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ひと筋の汗が頬をつたってくる。 水でぬらしてもタオルはすぐに乾いてしまう。 スタンドを抜ける一瞬の風が心地よい。
湿度も高く、日差しも厳しい夏の炎天下。 それでも不思議と暑さを忘れさせてしまう面白さが高校野球にはある。 球場に近づき、応援団の歓声とウグイス嬢のアナウンスが 聞こえてくるともうとまらない。走り出してしまう。 アドレナリン大量分泌。
普段ならば布団から出ることが億劫になってしまう休みの日でも、 この僕が時間通り起きれてしまうのだ。一度でも、僕と待ち合わせを した事のある人ならば、そのことの凄さがわかってもらえるだろう。
15日2回戦26-0、20日3回戦11-4、22日4回戦8-2と順調に勝ち上がり ベスト16進出。次の5回戦の試合は24日、優勝候補同士の激突だ。
野球応援と言う過酷な条件の下で久しぶりに楽器を吹いているせいか、 唇の調子が荒れ気味だ。それでも懲りずにまた行ってしまう。
**************************************************************** 最寄のバス停から家までの人気もなく暗い道を歩いていると 南の空のほうからお腹に響く「どーん」という音がした。
ああ、花火なんだろうな。
**************************************************************** 先週の木曜日の昼、ヘルマンヘッセを輪読している教養演習のゼミで 昼食会があった。ゼミとはいっても参加者は僕を含めて2人のみ。 なんだかんだで学部の演習授業には4つ顔を出しているが、うち3つが 同学年のゼミ生が2人という少人数状態。必然的に負担も大きくなる。 講義を取っていないのに、授業期間中に結構負担に感じることが多いのは これが原因なんだろうな、と今更思ってみたり。
昼食会の場所はこちらで決めてよいとの事だったので、 行ってみたかったデンマークレストランを提案。 アルバイト仲間が掛け持ちバイトをしていたことで知ったお店だ。 お店は六本木駅と乃木坂駅の中間にある。
乃木坂の駅で待ち合わせをして、お店へ移動する。 普段の学生街とは全く違った雰囲気に先生も含めた3人は少し押され気味。 大通りから1つ道を入り、駐車している車に驚く。 BMW、ベンツ、ジャガー・・・。日本車は・・・なさそうだ。 迂闊にこの路地に車で迷い込みたくはない。
お店はオープンテラスもあっていい雰囲気。 路地の奥まったところにあり、隠れ家的存在だ。 デンマーク料理は魚料理が主のようだ。 ランチのセットを頼む。パンもメインの魚料理もおいしい。 これで他の2人のようにワインもおいしく飲めれば言うことなし だったのだろうが・・・。
先生と別れ、帰りは六本木を少しブラブラしてから上野へ。 以前から見たかった「マレーナ」を見る。 夏休み映画が公開され始めた影響で、この作品の上映館は 東京では上野と練馬の2軒だけになってしまった。
前もってストーリなどを知らなかったので、前半の展開には 戸惑ったが、後半、特にラスト20分くらいからは、その意図する ところが少しづつ伝わってきた。
お金と特殊技術だけをつぎ込んで、「史上最高の興行収入」とか、 「全米大ヒット」、「この夏話題沸騰」などと言った大袈裟な 形容詞で宣伝される映画に食傷気味の人に是非お勧めしたい作品だ。
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