虹色過多想い
2005年02月11日(金)  時が止まったキャンパス

たぶん最後であろう入学試験。
最後の最後は懐かしのあたしが高校3年間通ったキャンパス。
3年と2ヶ月通っても卒業できなかった高校と同じ敷地内にある大学。
(正確にはその内の半年を休学してるんだけど)
懐かしいんだか慣れてるんだかわからない、あの頃何度もくぐった校門から入って、ちょっと泣きそうになった。
だって思い出しちゃうんだもん。いろいろあったなぁって。
始まりも終わりもその場所だった。
その場所からあたしの時間は止まってたから。
ただ、苦しみより懐かしい気持ちの方がこみ上げてきたから、あたしはあの頃と違って自分を保てた。
この場所にまた来れる日が来ただけでもいいじゃないって。

試験の出来はよくなかったと思う。
もう1度あのキャンパスに通うことにはならないかもしれない。
だけどそんなに悲しんでもないし、だからどうって気持ちもない。
やることはやった。
もっと勉強すればよかったなと思わないわけではないけど、でも丁度よい勉強の仕方だったのかなとも思うし。
1度オーバーワークで失敗しているあたしだから、二の舞は踏みたくなかったの。
だからこれでいいって自分に言い聞かせてる。

大学まで車で迎えに来てくれた恋人に開口1番「ありがとう」って言った。
迎えに来てくれたことに対してじゃなく、今までのこと全部に対して。

2年半前、大学受験を半分諦めた(結局は延期という形で今日まで来たんだけど)18歳の夏からあたしはいろんな人に支えられてきた。
あたしの好きな人だったり、あたしのことを好きだと言ってくれる人だったり、友達だったり、家族だったり、親戚だったり・・・とにかくたくさんの人たち。
受験が終わったて、新しいケータイ番号を知らせるメールを送ったら何人もの人から「受験お疲れ様」ってメールをもらってすごく嬉しくって、ありがとうの気持ちでいっぱいになった。
本当にたくさんの人たちのお陰だけど、あたしが今日までがんばれたのは今の恋人の力が1番大きいと思う。

恋人と一緒にいるようになってからのあたしは心底苦しいと思うことがなくなった。
辛いことや苦しいことはもちろんあって、今でも泣いちゃう日はあるけど、どこかに逃げ出したいという気持ちは全くなくなった。

この長い2年半の間で、いろんな人があたしの傍についていてくれたけど、受験の直前も当日も直後も1番近くにいてくれたのは結局今の恋人だった。
恋人はあたしの想像以上に大きな人で、あたしの苦しみだとか悩みだとかをいつもいつも包み込んでくれた。
入試の日を迎えるまでにあたしは何度も何度も助けられた。
今日、何度も「ありがとう」って言ったけどちゃんと伝わったのかな?
わかってくれたかな?
あたしは何度言っても足りない気がしたよ。

久しぶりにお勉強しない日。
お疲れ様ということでケーキを食べに行って(あたしたちはなんかかんか理由をつけてケーキを食べに行ってるなぁ)、晩ご飯に紙包みパスタを食べに行って、それから雪まつりの真駒内会場の花火を見に行った。
車の中からだけど、綺麗に見えた。
窓を開けると冬の凛とした匂いの中に、火薬の匂いが飛んできた。
冬の花火っていうのも新鮮で素敵。

新しいケータイアドレスは「あたしの心の中は君でいっぱいだよ」って意味。
ちょっと捻っていて、アドレスを見ただけじゃ何のことかわからないかもしれないし、あたしのケータイアドレスを知っていて、この日記を読んでる人でも全然意味わかんないと思う。
こっそり意味を込めたこのアドレスをずっと大切にしていきたいな。
そのためには恋人を大切にしなくっちゃって思う。
あたしが恋人を愛する気持ちを忘れずに、ずっと恋人と寄り添っていられたら、ずっとこのアドレスを使える。
そうなりますように。そうできるあたしでいられますように。

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