スナックおのれ
毛。



 それまで話さなかった生きっ恥を、笑いながらはなすのは、もっと恥ずかしいみたい。

ついせんだって、私がココロを許している輩に恥ずかしいことを告白しました。言わなくても良いことだったんですけれど、言わなけりゃ、いけないような気がして、それを言わないでも、実践することはできたけれど、宣言しておかなきゃいけないような気がして、そんな必然のもと、ついに告白。いや、もはや吐露。

それはね、誰にも言わない方が良いって自分でもわかっているような、恥ずかしいこと。アレが欲しいなんて、私の中では人ピ人の扱いです。自分でも、そんな感情が表れたことに対して、今だに謎が解けないばかりか、困惑。困惑。ただただ困惑。自分がなぜ!?と、いう感覚。

でもね、もはや止められなかったんです。告白する前にもすでに、それ欲しさに私は2軒のCD屋をうろつき、買おうかかわまいか、迷っていたところだったんですから。これは、もはや時間の問題。後々、隠しておいたソレが(最初っから、江戸時代のドブロクが如く隠そうと決めていました)見つかってしまった場合、お互いの溝が深まってしまうと思ったので。

で、一念発起して告白。どうしていいかわからなくて、はしゃいで告白。不思議と気分は高揚し、なんだかウキウキ気分で告白。ココロのなかの温度は下がりっぱなし、でももはやあの高揚は何者にも止めることは出来なかった。

恥ずかしいことをはしゃいで告白した。それが、奴に真実を教えてしまったようです。「本当に欲しがってるんだ、コイツ!」。ギャグにもしようがないほどの恥ずかしいゲリラ的告白でした。おかげで、奴と私の心的温度のギャップはすさまじいものに。
ああ、でも、本当に欲しいの。だって、会社にいるときもふと、欲しいなあ、と思う自分がいるんですもん。でも、買えない。だって、とっても恥ずかしいもん。恥ずかしくて、もう耐えられなくて、ここに書いているけれど、どうしようもないでしょ。何が欲しいかは書けません。だって、はしゃいじゃう。はしゃいで、はしゃいで、サムい事実をさらけ出すばかりだから。

ああ、私の人生。生きっぱじ。

2002年06月05日(水)
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