彩紀の戯言
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| 2001年08月07日(火) |
北海道旅行。「キツネくん」 |
今回の旅行のテーマは「大自然を堪能しよう」だった。 サブタイトルにも「食を堪能する」というのはなかったはず・・。
前の戯言の追加。 最終日に札幌で人に会う予定だったのだけれど時間より早く着いてしまう。 その辺をウロウロしたけど、けっきょくテレビ塔下のビアガーデンに。昼ビール。
だって・・・「焼きタラバガニ」のメニューがあったんだもん。 あまり期待しなかったんだけど・・980円で3本の足は名古屋ではお目にかかれない。 やっぱ北海道だねぇ。
話を戻して。 宿泊先は層雲峡ー阿寒湖ー富良野。レンタカーの走行距離・・・千km弱。 行動時間の半分以上は移動してたように思う。
主要都市を除いては平均時速80km。高速道路とあまり変わらない。 話には聞いていたけどみんなびゅんびゅん飛ばす。 観光バスまで追い抜きをかけている。
やっぱ北海道だねぇ。ツアーはお土産屋をまわるのに忙しいからね・・・。
お土産屋といえば・・・。 層雲峡で滝を見ていたら、オジサンが「なんとかキタキツネ牧場」の案内パンフを 配っている。行く予定だ、と話したら「ミルク無料券」を下さった。
タダほど怖い物はないという格言は旅行先ではどこへやら。 キタキツネを見たかったし・・・。
何十kmか先にソレはあった。 キタキツネが道路から見える。おぉ!!感動。 しかし・・土産屋もある。ま、しょうがないか・・・。
さらには・・キタキツネくんたちに首輪が付いている。 あのぉ・・・イメージが・・・・違うんですけど・・・。 「キツネと一緒の写真1枚100円」という立て札。イヤな予感。
でも・・タダでミルクが飲みたい。せっかくもらったし・・・。 おそるおそる店に足を踏み入れる。 あぁ、店のオジサンがフレンドリーに話しかけてくる。愛想笑い。
そのとき!! 店のオバサンがキツネのキーホルダーの前で店中に響き割る声でのたまった。
「もう!!触るだけ触って買っていかへん。ワヤだわ!!」
「ワヤ」って北海道でも使うの?名古屋では「困る・怒れる」みたいな意味だけど たぶん同じ様なニュアンスだと思う。
ビックリした。オバサンは怒っている・・・。私たちは目が点。 おそらく触った主は近くにいたんだと思う。ひく・・・。 「もう、出よ!」声に出して店を後にした私たち。ミルクはどうでもいい。
解る。解るのだ。 たとえ「客寄せキツネ」であったとしても私たちは無料でキツネを見た。 世話代だってそれなりに掛かるだろう。1匹や2匹ではないのだし。 だから、土産を買って欲しいという気持ちは解る。
もしかしたらタダで見せて貰ったお礼に何かを買うことだって 日本人なら考えられないこともないのだ。 それをあのオバサンはフイにした。おまけに即座に戯言のネタに決定。
はっきり言って、不愉快だ。
オバサンは一時的にでも楽しい旅の気分を台無しにした。許せん。
お土産なんてどこで買っても似たり寄ったり。 油断して店のオジサンにつかまっても(←表現が悪くてごめんなさい) そのオジサンの人柄で「お買いあげ」ってなことも実際にあった彩紀家なのだ。
今回の旅行でちょっとでも関わった北海道の人たちはみんないい人だった。オバサン以外。 おそらく2度と会わない人たちだからこそ、親切にされることはとても嬉しい。
「じゃぁ、アンタは触れたモノを必ず買うのか!!」 私はそのオバサンに聞いてみたい。
参考までに。 同じ道をしばらく行くと2つのキタキツネ牧場があった。 どちらもお土産屋の中に牧場の入り口があり入場料が必要。 牧場というか・・・大きな檻(おり)なんだけど・・。(1カ所は未確認)
彩紀家はおそらく一番有名なキタキツネ牧場で首輪のないキツネくんたちに会った。 イヤな想い出をぬぐい去るかのように写真を撮る。 君たちが悪いんじゃないからね。キツネくん。
旅行中、必ずと言っていいほどお目に掛かったキツネのキーホルダーには 恐ろしくて触れなかったのは言うまでもない。
今どきキーホルダーっていうのも何だから携帯のストラップにしたらどうでしょうか?
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