虹色過多想い
2005年05月05日(木)  恵まれている

今日の明け方5時頃、苦しくて目が覚めた。
体中痛くって、ひどく喉が渇いていた。
重たい体を引きずって冷蔵庫まで行ってお水を飲んだ。
体温計を持ってきて熱を測ってみると38.2℃
風邪なのかなんなのかわからないけど、今日もバイトなのに困るなぁと思って、とりあえず頭痛薬を飲んでもう一度眠ろうとした。
よく眠れなくって何度もバイトの夢を見た。
あたしはバイトを始めると決まって眠っていても働いている夢を見る。
疲れるなぁ。

お昼に恋人から電話が来て、具合が悪いことを話すと「休みなー」って言ってくれたけど、今日は祝日だからお店は混むだろうし、まだ新入りのあたしは休むなんて言えない。

結局ぎりぎりの時間まで横になっていて、すっぴんのままバイト先に向かった。
休憩室に入って「おはようございます」と、たぶんいつもより低い声で言うと、すぐに社員さんが「なんか今日おかしくない?どうかしたの?」と訊いてくれた。
「実はちょっと熱があって・・・」と話すと、シフト表とタイムスケジュールを見て、「じゃあとりあえず出てみて無理だと思ったらちゃんと言ってね」と、言ってくれた。
あたしはそれだけで少し救われた。
昨日と同じ祝日だけど今日はあたしが担当するポジションの人数が減っていたので、あたしがいないと人数的にきついようだった。

衣装に着替えて、化粧水も乳液もはたかないまま出てきたのでファンデーションは塗れなくって、素肌にそのままメイクをして(うちのお店では普通のメイクよりもずっと濃くチークとアイシャドウを入れる)お店に出た。
来店がなかったので、最初に店内をぐるっと巡回していると、あゆさんとすれ違って「やっぱりいつもと全然様子が違うから今日は休もう?」って言ってくれた。
店長の所に行って説明してくれて、店長も「それなら今日は休んでいいから」と言ってくれた。
確か隣にはバイトさんがふたりいて、社員の笠井さんも来てくれて、「つらそうだよ」って言われて、「体は辛いんですけど、ここで休んだらクビになるかなと思って・・・」と言うあたしに、「そんなんでクビになんてしないからちゃんと休みなさい」と言ってくれた。
あたしひとりがいなくなるとみんなに迷惑がかかるのに、みんな「お大事に。ちゃんと寝てね」と声をかけてくれて、情けないなぁと思った。
着替えてメイクを落として、みんなに頭を下げて帰ってきた。
もう来なくていいよと言われるのが怖くって、クビだなんて言われるのが怖くって、明日はお休みだから「あさってまた来ます」と言うと、「当たり前でしょ」と笑われた。

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