初出勤 |
初出勤。 久々に働きました。 前の職場と同じ業種だから少し甘く見ていた部分もあったけれど、する仕事も社風も全然違う。顧客をとても大事にする厳しい職場で、性に合っているかも知れないな、などと思いつつ、とにかくいまは覚えることがたくさんあって緊張する。 早く仕事を覚えて使える存在になりたい。
私の世界にはいつも自分ひとりしかいなくて、私はずっと自分のそんな利己的なものの見方が大嫌いだった。 鈍感で利己的で、はずれているんじゃないかって恐怖して、それを自認するがユエに八方美人に振舞って。 それも自分ひとりのための八方美人ダ。 嫌われるのがイヤだからじゃなくて、他人を傷つけるのがイヤだからじゃなくて、もしはずれているのなら、そういう自分をも認めて欲しいという欲求からくる八方美人。 顧客をとても大事にする今回の職場がとても好ましく思えるのは、そうでなかった元職場での自分の居心地が悪かったからだ。 顧客を思って辞めたんじゃない。 自分の居心地が悪かったからだ。 自分のためだ。 ずっと改めたいと思ってきて、これまでのうのうと28年も生きてけれど、相変わらず私は鈍感で利己的なこどもで、すごくイヤになる。28年もこのままだったんだ、死ぬまでこのままなのかなって諦めそうになる。 物心ついたときに自覚した短所をいまだ改められずにいるんだもん。 違う価値観を突きつけられると、感心したり慌てふためいたりする。 短所を指摘されるのは、息苦しいししんどいし怖いけれど反面どこか心地よくもある。 自分が正しいなんて思ったことがない。 いつだって宙ぶらりんで、迷って、卑屈になって。 自分がイヤなら、自分を変えないと。 自分だけは一生付き合っていくんだもの。 自分だけは死ぬまで、或いは死んでも、とにかくずっと付き合っていかなきゃいけないただひとりの存在だから。 ああ、やっぱり私の世界には私しかいないのかも知れない。 でもまずは自分の足で、自分ひとりの力で立ちたいと思う。 自分ひとりの世界はイヤだけれど、自分の足で立ちたい。 あのわけのわからん略語、アレをまず覚えないと…。 がんばる。 他の誰のためでもない、自分のために。 なんとか自分を改善させたい。せめて自分が納得できる方向へ。 利己的な自分が嫌いだけれど、それでもちゃんと立たないと。 自分ひとりの力で立って歩いて、初めて他人の隣を歩けるような気がするんだ。
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2005年08月10日(水)
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