虹色過多想い |
2004年11月11日(木) 会いに行っていい? |
幼馴染のヨウコちゃんと「いま、会いにゆきます」を観てきた。 哀しいお話なのに、じんわりほのぼのとしたあたたかさが残った。 あたしはこの映画ではボロボロとは泣けなくて、少しだけ涙が頬を伝う爽やかな気持ちで観終えた。 「世界の中心で、愛をさけぶ」のように号泣できるのかと思っていたんだけど。 でもその2つは比べるとかじゃなくって、全然違う良さがあった。 「世界の中心で、愛をさけぶ」は自分が壊れてしまうくらい人を愛して、その想いが重く重く残っていて・・・って感じで、その苦しさに泣けたのだけれど、「いま、会いにゆきます」はタイトル通り「会いたい」と真っ直ぐ想う気持ちの切なさに泣けた。 竹内結子演じる澪が「会いに行っていい?」と電話で訊ねるシーンがあって、それが3時間前の自分と重なって感動しちゃった。 ヨウコちゃんとは札幌駅で6時半に待ち合わせしていて、あたしが駅前のバス停に降り立ったのは6時ちょっと前。 彼に「まだお仕事中だよね?」ってメールを打ってたら、丁度彼からメール受信。 慌てて電話をかけて、「お仕事終わったの?会いに行っていい?」と訊ねた。 もしかしたら会えるかもしれないってそんな期待をしながらバスに乗っていた。 期待はすればするほど、外れた時の悲しみが大きいって知ってるくせに。 でも、会える気がしたんだよね。 とてもとても会いたかったから。 やっぱり運命なのかもしれないと思った。 電話をかけた3分後にお気に入りのケーキ屋さんの前で落ち合って、あたしがヨウコちゃんと待ち合わせしている時間までの30分間、一緒に歩いて、ベンチに座ってちょっとだけお話をして、彼は家路に着き、あたしは映画館へと向かった。 偶然と運命は紙一重でしょう。 本当はただの偶然なのかもしれない。 でも、そこに強い気持ちがあれば、愛があれば、運命だと感じられる。 会いたいって気持ちが何より強くって、ただ会えればそれでよくって、顔を見れれば嬉しくって・・・。 愛する人の隣にいられれば、それだけで心が満たされるから。 とてつもなく居心地のよいその場所にいられれば。 「いま、会いにゆきます」を観て、そーゆうことをとても強く想った。 映画のことをメインに書いたらネタバレしそうだから、あたしが映画を観て想ったことってことで。 本当にいい映画だったのでオススメです。 すごく心があったかくなって、穏やかな気持ちになれると思います。 あ、ちなみにあたしがあまり泣けなかっただけで、号泣してる人もいましたよ。 |
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