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2009年09月22日(火) モリタ君(1) -2000年作-

以前勤めていた会社にモリタという男がいた。
ぼくがその会社を辞める1年前(今から10年前)に、中途採用された。
当時ぼくは、楽器とCDの二つの販売部門をまかされていた。
その前の年にリニューアルで、この二つの部門が1Fと2Fに分割されたために、ぼくは1Fと2Fを行ったり来たりしなくてはならなかった。
これは重労働だった。

当時のぼくの部下は計8人。振り分けは1F(CD他)7人、2F(楽器)1人だった。
1Fはともかく、2Fはその一人が公休だったり、食事をとる時には、ぼくが入らなければならなかった。

楽器部門は専門分野であるために、その一人がいる時でも呼び出されることが多かった。
『このままでは身が持たん』と思い、「2Fにもう一人入れて下さい」と上司に頼み込んだ。
そこで募集をかけ、採用されたのがモリタ君だった。


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