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BIBLOバラバラ殺人事件
今日も今日とて昼はなんでも売ってる店の店員。
今日も何気に「サナダ虫を飼ったら楽しいねダイエットできそうで」「そんな事ができるのは世界であなただけです」などと楽しく会話しつつ(ちなみに答えたヤツはもれなく腰に突きプレゼント)、お仕事。
今日のわたしはバイトのI君を待っていた。
実は昨日お客さんから買い取ったPCのビブロ君(ノート。最新じゃない)を品出ししようとして、スペックを調べていたのだけれど、起動させてプロパティを見ていたら、HDDが説明書の仕様より少なかったのだった。 「…これはどういう事かしら…??」 この日いたメンバーの中でPCにまあまあ通じているバイトのK君(おいらの歩き方を軍人の歩き方と言ってやまない男)に聞いてみた。 「これ…DドライブとCドライブ足しても500MBくらい足りませんね。最初からないのか、それともどっかに使ってるのか…」 彼の進言に従いスキャンディスクとデフラグをかけてみる。でもHDD容量変わらず。 「……こりゃあ、中見てみないとわかりませんね。ヘタするとPen�兇�どうかもアヤしいですよ」 「誰が中開けるんだい」
この店で自分のPCを持っているのは5人、そしてそのうちこのテの事が”わかる”順位を付けるとすると、
わかる > > > > > > > > > > > > わからない I君 K君 おいら 店長 社員Yさん
───となっていて、Iくんはわかるヒト第1位に輝いている。
彼はネット環境にはないが、メンテ&拡張系はお手のもので、おともだちにシステム系のグラマーさんがいるなど”中身”のことにはかなり詳しい。 わたしたちは大抵わからないことはI君にお願いしているのだった。(というかいつもは本人が進んでやってる) …という訳でその日は2人して自分でできないことはしないでおきましょう、という結論に達したのでした。
本日、早速来たばかりのI君にみてもらう。 「どうお?やっぱないでしょ容量」 「そうですね」 「K君はBドライブがあるはずだ、とか言うんだけど」 「Bドライブなんかある訳ないでしょう。これはこれだけですよ。よくあるセンとしては仮想ドライブに使っているというセンですが…」 「ウチのはAとCしかないからよくわかんない」 「ひょっとしてFAT●?」 「ええ?うん」 「じゃあメモリ64MBだ」 「なんでそこまでわかるの?!」 「わかりますよ。いいですか、FDドライブはAでしょ、でCドライブとDドライブ。で外付けの●●が●ドライブでDVDが●ドライブになるわけなんです。ですから…」 どうしておいらのHDDがわかるかはわからなかったけれど、他にもドライブにはQとかあるというのはわかったよI君(笑)。 でも問題はおいらん家のPC君ではなくて! 「ビブロあけてみりゃ1発ですよ」 …やっぱそういう結論なのか。
と、言う訳でI君エプロンのポッケからドライバーを取り出し分解作業。 外から見えているネジ全てとりはずし。キーボードを取り外し、上かバーをはずし、保護フィルムをめくり。 初めてみた。PCの中身。 基盤(でいいのかしら)ギッシリ。どれがどれかさっぱりピーマン(死語)。 「おかしいな…HDDがこのへんにあるはずなんだけど…」 「HDDってどーゆーカタチしてんの?」 「うーん…今みせてあげますよ」 とおもむろにCD−ROMの上あたりの基盤を持ち上げ始めた。 うわうわうわ。いいのか?そんなことしていいのか?? 「あー、ここだ。こんなトコロにいやがった」 「え。どれどれ」 「ここです。う…とれないなぁ。今持ち上げますからこの裏ッ側を見るんですよ」 「裏ね…うん」 基盤の裏をみると丸い金属の”ふた”みたいなのがくっついている。 そこにシールが貼ってあってそれに何かのロゴマークが入っているトコロまでは わかったんだけれど…どこでHDDってわかるんだろう? 「ここに小さく『HDD14●39●』とか書いてあるでしょう。これがHDDのIDです」 「へー」 「でもこれ…ビブロですよねえ。メーカーどこでしたっけ」 「へ?ビブロだからFM−Vだから…えー富士●だ」 「これ、”TOSH●BA”とか入ってるんですけど」 「!!!」 そういや付属品とか入ってる箱が何故かダイナブック(●芝製)だった。(笑) 不思議には思っていたんだけれど……。 「富●通のようなメーカーが他社の部品をいれる訳ないし…これ、やっぱり替えられてますね」 「ええー?!」 「あ、いや、多分悪気があった訳じゃなくてHDDがダメになったんでしょう。でも良く規格が合ったなぁ…」 I君はさらに分解しはじめた。 「あ、やっぱり。これアダプター使ってますよ」 うわ。すげえ。規格違うHDDはめるにもそんなのがあるんだ。間にかませるヤツ(汗) 「このPCの持ち主だったヒトかなり詳しいんだねぇ」 「こんなの楽勝ですよ。知ってりゃ全然」 バキッ。 「え?」 「あ」 「今、ばきって音したよ(汗)」 「もといさん…」 「何(怯)」 「抜いちゃった〜」 見ると、ある基盤と基盤を繋いでいたコードみたいなのがはずれている。 「抜けたヤツだから挿せばいいんだけど……どこから抜けたか見てなかった〜ニャー!」 「わー!!わわわたしだって見てないよ、だって頼まれたデカPOP描きしながらそっち見てたんだもん!今マジで見てなかった。絵描いてて」 「どこのヤツだろう…うーん…」 「あの、もうすぐおいら帰っちゃうんですけど」 「うーん。ここでもないし…」 「あの、じ、時間だから。ごめん。頑張れ。健闘を祈る!」(ダッシュ逃げ) おいらはその後夜バイトがあったので、悩みつつPC分解し続けるI君を尻目に店を去ったのでした。
そしてその後どうなったかと言うと。 I君は1回問題のコードを”繋げないまま”組みたて直し、PCを起動させたらしい。(翌日のA君の証言より) それで、あのコードはマウスパッドに繋がっていたものであったコトが判明。(別れた30分後おいらに届いたI君からの携帯メールより) そしてI君はさらにもう1度バラして組み立てなおしたらしい。(同じくメールより)
「で、結局どうなったの?」 翌日、I君は非番だったのでこの質問に答えたのはその後のI君の動向を見ていたらしいA君。 「…修理中です!」 「修理中って、原因わかったんでしょ…なおせたんじゃないの?」 「起動しなかったらしいです」 「えー?!」 じゃ、じゃああの●万のPCオシャカなの…?! 「Iさん買うらしいですよ。○万だして」 ウチの店では誤ってこういう事をしてしまった場合、買い取り金額を丸々支払わなければならないのである。 「責任買い取りか…つ、ツラっ」 ちょっとしたものを壊した、とかであればまだ許される場合もあるのだけれど…。 (おいらは入りたての頃ルームランプをぱきしゃーんとかやった事がある/その時は許された) 「まぁ、Iさんは直るあてがあるみたいでしたけどね」 「友達で詳しいヒトいるみたいだからね。…それを祈ろう」
HDDがT●SHIBA製のビブロくん…頑張って直ってI君の新たなる増設メカの一部(彼は最近マイPC・NX君のHDDがオシャカになって外付けで何GBかのを購入したばかり)になってやってくれ。よろしく頼んだよ。(そして祈り逃げ)
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