虹色過多想い
2005年07月02日(土)  溢れ出す感情がまだあるから大丈夫

恋人が夜の9時に会いに来てくれた。
恋人はこの三日間、怒涛の日々を送っていて、精神的にも体力的にも疲れていたのに。
寄り添ってたくさんお話をした。
抱きしめられたし、抱きしめた。
「ねぇ、お話は?次は何のお話する?」ってねだる恋人は、たくさんの話をして慰めて欲しかったのかもしれないし、体調の悪いあたしを気遣ってくれたのかもしれない。
そんなあたし達はたくさんの言葉を交わした。

不思議なことに、あんなに苦しかった胸の痞えが、恋人の体温を感じていると和らいでいった。
恋人に見つめられると笑顔になれた。
やっぱりあたしは、恋人のためになら強くなれると思った。
あたしは恋人を失えないし、恋人の前からいなくなることは絶対してはいけないと思った。

不調だった一昨日、いろんなことを考えて、恋人のことも考えていた。
最悪な事態の予想もした。
冷静に考えてみると、あたしはこの恋を失ったら、もう当分恋はできないと思った。
優しい人が周りに居るのとか知ってるけど、あたしは恋人を失ったら、他の人に恋焦がれることなんてできない気がする。

胸が苦しくって、マイナスな感情ばかりしか出てこなかったあたしの心だったのに、「愛しい」って気持ちでいっぱいになった。
愛しくて愛しくて仕方ない。
そんな感情を持てる人に出逢えてよかった。
恋人の存在が、恋人を想う気持ちが、倒れそうなあたしを支えてくれている。


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