彩紀の戯言
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最近、ブックオフやそれに近い中古屋さんを巡っていた。
最初の目的は成田美名子の「エイリアン通り」(マンガ)。 以前、知人が捨てるというので貰い受けたのだけれど、 カバーが無いモノが数冊あったし、そろそろ読み飽きたと思ったのか 結婚の時に捨ててしまったらしい。
「らしい」というのは・・・実は捨てたことを覚えてなくて必死に探したから。 小説を含め、気に入った本は何度も読み返すため捨てられない性格なので カバーが無いのがよほど気に入らなかったんだと思う。
なんだそりゃ。
実は「ブルースブラザーズ(BB)」の名前を知ったのがこのマンガだったので 今頃になって気になって気になって仕方がないといった具合。 カバー付きを1冊100円で全巻購入。
20年ぐらい前に連載が始まっているのでBB映画公開時から 作者は気に入ってたんだろうなぁ。いいなぁ。いいなぁ。
成田美名子さんの作品は登場人物の心理がしっかり描かれているのでとっても好き。 なんて表現したらいいんだろう?女の子だけじゃなくて男の子も悩むのね、みたいな。 女の子の悩みは想像つくけど男の子の場合はよくわからないからさ。
主人公はカッコイイ男性が多いのよね。それもお気に入りの理由の1つだったりして(^^ゞ。
「サイファ」のドラッグ中毒の話はジョン・ベルーシの死がヒントになったのでは? と今になって思う。あ〜どーでもいい話っすね。
で、「エイリアン通り」を探しに行ったら「BASARA」を1冊100円を見つけちゃいまして。 結構人気の作品だから100円ではあまり売っていないんだよね。 ということで、1巻から5巻までを迷わず購入。(その店にはそれだけしかなかった)
そして続きを100円で探し続けること店5件。 3冊を除いて100円で購入。なんせ全27巻だかんね。節約節約。
あぁ、夢が叶った。(オーバーな奴)
この作品は半年間ぐらい友人に借りて10回ほど読んで10回ほど泣いた。 ぜったい自分で買うんだぁ!と、心に決めていたので感無量。 またまた読みふける。で、また泣く。ぐしぐし。
私は歴史が大っ嫌い(←キッパリ)だったので「BASARA」に出会わなかったら 一生嫌いなままだったと思う。別に困りゃしないけど。
のめり込むと「とことん」タイプなので織田信長から始まり戦国時代小説をまぁまぁ読んで NHKの大河ドラマのビデオを借りまくったおかげで 「BASARA」は歴史小説のモチーフがたくさん使われていることに気づいた。
朱理は織田信長がモデルだそうで、ちゃんと「うつけ者」を装ったキャラで描かれているし、 すもう大会まで開いている(笑)。 1週間で防御壁を作る話は秀吉の一夜城にそっくり。
揚羽の片目は伊達政宗かなぁ?とか、銀子は信長の妹のお市?とか っつーことは柊は秀吉になるの?とか・・・錵山は信長の老臣・平手政秀に違いない!とか。 この「当てっこ」がけっこう面白い。
ついでに中古ショップで「BB2000」に出演したカッコカワイイ ジョニー・ラングくんのCDもゲット。
アメリカのブルースを日本の演歌に置き換える人が結構いるんだけど・・・。 ってことは、ジョニー・ラングくんは氷川きよし???まぁ、いっか。 このままブルースにのめり込むととんでもない出費が予想されるので おとなしくジョニーくん以外はレンタルにするとか(あんまりないけど) BBグッズだけに止まるべきの様な気もする。
あっ、「BB2000」公開時のキネマ旬報もゲット(笑)。
何年か前、趣味(熱中できるモノ)と呼べるモノが無くボーッとしてた時期があって、 周りは「何か見つけたら?」なんて簡単に言ったけど、 探そうと思えば思うほど何も見つからなくて・・・。
それは「探すモノ」ではないんだよなぁ、と思えるようになった頃。 自分を取り巻く空気が軽くなったような気がした。 数年は退屈だったけどさ。
何かの「きっかけ」なんてそんなもん。(オチなし)
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