彩紀の戯言
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2000年10月10日(火) 日本選手団のマントって・・・。

オリンピックの総集編もそろそろなりを潜め穏やかな日々が戻ってきた。
私はスポーツ観戦に興味がある人間ではないのだが、今回は時差2時間の
地域で行われたこともあって、開会式から見てしまった。

あれ?でも時差0の長野オリンピック・・・・開会式全部見たっけ?見てないな・・・。
今回はたまたま何も見るものがなくて最初から見てしまったのか?
まぁ、理由はどうあれ今回は世界の波に乗ったのだ!!

長〜い、長〜いオープニングもビール片手にそれなりに楽しんだ。
特にメインの女の子の可愛いこと!!日本人には無いキャラクターだなぁ、
とかいろいろ考える時間はたっぷりだ。ただ、解説がなければ
何を表現しているのかが解らないあたりがマイナスポイント。

NHKで放送されているのでトイレにも行けず
(いや、行けばいいのだがどココまでくるとなんとなく・・・)
ダラダラと見続けビールでお腹がパンパン。

お腹の限界が近づくと同時に、出し物?の終了時間も近づいた。
ようやく終了。いよいよ選手入場だ。

これがまた長い・・・・。選手が気の毒に思えてくる。
本番が近い選手は開会式に出席しないと聞いて安心したが、
参加選手が多い国はせめて選手だけの入場にするとか、
最高100人までとか決められないのだろうか?

私もやっぱり日本人で、日本選手団の入場だけはばっちり見ようと思っていた。
しかし、なかなか日本の順番は回ってこない。トイレ時間確保。
ゆっくりとトイレに行き、もう1本のビールを持ってくる時間にも余裕があった。
よしよし、準備万端。日本選手団、いつでも来なさ〜い!

「さくら、さくら」(だったと思う)の曲に乗って、いよいよ日本選手団入場!!

・・・・・・・・・・・・・。
唖然とした。な、なんだあのマントは?

NHKの解説アナウンサーも一瞬言葉を失ったように聞こえた。
事前に知らされていなかったらしく、「オーストラリアの自然の色をイメージしている」
とかなんとか後で解説していた気がする。

私は今回、日本選手団のコスチュームをとても楽しみにしていたのだ。
最近、日本の文化に興味を持ち始めたこともあって、←大げさ
和風っぽいモノがお気に入り。意味もなく外国のモノに憧れることを控え
まずは自国のモノに目を向けようとした矢先に・・・・これだよ。

どなた様がデザインしたか存じ上げませんが、日本らしさのかけらもなければ
ファッション性もまるで無い。全世界の目が向けられるこの場でテルテルボウズ・・・。

いっそのこと黒いマントにするとか、紋付き袴や着物にするとか、
歩きにくいならお祭りのはっぴとか・・・・・
なんか、なんか他のデザインはなかったのか????

まぁ、これは冗談にしても、レインボーマントがない黒い衣装だけの方が絶対に良かった。

情けない・・・。このマントでオーストラリアが喜んでくれたとでも思ったのだろうか?
私はまたまたとんでもない記事を読んでしまった。

オーストラリアでは「レインボーカラー」はゲイの象徴だそうだ・・・・。
あのスタジアムでは「日本人は全員ゲイなのか?」と思われたと書いてある。
ゲイ・・・・・。

ああ、日本選手団が気の毒だ。井上選手なんてあのマントで国旗を持っていたのだ。
開会式終了後にオーストラリアの男性にお尻を触られたりしなかっただろうか?
心配だ・・・。背負い投げで切り抜けてくれただろうか?

オリンピックは全世界の祭典なのだ。それなのに自国文化をアピールしないどころか
センスのない色のセンスのないマントで開催国に敬意を払ったと解説される。
そして、そのカラーは開催国ではゲイの色・・・。

ある選手のお父さんが唐草模様の服の上にキンキラキンの秀吉っぽいちゃんちゃんこ
の様な衣装で応援する姿が映し出された時にもギョッとしたが、
ゲイのマントよりも日本文化を象徴して好ましく見えた・・・・かもしれない。

もう、イヤっ(笑)。


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