今回は、つづき書きますよ。 遅いけど・・・
でもって、 例の「チームビルディング」です。
朝8時15分に会社に集合です。 早めにホテルを出たので、8時には会社に着きました。
朝8時といっても、まだ完全に夜です。 おまけに小雨が降り、めちゃくちゃ寒い。
しかし、
誰も来ねー!
今回、日本から参加するのは私だけなので、 暗くて寒い駐車場で、ひたすら待つ。
この辺の、時間にルーズなところは外人嫌いです。 さすがに、迎えのバスは時間になったら来ましたけど。
ほかの人が、まったく来ない。 待てども待てども来ない。
9時前になって、やっと空がうっすらと明るくなった頃に来ました。
もう、何もいう気力がありません。 寒くて、何もいえません。
ちゃんと来た事を神に感謝です。
バスに乗るなり、寝てしまいました。
が、
すぐ起きました。
このバスの運ちゃん、もう「おじいいさん」って 外見なんですが、運転がアグレッシブ。
決して、下手じゃないんですけど、 「おいおい、この速度でこのカーブに突っ込むか」 ってスピードでかっ飛ばす。
メーターは読めなかったが、すげー飛ばしてた。 集合が遅れたので、リカバリーしてるのかな? って、思ったけど、これがフツーみたい。 助手席のオネーちゃんと話しながらでしたし。
いちいち気にしてると疲れちゃうので、 寝ました。
なんとか無事に到着。
1時間半ほど走ったのかな? それにしても、ここは何処?
ずいぶんと山の中です。 ただし、天気は晴れていて、この1週間で 初めて太陽を見ることができました。
しかし、
めちゃめちゃ寒い
地面、凍ってます。 さっそく一人、すべってコケてます。
コーヒーを飲みながら、今日の説明を聞く。 どうも2チームに分かれてゲームを行うみたいです。
クレー射撃 4輪バギー ペイント弾でのサバイバルゲーム
なんだそりゃ。
どうも、基本的には4駆での悪路走行のトレーニングや ダートトラックのレースなんかを行う場所みたい。
ものすごい早口で、訛りきった英語を話す代表が、 アイルランドのダートラチャンピオンらしい。 (全然、何言ってるかわからなかった)
後で見せてもらったが、ジムニー(だと思う)のボディーに V6 4000cc(たぶん)ツインチャージャー、400馬力オーバー なんて、アホみたいな車で走ってる。
確か、車重さ500キロ切ってたような。。。
とにも、かくにも始まり。
まずは、クレー射撃
打ち出された小さなフリスビーみたいな標的を 散弾銃で撃つやつです。
私は、もちろん初めて。 初めても何も銃を撃つのも初めてです。
みんな経験があるらしく、趣味で猟をしてる人も いるので、そこそこ当てる。
自分の番が回ってきました。
銃の構え方等は、なんとなくわかります。 私は学生時代、弓道をしてたので、通ずる物もありますね。
ぜんぜん違うけど。
さて、いざ撃つ段になって困りました。 標的を打ち出してもらうのに、掛け声があるのですが、 何て言ってるか分からない。
聞いてみたら、
Pull(プル)
って、言ってるとのこと。
”なんでPullなんだ?”と思いつつ、言ってみる。 緊張してるので、 ぷ、ぷるぅ?
疑問文になってしまった。
当然、1発目は外れました。 しかし、 思ったよりも衝撃は少なく、狙いもつけられそう。 標的も頂点に来ると静止する感じのとこがあって、 なんとかなりそうです。
そのあとは、7割8割の命中率でした。
ビギナーズラックなんでしょうけど、 「俺に任せろ」って言ってたアメリカ人よりも当たりましたよ。
まあ、向こうは中心に当たってるので標的は木っ端微塵。 私のは、広がった散弾の端っこに当たってるってのが大半でしたけど。
次は、4輪バギーです。
このコースが、またドロドロ、水溜りには、厚い氷が張ってます。 それを、バリバリと割ったトコを走るのですよ。
一応、カッパの上下を着ます。 シューズカバーは、スーパーの袋でした。
ヘルメットも、キツめでしたが、なんとか被れました。
ご存知の人は、ご存知だと思いますが、4輪バギーの スロットルってフツーバイクとはちがってレバーなんです。
嫌いなんですよね、このスロットル。
初めのうちは、”汚れないように”なんてやってましたが、 抜かれざまに、振り返って「ニコ」とか見られたら、カチンと来ました。
ホントは、安全のために”腰を浮かしてはダメ”と言われてましたが、 バレない程度に腰を浮かして、後輪をスライドさせながら追っかける。
コーナーの立ち上がりで並びかけて、アクセル全開! 次のヘアピンで曲がりきれずに、タイヤバリアに激突。
係りの人に怒られました。 (何言ってるかは分かりませんでしたが)
最後まで走ってましたが、最後は手が、 かじかんで操作できなくなる頃に終了。
ところで、
これで、どうやってもう一個のチームと競うのだろう。
昼食後、
今度は、ペイントボールを打つエアガンでサバイバルゲームです。
それも、
山の斜面
地面は雨でぬかるんでます。 斜面を登るだけで一苦労です。
もう、動きたくないので狙撃して遊んでました。
けっこう当てていたのですが、何ゲームか してるうちにだんだん疲れてきました。
息が切れるせいか、マスクのゴーグルと メガネが曇って何も見えません。
めんどくさくなったので、特攻してみました。
もちろん、集中砲火浴びました。
痛てーよ、このヤロウ
けっこう、このペイントボール痛いのですよ。 これまで私が撃った人に悪いなぁ、と反省しながら終了。
ああ、やっと終わった。
そう思ったら、場所移動でした。
こんどは、
山の急斜面
ごめんなさい、さっきの書面は平地のようなもんです。 今度は、70度位あるのではないかと思われる場所。
登れるかよっ
もう、ヘトヘトで、すでに両太ももは肉離れ状態です。 バギーで腕は筋肉痛、タイヤバリアに突っ込んだせいで 背中が痛いです。
頂上に上るだけで息が切れて何もできません。
陣地から狙い撃ちしようにも、メガネは曇るし。 いろいろな指示が来ますが、「動けねーよ」と言って 援護射撃のみしてました。
さすがに、みんなヘトヘトになったので終了。
建物に帰るのですが、その道のりも一苦労。 ランドローバーの荷台に座って帰るのですが、 急斜面や、デコボコ道をかっ飛ばす。
サービスのつもりかもしれんが、迷惑です。 外に飛び出しそうになりながら帰ってくる。
ぐったりしていると、成績発表になった。
どういう計算方式か知らんが、ウチのチームが勝った。 たぶん、サバイバルゲームが全勝だったからだろう。
バカみたいにデカイ、シャンパンをもらって終了。
着替えて、お茶お飲んでまったりしていると、 「こっちに来い」といわれる。
そこには、荷台に、バケットシートが並び、 4点式シートベルトがついた4駆が居た。
「われわれは勝ったんだよね?」 「なぜ、ペナルティー受けないといけないの?」
抗議は聞き入れられず、4点式シートベルトを 体に食い込むほどに閉められる。 胸の前に腕をX字にクロスして、そのベルトを握り締めろと言う。
その係員の目が「マジ」で、少し引く。
スタート。
ここからは音声のみでお送りします。
ちょ、ちょ、 ちょぉーーーー!!!
荷台に作られたロールゲージに文字が貼ってある。
「もし、もっとスピードアップしてほしいなら、叫べ」
もちろん、スピードアップ。
あほ、違ぅ、ちょっと、おまえ、 死ねぇぇぇぇー!
もっと、スピードアップ。
ヴぉおぉおぉぉぉ ヌぅおぉおぉぉぉ
と、言葉にならない
みなぐったりして、終了。 たぶん、私の口からは魂が出かけていたと思う。
体が硬直してるのいが分かる。
ドライバーは、
どや顔して、こっちを見る。
私は、親指を立てながら。
アホ
と言った。
「どこがチームビルディングやねん」
と思ったが、
ある意味、一体感が出た。
被害者意識で。
こんな事書いてると、遊んでるみたいですが、 参加しなかった日本事務所の人の事や会議での 内容についてフォローしたりと大変でした。
途中から、「楽しんでやる」と切り替えましたけど。
翌日以降、筋肉痛に悩まされました。 特に左の太ももは、完全に肉離れ。
1週間引きずりました。
空港で、足が悪い人と間違われ、 階段で手助けされちゃいました。
事情を説明するのが面倒で、 そのまま助けてもらいました。 ごめんなさい。
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