虹色過多想い
2004年11月19日(金)  不安な涙は受け止められた

ずっと日記を書いていなかったのは、一応理由があって。
体調不良で書く気が全く起きなかった。
毎日胃痛に悩まされてた。何か食べても戻すことが多かった。
胃痛の原因はなんとなくわかってたし、そのことですごく情緒不安定な状態に陥ってた。
今週はとてつもなく長く感じた。
日記は書いていなかったけど、いろんなことがあった。

彼とは4日ぶりに会った。
4日なんて客観的に見れば短い時間なんだろうけど、あたしは日記に書いていない日でも彼に会ったりしている。
4日会わないなんてあたしたちにとっては珍しいこと。

大通公園のホワイトイルミネーションは今日から点灯で(あたしはそれを家に帰ってきてから知ったのだけど)、ちょっとだけ覗いて、写真を撮った。
デジカメで撮ったりしてたせいか、(たぶん本州からの)修学旅行生に写真を撮るのを頼まれて、カメラ4個分撮ってあげた。
「ハイ、チーズ」が大きな声で言えなくって、ちゃんと撮れてたか不安。
「ハイ、ポーズ」って言うべきなの?とか迷ったりして。
撮り終わった後「札幌の人はやさしいっすねー」って男子高校生に言われたけど、イルミネーションが見切れてた可能性もあるし、はははと笑うしかなかった。
どうか写真が現像されてもあの子たちが札幌の人はやさしいと思ってくれますように。
あたしはデジカメ持ってただけで、写真撮るのは下手なんだもん・・・。
ちゃんと撮れてるといいなぁ。

ススキノまで歩いて、今日は和食居酒屋さんの「うたげ家」に行った。
あたしは胃痛のせいで洋風なものより和食が食べたかったし、そこは高校のお友達がバイトしている所なので、一度は行こうと思ってて。
友達がオススメしてくれたわけでもないので、特に期待はしていなかったんだけど、思ってたよりずっといいお店だった。
カクテルの数は少なかったけど、たくさんお客さんが入ってる割には落ち着けたし。味もなかなかだったし。
お友達は一生懸命働いてた。一生懸命がんばってて全然話せなかったけど。
でも、気付いてはくれたみたいで、よかったよかった。
飲みに行った甲斐がある。

彼と、今日はたくさん大切な話をした。
  不安要素も彼が全部拭ってくれた。
11月14日の日記にこの一文があるけれど、あたしは月曜からまたたくさんの不安を抱えて今週末まで過ごすことになった。
取り立てて何かひとつのきっかけがあったわけじゃない。
ただ、今まで蓄積されてきた不安が膨らんで膨らんで、我慢するのがつらくなっちゃっただけ。
毎日泣いていた。

あたしは彼に嘘をつかれていたし、彼のことを100%信じることができなかった。
いつも92%ぐらいは信じていて、残りの8%は疑っていた。
好きだから信じたい。でも信じられない。
そんな気持ちを抱えたまま過ごしていたから、今週こんなことになったんだと思う。
彼との電話でも泣いてばかりだった。
泣きながら不安なことを訴えた。
泣いて電話を切った後で、後悔する。
「こんなんじゃ、嫌われちゃう・・・」って。
でも彼は受け止めてくれた。

苦しくて苦しくて、もうだめかと思った。
彼は「不安を全部失くしてあげたいから」と言って、今回はあたしのためにあらゆることをしてくれた。
思ってること、今まであったこと、それらも全部話してくれた。
真実を聞けば楽になるってわけでもなくて、時々耳を塞ぎたくなるような痛い事実も言われたけれど、やっぱり嘘をつかれるよりはいい。
恋人には本当のことを言って欲しいって思うもん。

彼は彼の精一杯であたしの不安だった気持ちに応えてくれた。
今度はあたしが応えなきゃ。
今日から彼を100%信じていくんだ。

今回、あたしが不安に思ってることを話せたのって大きいと思う。
小出しにはしていたけど、今までちゃんとは話せなかった。
あたしが思ってることを全部言って、嫌われるのが怖かったの。
でも彼はそれらを全部聞いてくれて、あたしが不安要素だと言うことは全部失くしていってくれた。
苦しくて長い5日間だったけど、すごく意味があったと思う。
たくさん話し合って、想いをぶつけ合って、その上でこれからも一緒って決めれたんだから不安に思うことはないんだよね。
あたしをありのまま受け止めてくれた彼には、本当に感謝している。

ホワイトイルミネーションをカップルで見ると別れるっていうジンクスは有名で、あたしはカップルで見たのが初めてだから当たったとも外れたとも言えないんだけれど、外れるといいな。
彼とはもう見てしまったもの。
そんなジンクスは信じていられない。
そんなの関係なく、ずっと一緒って言えるふたりにこれからなっていけるといいな。

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