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たまのひとりごと
たま
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2002年02月23日(土)
消毒消毒

朝病院に出かける前は忙しい。
おきてから洗濯、掃除、犬や猫の世話。
それから花木に水をやり(冬なので毎日ではないが)、仏壇にお茶とお線香を供え、ごみの日はごみをだし(当たり前だけど)、その間に自分が家に帰ってからの食事の下ごしらえをやっておく。(というかほとんど作っておく)
帰ってからは気分によっては作る気にはなれないのだ。
最初はコンビニ弁当とか買ってきて食欲もなく食べていたけど、すぐ飽きるのと不味いのと味気ないのとでイヤになった。
まだ冷凍うどんのほうがマシである。しかしこれも飽きる。

ところで、朝のそういうバタバタしてるときに電話がよくかかる。
これは昼間とか電話に誰も出ないので、心配して掛けてきて下さる母の友人とかがほとんどである。
一応、「貧血がひどいので検査入院でして。。」と答える。
大概は、「どちらの病院へ?」と尋ねられる。
そして、言葉を濁して、「はい、ちょっと。。。長引きそうです」と私は答える。
中には更に追求して来られる人もある。
ちょっと困る。でもあくまでもごまかす。(笑)

普通の外科の入院や、白内障の入院とはわけが違うのである。
抗癌剤の抜毛に控えて、髪の毛も2日前に柴犬なみの7分刈りにしているし、今後は本当に抜けてくるであろうし、病室は殺菌しまくりの状態である。気持ちはありがたいが、お見舞いに来ていただける状態ではないのである。ましてや、感染防止のため花もご法度、果物や野菜などの生ものも一切厳禁状態である。
ナースセンターの傍に設置してある、身体を拭く蒸しタオルでさえ、わたしの母を拭くときはビニール袋に入れて更に電子レンジでチンして殺菌している状態なのだ。

そういう電話をいただく中でもご自分がガンを患ったことのある人は何も言わなくてもすぐ察知して、「お大事に頑張ってください。お元気になったらご連絡お待ちしております」とだけ仰って電話を切られる。
これは体験している人(あるいは身内が)のみがわかる事情なのだろう。
わたしもいままではこういうことは知らなかった。

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ところで、今日からまたひとつ消毒が増えた。
こんどは気管支と肺を消毒する吸引である。
肺炎を防ぐためのと、消毒のと二種類の吸引を食後の3種類のうがいのあとに実行することになった。またまた忙しくなった。
3種類のうがいは、感染症の中では一番多い「口内炎」、吸入は「肺炎」を防ぐためのものだそうだ。

この病院の「腫瘍内科」のS部長の抗癌剤治療においては感染症をほとんどといっていうほど出したことがないそうである。(看護婦さん談)そのなかで感染症が出た患者さんは、その3種類のうがいと二種類の吸引を面倒だからとサボったケースだそうである。

ということは、感染症になるとサボったことになるので母は頑張ってうがい等を励行しています。

どんなにしんどくても自分でやることが感染予防になるとのこと。
つまり第三者の手を借りれば借りるほど、感染する可能性は増えるからである。
年寄りにはある意味過酷ではあるが、わたしがHP等で読んだ感染症の辛さを毎日のように母に教えているので、本人はせっせとやっている。

その間にも、トイレの蓋や便座やベッドの手すりやドアノブ、照明のスイッチ等をわたしは消毒し続ける。

できれば、私が早くガウンみたいなものを与えられて着替えられるといいのだけど。なにしろ、家にはペットがいるので、出かけるときには洗濯した服に着替えて猫にじゃれつかれないようにして出かける。
洗濯ものもなるべく天日に干して毎日着替えられるようにしなければいけないし、いままでの杜撰な日々から比べるとまさに一変である。

明日は抗癌剤投与4回目の日。
いよいよ明日からは完全に母は病室から出られなくなるのでストレスがたまるであろう。
それでも食べられないけど、まだ今のところは吐き気がないのが救いである。