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■ ガム噛むな。口をあけるな。犬食いするな。
今日は観劇に行って参りました。久方ぶりの観劇。しかも、美輪明宏の黒蜥蜴!まさか見れるチャンスがあるなんて!そんなわけで、銀座にうきうきでかけていったわけです。ところが、です。となりの席の男。カップルではないけれど、どう考えてもいっしょに来た女に「俺アタック中」な男!こいつが落ち着きがなくてねえ。狭いとはいえど、ずっと足をがばーんとひらきっぱなしだし、ずっとぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃガム噛んでるし。態度に腹が立つと、すべてが嫌いになるのね。やけに色白ふっくりな菩薩フェイスにあわせた上下アイボリー調のスーツとか、布地でできた一見安そうに見えて実は高そうなかばんとか、やけにピカピカ光るとんがった黒い靴とか、「俺、いっぱい原稿貯めちゃってきちゃったー」っていう自慢話とか。ええ、ええ、あなたには地位があんでしょうよ。ええ、ええ、あなたには経済力があるんでしょうよ。仕事だっていっぱいあるんでしょうよ。でもね、ぴちゃぴちゃガムかむな。じっとしてろ。「谷崎と晩年色々さー」なんてエスプリを披露する前に、態度をあらためろ。 育ちが良い悪いって、わけじゃないけど、でもね。そういうちょっとしたことのあうあわないが、実は恋人たちにとって重要な要素と思っています。たとえば、私は口をあけて食べる人はだめです。あと、犬食いもだめ。肘ついて食べるのも嫌。ちょっとのことがカチーンときて、それがあわないと絶対うまくいかない。果たして、となりの女性はこいつのことをどう思っているのか。案外、同じくムカってきてるんじゃなかろうて? あ。もちろん、黒蜥蜴はすばらしかったです。そりゃあ、もう!
2008年04月25日(金)
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