彩紀の戯言
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2000年09月07日(木) 天使と悪魔

あ〜、部屋が汚い・・・・。片づけなよ、自分。

まぁ、ケガをしていてあまり動き回れないから仕方がないけどね。
と言いながらフローリングに落ちた髪の毛を見つめる。
「少々汚い方が免疫ができていいじゃん!ケケケ」悪魔が右肩に。
「だめよ!せめて手が届く範囲の髪の毛は拾ったら?」天使は左肩に。
・・・・・そんな話はどうでもいいのだ。

最近の日本人は神経質になりすぎてない?
除菌、抗菌なんて当たり前、今は部屋や服の臭いまで取る時代になった。
そういえば、O-157が私の大好きなレバ刺しを焼き肉屋から消したときもあったっけ。
でも、その前から抗菌製品ってあったような・・・

私が覚えているのは家庭用の電話。
なぜ、こんなモノに抗菌作用が必要なんだ?
家庭用の電話なんて家族しか使わないのに・・・。
お父さんの洗濯物は別に洗おう的な発想なんだろうか?

どうせなら、公衆電話に抗菌作用を施すべきだ!と当時は思ったが
予算を確保する前に携帯電話の時代になってしまった。
それとも今は抗菌公衆電話が存在するのかな?

もしあったとしても「お!これは抗菌の電話だから使おう!」と考える人は
少ないのかもしれない。抗菌じゃなくても必要ならば使うしかないからだ。
もしNTT以外の会社の公衆電話が置かれるようになったら
抗菌作用付きの電話を選ぶ人も増えるだろうな。

そもそも当時(10年くらい前)の「抗菌」はイメージが優先していた。
きちんとした基準はなかったらしい。まぁ、当社比ってカンジ。
今は基準があるのかもしれないが調べてないから判らない。

抗菌シャツ、抗菌靴下なんて書いてあれば臭くならないような商品に聞こえるから
これはこれで恐ろしい。何日間も着る人が出てきたらどうするんだ。
しかも、衣類は洗濯機でガシガシ洗うから、抗菌作用くんとさよならする日だって
いつかはやってくる。おそらくシャツの首周りが伸びる前にね。

絶対勘違いしてる人がいると思うけど「抗菌」って殺菌や滅菌とは違うのだ。
菌を増やさないだけで菌がなくなるわけではない。
抗菌まな板だって使った後はきれいに洗わなくちゃいけないのだ。
「抗菌」という言葉を過信して掃除や手入れをさぼる人もいるんじゃないのかな?

そうそう、部屋の臭いや服の臭いを取るシュッシュッって商品。
結構売れてるんだね。そんなに臭うのかなぁ。私、鼻悪いの?
私は部屋の臭いより靴の臭いの方が気になるけど。

少々汚い部屋でも立派に生きてきた私。
おかげさまで?アトピーでもなく花粉症にもなっていない。
ということで、ケガが治るまで掃除は我慢しよう。うんうん。


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