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たまのひとりごと
たま
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2002年02月19日(火)
転院

午後から病院を変わることになった。
血液内科の専門医がいる病院を紹介してもらったのだ。
芦屋市の病院で、かなり血液内科では有名なチームがいるらしい。

とにかく、見る見る弱っていく親を見ていると、医師の強い薦めに従って転院することにした。
二時半に車椅子で母を病院玄関まで押し、タクシーに乗せて、芦屋までひた走る。
健康体ならば、ドライブ日和のいいお天気だ。
芦屋の山手の住宅街を抜け、いよいよ病院の正面玄関にたどり着く。

かなり古い病院なので、設備とか不安があったのだけど、たどり着いてみると明るくて感じのよい受付エントランスといい、ボランティアのカウンターといい、雰囲気はとてもいい。

椅子に母を座らせて、受付で手続きをしていると、紹介先である担当医師が降りてきてくださって、さっそく前病院の脊髄検査結果をお渡しする。
とてもフランクで感じのいい先生だ。
なんといっても、「それではさっそく明日から一生懸命治療させていただきます!」とのお言葉がうれしかった。
なにやら、絶望の底から希望の光が見えてくるような力強い言葉だった。

とりあえず、急遽部屋を用意してもらったこともあり、6人部屋に入ることになる。かなり狭いけど贅沢は言っていられない。

さっそく血液検査と尿検査、エコー検査、心電図と続けさまに検査が続き、しかももう一度詳しいことを調べたいので、ということで再びマルク(脊髄から髄液採取)を。
普通恐怖のマルクなのだけど、母の場合、前病院のときも、今回もチクッとしただけでたいして痛くはなかったらしい。
前は胸部からのマルクだったけど、さすがに翌日なこともあり、今回は腰からの採取。

熱が38.5度なので、かなり辛かっただろうけど、翌朝だと外来もあり、今なら検査も早いということで、我慢して受けた。
ベッドの横には風のベールを作る機械が置かれてそれで感染を防ぐのだけどかなりやかましい。

なんとか初日の処置も終わり、ベッドでゆっくり横になるが、セキが続いているので横隔膜まわりの筋肉が痛いらしい。

熱のせいで食欲はないらしいが、薬を飲むためにおかゆと煮物を頑張って食べていた。

上で先生とお会いしたときに、「体格もよろしいですし、体力もおありなので、一応60歳向けの治療で明日からさっそく抗癌剤投与を行います。」と言われた。
母は72歳である。
体格はともかくとして、ひとまわりも若い治療で大丈夫だろうか??

しかし、相手は専門家。
とにかく効果があるならお任せするしかない。
「どうぞよろしくお願いします」
深々と(心から)頭を下げた。