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たまのひとりごと
たま
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2002年02月20日(水)
転院二日目

朝病院に行くと、夜が熱とセキで眠れないらしい。

点滴は鎖骨から静脈カテーテルを入れられている。
いままで点滴なんて二人ともしたことがないから映画の世界である。

しかも高熱が続いていたので母も朦朧としているし、すぐに慣れない点滴の管を忘れる。
トイレで(入り口までは付いていったが)中から「きゃあ!!引っ掛けてしまったから血が逆流してる!!」と悲鳴が。

あわてて看護婦さんを呼ぶ。
幸いトイレのすぐそばがナースステーションなので便利である。

担当看護婦さんがすぐに来てくれて、手馴れた調子ではずれた管を刺しなおしてくれた。
「大丈夫ですよ〜。はずれたから圧力なくなって逆流しただけですから」

そうかもしれないけど、わたしにしてはハラハラである。
付いてるときならいいけど、すぐに忘れる母親だからどうなることやら。


ところで、昼過ぎに昨日のマルクがうまく取れていなかったとのことで(昨日の腰からのマルクは担当の若い医師が取った)、最初に紹介された部長が来てくれてもう一度取り直し。
部長曰く、「ごめんね〜。今度は僕が取るからね。僕上手いからぜんぜん痛くないから大丈夫よ〜。」
母にするといままで痛くないので、特に恐怖もなく「ハイ」

マルクのときはわたしは「向こうへ行っていてください」と言われるので談話室のほうで時間をつぶす。

しばらくして戻ってみて「どうだった?」と聞くと、「部長だったら早い早い、チクっとしただけで大丈夫だったよ」と母が言うので安心した。
なにしろ、これからイヤというほどマルクがあるはずなので、それだけが(いやそれだけじゃあないけど)心配なのだ。
これだけは替わってやることは出来ないので。。。。

午後からいよいよ抗癌剤投与になる。

それにしても、今ははっきり告知してから治療を説明するんですねえ。
そりゃ治療始まれば誰だって自分がガンだってわかりますけどね。
それでも、「ハイ、ガンですね。ですから明日からこれこれを投与します。あとまた検査してから効き具合を見て、上手く合うならこれで進めますし、合わない場合はまた別のコースにしますね」と、まるでエステティックコースのように言ってくださる。

母と一緒に聞くわけで、本人は唇がカラカラになっていた。無理もない。
しかし、病気を知り、治療を説明して、副作用も細かく説明しないと確かに効果を得るのが難しいだろう。
治療が過酷なだけに、副作用も激しいし、それに伴う感染症を防ぐための知識を説明するには告知しないと無理である。

かくして、闘いは始まった。