petit aqua vita
日頃のつぶやきやら、たまに小ネタやら…

2004年10月20日(水) また台風

またも台風です。皆さん、無事ですかー?
平のトコは、現在吹き返しの風がきついですが、まぁなんとかいけそうです。…でも、たぶん落ち葉とか枝とかいっぱい落ちているものと……うわー明日の朝の掃除が大変だぁ。(泣)
とにかく日本によく来る今年の台風。新記録更新だとか何とか……嬉しくない更新だなぁ。
季節の自然の営みとして、台風は必要なものだと思っている私ですが、ここまで来ると、もぉ異常気象に眉をしかめずにいられません。これも、温暖化の副産物なのだろうか……と、うす寒くなります。
あああ、そしてさらに食べるものがなくなった熊が人里に下りてくるんだろーなー……。そして熊が殺される……。山の捕食者がいなくなると、来年の春の山は怖いことになりそうです。(鹿などの草食動物の数が増えて新芽を食い荒らし、禿げ山のできあがり、とか、冬眠明けで非常に腹をすかせた熊が、人里があることを学習して、どんどこ里に下りてくる、とか……)
おまけに、この台風の来すぎのせいで、野菜は上がるし!米も、せっかくの美味しい時期なのに湿らせるし!(←味落ちるやんけー!)
改めて、自然を前にした人間の無力さと、自然をこうまでしてしまったひとの愚かさにため息をつく次第です。


……さて、生真面目な話題はここまでとして、最近のお気に入り小説について。
雪乃紗衣さんの『彩雲国物語』シリーズ。(ビーンズ文庫。最近はコバルトよりも、こっちのが「読ませる」作品が多くなってきた)
…まぁ、一応「中華モノ」なんですが。
恋愛モノじゃないんです!(むしろ二の次。ギャグ扱い)
アクションモノでもないんです!(シーンとしてはあるけど、メインじゃない)
物語の王道である、貴種流離譚すら、サブなんです!
じゃあどんな話かというと……
政治経済モノ。
…なのですよ。2巻あたり以降から特に。(普通官吏の仕事や科挙の話なんか取り上げへんて……)
ただし、十二国記ほど殺伐としてないので、いやむしろコミカルなので、とても楽しく読み進めるというか。
あー、傾向としては、茅田砂胡とか、津守時生系統ではないかなと。
ジャンルではないですよ。文章のもっていき方がね。よく考えたら、結構凄い政治的取り引きや駆け引きなのに、どこかユーモラスに、そしてキャラの前向きさにぐいぐいひっぱられてゆくんですよねぇ。
今の時点で、4冊出てます。すぐ読めますよ。
4冊目にして、ようやく、まともな敵キャラらしい敵キャラが登場して、ストーリーも面白くなってきました。次回がとても楽しみです。
そうそう、この話に出てくる、元気なじいさまキャラたちも、すっげステキですよ〜〜vvv
主人公世代を、思いきりひよっ子扱いですもん♪(カッケー!)

もうひとつお気に入り。漫画ですが。
大河原遁の『王様の仕立屋〜サルト・フィニート〜』(スーパージャンプコミックス)
男性物の、スーツの仕立屋の話なんですけど、まさにトリビアの宝庫!スーツ、シャツの蘊蓄がこれでもかとばかりにつまってて、主人公の性格や江戸っ子気質(だって言葉がべらんめぇ…)に惹かれてます。「渋い」というのを、久しぶりに見ましたよ。職人さんの話は大好きなのです。
ゆくゆくは、ここでネタを仕入れて、何かスーツネタを……なんて下心も出来つつありますが(苦笑)。まぁ、今のところは純粋に楽しんでます。
たまに、「ありえねぇ」ワザが出ますが、それは漫画だし、お約束ってコトで。
今4巻くらいまで出てるかな。





ところで。

来月に茅田さんの新刊って……ホントに出るのか?!


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平 知嗣 [HOMEPAGE]

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