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2001年05月20日(日) 母校訪問

この一週間、「ギャラクシークエスト」、「ビートニク」、
「セシルB・シネマウオーズ」と立て続けに映画を見た。
いずれもメジャー作品ではない。
部屋にビデオデッキがないのと、映画館独特の雰囲気が
たまらなく好きで、レンタルビデオで作品を見ることはまずない。

特に印象に残っているのは「ビートニク」。
この日は夕方に起床した。もう日が西に傾きかけている頃に
目覚めると、すべての物事に対するやる気が失せてしまう。
体に鞭打って、家を出て池袋をフラフラ。
本を読む気にもなれず、9時頃渋谷シネアミューズへという流れ。
ミニシアターのロビーの雰囲気ってわりと好きだ。

映画の詳しい感想は別ページに譲るとするけど、
とりあえず日が落ちかけた頃に目覚めた日に観るのに
ふさわしい内容だったように思う。少なくとも、朝6時に起きて
朝食を取りしっかり散歩をした人が観るべき作品ではない。
要は僕向きの作品ということだ。

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19日土曜日は国分寺へ。部活の同期と移転した母校を訪ねる。
うすい小豆色をした低層の校舎はとても高校とは思えない。
校舎を徘徊。設備は素晴らしく、校庭も広い。
なんだか良く見かける高校の風景。野球部、サッカー部等等。
以前は50m走るのにもカーブが入っていた狭さだったのに。

教員室をちらりとのぞくと懐かしい面々が。
歩いている生徒も相変わらずで、思わずほっとする。
けれど、校舎内の一角では来年度からの共学化に向け、
モデルを使った写真撮影らしきことも行われていて、
変化は確実に起こっている。

吹奏楽部でお世話になった指揮者の先生とマーラーの流れる
音楽室で話をする。サラウンドはなかなかの迫力で臨場感もある。
舞台の配置通り、HrやTpはしっかり上方のスピーカーから
聞こえてくる。指揮者の先生は高校に勤務する傍ら、
職業音楽家として今でも演奏活動をしている。
先生に合奏中よく言われた言葉で、今でも覚えているのは
「最後は人間力」。これはあるCMで使われていたコピーらしい。

先生は「プロ」の立場から「趣味としての音楽」を教えていきたい
とのこと。けれどもその「音楽」は決して音程とリズムが合えば
よいというものではなく、文化に根ざした音楽、表現する音楽
であるとのこと。先生は邦楽を積極的に評価しているし、
例え西洋音楽であっても、単なる模倣ではなく、
その背景となる文化の感じられる演奏をするべきだと話していた。

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どんな物事も「程度の問題」ということはわかっている
つもりなんだけど、どうしてもゆき過ぎてしまったり、反対に
不足してしまうことばかりの気がする。特に最近。
余裕が欲しい。


おじゅん |MAILHomePage

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