 一体何が起きたんでしょう・・・。 単なる偶然の重なりでしかないといえばないんですけど。 周回道路を走っている時のあの感覚、パンクをしたタイミング。 寂しがり屋さんに呼ばれたのかな?とふと思いました。 次に行く時はお供えと線香を持参します。
2002年11月16日(土) |
「イリーガル・エイリアン」ロバート・J・ソーヤー著 2002年早川書房 |
今回の作品は「未知との遭遇」のようなきらびやかなものから「ソラリスの陽のもとで」のような不条理まで、様々に描かれているファーストコンタクトものです。
「人類は始めてエイリアンと遭遇した。4光年あまり彼方のアルファケンタウリに住むトソク族が地球に飛来したのである。ファーストコンタクトは順調に進むが、思いもよらぬ事件が起きた。トソク族の滞在する施設で、地球人の惨殺死体が発見されたのだ。片足を切断し、胴体を切り裂き、死体の一部を持ち去るという残虐な手口だった。しかも、逮捕された容疑者はエイリアン・・・世界が注目する中、前代未聞の裁判が始まる!」背表紙より。
ソウヤー氏の以前の作品にはジュブナイルの「ジャンパー」やとてもソリッドな「フレームシフト」等がありますが、今回も実に見事なエンターテイメントに仕上がっています。 誤解を恐れずに書くなら、彼の作品は内容の高度さよりも読者を楽しませるエンターテイメント性に長けているということになります。 ミステリー仕立ての今回のお話も、後半のどんでん返し的面白さについつい微笑みつつ睡眠時間が削られてしまうこと請け合いです。 以前に「ミステリーは眠りを殺す」という特集をダ・ヴィンチという雑誌が組んでましたけど、いえいえSFもちゃんと眠りを殺してくれます。 実にアメリカンなエンターテイメントだなぁと思わせてくれるのが、登場人物の方々。このあたりは好き嫌いの別れる所でしょうけど・・・エイリアンの歓迎会の出席者にスティーブン・スピルバーグが出てきたり、その他にもSFファンならお馴染の人たちが当たり前に登場してきます。 そしてまたO・J・シンプソンの判例を元に様々な法廷劇も展開しますので、「LAロー、7人の弁護士」だの「アリーMYラブ」といった法廷ものがお好きなら文句無しに面白いと感じられるでしょう。 三権分立の良い?点なのか、司法が「エイリアンだろうとなんだろうと、殺人を犯したら裁く」と言いきり、大統領でも口出しが出来ないとするあたりは、現実にそうなったらアメリカはどうするんだろう?と考えさせられるものがありますが・・・。(をいをい・・・マジに考えるなよ) エイリアンを裁く法廷の陪審員を選定するために、SFファンやUFOマニアを排除する目的でされる質問が面白いです。 「ミスター・スポックの父親の名前は?」 うーむ・・・わ、わかりませんでした・・・。 常に前作とは全く違うテーマを扱うソウヤーさん、又々「ソウヤーにハズレ無し」の伝説を強固なものにしたようです。
今作のオヤジ好みのギミックは「モノフィラメント切断器具」 この道具は「端っこをどうするか?」がかっこよさの決めてなんですが、トソク族は見事に「道具」に仕立てています。過去のSF作品の中では一番かっこいいのではないかと。 最近では当たり前のようにSF作品に出てきますけど、何度読んでも「欲しい」の一言です。 暴走族が走る道路に張っておきたいんですが・・・。 あ、そういえばピアノ線を使ったそういう映画がありましたね。
2002年11月07日(木) |
「モナリザ・オーヴァドライブ」ウィリアム・ギブスン著 1989年早川書房 |
本当のご馳走とは、食べて食べ飽きない、食べたあとに体に負担がかからないというか後味すっきりというか、美味しいだの不味いだのを通り越してしまい、後には幸福感しか残らないものだそうで。 開高御大の受け売りですが・・・。
小説にもたまーにそんなものがあったりしますね。 この「モナリザ・オーヴァドライブ」(三部作完結編)もそんな作品の一つだったりします。 いや、細かいことを言い出せばキリが無いんですけど。 一昔前に読んだ時には、もう「これだっ!この世界だっ!」と胸が高鳴り「これからはサイバーパンクだぜ、ベイビー」等と全身がヨロコビにうちふるえるものがありました。 つい最近読み直してみたところ、当時感じていた「尖った」部分というのもほとんど気に障ることもなく、時代を越えて生き残る名作だなと改めて感じました。 感想は?と聞かれたら。 黙ってその人にこの本を手渡します。 「読めばわかる」と。
サイバーパンクの旗手として登場したウイリアム・ギブスン、1990年前後にこれを書いてしまうというのは、やはり天才です。 残念ながら現実はまだまだ「そこ」までは行きついていないどころか、サイバースペースは無意味な「掃き溜め」になりつつありますね。90年代初頭、ニフティサーブ以外のネットが「匿名」を諦めた頃の事を時折思い出します。 ま、それはさておき。 チバシティは世界の医療センターになり得るのか・・・。 サイバースペースの実現を見るために長生きしてしまいたくなります。
「カウント・ゼロ」「ニューロマンサー」「モナリザ・オーヴァドライブ」 ギブスンのサイバーパンク三部作は「現実と虚構の不確かさ」をエンターテイメントにしたものですが、10年後?に似たようなテーマで作られた映画「マトリックス」も、三部作を読んでから見ると、叉感想が変わってくるかもしれません。 全てはここから始まったと言い切ってしまっていい三部作です。
紫色のゴキブリが怖くないあなた、「ニューロマンサー」はもっとお勧め。
2002年11月05日(火) |
あなたも試してみる? |
何かのおまけに「コンディションチェックカード」なんてものがついてきてたんですが、早速試してみました。 これはカードの一部分を「10秒間指で押さえろ」というもので、押さえた部分の色の変化により「ストレス状態」をチェックするもののようです。 先程やってみたんですが、10秒間押さえても色が変わらず「高いストレス状態」にあるそうで。 ふと思い立って鼻に押し当ててみたところ、これが「平静」なんだそうで。 をを、指はストレスがかかっているが、鼻は平静とはこれいかに。
ついでに色々と試してみました。 うちの冷蔵庫は「平静」です。 最近はあまり食べ物を入れてないせいでしょうか。
プリンターは「高ストレス状態」だそうで。 下手な写真ばかりプリントするからでしょうか。
お嬢様のちーにゃんはテストを拒否されました。 オヤジにはコンディションを知られたくないようです。
財布で試すのはやめました。 あまりに哀しいので。
先だって大阪に行くことがあったんですが。 ものすごく疑問だったのは・・・。 どのコンビニにも売ってなかったんですよ。
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