痒痛 ☆ 日記 
お酒と音楽と変人と。菫色の日々。

2002年02月06日(水)       若手を育てる

      ヒトにモノを教えるのは難しい。けど、やりがいがあるらしい。けど
     一度もやりがいを感じたことがない。のは今までひとつところに長くい
     て、若手が一人前になって「やるじゃん」という姿をみたことがないか
     らでもあるし、我が身が痛いほど教えたこともないからでもある。
      聞いてこない奴には口出ししない。尋ねてきても、「自分で調べろ」
     「おまえはどう思う?」と全然親身でない。
      見て覚えろ聞いて覚えろヒトのを盗め、の昔ながらの教授法が一番だ
     と信じているから。いや、面倒なんだよね。口答えされると腹が立つし
     さ。遠い昔の学校ごっこでも先生の役は主役なんだけど、たいして魅力
     を感じなかった。

      でもヒトにモノを教えるのがうまい人がいる。わたしはたぶん上手く
     ないから嫌いなんだと思いマス。なんでか。
      ほんといって話すのヘタなんだ。スジ道たてて話すの。映画のスジを
     まだ見ていないひとに熱く語りはじめても気持ちが空回りして、話しの
     前後や人間関係がごっちゃになってしまう。自分ではわかっていること
     が、「なんか理解されていないっぽい・・・」
      どうもいっぺんに沢山の情報を一気にわかって欲しくてそうなるみた
     い。で、混乱した情報を大量に目の前に繰り広げて、
     「ま、見ればわかるよ」
     
      と、投げ出すわけなのね。
      だからわたしを慕う若手がいないのね。
      慕われてみたいような。でもでも軽くても上下関係のなかに身をおく
      のはイヤなような。


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