虹色過多想い |
2004年11月05日(金) 2年越しの逢瀬 |
ずっとずっと会いたかった子がいた。 2年くらい前にチャットで知り合って、すっごく仲良くなった千葉に住んでるあやこちゃん。 たぶんネット世界であたしが1番仲良くなった女の子。 あやこちゃんだけがネットの中でもあたしのことを本名で呼ぶ。 今まで何度かチャンスがあった。 あやこちゃんが札幌に来たことがあったし、あたしが関東に行くことも何度もあった。 でも何故か予定が合わなくてずっと会えないままだったの。 今日やっと、2年越しの願いが叶って、あやこちゃんに会えたー。 あやこちゃんが札幌に住んでるあやこちゃんダーリンに会いに来たのね。 ちなみにあたしはあやこちゃんダーリンとも昔からチャット友達なのです。 で、ふたりと初めて会ったんだけど・・・やっぱりあたしとあやこちゃんは初めて会った気がしないほど、喋れたよ!!!!! あたし人見知り傾向あるんだけどな・・・。 そう見えないって人もいるけど、それはがんばってるのです。 すっごく緊張してるけどそれがばれないように必死で喋ったり。 でも、あやこちゃんとは本当に自然体で喋れた。 メッセも電話も1番してるネットのお友達だもんな。 あやこちゃんダーリンがあんまり喋らなくってびっくりしたけど。 チャットとかメッセではそれなりに仲良くお喋りしてたのに。 まぁ初対面だもん。こんなものだよね。 NEW YORK CAFEで3人でランチをした。 2時間ほどだったけど、すごく楽しい時間を過ごせた。 たくさんたくさんおしゃべりしたし。 遠距離恋愛でなかなかできないデートの邪魔しちゃってごめんねって感じだけど。 本当にあたしのためにわざわざ時間作ってありがとうだよ。 あやこちゃんはあたしの前カレさんともお友達。 そして今回、前カレさんから預かってきたと「世界の中心で、愛をさけぶ」の本を渡された。 前カレさんがあたしのためにわざわざ買ってくれたらしい。 返品不可ということで、受け取るしかなかった。 複雑だったけど・・・。 あやこちゃんとあやこちゃんダーリンと別れてから、一人でドトールに入ってその本を読んだ。 セカチュウは映画もドラマも見たけど、原作は読んでいなかった。 どこかに何か書いてあるのかと思った。 だけど・・・最後まで読んでも、カバーをはずしても、何もなかった。 ただ、有隣堂のブックカバーがかかっていた。 有隣堂はあたしが関東に行った時好んで利用してた本屋さん。 有隣堂の文庫本のブックカバーは色が何種類もあって選べて、そこが気に入ってた。 「世界の中心で、愛をさけぶ」は文庫サイズじゃないから違うブックカバーだったけど。 あやこちゃんが言うには前カレさんは有隣堂ってとこにすごくこだわってたらしい。 確かに有隣堂は前カレさんとあたしの想い出の場所。 ドトールで一気に全部読んだ。 映画とドラマはあんなに泣いたのに、小説では号泣はしなかった。 もちろんカフェで人目があったってのもあるけど。 家に帰ってから押入れにしまってあった長方形の箱を取り出した。 そこには前カレさんとの想い出の品を入れておいた。 今日まで捨てられなかったものたち。 全部取っておいたわけじゃない。 でもどうしても捨てられないものがあって、それらは箱の中に封印してあった。 一緒に撮った写真、プリクラ、もらった手紙、買ってもらったリストバンド、あたしが泣いた時に貸してくれたハンカチ、クリスマスにプレゼントしてくれたパスケース、その箱にかけらていたリボンまで。 そして1年と8ヶ月前に買ったお揃いの指輪・・・。 そこに今日もらった本を入れた。 そして・・・箱をガムテープでぐるぐる巻きにして、台所にある家の中で1番大きいゴミ箱に箱ごと全部捨てた。 非情・・・かな。 でもいつかはこーゆう時が来ると思う。 ずっと取って置くわけにはいかない。 それなら今日捨てようと思った。 今まで何で捨てられなかったかと言うと時間が必要だった。 やっぱり未練もあった。 すごく好きだったから、カレに別れを告げられた時に必死で引き止めた。 でも、だめだった。 あたし達は1年半の間に、別れたり戻ったりを繰り返してきた。 前カレさんはあの別れもそーゆうつもりだったんだろうか。 あたしが別れて1ヶ月で心変わりなんてしなければ、あたし達はまた同じことを繰り返してたのかな。 ただ、今でも好きだと言ってくれる前カレさんに戻る気はもう完全にない。 そんな気持ちはないばかりか、他の人を好きだとあたしが言うと、やり直したいなんて言い出してくる前カレさんに振り回されるのはもう散々だと思った。 好きって気持ちが消えるばかりか、こんなことの繰り返しでかつて愛した人を嫌いにまでなってしまいそう。 前カレさんと別れてから半年。 他の人を本気で好きだと思うには早い?半年は短い? 今の恋人を本当に好きだと思うから、あたしの部屋にある過去の恋愛にまつわる物は全て捨てた。 物を捨てたからって過去の恋愛そのものがなくなるわけではないけれど。 吹っ切りたいの。過去は全部。 |
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