へそおもい

2004年04月19日(月) あめのにおい

よかった。
休みの日に雨がふるのは好きだ。

窓を全開にして
雨のにおいをかぎながら
ふとんの上でゴロゴロする。
夕方までゴロゴロする。

お腹がすいたら
明太子パスタをたべることを考える。
冷蔵庫にはぷりぷりの明太子がある。
バターの香りとお土産にもらったのりの味。
そのことを考えて
食欲のボルテージがぎりぎりいっぱいになるまで
ゴロゴロする。
ゴロゴロ。

昨日は昼間ライブだった。
新歌舞伎座の裏のはなのやという
味のある穴蔵のようなお店。

お昼間なのに、
お店の中はよるの時間がながれていて、
ワンドリンク焼酎をのみながら
ぼんやりと心地よくすごしていたら、
わたしも不思議なところにきたものだとおもった。
金沢の家の世界から
とても遠い場所にきているのだなあ。

ライブが終わって
外にでると、
まだ明るくて
明るいのに酔っていることが
少し罪悪感であった。
もう夜の10時くらいの気分だったのに。

はなのやの前には
いい感じのおでんやさんがあって、
そこがとてもうまいというので、
罪悪感は無視して行くことにした。

お店は6時かららしいのだが、
わたしは夜の予定がはいっていたので、
お店にお願いしてはやくからあけてもらう。

ライブで御一緒した三原洋子さんとふたりで
つぼざけをのんだ。
たる酒をつぼにいれて冷やしたものだという。
樽の香りがして
とてもうまいお酒であった。
520円。

三原洋子さんをみた時、
わたしは、“ギターの似合う女だ”というフレーズがうかんだ。
ギター暦はそんなに長くないときいてびっくりした。
似合う似合わないは長くやってるやっていないと
関係ないのかもしれない。
そんなことを考えながら。

長い髪の毛がのふわふわしたかんじが
色っぽいなあとおもって、
初対面のこの人と
明るいうちから
お酒をのんでいうのは
また不思議であった。

お店には猫がゴロゴロしている。
ねてるやつもいるし、
おみせのおばちゃんにちょっかいをかけてるやつもいる。
こいつらはけっこう幸せそうだとおもった。

とりとめなくおしゃべりをして、
夜の6時に店をでて
わたしは練習へ。

わたしの時計では、
真夜中の練習である。
朝方までの練習である。

だらだらと
だだをこねるような雰囲気で練習してしまって
メンバーに甘えてるなあとおもう。

あああ、
きのうでなにかがかわった。

いろんなことが一気におしよせていて
わたしは慢性的にひからびていたので。
きのうの不思議な一日で
すこしわたしはうるおったような気がする。

きょうは夕方までおやすみ。
雨は少しあがったようで、
明太子パスタへの想いも
最高潮だ。

さあ、ごはんにしよう。

*ちょんすけの体重は30グラム。軽!


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はたさとみ [MAIL]

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