彩紀の戯言
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2003年09月26日(金) |
溶けた疑問はとくに役に立たない。 |
同日2更新です。
さて。前回も石鹸を作らない方には面白くない内容なんですが、 さらにつまらない内容になりますm(_ _)m。 ちょっと記録のために書かせていただきます。
石鹸友達さんが鹸化について疑問を日記に書いていて 調べているうちに違う疑問?に辿り着いてしまったのです。
「乳化して爆発的に鹸化が進む」 はて?乳化???石鹸って乳化してるの???
乳化、英語ではエマルジョン。っていうと思います。 水と油が混ざり合う現象。で代表的なのは牛乳。 だから乳化って言うんだろうな…。
牛乳は白い油分(主に)の中に水が分散している、のです。 私のイメージでは…白い液体の中に水が丸くなって分散。 牛乳もカゼインという物質の力で油と水が混ざっているのです。
で、石鹸制作過程でも丸いのができてるの???
落ち着いて考えれば、当然なのよね(^^ゞ。 水溶液とオイルを混ぜて作るんだもん。乳化じゃん。
昔ですねぇ、コレ(油)とアレ(水)を混ぜることができる乳化剤を探せ! という研究題材?を頂きまして… 乳化剤ってスゴイ数があるし量や攪拌方法によって無限大って文字が見え隠れ…(>_<)。 上手く乳化剤を見つければ丸いのがウヨウヨ!ってのが顕微鏡で確認できたハズなんだけど 文字通りプレートの上で泡がプチプチと消えていきました。つまり失敗。ていうか挫折。
話を戻して。 つまり、丸いのがいっぱいになることによってなぜ鹸化が進むのかが理解できない。 表面積が増えるから…ともあって…あ〜〜、何となくコレは理解できる。
っで? なんで乳化するのさ?
「最初は物質が接触することによって徐々に鹸化(反応)が進み…」 コレは判る。うん。
「その後、乳化によって爆発的に反応する。」 はて?
「その後、物質の減少により鹸化速度が落ち…。」云々。 それも判る。何となくだけど。
だからぁ!何で乳化するのさっ!←私の頭の中 乳化するには乳化剤が必要でしょっ! 乳化剤とは界面活性剤よっ!←さらに頭の中にめぐる
っは!
で、ようやく気づいたんです。 何が乳化剤になるのかを… 何が界面活性剤になるのかを…
界面活性剤…代表的なのは石鹸(もしくは洗剤)です。 私は何を作っているんでしょう?
まぎれもなく石鹸です。 界面活性剤を今作らん!としているところでわないの!!
できあがった石鹸が乳化剤となり、NaOH水溶液とオイルをまぜまぜしていた訳なのね…。 だから、鹸化を早めるために石鹸をあらかじめ入れる方法があるんだぁぁぁぁ! なるほど納得。今まで入れる意味が解らなかった。
だってさぁ、オイルにNaOH水溶液を入れても分離してるように見えないんだもん。 ドレッシングみたいにいかにも「仲悪ぅ〜〜」ってカンジだったら乳化の文字に疑問を持たなかったのに。
ケンカしてないのに鹸化。
お後もあまりよろしくないようで。てけてんてん。
でさぁ、固体になっても鹸化が進むっていうのは…私のアナログ頭では全く理解できません。 なんで固体なのに反応するのよぉぉぉぉ。うごけないじゃん。
石鹸作りはやっぱり奥が深い。
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