続・赤信号ちかちか
「今日Yさんから携帯メールが入っててね、おうちに遊びに行くんだ」 とゆったのは夜バイトのMさんだった。 彼女はもうひとりの同じ時間上がりのMっちゃん(男のコ)と一緒に行く相談をしているところだった。わたしはそこへたまたま通りかかり、「何の相談?」と訊ねて、返って来た返事がこうだったのだった。
……どうしよう。 YさんはMさんやMっちゃんにまで声をかけるつもりだ。 わたしはここで、言うべきか、言わないべきか。 おいらをかなり悩ませたのはMさんとMっちゃんが、Yさんとまま仲が良かったコトだ。 彼等はYさんがそうゆうヒトになっている事を知らない。(当然ながら) わたしのクチから悪口になってしまいそうな事を言っていいものかどうか。 「どうしたの?もとちゃん」 「……ううん、何でもない」 結局、おいらは話すことができなかった。
その日の深夜。 Mさんから携帯メールが入っていた。(見たのは朝だったのだけれど) ”Yさんがなんか怖かった。Mっちゃんをひとり置いてきてしまったのでそれが気がかりだ。大丈夫かなぁ”
おいらはちょっと自分を責めた。
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