こぎとえるごすむ
思う事・日常の出来事をウダウダと書きます。
「テメエふざけんな!」と思っても暖かい目で見て下さいね。

苦情は受け付けません。イヤだから。

2001年05月22日(火) ゴング

σ(^_^)は、悪名高き(?)田園都市線で通勤してます。
特に、最終電車付近の混み方はハンパ有りません。
先日、それで殺人が起きたのも納得です。

でもって、連日最終で帰ってくるワケです。
今日も混んでいたワケです。
2人隣のオッサンが、さっきからつり革に掴まりコックリコックリしてる。
その前には、ズーっとイチャイチャしてる2人。
オッサンの降りる駅が近くなったらしく、聞いてたイヤホンを外す。
が、酔ってるのと眠いのでトロクサトロクサやってる。
両手使いたくなったのか、カサを首に掛けた。
(柄の部分のまるくなったトコね)
それで、セカンドバックをゴソゴソやってる。
カサの先が、イチャつく2人の前に来る。
電車の揺れで、先が当たりそうになる。

”危ないなぁ”と私含め周りの数人が思ってた。

すると、案の定、勢いよく女のコの顔の前に!
とっさに男がカサを掴む。

”おっ!ヤルなぁ”と思う。

が、後がイケナイ。
男「アブネーな!オッサンよー!!」
オッサン「ん?スマン、スマン。」

”あちゃー、オッサン、その言い方はマズいヨ”

”カーン!”男の中で、ゴングが鳴る。
予想通り、男がキレる。
そのままカサを引っぱり、オッサンを引き付けて胸ぐら掴む。
男「スマン、スマンじゃネーだろ!」

”あやや、始まっちゃたナ”

電車は駅に到着。

オッサン「すまない、俺はココで降りるから降ろしてくれ」
男「降ろしてくれじゃネーだろ、コラァ」

初めは、一緒の女も「アブナイじゃない!」とかやってたが
男の引っ込みの付かない姿に慌て出し「ヤメてよ」と男に言い出す。

ワタシは、後ろから押されて、いったんホームへ降りる。

カサのオッサンが出て来た。

”やれやれ、一段落か”

と、思ったら今度は違うオッサンに掴み掛かってる。

”ありゃ、参ったね。女の手前、引っ込みつかなくなってるヨ。”

どうやら、他のオッサンがカサのオッサンを助けたらしい。
それが気に食わなかったらしく、新たなオッサンに食って掛かってる。

”こりゃ、たまらん”

知らんフリしようと思ったが、目の前でヤラれては叶わない。
他の居合わせた人と、止めに入る。

ワタシは、オッサンを止める。
私「オッチャンが正しいよ。向こうは女といっしょでイキがってるダケ。ゆるしてアゲなヨ。」
すると、オッサンは、一瞬コッチを睨む様な素振りを見せる。

”イカン!俺もトバッチリか!!”

と、思っが「そうか」とオッサンは言って大人しくなった。
男の方は、引き続き興奮してるが、周りの人と女に制止されて
ひとまず収まる。

”ふぅ、一安心”

と、思うのも束の間、オッサンが男の近くに寄って来る。

”うわー!もうワシは知らんゾ!!!”

と思ったら、網棚の上に荷物があるのでソコに行ったダケ。
でも、引き続き男の近くに立つ。

この空間に緊張感が漂う。

その元凶2人の間に、σ(^_^)はいる。

たーまりまへーーん。

オッサンは思い出し怒り(?)するのか、時々”カッ”と目を見開いて
ワタシを見たりする。

んんん?私に諌められたのが納得行かない様子。
男の方も、時々ブツブツ言う。

一触即発の状況。
なんとなく、私が抑止力となっている。
心なしか胸を張り気味にして、”何か文句ありますか?”とでも言いそうな
カンジでオッサンを見る。

そんな緊張が3駅程続き、男と女が降りて行った。
降り際に、ナニゴトかアルかも?と、緊張したが、大丈夫でした。

車内の緊張がほぐれる。

こんな書き方すると、さも私が勇ましい様に見えるかもしれませんが
ぜーんぜん、そんなコトありません。
だって、足ガクガクしてましたもん・・・(笑)


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