彩紀の戯言
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昨日の続きです。
上限の予算は決まったものの、まだ迷っている家族。 とりあえず量販店に行ってみた。
売場をウロウロしていると店員が寄ってきて頼みもしないのにCDを聞かせて下さる。 調子に乗ってアレもコレもと聞いてみるのだけれど頭をひねっている家族。 好みのCDではないので判断ができないらしい。
ふ〜ん。そういうものなのか・・・。
さらには、10万円でも満足できないのなら1ランクか2ランク下げても同じなのでは? と、考えているらしい。 ぐるんぐるんと頭の中を回るジレンマくん。
日を改めて。今度は大須に行ってみた。 「大須」は東京で言うなら「秋葉原」である。(行ったことないけど。秋葉原) 安い電化製品はもちろんパソコン、ゲーム、電気部品などなどの街。
一昔前はおたくちっくな臭いとお線香の香りががプンプンただよっていた大須も 最近は若者の街になりつつある。 古着屋や雑貨屋が出店し、怪しい古道具屋はクレープ屋になっていた。
それでもまだレトロな部分は残っており、ところどころは「巣鴨」なカンジ。 もちろん、行ったことはない巣鴨。
そして大須で「上野動物園のパンダ」的存在の○○ビルに行った。(なぜに伏せ字?) 所狭しと店が並び所狭しとモノも並ぶ。ぎゅうぎゅう。
ウロウロしているとあるお店でおじさんに つかまった 説明を受けた。 ちょっぴり高級な機種も交えてCDを聞かせてくれる。(高級なのは聞かせないで!!)
コチラの好きな音楽のジャンルを聞かれたので「クラシックとか」と答えると ちゃぁんと出して聞かせてくれた。いろんなジャンルが常備されているらしい。
実はこの日、前回の教訓を生かし「エンヤ」を持参していた。 クラシック調でヴォーカルも入っているので判断しやすいのだそう。
しかし!ここでエンヤを持ち出しては敵にお腹を見せるようなモノである。 あくまでも「冷やかし」を装わなければ!!
「ねぇ、コレいい音出すでしょぉ。クラシックならこの辺選ばなきゃね!」 「いやぁ。こんなに予算無いですし・・・。」 「予算はいくら?」 「10万」
お、おばかぁぁぁぁぁぁぁぁ! そんな正直に答えてどうするのっ!
「こっちのタイプなら9万5千円にするよ」 最近は『他店より安くします』と、どこのお店もうたっているため売値がいくらか判らない。 とりあえず、9万5千という数字は2割5分引ぐらいである。
う〜ん。税込みで10万円を切っている。敵はプロ。 予算は9万円と言ったらどうなったんだろう?
家族はこの9万5千円のステレオがお気に召したらしい。 おじさんご推薦の逸品。同価格帯の中でも一番音が出るのだとか。
うんちくを聞き 丁寧な説明を聞きダンナ様はこのステレオに決定した。
そしておじさんに別れを告げ別のお店へ価格調査に向かう彩紀家。 こちらはオーディオ専門店。あれ?さっきのお店は専門店?電気屋?
ここで同じ製品の値段を聞く。10万8千円。
・・・・・・・。
この沈黙が重要なのだ。 予算が足りない。でも、コレがいい!!と、ほのめかす。
「どちらか回られたんですか?」 「はい。○○ビルを」 「おいくらでした?」
「9万5千円」
お、おばかぁぁぁぁぁぁぁぁ! そんな正直に答えてどうするのっ!(コピペしました)
「9万4千数百円でどうです?」
・・・・・。
さようなら。 なんだか愛想がない店員だから数百円ではなびかない。
とっぷり日が暮れてしまったので後日あのおじさんのお店に行くことにした。 さらに安くして貰うという魂胆(でもかなり小市民的)を引っさげて・・・。
しかし。彩紀家の味方は別の所にいた。
<あれ?また、つづくの?>
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