こぎとえるごすむ
思う事・日常の出来事をウダウダと書きます。
「テメエふざけんな!」と思っても暖かい目で見て下さいね。

苦情は受け付けません。イヤだから。

2001年06月16日(土) 定年退職

定年退職。

勤め人である以上は必ずやって来ます。
ワタシの父は銀行員です。
父の銀行の定年は55歳です。(役員は知らんよ)

でも、ワタシの父は55歳ではありません。
今年51歳になりました。

55歳定年と言っても、実際は52歳で退職させられる。
52歳になっても居座ってる(居座ってるって表現もヒドイな)と、
肩たたきが始まる。そーすると、イロイロ優遇してもらえないので、
その前に自分で出向先を見つける。
そんでもって早期退職で退職金上積みしてヤめる。
なおかつ、55歳までは今の給料との差額分を銀行が払ってくれるそうな。

なので、ウチの父は転職するそうです。
出向するってのが正しいか?
正確には転籍するらしいです。
初めのウチは銀行籍で他の会社に行って、最終的には出向先へ。
給料はガクンと下がりますが、60歳まで働ける。

父は努めて明るく、”自分を一番高く売った”、
”今出向するのが一番得する”と言って居た。

悲しかった。

断わっておくが、卑下してるのではナイよ。
私も、未熟者ながら勤め人だ。
父の悔しさが解る。
父は、18歳で銀行に就職して今まで43年も働いて来た。
その銀行で定年を迎えたいはずだ。
43年だよ。43年。
こんなに長く一つの組織に居るなんてコト想像できない。
たった3年や4年のガッコでさえ卒業する時はイロイロな気持ちがあった。
ましてや43年だよ。
どんなに、このまま銀行に居たかったか。

社会の流れ、損得勘定。
それだけじゃ押さえられない気持ちもあるだろう。

でも現実を見据えて、自分で自分を必死に納得させていたのだろう。
俺に話して少しでも役に立てるのなら嬉しい限り。
ホントなら、酒の一杯でも注いでやるベキなのだろう。
親の近くに住んでいないと言うのは、なんと親不孝なのだろう。

少しは俺の事認めてくれてんのかな?と思うと共に親不孝さに泣けてくる。

私は歴史上のどんな偉人よりもあなたを尊敬している。
私はあなたの様に強くなりたい。
私はあなたの様になりたい。

これからも父は私の目標です。
私はカッコイイあなたが大好きです。

口に出しては言えないけど、嘘偽りの無い本当の気持ちです。
本当にありがとう。

こんなこと言ったら、
「うるせえ、分った様な事言いやがって。第一まだ終わった訳じゃねぇ。」
と、怒られそうですね。(笑)


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