2001年03月29日(木) |
愛について考えてた。 |
愛されると愛するのはまったく別、というか関係ない現象なのね。 反対語でもないの。 でね、loveというのは愛する方のことで、love meは愛とは関係ないのね。 ひとが愛について語るとき、大抵は相互の関係として語ることが多いけど、それは 大いなる誤解だと思うわけですよ。 愛していた、好きだった、愛してる大好きだ、大切に思っている、この気持ちは相手である対象から同じものが返らなくても、ノーリアクションでも、あるのね。 愛されてる、好かれている、というのは、なにかの現象や印象から自分でつけた 現在形の結論で、ごはんが美味しかった、と同じようなもんだと思うわけです。 で、愛し合うとなると話がややこしくなるんだけど、これもセットじゃないのね。 愛してる、という気持ちがあって心の中のこの気持ちがしめるトコロにみあうだけの好感触を得ている、という確信がある。 でもしょせん確信だからすぐゆらぐわけですよ。 だいたい、愛するってのは単独でも働く感情で、犬でも猫でもアイドルでも家でも土地でも死んだものでもひとは愛せるじゃないですか。 誰に語ってるんですか。
で、愛は終わったり消えたりしないなあ、というのは、かつて愛していた、愛し合ったもの、たとえ時間がたって変化して憎んだり忘れたかったりしたとしても、それはその後の関係の変化にたいしての感情で、大好きだったなあ、というのはすごく時間がたってもゆらいだりしない。でもたくさん時間がたって、愛されたなあ、 としっかりと思い出したりしないでしょう。するのか? 人気あったよな、とか、なぜかやたら好かれた、という思いでは愛とは関係ないもんね。
愛は結構誰ともわかちあえないものなのね。だからさみしいとかんじるんだろうけ ど、最後に自分を微笑ませて、暖めてくれるのは、愛されることではなくて、愛することなのだと思うのですよ。
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