彩紀の戯言
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私が応援している若手俳優さんが今クールの連ドラに出演している。 ドラマの力は偉大で私が管理しているファンサイトも大盛況。 ドラマに出演していない頃の2倍のアクセス数を保ち続けている。 管理人が一番ビックリ。あっ俳優さんご本人もビックリなのかな?
自分が応援している役者さんの人気が上がるとやっぱり嬉しい。 私よりもずっと前から応援している長いファン歴の方もいらっしゃるのだけれど 爆発的ブレイクの半年以上前からファンサイトを開設した私も、今やお母さん気分。
母に落ち着いた私が次に気にするところはこの俳優さんのファンでない人からの評価。 ネットサーフィン(死語なの?)で個人が管理する大きなドラマサイトにたどり着いた。
現在放送されているドラマ(20本はあるはず)について語るため掲示板の回転が早い。 ドラマフリークの方々が時には鋭い視点で、時にはべた褒め、時には思いっきり批判。 様々な意見を聞くことができて最初は面白かった。
1つのドラマに対する評価は様々。 役者の演技力はもちろんのこと、脚本家や演出家に対する評価もなかなかするどい。
「○○の役を△△さんが演じるのは無理だ」 「○話から演出家が代わったので面白くなくなった」 「脚本に無理があってドラマに不自然さが目立つ」などなど。
もちろんこれらと全く逆の意見だってある。 しかし、私が気に止める意見は批判的な方なのだ。 なぜなら、私が見ているドラマはすべて面白いと思っているからである。
特別な俳優さんに興味を持ったのも最近のことだし 面白くないと思ったドラマを俳優や演出家のために見続けたことはない。
毎週見ているドラマでも突然の飲み会が入ったからといって母に電話でビデオ予約を 頼んだこともない。母はビデオ予約ができなかった。(独身の頃の話) せいぜい忘年会の日が秋ドラマの最終回と重なってどうしても気になるときだけ 自分で予約をした程度なのだ。
だから批判してまでもドラマを見続ける人に興味をそそられ、 自分が面白いと思って見続けているドラマの批判の書き込みを読みふけった。
し、しまった・・・・。私は単純だからすぐ他人の意見に左右されてしまう人だった。 気を付けなくては。純粋にドラマを見られなくなってしまう。 いや、もうなりかけてるかも・・・。
このサイトでは今クールのドラマ全般について語るので 自分が応援している役者さんに対する批判を目にするのは私だけではないはず。 反論したくもなるけど私の場合は実際に書き込む勇気にまでは育たない。
もちろん、良い評価を受けることもある。 ファンでない人に褒められるとうれしさ倍増。だからどっこいどっこい。
が、やはり議論になってしまうことがある。不謹慎な表現だが、 面白いことに、ある俳優さんをべた褒めしている人がおり、 過大評価だったためなのか、視聴率にこだわりすぎたためなのか、 とにかく褒めていたのにもかかわらず反感をかってしまい 掲示板参加者のその役者に対する評価が下がってしまったのである。
これは例外的な話で「演じ切れていない」「いや、上手い役者だ」 というパターンが多い。 多くの俳優さんのファンが集まるサイトだからこの場合は仕方がない。
先日はあるドラマの公式サイトの掲示板でファン同士が争うような形になってしまった。 初め、多くの不満意見の矛先はドラマの制作者側に向けられていた。
「○○さんが主役のドラマのはずなのに脇役の方が目立っている」と。
事務所の大きさをを誇示されたり、「主役が利用された」などと書かれたのだから 制作者に向けたメッセージでも脇役のファンは聞き流すことができない。
「主役として立場は維持している」「最終話まで見てから結論を述べるべき」などという 優しい反論ではあったけど役者のファン同士に亀裂が入りかねない勢いだった。 掲載されなかっただけで優しくない反論もあったかもしれない。
TV局が作るドラマの公式サイトの掲示板は管理者によるチェックが入り 書き込みがすぐには反映されない場合が多い。 にもかかわらずである。
結局、後で発端になったと考えられるヒステリックな書き込みがいくつか削除された。 明らかに管理者の判断ミスである。最初から掲載しなければよかったのだ。 主役の俳優さんに対する興味が薄れてしまったのは私だけではないと思う。 (↑私が応援している俳優さんではない)坊主憎けりゃ袈裟まで・・・。
公式、非公式のドラマサイトへアクセスすることによって 役者さんの名前をたくさん覚え、演出家や脚本家についての知識も増えた。
しかし、ドラマの新しい楽しみ方を知った代償は大きかったようにも思う。
純粋に何も考えずに面白いドラマだけをぼ〜と見ていたときと今。 本当に楽しいのはどちらだろう?
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