東京の片隅から
目次きのうあした


2000年12月25日(月) アンコール!

ライヴを見に行くといつも思うのだが、アンコールって一体なんだろう。

本来の意味だと多分リクエストされてから初めて曲を決めたりするものなんだと思う。
ま、100歩譲って事前の曲決めはありとしよう。
でも、最近はアンコールが余りにも当たり前になり過ぎている。アンコールがあることを前提に曲順決めをしている。
客電がつかなければ通常2回、アンコールはある。

実際、拍手なり止まぬ、というライヴもある。(一番凄かったのはスタンディングオベーションだった)
エレカシみたいに曲のバリエーションがあり過ぎて、アンコールとはいえ、実質2部構成の場合もいい。
でも、いかにも「さあ、拍手しなさい、アンコールやってあげますよ」っていうのには抵抗を感じるのだ。
しかもそれがワンマンなのに出来がいまいちだったりした時はなおさら。

客のほうも、アンコールがあるのが当たり前になっていて、拍手もしないで陶然のごとく座っている場合もある。
いっそ、拍手が少ない場合は予定していたアンコールは中止、というのはどうだろうか?もちろん、本体部分はきっちり長めにやってもらう。
緊張感があっていいライヴになりそうだ。
その場合、アンコール曲はカバーでもいいし、本人がその日やりたい曲をもう1回やってもいいんじゃないか?


ところで、もっと困るのがクラシックやバレエ。最後には客も出演者もお互い拍手や挨拶を強制されているような気がしてかなり気まずくなってしまう。あの微妙な間の断ち切り方のうまい劇場ってあるんだろうか。あれも照明係はもっと勉強してほしいなあ。


はる |MAIL